「ヨマイの法則」

 第1日程で行われた「共通テスト」を、今一生懸命分析しているところです。作業は、ほとんど夜を徹して行っているのですが、休みの日には、朝から喫茶店に出かけて問題とにらめっこしています。昨日は「コメダ」で、今日は「珈琲館」でやっていました。自宅でやるのとはまた気分が違って、新たな発想も浮かんできます。よく考えられた出題だと感心することしきりです。公表されていた「出題方針」通り、思考力・判断力・推測力などを上手に測ろうとしています。できたと思わせておいて、ワナを仕掛けてあったり、与えられた複数の条件から次の行動を推測させてみたり、イギリス英語のさわりも上手に配置されていますし、読解のための文法の基本もちゃんと盛り込んでありました。「センター試験」の時も感じていたことですが、完成度の高い出題だな~と実感します。

 今までずっと「やりっ放しにしない」ことの重要性を説いてきました。 必ず「見直し」をして振り返りをしておくことで、次に生かしていくことが大切です。私は今までたくさんの学校でいろいろな仕事をしてきましたが、仕事の場面でも、いろいろと設定した目標と結果にズレが生じた場合、その原因を追跡したり、分析したりすることで、次につなげてきました。英語指導のみならず、進路・総務・教務・図書の仕事をする中でも、絶えずこのことは意識して実行してきました。それを述べたのが「ヨマイの法則」です。尊敬する経営コンサルタント・新 将命(あたらしまさみ)さんの造語です。⇒さんの公式ホームページはコチラ

①「ヨ」・・・「読み取り」のことです。事前に設定した目標と実績にズレが生じた場合、その原因を追及したり分析したりすることが大切です。「共通テスト」では、2回の「試行テスト」とはどこが異なり、どこが一緒なのかを読み取っていきます。

②「マ」・・・「学び」のことです。いくら分析してもそこから何も学ばないのでは意味がありません。学習につなげて、反省へ、そして次なる改善へと持っていかねばなりません。今回の「共通テスト」から、何を学び取るのか?

③「イ」・・・「活かし」のことです。じっくりと学んで、反省してもそれを行動につなげて次に活かさなければ、宝の持ち腐れに終わってしまいます。「百聞は一見にしかず。百見は一考にしかず。百考は一行にしかず」と言いますね。「共通テスト」第1日程&第2日程(第2日程の問題が公表されました⇒コチラです)の問題を通して、次なる指導に生かしていかなければなりません。

 「ヨマイ=ミトリ(分析)⇒ナビ(学習)⇒カシ(活用)」の原則に沿った評価を行っていけば、次なる改善につながっていきます。決して「よまいごと」ではありませんよ〔笑〕。失敗することは決して恥ずかしいことではありません。本当に恥ずかしいのは、その失敗から何も学ばずに、同じ過ちを何度も繰り返すことです。今、「共通テスト」を分析しながら、「ヨマイの法則」を実践して、次なる指導・授業へのヒントをもらっているところです。♥♥♥

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