「宇野のチヌ」

 宇野へ旅行してきました。宇野港の第一突堤にカラフルな魚のオブジェがあります。これがウワサの「宇野のチヌ」「宇野コチヌ」、宇野港の新しいランドマークです。美しい色どりに惹かれて近くまで行くと、なんとそれはゴミでできた魚です。宇野港周辺で採取したゴミや不要品を集めて作った巨大なアート作品です。2010年7月に作られたものですが、2019年の「瀬戸内国際芸術祭」 に向けてお色直しされ、再び鮮やかさを取り戻したようです。このカラフルな魚体!よくよく見ると、ゴミ箱の蓋やボール、ホウキ、ポリタンクやら風呂桶やら草履やら傘。ありとあらゆる種類のゴミでできてます。よくこれだけカラフルなゴミを集めたものだと感心しますね。宇野港周辺の沿岸や、主に児島湖で集められた漂流物で制作されたオブジェ「宇野のチヌ」は、第1回の「瀬戸内国際芸術祭2010」で生まれたものです。世界の各地から海を渡って瀬戸内に漂流した廃棄物が新たなフォルムとなり、アート作品として展示されているのです。また、隣にある「コチヌ」は2016年に誕生し、モニュメントの頭からお尻へ抜ける滑り台付です。ポッカリ空いた口がお茶目ですね。口の前にはハシゴがついていて、上れるようになっています。梯子を上って頭の上の背びれを観察。細長い棒状のゴミがたくさん刺さっています。

 「宇野のチヌ」は、2010年の第1回瀬戸芸から、後から加わった「宇野コチヌ」は2016年の第3回から、ずっとここで潮風にさらされています。ウロコの部分の部品が劣化してきていたため、2019年3月、第4回の瀬戸芸が始まる前に新たにゴミを募り、色分けをして新しい部品(ゴミ) をくっつけたそうです。

 「宇野のチヌ」「宇野コチヌ」の作者は淀川テクニック。何かの会社かと思いました。実は、岡山県出身の現代アート作家・柴田英明さんという方のアーティスト名でした。「2003年に大阪の淀川の河川敷を拠点に活動開始」したとか。それで「淀川」か、納得!♥♥♥

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