「唐戸市場」

 関門の台所として多くの人に親しまれる「唐戸市場」(からといちば)は、北九州の門司港から、連絡船でたった5分のところにあります。門司港観光と併せて訪れてほしいスポットでもありますね。関門連絡船」は、朝の6時台から、1時間に3本ほどの便数で運航しているので、気軽に行けるのもうれしいポイントですね。私も朝の8時過ぎに船に乗って、市場を目指しました。すぐに着いた船着き場からちょっとだけ歩くと、「唐戸市場」に出ます。「唐戸市場」は、本州最西端、日本海・瀬戸内海が出会う場所にあります。ふぐ」の市場として有名ですが、近海には豊かな漁場と日本有数の魚種が存在し、魚介類だけでなく、それに伴う加工品店や漁師直売店も多く営業しています。唐戸市場」は、地方卸売市場としては、全国的にも珍しい販売形態を有する市場です。農水産物の直売所もあり、漁業者や農業者も軒を並べて販売しています。卸売市場兼誰でも利用できる、全国的にも珍しい直接販売型市場として有名です。とれたての新鮮な魚介や農産物が格安で買えるだけではなく、その場で食べることができるのもお勧めですよ。 あらゆる食材を取りそろえ、総合食料品センターとしての役割も果たしており、季節を織りなす食材で活況を呈しています。市場内には獲れたての魚介類がずらりと並び、お客様に直接販売するスタイルです。店の人の声が飛び交う活気溢れる市場です。お寿司も一貫から購入でき、熱々のふく汁や、揚げたての魚介類と一緒に、すぐそばのテーブルで食すこともできます。春はイサキやアサリなどの貝類、夏はサザエ、ウニ、アワビ、秋はイカ、サンマ、サバなど、種類豊富な食材に目移りします。そして冬はやっぱり「ふく」。冬の代表魚として「とらふく」は別格ですが、ブリやアラ、カキ、アンコウなどの鍋物の食材も豊富。季節を感じられる旬の味覚が満載の市場は、地元人にも観光客にとっても、魚好きにはたまらないスポットと言えます。私は残念ながら魚は苦手ですので、あまり興味はそそられませんが…。2階には、魚介を使った定食がメインの「市場食堂」と回転寿司店があります。

 昭和8年(1933)、現在の唐戸市場の基となった「魚菜市場」が開場。昭和54年(1979)には地元の生産者を中心とした「唐戸朝市」がスタートしました。この間、下関市による唐戸地区の整備事業が進み、カラトピア、カラトコア、市営赤間駐車場などの完成を経て、平成7年(1995)4月から「唐戸市場朝市」が始まりました。また平成13年(2001)4月に隣接地へ新築移転し、水族館の海響館」、カモンワーフ」と共に、唐戸エリアの賑わいを醸し出しています。

 ここ「唐戸市場」には、シンボルとして「福招金」(フクマネキン)というふぐがいます。山口県では「フグ」のことを「フク」と言います。顔をなでると、ご利益があるかもしれません。また、市場を出たところには、「関門海峡」が広がり、「関門橋」がそびえ、絶景が広がっています。またお隣にあるのが、食の宝庫である「カモンワーフ」で、関門の味を堪能できる“シーサイド・モール”です。お土産を買うにも最適です。ここでは毎日新鮮な食材が仕入れられており、下関のおいしさを存分に楽しむことができますよ。市場の目の前にはウッドデッキの「ボードウォーク」が続いています。関門橋も間近に見ることが出来ます。私はここを通り過ぎて、目標の水族館である「海響館」を目指しました。♥♥♥

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