アンテナ

 成功者たちが成功の秘訣を聞かれて、「運が良かっただけです」と答えるのをよく聞きますね。ノーベル賞受賞者の話を聞いていても、「偶然」という言葉がしばしば登場します。田中耕一氏や白川英樹氏や小柴昌俊氏たちも、ニュアンスの差こそあれ、「偶然」が大きな発明や発見につながったと語っています。将棋界のニューホープ藤井聡太三冠が14歳の時に、デビュー29連勝していた頃、勝てたことを「僥倖」と語って注目を集めました。「なんだ、偶然だったのか」と嘲笑したり、偶然がめぐってきた彼らをただうらやむだけの人がいますが、そういう人たちは運」偶然」に関しての考え方が、根本から間違っていると言わねばなりません。は誰にでも身近に転がっています。ただ漫然とそこにあるのではなく、波や風と同じように、変幻自在に形を変えながら、私たちの目の前を漂っているのです。「ラジオの周波数のようなもの」と、尊敬する故・渡部昇一先生は喩えておられました。何もしなければ、チャンスは頭の上をスースーと通り過ぎるだけです。アンテナを張り巡らせて、周波数を合わせる努力をしなければ、チャンスを捕らえることはできないのです。成功した人たちは、チャンスを捕らえるアンテナを広く張り巡らせ、感度を鋭く保っていました。人一倍、いや人の百倍ほど強く願い、飽くことなく努力を続けたからこそ、彼らのアンテナの感度は常に鋭く保たれ、その結果,運を呼び込むことができたのです。

 リンゴが落ちるのを見た人はそれこそ何百万人もいますが、ニュートンの場合は、長い間天体の問題を考えていたことが大発見につながりました。数々の失敗や試行錯誤を繰り返し、それでも諦めずに強い意志で目標を追求した結果、エジソンは大発明につながりました。強い欲求や理想を持つ人と、そうでない人の違いはまさにここにあります。欲求のある人は、常にチャンスを待ち構えて、自分のアンテナを可能な限り広く張り巡らせているのです。通俗的なことわざですが、「チャンスは前髪を捕まえろ」といいます。「チャンスは前頭部に毛髪があるが、後頭部はハゲである。もしそれを捕まえたら保持せよ。一度逃げたチャンスは、ジュピターの神も捕まえることはできない」とローマ時代には言われていました。チャンスには前髪しか生えておらず、通り過ぎてしまってからいくら捕まえようとしても、もう手遅れなんです。

 さて、私のアンテナの源は、本や活字です。よく若い先生方から「どんな本・雑誌を読んでおられるのですか?」と聞かれることがあります。現在、私が定期購読しているものを挙げておきましょう。

【日刊新聞】  
『朝日新聞』
『読売新聞』
『産経新聞』
『日本経済新聞』
『スポーツ報知』
『日刊スポーツ』
『スポーツニッポン』
『大阪スポーツ』
『The Japan Times Alpha』
【雑誌】
『致知』(致知出版)
『正論』(産経新聞社)
『イングリッシュジャーナル』(アルク)
『CNN ee』(朝日出版)
『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)
『英語教育』(大修館) 
『スカパー!TVガイドプログラム』(東京ニュース)
『ミステリーマガジン』(早川書房)
『デジタルTVガイド』(東京ニュース) 
『WILL』(ワック)
『HANADA』(飛鳥新社) 
『THE21』(PHP) 
『PHP』(PHP)  
『週刊ポスト』(小学館) 
『図書』(岩波書店)
『将棋講座』(NHK出版)
週刊『ザ・テレビジョン』(KADOKAWA)
『Bun2』(ステイショナー)
『鉄道ジャーナル』(成美堂)
『鉄道ファン』(交友社)
『旅と鉄道』(天夢人)
『ノジュール』(JTB)
『ザ・マジック』(ディアゴスティーニ)
『週刊プロレス』(ベースボールマガジン社) 
Genii(アメリカのマジック雑誌)
【その他】
『まさしんぐワールド』(さだまさしファンクラブ会報)
『FAR EAST CAFE PRESS』(小田和正ファンクラブ会報)

 尊敬する出版プロデューサーの川北義則(かわきたよしのり)さんは、『死ぬまで好奇心!』(海竜社、2017年12月)の中で、読書という行為は、読む人間の頭の中に「?」や「!」を芽生えさせる。「なんだこりゃ」という疑問と「なるほど」という驚きである。これこそが、知的好奇心のタネなのである。読書は、錆びつつある脳の動きを活性化する手っ取り早い方法なのだ」「そして、読書が習慣化されると、自然と新聞や雑誌などの他の活字への反応もシャープになっていくのだとおっしゃっておられましたが、まさに同感です。キーワードは、この「好奇心」「自己変革」なんです。これがある人とない人の中の一番大きな要素が、「読書」であると私は考えています。別に本を読まなくても、人間いくらでも生きていけますものね。私は、英語、小説、ミステリー、自己啓発、プロレス、野球、文房具、将棋、音楽、写真、グルメと、ありとあらゆるジャンルの本を読みまくります。松下幸之助、江口克彦、川北義則、小宮一慶、中島孝志、稲盛和夫、野村克也、渡部昇一、 西村京太郎、デイビッド・セイン、Robin Cook, Danielle Steelの熱狂的ファンで、新刊本はすべて読みます。そしてほぼ毎日のように書店に立ち寄って、面白そうな単行本・雑誌をゲットします。旅行で大きな街へ行った時は、必ず大型書店をはしごして、日頃目に止まらないような本を買い求めてきます。教員に成り立てで、安月給のため月に5,000円本を買うのがやっとだった時代には、ボーナスをもらう度に、特急「やくも」号で岡山まで出かけては、丸善・紀伊國屋で洋書を大量にまとめ買いをして帰るのが恒例でした。そうやって英語のアンテナを磨いてきました。「幸運は準備された心に味方する」(パスツール)♥♥♥

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