「HISTORIA」

 私の尊敬する一流マジシャンの一人が、四国・松山Higar(ヒガー)さんです。松山市「Backstage」というマジック・バーを経営しておられます。私は今から6年前に直接松山へ会いに行ってきました。以来交流させていただいています。そのときの夜レポートはコチラです。懐かしい想い出です。今はコロナで、どこにも行けませんが、解禁となったらまず一番に松山・道後温泉へ向かうつもりです。

 その尊敬するマジシャンのHigarさんの最新作品が、「HISTORIA」です。下の映像を見ておったまげました。私はヒガーさんの作品はほぼ全てを持っていますが、これも絶対にはずせないと思って入手しました。彼の作品は、他のマジシャンが創作するものとひと味もふた味も違っているんです。

 1602年にヒエロニムス・スコットというマジシャンがエリザベス女王にカードマジックを披露したという古い文献を見せます(カードマジック事典にも記載されている史実です)。そして文献に印刷されたデックを何のカバーもなく、ページを閉じたりすることもなく、本物のデックとして取り出します。印刷されていたデックが、本物になって出現します!!カードマジックのオープニングに最適です。さっきまで間違いなくパンフレットに印刷されていたはずのデックがあとかたもなく消えてしまい、手の中に出現するのです。私はマジックをするときにはいつも赤裏のデックを使っているので、赤デックバージョンが欲しかったんですが、売り切れということで、仕方なく青デックで求めました。

 文献、ヒエロニムススコット、エリザベス女王、デックはすべて統一されたいかにも古めかしいデザインの印刷物ですが、文献からこつ然と消失して出現するデックはきれいな(経年劣化のない)状態です。これから見せるマジックのために、過去のデックが現代に蘇ったような印象を与えることができます。出現するカードはレギュラー・カードですので、続けてお好きなカードマジックを演じることができます。ブレインウェーブ・デックを入れておき、「ヒエロニムス・スコットはエリザベス女王が心に思っただけのカードを当てた」という話をして、演じることもできます。是非、皆さんが演じているクラシック・カードマジックのオープニングに取り入れてみてください。結構なつかみになりますよ。Higarさんの全作品は、ウェブサイト「OOPARTS」で詳しい解説を見ることができ、購入することもできます。⇒コチラです  すごいマジックを考案されましたね、ヒガーさん。度肝を抜かれました。♠♣♥♦


 
 

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