「愛の貧乏大脱出作戦」

 その昔、「愛の貧乏大脱出作戦」(テレビ東京で1998年~2002年に 放映)という、みのもんたさんが司会の番組を毎週楽しみに見ていた時期があります(導火線に火が付いて、スパイ大作戦のテーマ音楽が流れてきてスタートする)。一懸命頑張ってはいるのだけれど、どうしても客が入らない、大赤字だ、というお店を、番組がサポートしてよみがえらせようという企画モノ番組でした(「心が豊かな貧乏な店主」を救うという番組で、「心が貧しい貧乏」はダメという趣旨)。大借金を抱え、いい年をしたお店の主人が、背水の陣で一念発起して繁盛店に修行に出て、自分より年下の達人に罵倒されながら必死に教えを請う。もうこれで失敗したら後がないから、死に物狂いです。しかし基礎ができていないから、うまく達人のように作れない。怒鳴られながら、涙をボロボロこぼしながら、くじけそうになりながらも、3日程度の修行(本当にたったこれだけでうまくなれるものか、八幡は大いに疑問でしたが…)を貫く。達人曰く、「いいかジャンプする時には、一度沈まないとできないだろ?今はその時なんだ。しっかり苦労しろ!」 修行を終えて、自分のお店に帰って再オープンします。すると今まで閑古鳥が鳴いていたお店が、ウソのようにお客さんが長蛇の行列。売り上げ目標金額をクリアして万々歳、という筋書きの番組でした。様々な業種のお店が取り上げられました。私がこの番組を見る度に、確信していたことがあります。(1)客が入らない店にはちゃんと原因がある、(2)プロらしい美味しいものを出せば店は絶対に成功する、(3)お客を大事にする心(ハート)のない店は絶対に繁盛しない、の3点でした。そしてこのことは、全ての職業に言えることではないか、とダブらせながらテレビを見ていたのでした。学校も例外ではありません。

 私が以前勤めていた松江南高校も(13年間勤務)、勤め始めた頃は普通進度クラスで10人~15人程度の国立大学合格者しか出せない学校でした。早進度クラスが頑張って、学校全体で150人くらいが(400人中)合格するのでした。果たして、これで中学校から送られた生徒を十分伸ばしきれているのだろうか、という反省を繰り返し(合格者の数だけにこだわって数を増やすための指導ではないか、という的はずれの批判をする教員もずいぶんいましたが)、新しい校長の熱意もあって、学校が少しずつ変わり始めました。「北高に追いつけ、追い越せ!!」を合い言葉に、我々が大切にした原点は、1時間の授業を大切にしよう!』でした。他教科の教師間との連携を計り、担任が部活動の顧問と絶えず情報交換しながら(「部活動なんかやっていては東大に合格できない」というトンチンカンな教師もいましたが)、頑張ったのです。その中でも英語科は、特に気のあった若いスタッフが多かったせいもあって、経験豊富なベテランの先生のご指導の下で(いいか八幡さん、どんなに中学校の英語の成績が悪くても、それを3年かけてトップにするのがあんたの仕事だよ」と言われたM先生が懐かしいぐんぐん成績を上げていきました。英語の南高」という評判をいただくようになったのもこの頃からです。それからは東大・京大を始め、毎年200人以上の国公立大学合格者を出し、「総体」でも成績上位の(3連覇した頃が懐かしい)常連になりました。全国沢山の高等学校から、多くの先生方がその授業やら部活動風景を見学に来られました。私が英語科主任をしていた数年間でも、何度授業を見ていただいたことでしょう。「どうやったらこんなに成績が上がるんですか?」という質問に答える八幡の話を、熱心にメモを取りながら真剣に聞かれた後で、1年~3年の指導教材を全部おみやげに持って帰っていただくことにしていました。雑誌などにもずいぶん取り上げてもらいました。⇒例えば「松南高時代の八幡」コチラです  残念ながら、その南高も今は見る影もないくらいに低迷してしまっています。これにもちゃんと理由があります。あれだけすごかった北高も陰りが見えてきています。そんなことをだぶらせて考えながら、「愛の貧乏大脱出作戦」を見ていた時分を懐かしく思い出しました。♥♥♥

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