ショーを止めるな!

 アメリカに「The  show must go on!」という言葉があります。「ショーを止めるな!」と訳されます。元々は演劇のための言葉で、「劇が始まったら、何があっても最後までやり通せ」という意味で、後に「始めたことは最後までやれ!」という意味で使われるようになりました。あの辣腕プロデューサーの故・ジャニー喜多川さんのモットーがこれでした。

 昨年5月に2年ぶりのオリジナルアルバム『存在理由〜Raison d’être〜』をリリースし、9月からいち早く観客を入れてのライブを再開したさだまさしさん。コロナ禍の中、約7ヶ月ぶりに有観客ライブを始めるにあたっては、かなりの勇気と決断が必要でした。以来現在まで41回のコンサートを開催しておられますが、今まで1人の感染者も出していません。

 音楽は「平和」の象徴ですから、音楽が止まるということは、とりもなおさず「平和」が止まるということです。一刻も早く再開するために、感染症研究の権威の方々にも相談し、7ヶ月かかりましたが、ツアーを始めることができました。重いペダルでもこげば前に進むんだな、とさださんは思いました。ツアーが始まりお客さんの笑顔を見て、その決断が間違っていなかったと確信しました。

 2月7日に島根県民会館で行われたさだまさしコンサート」では、感染症対策が徹底していましたね。入場の際にはお客様に「検温」とアルコールによる「手指消毒」、消毒液による「靴底の消毒」、さらにはマスクの常時着用大声を出さない立ち上がらない、「密」を防ぐために終演後は規制退場です。客席をブロック毎に小分けして、少人数ずつ帰っていくのです。入場前には、「健康チェックシート」を記入して連絡先を書き入れました。感染者が出た場合には速やかに連絡がとれるようにしています。個人情報ですから、大切に保管して1ヶ月後に何もなければ焼却されました。こんなに面倒なことを乗り越えて、「命懸けで」歌を聞きに来てくださるお客さんに、サービス精神最高に歌でもてなしてくれました。感染防止のために、コンサートの時間も短縮する必要があり、歌かトークかのどちらかを削ることになり、苦渋の選択となりましたが、トークを削ることにして〔笑〕、約2時間でコンサートを終えることになりました(いつもは3時間以上)。⇒私の詳細なコンサートレポートはコチラをご覧ください

 私は2月7日の島根県民会館のコンサートに出かけてきましたが、50%以下のお客さん人数制限の中で、さださんは、これは「音楽の神様」からのお教えだと思う、とおっしゃっておられましたね。ここ数年、さだまさしコンサートのチケットはあっという間に売り切れることが多く、プラチナチケットと言われていました。「完売」に自惚れるな、デビュー当時の歌い始めた頃を思い出しなさい、一つ一つの空席にお客様が戻って下さるように、初心に返って頑張りなさい、と「音楽の神様」からお諭しいただいていると感じる、とおっしゃっておられたのが印象的でした。こういうところがさださんの魅力でもあります。

 そんなさださんの新型コロナ戦記が、最近緊急出版されました。『緊急事態宣言の夜に』(幻冬舎、2021年2月、1200円+税)ミュージシャンの思いと行動の記録です。面白かった!!♥♥♥

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