中川皓太

 10月3日の巨人―阪神戦で、実に珍しい珍プレーがありました。巨人が7点リードで迎えた9回裏に、堀岡宮国がだらしなく4点を献上して、3点差に迫られました。ここで投手交代。2死走者なしからリリーフカーに乗って出てきたのは左腕のセットアッパーの中川皓太(なかがわこうた)。場内には「デラロサ」のアナウンスが流れ、電光掲示板にもそのように出ています。原監督は審判には「デラロサ」と伝えていましたが、ブルペンへの伝達の過程でミスが生じて、中川が出てきたのでした。バツの悪い中川は小走りでベンチに下がり、守護神のデラロサが再びリリーフカーに乗って現れました。原監督「僕と宮本(投手チーフコーチ)の間では意思疎通はできていた。その次に送った人は中川って言ったみたいなんだよね。中川に罪はない。むしろベンチが悪い」と受け止めました。助っ人デラロサは、規定により投球練習一切なしで北條を2球で追い込み、3球目で内野フライ。あー、これでゲームセットか、と思いきや、三塁手の田中俊と一塁手ウレーニャが、マウンド付近で交錯して落球しかけました。田中俊が倒れ込みながらも、地面に落とすことなく脇でボールを挟んでおり、これが捕球とみなされ、試合が終了しました。とんだドタバタ劇でしたね。

 熱狂的な巨人ファンである八幡は、中川皓太の大ファンです。今月の『月間ジャイアンツ』11(報知新聞社)は、「行け!皓太」という中川の特集でした。2015年ドラフト7位で巨人に指名され、しばらくは2軍・3軍暮らしでした。2018年、投球内容がふがいないことから、阿部慎之助にフォームを変えてサイドスローから投げてみてはというアドバイスをもらい、試して見ます。以降、見違えるようになった球筋を生かし、2019年には押さえを任されます。そして今年2020年は不動のセットアッパーとして、防御率も0点台と、安定した投球を見せています。特集によれば、東海大学時代は、真面目で謙虚で芯がしっかりしている反面、自信がなく、元気と覇気に欠ける選手だったと言います。2年生が終わる頃に監督室に呼ばれ、「中川、野球をやめてもう帰れ。お前は技術があるのにどうして気付かないんだ。これから一本立ちしていく時に何をグズグズしているんだ!」と本気で怒られたそうです。顔が引きつり、目に涙を浮かべていました。ここから彼の目の色が変わり始めたそうです。今年も菅野をリリーフした際に、打たれて彼の勝ちを消してしまった日、ベンチに帰ると、大変なことをしてしまったと、悔しさと悲しさで目に涙を浮かべながら呆然とした表情が忘れられません。あの目と気持ちがあれば大丈夫です。

 今年のジャイアンツは、中川に加えて、高梨大江と3枚の同じような左の変則投手を抱えており、三人がみないい働きをしています。強いわけだ!♥♥♥

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