『特急「しおかぜ」殺人事件』

 岡山松山を結んでいる特急列車が、特急「しおかぜ」です。その中の幾つかは「アンパンマン列車」として運行されています。私も何回か乗っています。大好きな西村京太郎先生の少し古い作品に、『特急しおかぜ殺人事件』(1996年)というのがあって、最近、読み返してみました。このように、ご当地を走る特急列車の名前が作品タイトルに入っていると、キオスクや地元書店などでの本の売り上げが全然違うそうですから、出版社では営業的に、意図的に、作品に列車の名前を付けているのだと思います。例えば、やはり西村先生ソニック殺人事件』などは、最初にほんのチョットだけ特急「ソニック」が出てくるだけで、全くこの列車は事件とは関係なく、蚊帳の外です。この疑問については詳しく書いたことがあります。⇒コチラです この作品のあらすじは次の通りです。

 銀座で宝石店を経営する社長・小田冴子が、自宅からお遍路姿で四国に向かい失踪した!一カ月後、松山行の特急「しおかぜ」の車内で、冴子の後を継ぎ社長になった寺沢誠が、何者かに毒殺される。寺沢の手帳には「足摺岬」と書かれたメモが残されていた…。彼らはなぜ四国へ向かったのか?捜査協力の依頼をうけた警視庁の十津川警部は、独自の調査を開始するが、事件は何の手掛かりもみせないまま、新たな犠牲者を生んでしまう。次第に混迷化してゆく一連の事件。遍路巡礼の地、四国で起こる連続殺人事件に、十津川警部が挑む。

 松山-足摺岬-金刀比羅宮と、四国を舞台に連続殺人事件が発生する今回の事件では、裏で暗躍する悪徳金融機関が、自らの金儲けを企み、殺人まで犯してしまう、というストーリー展開かと思いきや、今回はここからさらに一捻りしてあり、読者をアッと驚かせてくれます。その一捻りが今回の事件の盲点であり、面白い点でもありました。

 私も松山・道後温泉今治に行くときには、この特急「しおかぜ」に何度も乗っています。JR四国が開発した振り子式特急電車の8000系ですが、予讃線予讃本線ではない!これについては後日取り上げます)の松山電化に合わせて登場した電車です。車体はステンレス製。冷房装置を床下搭載とし、車体の上部を絞るなどして低重心化を実現しています。車体が傾いた時にも、集電装置が架線中心からずれないように、集電装置と台車をワイヤで結合させた独特のメカニズムを持っています。また、室内は丸みを帯びた天井として、圧迫感を緩和させています。特急「いしづち」(高松~松山)を連結して最大8両で運転しており、先頭車は半室グリーン車(定員18名)となっています。特急「しおかぜ」は、この8000系の他、アンパンマン」の絵柄が 描かれている2000系気動車も運用についています。⇒私の乗車レポートはコチラ

   さて、2014年3月には、この特急「しおかぜ」の新型車両8600系が登場しました(写真下)。先頭車両のスピード感にあふれた独特なフォルムが特徴の8600系です。ステンレス車体の外観は、オレンジとグリーンでデザインされていますが、これはそれぞれ「愛媛」「瀬戸内の温暖な風土」「香川」「穏やかで美しい四国の自然」を表現したものです。また、側面の「SS」などのスピード感あるロゴマークがアクセントとなっています。8000系では制御付き振り子装置を搭載していたのに対して、8600系では、空気バネ式車体傾斜装置に代わっています。室内照明もLED式です。電源コンセントも各座席に備えています。半室構造のグリーン車では、レッグレストは電動式でフットレストも備えています。私は先日初めてこの電車に乗ってきました。実に乗り心地は良かったです。⇒私の乗車レポートはコチラです★★★

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