「時系列に並べる」問題が、「共通テスト」(リーディング)の第3問Bと第5問に出てきます。この問題も生徒たちが苦手にしています。第3問は感情の推移を答える問題で、第5問は起こった出来事を順に並べる問題です。生徒たちの解答ぶりを見ていると、ずいぶんここで時間を取ってしまっています。どちらの問題も選択肢を「先読み」してから、本文を読み始めるのが効率的です。第3問の感情の変化を時系列で並べる問題は、(1)本文中に形容詞・動詞で感情は表現されていること、(2)最初から3番目まで特定できれば答えはもう出ていること、の二つを教えておいてやるとよいでしょう。
第5問の出来事を時系列で並べる問題は、まず5つの選択肢に目を通し、下のように、横にざっと簡潔にメモしておくと良いと思います。英語の得意な人は、選択肢中のキーワードに○をつけておくだけでもよいでしょう。どんなことがこれから英文に出てくるのかを頭に入れた上で、英文を読み始めます。該当部分が出てきた段階で、番号を振っていくのです。本文中の出来事の記述は、動詞・形容詞で表されていることが多いようです。
問1 Members of your group listed important events in Day's life.
Put the events into the boxes [27]~[31] in the order that they
happened.
①Day created other publications. 他の刊行物
②Day established a printing company. 印刷会社
③Day gained experience as a printer in his local area. 印刷工
④Day started a newspaper business. 新聞事業
⑤Day's business was threatened by a deadly disease. 病気
(第2回「試行テスト」)
時間がいくらでもある試験なら、どこから始めてもいいのでしょうが、「共通テスト」は80分という時間との闘いです。いかに効率良く解いていくかが、重要なカギとなっていくんです。ここで時間をかけすぎると、最後までいかないという深刻な問題に襲われることになります。♥♥♥
