「ZARD/坂井泉水心に響くことば展」

 JRで横浜を経由して、東京都・町田市にやってきました。JR町田駅ターミナル口(端っこにあり、中央口からかなり歩かされる)を出て、広場の階段を下り、徒歩でまっすぐにテクテクと8分ほど歩きます。すると「町田市民文学館 ことばらんど」が見えてきます。今ここで何が行われているかというと、 ZARD史上最多展示点数、坂井泉水さんの詞に迫る展覧会「心に響くことば展」が、6月1日からオープンしているのです。2021年2月10日にデビュー30周年を迎えたZARDの故・坂井泉水さん(1967―2007)が、“ZARD 30周年YEAR”企画を展開中で、その一環として、ZARD/坂井泉水の詞(ことば)に迫る展覧会が開催されているのです(当初は5月15日からの開催予定だったものがコロナ禍で延期となりました)。なお、これは6月1日(火)から7月11日(日)まで、文学者や文学作品の展覧会を数多く実施している「町田市民文学館 ことばらんど」開館15周年記念として開催されるものです。コロナ感染対策のために、チケットは事前購入による日時指定予約制です。私は午前9時半から10時50分までの予約でした。この企画展の話を聞いた時、「なんで町田で??」と疑問に思いました。受付の方にこの疑問をぶつけてみました。詞(ことば)を何よりも大切にした坂井さん、会館15周年を迎えた「町田市民文学館」も多くの文学者や文学作品の展覧会を数多く行っていることばを大切に考える施設、そんな接点からこのお話がまとまったとのことでした。

 「ZARD/坂井泉水 心に響くことば展」に展示された坂井泉水直筆歌詞の点数は、これまでに行われたZARD展覧会史上最多です。レコーディング中に歌詞を書き直した跡が見える「負けないで」ほか、初展示を含め、名曲の数々の歌詞を堪能することができます。また、坂井泉水さんが大好きだった石川啄木『一握の砂』をはじめとして、中原中也室生犀星など詩人の作品も同時展示されており、坂井さんが受けたであろう刺激を追体験できるように工夫されていました。「友がみな われより偉く見ゆる日よ 花を買いて 妻としたしむ」という啄木の歌に、「この気持ちわかるなあ。不思議と気持ちがさっぱりして私にはバイブルみたいな存在ですね」と、坂井さんの言葉が添えられていました。石川啄木の短歌に影響を受けたというのは、あまり知られていない話ですね。

▲坂井さんに向けたファンからの手書きメッセージの羽根

 さらに、特別コーナー「ことばのかけら」では、坂井さんが遺した作品からセレクトされた様々な詞(ことば)が光となって空間いっぱいに広がる演出もなされていました。坂井さんは1991年に「Good-bye My Loneliness」でデビューし、「揺れる想(おも)い」「マイ フレンド」など数多くのヒット曲があります。16年の活動の中で、155曲(逝去後発表の詞を含む)の作詞を手掛けました。「私はいつも本当に言葉を詞を大切にしてきました。音楽でそれが伝わればいいなと願っています」とは、2004年のライブツアーMCで坂井さんが語っていた有名な言葉です。「ZARD/坂井泉水 心に響くことば展」は、坂井泉さんがこだわってきた言葉、詞(ことば)に色々な角度から触れることができる貴重な機会となります。「普通の人の傍らにある喜びや悲しみを自分らしい言葉で、そして音楽を通して表現していきたい」というのが彼女の思いでした。誰もが素直に受け取ることのできる分かりやすい「ことば」で綴られた詞は、彼女の透明な歌声とともに、今も私たちの心に響きます。コロナ禍で出口の見えない不安、孤独や閉塞感に包まれた今だからこそ、坂井さんの「ことば」が私たちの心に語りかけ、新しい明日へとそっと背中を押してくれる勇気を与えてくれることでしょう。

 会場では、代表曲の歌詞をパネルや垂れ幕で展示。歌詞の一節をプロジェクターで映し出すコーナーも設けていました。約70点の展示の中で特に目に付くのが、「負けないで」のレコーディングの際に使われた歌詞の直筆原稿。所々に赤や黒で書き込みが加えられ、例えばサビの一部も当初の「最後まで あきらめないで」から「最後まで 走り抜けて」と修正されており、ぎりぎりまで歌詞を推敲していた坂井さんらしい創作の過程をうかがい知ることができます。レコーディング風景が目に浮かぶようですね。愛用の筆記具、レコーディングに愛用した赤いトイピアノやヘッドホン、愛唱していた石川啄木の歌集『一握の砂』の実物、デビューシングル時のジャケットで使用した本革ブルゾンも並びます。

 受付で素敵な栞を頂き、会場内に入ると、ZARDの LIVE音源が聴こえてきました。この、「心に響くことば展」というくらい、坂井泉水さんはよくLIVEで「私はいつも言葉を、詩を大切にしてきました」とおっしゃっていました。その歌詞をを書いた時の直筆のメモやいつも使っていた本物のオーディオプレイヤーや衣装、小物などやアルバム制作についての事など、坂井さんやスタッフのこだわりが伝わってくる資料などが多くあり、当時の空気感が感じられる不思議な空間でした。あらためて、ZARD坂井泉水の世界観を堪能できる企画展でしたよ。

 展示の出口左側には、「ZARD検定」(初級・中級・上級)の用紙が用意してありました。私はもちろん「上級者」です。展示会場を出ると、壁一面に今回の記念グッズの見本案内が掲示されており、申込用紙に希望する商品を書いて、1階に持って降りて、会計をして商品を受け取ります。私は、限定の特製クリアファイル、エコバッグ、限定版『永遠』を求めました。記念グッズの販売情報はコチラに詳しく出ています。♥♥♥

【追記】 この企画展が、「「負けないで」歌詞の足跡 町田」と題して報道されています。⇒コチラです 松江に帰ってきたら、このことば展の特集が『スポーツ報知』6月24日付け「報知美術部」で組まれ、興味深く読みました(写真下)。ちなみに坂井さんはジャイアンツ・ファンでした(長嶋監督との有名なデュエットはご存じですね)。ほとんどTVやメディアに出なかった坂井さん。着飾らず、ナチュラルなメイクしかせず、ジャケット写真やライブで歌い終わった時は、横顔やうつむき加減の表情が多いですね。正真正銘の清純派美人です。♥♥♥

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