エーッ!!

 私は『賢者は歴史に学ぶ』(ビスマルク)という言葉が大好きです。先生・先輩・両親・知人の何気ない一言から自分の生活へのヒントをつかむということがよくあります。ほんのちょっとしたことで、成績が上がったり、下がったりという実態をたくさん見てきました。ここに面白いデータがありますので、紹介してみたいと思います。若い頃、担任をしていたときにはずいぶん使わせてもらった資料です。松江南高校の補習科という所のデータです。補習科」という言葉に聞き慣れない人も多いと思いますので、ここでちょっと補習科をご説明しておきますね。どういうところか知っておいてください。数字は全て当時のものです。


▲残念ながら受験に失敗したり、合格はしたもののもっと上を目指したいという生徒のために、島根県では「補習科」という浪人生のためのクラスを作っている学校があります。松江北高(2クラス)、松江南高、松江東高、出雲高(2クラス)、浜田高の5つがあります。都会の予備校へ出るとずいぶんお金がかかるので、また現役生徒と同じように早朝から晩まで厳しく鍛えてもらえるので、生徒・保護者にはずいぶん人気があるところです。一年間の経費はどこもわずか約30万円です。予備校では100万円以上かかります。ただし定員が少ないので英・数・国の入学試験があり選抜されます。どうしても他校の生徒は不利です。


 この補習科で、必死に勉強する生徒の成績の一年間の「伸び率」をさまざまな角度か ら分析をしたところ、面白いことがわかってきたのです。ここに紹介された 数字は、何も浪人生だけに当てはまるというのではなく、現役の生徒の皆さんの道しるべにもなるはず、と思っています。日頃のチョットしたことが、いろいろな波及効果を生むことがある、という典型的な例ですネ。まだ5教科800点満点だった頃の数字です。


●体育系部活動の生徒 ⇒ 5教科偏差値の伸び  +34.3点              
●部活動なしの生徒  ⇒ 5教科偏差値の伸び  +29.3点
◆座席の最前列にいた生徒 ⇒5教科偏差値の伸び +32.0点
◆座席の前2列目にいた生徒⇒5教科偏差値の伸び +30.0点
◆座席の最後列にいた生徒 ⇒5教科偏差値の伸び +23.5点
◆座席の後2列目にいた生徒 ⇒5教科偏差値の伸び +23.5点
▲無遅刻の生徒 ⇒ センター試験平均点  568.7点
▲遅刻した生徒 ⇒ センター試験平均点  517.5点


 どうです?面白いでしょ?この数字の裏にも、それぞれもっともな理由が隠れています。それを考えてみてください。♥♥♥

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