右手に元気、左手に勇気

    小さな手
                                         さだまさし作詞 さだまさし作曲

生まれた時に僕には
その小さな小さな掌に
大切そうに握りしめてきたものがある
生まれた時に僕は
この小さな小さな体よりも
ずっと大きな宝物を抱きしめて来た
右手には永遠の未来
左手には無限の希望
心は透き通って愛は
果てしなく深くいつかしらぬ間に
僕の掌はこんなに
いつか大きく育ったけれど
握りしめたものは何故か小さくしぼんでしまった

生まれた時に誰もが

抱きしめてきた宝物がある
使えば使うほどに増えてゆく不思議で大切なもの
右手には溢れる元気
左手には強い勇気
たった一度の人生
たった一度だけの
いつかしらぬ間に
僕の掌は既に
とても汚れてしまったけれど
あと少しだけほんの一寸だけ頑張ってみようかな

仮に来年の春に僕の

生命(いのち)が尽きると判っても
その次の春に咲く花を
明日植えるように
生きてゆきたいと
生まれた時に僕には
その小さな小さな掌に
大切そうに握りしめてきたものがある 

 これは、大好きなさだまさしさんが、2002年6月に発表した「小さな手」という曲です。詩人のさださん(レコード大賞「西条八十賞」受賞)の歌らしく、歌詞が本当に素敵な曲です。赤ちゃんは生まれるときに両手を握りしめて、お母さんのお腹から出てきます。その本当に小さな掌に何かを大切そうに握りしめて生まれてくるのです。それはお父さん・お母さん・お爺ちゃん・お婆ちゃんから代々受け継がれてきた大切な宝物を無くさないように、忘れないようにと、しっかりと掌に握りしめて生まれてくるのです。

 シンガーソング・ライターのさだまさしさんが、かつてコンサートの終わりによく「赤ん坊は必ず両手を握りしめて生まれてくる、あれは一体何を握りしめているのかわかりますか?」と問いかけます(最近この話をすることはなくなったような…)。さださんの答えは「元気」「勇気」です。裸一貫」(はだかいっかん)という言葉がありますね。人は自分の身体の他には何も持たずに生まれてきます。尺貫法では、一貫がおよそ3.75キログラムになるようですから、ちょうど赤ん坊が生まれてくる時の重さくらいですね。また、一匁」(いちもんめ)は「一貫」の千分の一、つまりは3.75グラムの重さということになります。五円玉一枚がちょうど3.75グラム、つまりは「一匁」になります。人は右手に「元気」を、左手には「勇気」を握って生まれてくるというのです。人は「裸一貫」に、およそ五円玉一枚ずつの重さの「元気」「勇気」を握って生まれてくるのです。そして、この二つは共に全く同じ性質を持っています。それは「使えば使うほど増える」ものであり、「使わねば使わぬほど減ってゆく」ものなのです。その握りしめた「元気」「勇気」を、千倍万倍にできるどうかを決めるのが「志」だ、と締めくくります。いい話でしょ。私も裸一貫で「元気」「勇気」を握りしめて生まれ、高い「志」を持って大きく育ててきました。下の写真は私がそうやって生まれた時の姿です。健康優良児だったそうですよ。

 1990年頃から、さださんはコンサートの最後には、「元気と勇気は使えば使うほど多くなる性質があります。右手に元気、左手に勇気!それではみなさん、またお会いしましょう」と言って、3曲歌って幕が閉まっていたものです。 さださんは、これをあるときステージで何となく言ったことですが、「この時は本当に神が降りてきて僕の口を借りて語ったんじゃないかと思った」と回想しておられます。「自分でふと言ってみて、改めて実感した。「勇気」と「元気」は、減らないだけじゃなくて、使えば使うほど増えていくんです。他のほとんどのものは使えば使うほど減っていきます(使って増えるものといったら皺と歳くらい〔笑〕)」

 元気と勇気と言うと、別々の二つのものみたいですが、言葉こそ違え、本質は
一つ
です。
 「元気」な奴は腹立つくらいいつも元気だし、どんどん元気になっていく。逆
に、
元気がない奴は、会う旅に元気がなくなっていくように見える。
 向かい合ってお茶を飲むだけで「元気を吸われそう」な奴もいる。
 「勇気」もそうです。「あの時あれだけの勇気を持てていたら」という切ない
後悔
をすると、「あの時の勇気」を手に入れるのに七転八倒の苦しみを味わいま
す。しか
し、「あの時、よくあの勇気が私にあったなあ」という自信は、更に大き
な勇気を、
思いの外簡単に手に入れる力になるのです。
 僕らは赤ん坊の時、右手に「勇気」、左手に「元気」を握って生まれてきたので
す。

    ―さだまさし『本気で言いたいことがある』(新潮新書、2006年)

 そしてこの実体験を歌にしたのが、上の「小さな手」という曲でした。♥♥♥

 今からもう16年前、松江北高で初めて担任した生徒たちが卒業する際に、次のような言葉を贈ったことがあります。私の思いが伝わったでしょうかね?♦♦♦

          超一流あり
                4R担任 八 幡 成 人

 小樽に「ルタオ」という洋菓子店がある。この店のチーズケーキ「ドゥーブル・フロマージュ」を食べた時の感動を忘れない。博多の「16区」や小倉の「ビャン・ビャン・ブラシール」のアップルパイも絶品である。行きつけの博多「エクラタン」のルーロ・フリュイもそう。世の中にはこんな美味しいケーキがある。叶匠壽庵の丹波小豆を使ったぜんざいの美味しさ。「福砂屋」のもちもちのカステラ、老舗「ふくや」の明太子、「まい泉」の黒豚ポークカレー、佐賀のステーキハウス「蜂」のハンバーグとビーフシチュー、「田丸屋」のわさび漬け、北海道富良野「唯我独尊」のソーセージカレー、宮崎の「まるおか」のパリパリのギョーザ、博多に初めてトンカツを紹介した「とん喜」、薬院のトンコツラーメン店「めんくいや」、広島の行列店「すずめ」などなど。長年食べ歩いてたどりついた店が数多くある。大好きな松山千春は、人間には三流から超一流(期待以上のことをやってみせる)までいることをコンサートで話すが、食にもまさに超一流ありである。常に高い目標(夢)を持って歩め、と教室で話しているが、そのためには超一流に数多く触れることだ。そうすることで自分のハードルが少しずつ高くなっていく。
 理想の職業とは、①好きなことをやって、②それでメシが食えて、③時々人から感謝される、の3条件を満たすものだ、とは故・竹内 均氏の言葉だが、好きなこととは何だろう。堺屋太一氏によれば、やっていて疲れない、やめるとまたやりたくなるものを指す、とのこと。好きなことを早く見つけて理想の職業に向けてスタートしてもらいたい。使えば使うほど増えていく、右手に勇気、左手に元気を持って(さだまさし)、大きな夢を持て!小さな一歩をふみ出せ!(竹内均)卒業おめでとう。

 

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