西村由紀江さんのスマイルピアノ

 2月19日、早朝のNHKニュースで、震災にあった東方地方の人々に、失われたピアノを届け続けている、ピアニスト・西村由紀江(にしむらゆきえ)さんの活動が取り上げられていました。

 ピアニストの西村由紀江さんは、彼女が音楽大学の可愛らしいお嬢さんだったデビュー当時からの大ファンで、応援を続けてきました。何度も挫折しそうになりながらも(CDが売れない、信じていた人に裏切られる等々)、頑張り続けて、今年デビュー35周年を迎えられました。数々の挫折の詳細は、彼女のエッセイ『あなたが輝くとき』(成美文庫)をご覧ください。これは、素の彼女が垣間見れる素敵な本です。⇒私の紹介記事「なぜ私がこんな目に~西村由紀江」コチラです   彼女の澄みきった美しいピアノの調べに励まされた、私のような人間が全国にいっぱいいます。

 東京・青山のベル・コモンズで、ドラマ「101回目のプロポーズ」の音楽を担当することになった「謝恩会」に出かけた所、一番前の席でケーキを食べながら、生ピアノを聞かせてもらいました。遠く島根県から来たと紹介してもらいました(コンサートが終わってから、松江東高校卒業のピアノ専攻の女の子が話しに来てくれました。彼女、どうしているかな?)。おみやげにいただいたキーホルダーは家宝に、サインをしてもらった楽譜集は当時担任をしていた教え子にわたり、彼女も今ではピアノの先生です。飾らないシンプルなメロディーが何とも心に響きますし、一本芯の通った考え方の持ち主であるところが気に入っています。島根県立大田高等学校でも「学校コンサート」を開いていただきました。今では押しも押されぬ大ピアニストに成長されましたね。これからも応援し続けます。

▲デビュー当時のあどけない西村さん

 その西村由紀江さんが、今被災地のために、「スマイルピアノ500」という運動に取り組んでおられます。⇒「Smile Piano 500」のウェブサイトはコチラ  3/11の震災により、多くのピアノが失われました。失われたピアノの数は500台とも言われています。調律師の方々のネットワークで、失われたピアノが一台ずつ東北地方に届けられているという話を聞き、学校コンサートや病院コンサートでピアノの周りに集まる笑顔を誰よりも知っている西村さんが、立ち上がったのです。「ピアノやピアノの音を届けることで、あの時の笑顔を取り戻してもらいたい」と西村さん。自宅で眠っているピアノを譲ってくれる人を全国から募集し、メンテナンスして被災地に届けようというのが「スマイルピアノ500」プロジェクト(「ピアノとピアノの音を被災地に」)との趣旨です。西村さんがこの活動を始めるきっかけとなったのは、「今取り戻したいものは?」と聞かれた小さな子供が、「ピアノ」と答えたのを聞いたことだったそうです。ご家庭で使われずに眠っているピアノを譲っていただき、ピアノを失ってしまった被災地に届けようと考えてこの活動を始められました。この活動は、ピアノとピアノの音色を届けるための長~い長~い活動です。できるだけ多くの方と手を結び、繋がっていく必要があります。西村さんは500台を目標に頑張っておられます。

 西村由紀江さん、デビュー35周年の記念アルバムが、4月21日に発売されます。通算41枚目のアルバムとなります。8年ぶり全新曲オリジナルアルバムです。『PIANO SWITCH 2 〜PIANO LOVE COLLECTION〜』、私はDVD付きを予約しました。楽しみです。♥♥♥

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