しまねっこ電車Ⅱ

▲水引きも描かれた「しまねっこ号Ⅱ」

 一畑電車(通称「バタ電」)の人気電車「ご縁電車しまねっこ号Ⅱ」がリニューアルされました。初代の「しまねっこ号」(2013年9月誕生)も、実に可愛らしかったんですが(⇒私の初代レポートはコチラです)、一段と愛くるしさを増して再登場です。ピンク色の外装が特徴の一畑電車「ご縁電車しまねっこ号Ⅱ」(1編成2両)、この電車を見かけると「幸運」を呼ぶ、と親しまれています。このほど車両の内装がリニューアルされ、2021年3月21日から運行を始めています。私は、「松江しんじ湖温泉」10時41分発、「出雲大社前」行きの電車に乗ってきました。 この電車は、元東急電鉄より譲受した1000系車両をラッピングしたものです。

 内装のリニューアルは、島根県がインバウンド重点市場と位置づける台湾へのPRを目的に、600万円の予算で実施しました。「しまねっこの走る別荘」をイメージした車両の各所に、小籠包やタピオカドリンクなど、計8点の「隠れ台湾」イラストをあしらっていて、島根のゆるキャラ「しまねっこ」の特大オブジェも設置しています。一畑電車台湾鉄路管理局は、2019年4月に友好協定を締結しています(⇒詳しくはコチラです)。一畑電車の野津昌巳営業課長「素晴らしい内装になった。台湾からのインバウンドとともに、地元の方々にも乗って楽しんでほしい」と話しました。では早速電車の外観・内装を見てみましょう。外観はこんな感じです。

【1両目】 初代「ご縁電車しまねっこ号」の復刻版をイメージし、座席シートを「ピンク色」に変更しました。床に「ご縁あみだくじ」が見られるのは、初代電車から引き継がれたもので、「御縁」を大切にしようというメッセージが込められています。一面ピンク色の車内は幸せな気分に浸れそうですね。

【2両目】 こちらの車内は、一転、オレンジ色黄色で元気はつらつになれそうです。「しまねっこの走る別荘」をイメージしたデザインに仕上がり、別荘内に台湾のモチーフを8箇所隠しており、乗っている合間に楽しく探せる空間が演出されました。島根県の観光キャラクターしまねっこ」の特大フィギュアも、初代から引き継がれ、座席の上にちょこんと鎮座していて、記念撮影にもピッタリです。オシャレなカーペット風の床も見られます。異国情緒も感じられる車内となっています。床面はしまねっこの足跡や、いろいろな模様に彩られています。窓ガラスにも、ステンドグラスやカーテンなどの模様が描かれており、別荘らしさを演出しています。

 車内の中のつり革(丸型と三角型が混在)には、ただ一つだけ「ハート形」のものがあり、これを見つけると、幸せが訪れると言われていますので、探してみてください。なおこの電車の運行時間は、毎日変わっているので、松江しんじ湖温泉駅」に問い合わせると、親切に教えてくださいますよ。♥♥♥

【追記】 8月22日(日)BSフジで、午後7時から、<BSフジサンデースペシャル>『ローカル単線でめぐる夏の旬旅 にっぽんの原風景を求めて出雲国へ』という番組が放映されました。日本全国の旬を求めて旅をする番組ですが、今回は、島根県の松江市から宍道湖沿いを経て出雲市を結ぶ、畑電車」の旅へ出発です。目のお薬師様として知られる「一畑寺」詣りの足として、大正3年に開通したこの鉄路の沿線には、出雲大社松江城など人気の観光スポットも目白押し!そんな一畑電車の沿線で途中下車をしながら、旬を味わう旅の模様を届けました。ぶどうなど季節の食材や名物グルメを楽しみます(個人的には、大好きな「皆美館」が詳しく紹介され大満足です。私は遠方からのお客様は必ずここでおもてなしをするんです。ここの「鯛飯」は絶品!)。さらに江戸後期の街並みが楽しめる雲州平田の木綿街道や、日本海に沈む夕日が美しく見える東洋一の日御碕灯台も紹介され、自宅にいながら旅行気分を味わえる風景を楽しむことができました。

 「一畑電車(通称バタデン)」の思い出と言うと、その昔、故・竹林 滋先生(東京外国語大学名誉教授)からお電話をいただき、「あの松江を走っている車体が大きく傾いて走る電車に乗りたい!(先生は鉄道が大好きでした)と言われ、その年の岩崎研究会」の夏の旅行に、みなさんでお越しになりました。竹林先生小島義郎先生(早稲田大学名誉教授)東 信行先生(東京外国語大学名誉教授)を、松江城出雲大社にご案内したのが今では懐かしい思い出です。お三人とも故人となってしまわれました。本当によくしていただきました。感謝あるのみです。♠♠♠

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