「JR門司港駅」の改札から入ってすぐの構内ホーム手前に、進学・就職・結婚などの旅立ちを見守ってくれる「旅立ちの鐘」と、旅立つお客様の夢や希望が流れ込む「幸福の泉」があります。この鐘は自由に鳴らすこともできます。1914年(大正3 年)の駅舎完成の際、「出発合図の鐘」として製作され、昭和に入ると「安全の鐘」として、旅行客を静かに見守ってきた鐘です。現在は、旅立つお客様の夢や希望が流れ込む「幸福の泉」の脇でその実現を願い、「旅立ちの鐘」は「門司港駅」から結婚・進学・就職などを期に旅立っていくお客様を、やさしく見守っているとされています。鐘を鳴らしてから、泉にコインを投げ入れ願い事をすると夢が叶う、とされます。のぞいてみると、泉の中にはコインがいっぱいです。プロポーズの場所としてもひそかに人気だそうですよ。
旅立ちの鐘 / 幸福の泉 (現地案内板より)
明治24年に開業し、九州の玄関口として、石炭や米等多くの物資をはじめ、
本州や中国大陸へ渡る人の輸送駅として大いに繁栄した門司港駅。
現在の門司港駅は大正3年に建てられ、昭和63年に駅舎としては初めて国
の重要文化財に指定されました。
この門司港駅で、大正3年の新駅舎開業以来列車の出発時に「出発合図の鐘」
として使用され、昭和には「安全の鐘」として、お客様の安全を見守ってきた鐘
があります。
時代は平成に移り、この鐘は「旅立ちの鐘」として、結婚・進学・就職など
を期に、鹿児島本線の起点である門司港駅から旅立って行くお客様を見守るとい
う願いを込め、この場所に蘇りました。
集中指令方式で、進路制御のほとんどが自動化されている中、プログラム化されずに一つ一つの進路について係員が「てこ」を引く第一種継電連動装置が残されているのは、JR九州でも門司港と南福岡だけだそうです。
鉄道の駅として最初となる国の重要文化財に指定された門司港駅舎は、竣工から100年近くを経て老朽化が進んでいることから、2012年9月から建物を解体して大規模な保存修理工事が行われ、あの美しい建物が蘇りました。私が初めて訪れた時には、まだ仮駅舎での営業で、駅舎は仮囲いの中でしたので、再びリベンジして、新しく出来上がった駅舎を見学してきました。⇒新しい門司港駅の私の詳しいレポートはコチラです ❤❤❤
▲改築なった新しいJR門司港駅