上司の問題~巨人編

◎動きすぎだ!!原監督

 もう最近の巨人軍の泥沼・ていたらくを見るに堪えない八幡です。誰がどう見ても、戦力はセリーグではナンバーワンです。夏にはいいところまで挽回して、あわやという場面もあったのですが、最近は連敗が続き惨敗を喫しています。どうしてこんなことになってしまったんでしょうか??

▲写真は「東京スポーツ」より

 私は間違い無く『上司の問題』であると感じています。どんな職場でもそうですが、勢いのある集団は、部下たちが「この人のために」という強い思いを持って働いています。私のいる教育現場でも、「この校長のために頑張ろう!」と思って働いていました。ところがひどい校長になると、「誰がこんな人間のために身を粉にして働くか!バカバカしい!」ということになってきます。私もこういうことをたくさん経験してきました。野球評論家の伊原春樹さんが、今の巨人を評して、「すべては原監督の責任だ」と断じていました。監督通算勝利数で〝神様(=川上哲治監督)超え〟を果たして、巨人軍全権監督となった原監督の我慢が足りない、という指摘です。「すっかりワンマンとなってしまった原監督には誰も言ってくれないだろうから、あえて言わせてもらった。」伊原さん。読みながら、そうそう、と頷いていた八幡です。

 連れてきた外国人選手のアテが外れたとか(全員が途中帰国)、FAの井納梶谷がダメだった、というのもあるかもしれません。それでもエースの菅野は残留できたわけだし、山口も獲得しました(メジャーに出て行ってダメだったから帰ってきた、はないでしょう)。戦力的にはヤクルトより巨人のほうが上なのは間違いなく、こうなってしまったのは、原監督自身の問題の方がやはり大きいのではないでしょうかね。ヤクルトは選手みんなが楽しそうにやっていますものね。

 まあ、とにかくよく動きました。ピッチャーの継投にしても、ひどいときには一人一殺ペースで、とっかえひっかえピッチャーをつぎ込みました。うまく運んだ時には、悦に入るところでしょうが、ツケは必ず返ってきます。現在の巨人の中継ぎ陣が打ち込まれているのは、あの夏の酷使がたたったものと感じています。ヤクルトの高津監督は、たとえ打ち込まれても、ピッチャーを信じてローテーションを崩すことはしませんでした。巨人は現在先発を5人で回していますから、どうしても披露が溜まってバテてきます。一軍には、二軍には今村桜井もいるんですから、呼び寄せて6人で回せばいいのにと思ってしまいます。野球はピッチャーが一番ですから。

 の扱いにしたってそうです。あれだけの実績のある打者なんだから、何試合か打てなくたって、黙って信じて試合に出しておけばいいんです。そのうち打ってくれますよ。それを二軍に落としてしまいました。我慢が足りません。あれでは、自身だって余計におかしくなっちゃうし、ベンチがドタバタしているから周りの選手も不安になってきます。長嶋終身名誉監督に指導してもらって生き返った、などという報道もありましたが、長続きはしません。阪神の佐藤なんか60打席近くノーヒットでも、矢野監督は信じて使い続けました。選手はこれで意気に感じて頑張るんです。

 中田だって獲得すべきではありませんでした。「巨人軍は紳士たれ!」巨人は12球団で一番生活にうるさい球団です。長髪・ヒゲ禁止。集合時刻の30分前厳守。門限。罰金。今のご時世、こんな厳しい球団は巨人だけです。だから私は好きなんです。なのに暴力事件を起こした選手を、事情はいろいろあるのでしょうが、うやむやのままに取ってしまった。こういうのを『ブレる』と呼びます。そして、今季はベテランの中島が気を吐いて頑張っているところに、水を差してしまいました。しかも中田より中島のほうが成績がはるかに上なんです。なのに中田を使って中島を使わない。やる気がそがれるのは当然でしょう。その中田自身も一軍と二軍を行ったり来たりしています(過去とは言え、4番を張った選手ですよ)。間違い無く、あのあたりから巨人の成績が急降下しています。

 体調不良で帰国したハイネマンにしろ、あれだけのガッツあふれる守備をしていながら、ちょっと打てないからといって二軍に落とされれば、「なんだこの球団は?」となって、いろいろ理由をつけて帰りますよ。もっと信じて使ってやって欲しかったですね。最近、井納を一軍に上げてきて、一度も使わないまま二日で二軍に落としてしまった。これでやる気になれ、というほうが無理というものでしょう。FAで懇願して丁重に迎えた選手ですよ。重信も最近一軍に呼ばれ、二打席凡退しただけで、二軍行きを命ぜられました。これでは集団は盛り上がりませんよね。最近では、二軍監督の阿部を、作戦コーチとして一軍に上げたりとか、本当に落ち着きません。「当初から予定の行動だった」と言っていますが、これはもう「選手に危機感を植えつける」というたぐいのものではなく、度を超えています。

 とにかく、今季の原監督は動きすぎです。直感で奇策とかいろいろ思いつくままやりたくなっちゃっているんでしょうが、もうちょっとどっしりと構えていられないものか?外から見ていてベンチの落ち着きのなさがとにかく気になってしまいます。まあ、もう優勝できないとは言っても、まだCSがあります。もっとどっしり構えてやることです。力はあるんですから。♠♠♠

〔補遺〕 先週、鈴木忠平『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(文藝春秋)を読みました。久しぶりに震えながら読んだ名著です(近日中に詳しく取り上げます)。落合監督は、中日を率いた8年間ですべてAクラス入りを果たし、リーグ優勝4回、日本シリーズ出場5回(優勝1回)は見事のひと言です。それでも嫌われてクビにされました。監督になったとき、落合監督は選手たちにこう言ったそうです。こういうブレない監督に、巨人軍を率いてもらいたいと思いました。あの辛口の故・野村克也監督が、ただ一人敬愛していた監督が落合さんでした。

「球団のため、監督のため、そんなことのために野球をやるな。自分のために野球をやれ。勝敗の責任はオレがとる。おまえらは仕事の責任をとれ」

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