たまご工房「風見鶏」

◎週末はグルメ情報!!今週はたまご屋さん

 今日は小川養鶏場が直営のスイーツのお店「たまご屋工房 風見鶏」(かざみどり、鳥取県西伯郡大山町)に連れて行ってもらいました。これで三回目の訪問です。木を基調とした温かみのあるお店です。無農薬のトウモロコシや無農薬米を飼料として与えた鶏「さくら」の卵を使った、まろやかなシュークリームを食べました。さくらたまご」はその名の通り、殻は淡いピンク色。純国産鶏を雛から育て、エサはトウモロコシ(遺伝子組み換えなし)、魚粉、地元鳥取産の飼料米・米ぬかなどを与えて飼育しています。卵の特徴は、卵の殻が硬く、鮮度保持力も高く、卵黄が大きい、品質が高いんです。双子の卵の確率も高いのも特徴の一つです。場所は、山陰道名和インターを下りて、道の駅「大山恵みの里」を過ぎてすぐのところにあります。この看板が目印!週末だけでなく、平日でも、閉店近くには売り切れしてしまう人気店だそうです。シュークリーム、チーズケーキ、マドレーヌ、カステラ、焼きドーナツ、ロールケーキなどなど、美味しそうなものがたくさん。たまご屋さんだからもちろん「たまご」もたくさん売っていますよ。イートインではたまごかけご飯も食べることができます。新鮮な卵を生産し、直営販売しておられることで有名で、とびきり人気なのがシュークリームなんです。

 プリン(210円)は、元サッカー日本代表の前園真聖さんも食べたプリンです。卵の味を前面に出すためにバニラビーンズなどを使用せず、卵、砂糖、牛乳だけのシンプルな味わいに仕上げています。素朴な味わいとなめらかな食感が楽しめる一品です。朝採れの新鮮なたまごを使用しています。一番人気は、なんと言っても「シュークリーム」(200円)です。まず見てびっくり。そして、何よりも大きい!握りこぶし・ソフトボールの大きさくらいはあるでしょうか。この大きさの理由は、「とにかく卵をたくさん食べてもらいたい!という一心で大きくなってしまいました。実は私、この店のスイーツをお菓子だと思っていないんです。全部卵が形を変えたものだと捉えています。ですので当然、卵を使っていないスイーツはありません」と社長。オーダーしてからその場でクリームを詰めてくれるので新鮮そのものです。一般的なシュークリームの2倍以上120グラムのクリームがぎっしりと詰まっています。食べるときには、中からカスタードクリームがこぼれ落ちてきます。サクッ、カリッとした食感と、とろけるクリームがお口の中で融合して、至福のひとときでした。これが新鮮卵の成せる技なんでしょう。

▲中からカスタードクリームがこぼれ落ちそう…

▲このラムレーズンのドーナッツが最高なんだ!

 他にも、マドレーヌ、カステラ、焼きドーナツなどスイーツがたくさん並んでいました。私はその中で、ラムレーズン」の焼きドーナツ(200円)をいただいたんですが、これが絶品。最高の味でした。

 専務の小川洋輔さんと代表取締役の小川暁洋さんが、兄弟で「小川養鶏場」と直営店の「風見鶏」を切り盛りしています。自然豊かな大山町加茂に小川養鶏場が生まれたのは、昭和35年のこと。お二人のお父様が始められました。「父は元々、岐阜で獣医をしていました。当時、境港の養鶏所に呼ばれて何度か往診をしたそうなのですが、その養鶏所の娘と父が結婚して私たちが生まれ、大山町に養鶏場を作りました。だから、一応私は3代目になりますね」幼い小川兄弟の周りにはいつも鶏や雛たちがいたそうです。「養鶏場はもう遊び場のようなものでした。ヒヨコ達を両手に乗せて輪の中に入れたりしていました。本人達は遊んでいるつもりでいましたが、今思えば移動などのお手伝いだったりしましたね」こだわっているのは鶏にストレスを与えないこと。「お客様のためになっているのかを常に考えなさい」が口癖だったお父様から養鶏場を継いだ小川兄弟。お二人の話を聞いていると「お客様」のためだけではなく、「鶏」のためになっているのかも常に考えていることがわかります。その理由の一つが飼料です。「防虫・防カビ処理をしていないトウモロコシ(NON-GMOコーン)を中心に魚粉や牡蠣殻、飼料米などを独自に配合しています。魚粉には境港のイワシを使っていますが65%という高い濃度にしています。魚粉は卵にコクを与えてくれるんです。また、牡蠣殻は広島産、飼料米は鳥取県の南部町産という具合にできるだけ地元のものを与えています」風見鶏の店内では、飼料の一部を実際に見ることができます。同時にこだわっているのは「鶏にできるだけストレスを与えないこと」暁洋さんは語ります。鶏をある程度育ってから育てるのではなく、生後すぐから育てるのも小川養鶏場流。洋輔さんは例え話を用いながら説明してくれました。「極端な話、沖縄で生まれ育った鶏を急に北海道に連れて行ったら環境の変化で弱ってしまいますよね。そうならないよう、生後2~3日からうちで面倒を見ます。こちらの気候風土に雛の頃から慣れさせることで、病気にも強くなると思います」さらに、太陽光や風といった自然や四季が感じられる開放鶏舎を採用。それによって管理の手間は増えますが、「人間だって窓のない部屋でずっと生活するのは嫌ですよね。鶏も同じだと思います」

 出荷先は基本的に県内のみ。「地元の人に喜んでもらうのが私たちの仕事です」と二人は口を揃えます。真摯に鶏と向き合い、手間暇かけて作られた卵とその卵をふんだんに使ったスイーツ、食べてみたいと思いませんか?まだの方はぜひ一度、風見鶏」を訪れてみてください!♥♥♥

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