劇場版 科捜研の女

 1999年から22年間も続く人気ドラマシリーズ「科捜研の女」の初映画化作品です(上映時間108分)。京都府警科学捜査研究所(通称「科捜研」)の榊マリコが、法医学、化学、文書鑑定などの専門技術を駆使して、現場に残された数々の遺留品から、研究所の仲間たちと事件の真相に迫る姿を描く人気ミステリー・ドラマシリーズです。映画では、科捜研が現代最新科学では絶対に解き明かせないトリックを操る、「シリーズ最強の敵」に立ち向かいます。京都、ロンドン、トロントなど、世界で同時に発生する科学者が高所から飛び降りるという不審死事件です。犯罪につながる物的証拠もなく、各地で自殺として処理されようとしていた中、主人公マリコ役の沢口靖子、マリコのバディである土門薫刑事役の内藤剛志をはじめとするテレビシリーズのキャスト陣が、史上最強の敵となる天才科学者役の佐々木蔵之介と対決することになります。先の見えないスリリングな展開、美しい古都・京都の映像美、さらには、渡辺いっけい、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、西田    健など、歴代の豪華レギュラーキャストも総出演しました。まさに「22年間の集大成作品」と言えましょう。

▲「T-joy出雲」のシアター5で上映

 私は「T-joy出雲」まで、この映画を見に行ってきました。雑誌『デジタルTVガイド』9月号で、このドラマを総力特集しており、この記事を予習代わりにさらってから映画を見ました。冒頭シーンは、伊東四郎さんと沢口さんの、コントのようなやりとりから始まりますが、これが物語の後の伏線になっています。シリーズ22年間の集大成というだけあって、実に面白かった。テレビドラマの何倍も面白く、手に汗握る展開です。「y gion」「福田美術館」「先斗町歌舞練場」「錦市場」「東福寺」といった京都の名所がズラリと登場します。風光明媚な京都の雰囲気、京都観光気分を味わうこともできますよ。最後の衝撃シーンが下の写真ですが、どうなることかと思わず劇場で身を乗り出していました(思わぬドンデン返しが)。

 このドラマは、現在テレビで放送されているものの中では、最も長寿の人気シリーズですが、これほど長く続いて愛されている理由について、沢口靖子さんは次のように述べています:

 毎年進化していく最新の科学で事件が解明されていく面白さ、その新鮮さに惹かれているのかなと思います。それから人間ドラマですね。登場人物みんなが、弱さであったり愚かさであったり、未熟だったり、でも愛おしいという、だれもが共感できるようなところが丁寧に描かれている。そうした部分で長年愛していただいているのかなと思っています。

 劇場版という新たなステージに挑みながら、兼﨑監督は、20年以上続いた榊マリコ=沢口靖子の変化、および不変の魅力、その両方を実感しているようです:

 最初はマリコが“科学一辺倒”というキャラクターでスタートして、まわりの人との接し方を覚えていった。20年間で、そんなプロセスを感じますね。演じる沢口さんは20年間をかけて科学の知識を積まれたので、おそらく今では検視の腕もプロ並みかと……。そして演じるマリコも、沢口さんも、現場での集中力の高さが魅力だと、改めて認識しています。

 「改めて認識する」といえば、『科捜研の女』が、なぜ20年以上も人々に愛され続けているのか?その理由について、中尾プロデューサーも思いを巡らせています:

 単にリアリティを追求するのではなく、ちょっと突飛なことにもチャレンジする精神が維持されてきたからでしょう。『突っ込まれてなんぼ』という部分もあります(笑)。サービス精神を心がけてきたわけですが、ただ、ふざけ過ぎのレベルまでいかないのは、榊マリコ、沢口さんの誠実さのおかげ。彼女こそが作品の精神的支柱です。また、20年前に始まったときは、科学という題材が珍しかった。『CSI:科学捜査班』(アメリカの人気TVシリーズ)より『科捜研』の方が1年早いんです。20年間で科学の現場もいろいろ進化していて、今でも新しいネタには事欠きません。それもシリーズ継続の秘密のひとつでしょう。

 主役の沢口靖子さんは、この劇場版の現場で、マリコの魅力について「エジソンのように1万回失敗しても真実を見つけようとする精神」と語っています。「映画のお話があったのは今から2年前でした。長年支えてくださったファンの皆様に感謝の気持ちを込めて、精いっぱい撮影に臨みたいと誓いました。そのときは、後でこんな“大変な事態”(=コロナ禍)が起こるなんて思いもしませんでした」と涙を浮かべながら語り、「諦めずにやってきて良かった……」と振り返りました。また、劇場版は「科捜研の女」の“集大成”だと明かした沢口さんは、「全国の劇場に足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。私たちをここまで連れてきてくださったのは、皆さんのおかげです。この映画を見て皆さんが少しでも元気になってもらえたなら最高に幸せです!」と語りました。はい、私は元気になりましたよ。

 沢口演じるマリコとの名コンビぶりが“どもマリ”の愛称で知られる内藤剛志(66歳)さんは、「2人の関係は、兄弟以上親せき未満といえるほど近いもの。いつか“どもマリ”が信頼し合っている関係を示す言葉になっていれば」と、こちらも感慨深げです。「マリコはいつも未来を見ている。未来を悲観しないというのがテーマ。こんな時代ですからね」とファンに語りかけていました。内藤さんも私の好きな俳優さんで、最近『スポニチ』で連載中の自叙伝「我が道」を、毎日面白く追いかけています。

▲映画館でこの科捜研ノートとクリアファイルを購入

 もう一つ、映画の本編が終わって流れる主題歌がまたよかった。新進気鋭の遙海(はるみ)さん(⇒オフィシャルホームページはコチラです)の「声」という曲です。思わず聞き惚れて、エンドロールが終わるまで、席を立たずに、聞き惚れていました。♥♥♥

 

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