クリアファイルの「裂け止め」

 以前、「見えないものは見えない!」と題して、関心がなければいくら何万回見てもそのまま素通りで気がつくことはないということを、例を挙げて説明したことがあります(例:セブンイレブンのロゴ(SEVEN ELEVEn)コチラです)。私がアメリカからマジック商品を送ってもらうときに利用している「フェデラルエクスプレス」(FedEx)のロゴも、そうしたものの一つです。⇒コチラで説明しました よく行くコンビニの「ローソン」の看板が描ける人がどれくらいいるでしょうね?⇒コチラにその由来を詳しく説明しました

 今日は、職場でも学校でも日頃頻繁に使っている「クリアファイル」について考えて見たいと思います。普段何気なく手にしているクリアファイルの開口部分をよ~く見てみると、半円をした切れ込みと、三角形の切れ込みが入っていることに気がつきます。

クリアファイル 裂け止め

 この三角の切れ込みは「裂け止め」といって、クリアファイルを開く際に、下の溶着されている部分にかかる力を分散させることで、下の部分を破けにくくするものです。これがないと、ファイルを開いたときにかかる力が下の溶着部分の先端一点に集中してしまい、使用していくうちにだんだん溶着が剥がれて、そこから裂けてしまうことが多いんです。ここに三角形の切れ込みを入れることで、底にかかる力をうまく分散して、ファイルが破れてしまうことを防いでくれているのですね。これがあることで耐久性がぐんとアップするんです。

 では、上の方にある半円形の切れ込みは一体なんでしょう?これは簡単ですね。

クリアファイル トーツヤ

 こちらは、「指ぬき」「指かけ」といって、クリアファイルを開く際に、そこに指をひっかけて、中の書類を取り出しやすくするためのものです。つるつるしたファイルでも難なく開くことができますね。一見するとシンプルな構造に見えますが、どうしてどうして、細部へのこだわりが詰まった「クリアファイル」でした。♥♥♥

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