北高大幅定員割れ!

 先日、島根県の2021年度公立高校一般入試の出願状況が発表になり、衝撃が走りました。県内屈指の進学実績を誇る(?)松江北高普通科(定員240人)に、200人しか志願者が集まらず、競争率が0.83倍とかつてないほどの低倍率に落ち込んだのです。考えられないことです。新聞でも一面で大きく報道されました(写真上)。松江市内の3校(松江北、松江南、松江東)では、長らく「通学区制度(住んでいる住所で出願できる高校が決まってしまう)を維持してきましたが、生徒数減少による学習意欲の低下や、選択の公平性の観点から、今年の入試から廃止が決まっていて、動向が注目されていたんです。市内の3校をガチンコで競争させて、それぞれが特色ある学校づくりを進めて学力の向上につなげようというのが狙いでした。

 ほぼ1クラス分の定員割れです。見たことのない数字です。松江北高の常松 徹(つねまつとおる)校長が、『山陰中央新報』にコメントを寄せておられます:「ショック、びっくり。北高の取り組みや成果を十分伝えきれていなかったと真摯に反省している」 選択の自由度が増して、合格難易度が高まるとの警戒感や、前例のない合格のボーダーラインが読めない情勢が相まって敬遠する動きが強まった、学力にそこまで自信がない受験生が安全策をとったため、というのが報道各社の分析でした。「思ったより北で勝負にいっていない。確実に合格を狙ったのではないか」という松江市中学校長会長の分析や、「難しい進学校に挑戦しようという生徒が減っているのは残念だ」「普通科から実業高校に進路を変えた生徒もいた」「学校も塾も確たる数字が示せなかった」といった塾関係者のコメントも載っていましたね。この後、志望変更もできるので、影響を与えるとして県教育委員会のコメントは出ていません。

 今度の出願自由化に際して、「北高の一人勝ちだろう」という楽観的な見方をする人がほとんどでしたが、私はそれ程事態は安易なものではない、と繰り返してきました。すでにその兆候は、最近の高校入試に現れていました。市内の優秀な生徒が抜けている実態があります。私は最近の北高を見ていて、今から15年前を知る者として物足りなさを感じています。私の教科である英語は抜群の成績だったものが、近年低下の一途をたどっています。進学実績も然りです。もしかすると、北高にNOが突きつけられているのではないか、というのが私の深読みです。かつては100人を超えた松江北高の補習科も今年はたったの14人しかいません(昨年は23人)。私が転勤してきた頃の北高とは全く別の学校になってしまっています。

 北高が国公立大学合格者数で日本一だった頃の校長・鞁嶋弘明(かわしまひろあき)先生の講演記録を、最近二回にわたって公開しました。⇒コチラコチラです  当時は当たり前のことを当たり前にやるという原点が徹底されていました。♥♥♥

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