感謝

 週に3回、松江から米子に通っています。8月18日の大雨によって国道9号線の路面に亀裂が入り、大規模な地滑りのためにJR山陰線江南駅―田儀駅間が不通になりました。並行して走る山陰線は同区間で運行を取りやめ、翌日以降バスによる代行輸送が続いていました。そのために、勝田ケ丘志学館で授業を終えて、帰りに利用していた快速アクアライナー」が、運行取りやめになってしまいました。「特急まつかぜ」「特急おき」も当然ながら運休です。せめて「特急やくも」だけでもあればいいのですが、こちらは新型コロナウィルス感染拡大の影響で大幅に減便となっていて、2時間に1本しか走っていません。その結果私は、米子駅で2時間近く、次の普通電車を待つ羽目になってしまいました。仕事を抱える私にとっては大きな時間のロスです。「いつ復旧するんですか?」松江駅で尋ねたところ、「分からない。国土交通省に聞いてくれ!」と投げやりな返事(これには頭にきました)。博労町から松江までの切符を買って境線米子駅まで帰ってくると、ホームには冷房がないので、改札を出て冷房の効いた「待合室」で待たせてもらいました(ここら辺の丁寧な対応は松江駅とは雲泥の差です)。約1ヶ月半も、こんな生活が続きましたが、10月2日、ようやく復旧して運転が再開されました。今までは当たり前のように列車に乗っていましたが、こんなことがあると、『ありがたいなあ』感謝しながら、乗るようになりました。台風でJRが全部運休になった時には、タクシーで1万円近くかけて松江まで帰ったこともあります(普段はJR510円)。なくなってみて初めてその有り難みに気がついた次第です。

 今から二年以上も前のことになりますが、私はこのブログに「感謝!新聞配達」(2019年1月28日付け)と題して、新聞配達に感謝の念を書きました。⇒コチラです 『読売新聞』の日曜版に折り込まれていた手書きのチラシ「ご存じですか?新聞配達!!」に感動した八幡です。朝の1時50分に出勤して、バイクや車両の点検・給油を行い、新聞の到着を待ちます。2時20分に新聞が到着すると、スタッフ全員で新聞の荷下ろしを行います。ここの1分1秒が勝負だといいます。2時30分からいよいよ配達開始です。雨天ではビニールをかけて、全スタッフが順次出発していきます。こうして毎日全世帯のお宅に、時間差なく配達が行われます。そうして5時から6時の間に配達完了となります。当時八幡の家には、毎朝4時30分頃には配達してもらっていました。口では言い表せない苦労に、思わず涙が出そうになるメッセージもありました。こうした配達員さんの陰のご努力・苦労のおかげで、私は毎朝新聞を読むことができています。感謝、感謝です。「新聞は朝来るのが当たり前」と思って、日頃は考えもしなかったことを、この一枚のチラシが教えてくれました。目に見えない所で奮闘しておられる新聞配達のスタッフのみなさんに、心からお礼を述べました。

 するとこのブログの記事を読まれた、読売新聞の松江所長さんが、喜んでいただいたようで、取材に八幡の自宅に訪ねて来られました。そしてそのときの取材の様子が、社内報『YOMIURI販売トピックス』4月 No.570(2019年、読売新聞大阪本社販売局)「新聞配達スタッフに感謝!」として掲載されました(写真下)。あの当時は毎朝4時半頃に配達していただいた『読売新聞』も、最近は6時を過ぎないとやってきません。『朝日新聞』は毎朝4時前には配達していただいています。おそらく配達員さんが苦労なさっているのだろうと、推察しています。

 当たり前と思っていることが、実は本当にありがたい恩恵であることを噛みしめなければなりません。今から三年前の年末に、突然左膝の激痛で動けなくなったことがありました。歩くこともできません。大晦日の日まで、ずっとベッドに寝たままで動けずにいました。普通に歩けるということが、どれだけ有り難いことかを心底感じていました。幸い整形外科の伊達先生の治療のおかげで、大晦日の朝に痛みがとれ、恒例のお正月を送ることができました。しかし、以来、左膝の慢性的な痛みが抜けず、何とか歩くことはできるんですが、階段の上がり降りがキツく、正座やしゃがむことができません。歩けることに感謝です。病気をして初めて、そのありがたみに気がつくんですね。「有り難い」は「有ることが難しい」と書きます。反対は「あたりまえ」です。今自分の目の前にあること、仕事、家族、仲間、健康、財産等を「あたりまえ」だと思うと、感謝の心は湧きませんね。今から14年前に心臓の手術を経験してから、毎朝無事に目が覚めることに、「今日も起きることができました。ありがとうございます」感謝できるようになりました。感謝の気持ちがないと、そこには生きる「ていねいさ」や「創意工夫」が失われていきます。私たちの目の前にあることは、決してあたりまえではありません。なくしてみるとそれがよくわかります。なくなるのはあっという間です。なくしてから大騒ぎしてもそれはあとの祭り。そうならないためにも、目の前の「平凡」に感謝の気持ちを忘れないようにしたいものですね。♥♥♥

人は、松下さんは成功した、結構ですなと言うてくれる。なぜに成功したんですかと、よう訊ねられるけれども、どうして成功したのか、わしにも分からん(笑)。いい部下に恵まれたこと、贔屓(ひいき)にしてくだっさるお客様が、たくさん出来たこと。世間様が、好意的に見てくれたこと。そういうことやろうなあ。だから、今日のわしの成功は、部下とお客様と世間様のお陰やな。成功の理由はそれやな。ありがたいことや。  (松下幸之助)

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