「とんきん」

◎週末はグルメ情報!!今週はカレー

 昭和48年(1973年)創業の米子のカレーの老舗店「とんきん」に行ってきました。米子市でカレーと言えば、まずここ「とんきん」ですね。地元民に愛されている絶品カレーを出す人気店です。米子駅前(徒歩6分)で、近くに市役所があるために、お昼時は毎日満席です。コの字のカウンター席が15席ほどしかない狭いお店のため、並ぶのが当たり前状態で、米子では珍しく、行列のできるお店なのです(米子東高校のすぐそばにある人気ラーメン店「天心」も、数少ない行列のできるお店です)。12時半過ぎに行きましたが、この日はお店の前に長蛇の列、そして店内のソファー席にも順番待ちのお客さんが何人も座っておられます。ものすごい人気ですね。営業時間は16時までですが、売り切れると閉まってしまいます。広島から高速バスに乗って食べに来られる人もいるとか。

 人気の秘訣は、昔ながらの美味しさとボリュームと安さにあります。さらさらでスパイシーなカレールーは病みつきになります。学生さんにも人気だけあって、値段がめちゃくちゃ安いんです。30分くらい待って、ようやくカウンター席につくことができました。背中の曲がったおばちゃんがすぐにお水を持ってきて、手際よく注文を取られます。注文したのは「カツカレー。本当は「ハンバーグカレー」が絶品だということで、頼みたかったんですが、すでに品切れ状態でした。私の後に入って来たお客さんは、すでに全部品切れとなり、カレーだけを頼んでおられました。他にも、チキンカツなどの定食や、チキンカレー、カツカレー、玉子カレー、バーグカレーなどメニューも豊富に取りそろえています。しかもとっても大衆的な価格設定でビックリします。今どき、こんな値段って珍しいでしょ?


 大きな特徴は、一切作り置きをしないこと。全てオーダー後に調理開始です。注文してから揚げ物もハンバーグも焼いてくれるので、熱々が楽しめます。その結果、ランチタイムは結構な待ち時間とお客さんが、列を成すことになります。待ってでも食べる価値は間違いなくあります。

 「とんきん」の魅力はこれだけでなく、お店のおばちゃんが最大の魅力と見せ場なんです!姉妹二人で切り盛りしておられ、どんなに混雑しても全員のメニューと順番を完璧に暗記しておられます。何せ齢80歳を過ぎたおばちゃんお2人だけで、10時半の開店からずっと、カウンター内のオープンキッチンで目まぐるしく動きっぱなしなのです。ご飯を盛ってカレーをよそう合間に、チキンフライをカリカリに揚げて、ハンバーグをジュージューに焼き、流しではチャッチャと手際よく洗い物も済ませる。その驚異的なスピード感とエネルギッシュさは、まるでアスリートのように見えてくるほどですよ。自分には絶対に真似できません。この気迫ある姿を見ていたら、変にワガママなんて言える訳ありませんよ。手際良くカツやチキンを揚げ、ご飯を盛って、サラダの盛りつけ。また一人やグループのレジ精算もテキパキと。しかも常連さんには「毎度どうも」との嬉しい一言。「待たせてすみませんねぇ。ありがとね」と声をかけてもらいました。その流れるような俊敏な動きには、感心させられます。店内でゆったりするのではなく、食べたら次々と出るという感じですが、活気があって賑やかで、地元に愛されているのがよく伝わってきます。衣はすごいサクサク、お肉はとーってもジューシーで、最高です。カレーはサラサラルーですが、スパイスが効いていて、食べていると体がポカポカしてきます。福神漬け」は、カウンターに置いてあって、自分で取るシステムです。ウスターソースが置かれています。タマネギ、トマトなどの野菜、果実、シナモン、グローブ、胡椒が入っていて美味しい味です。お店を出たら、そこにはさらに数人の行列が。

 店名の由来は「トンキン湾っていう台湾(?)の方の地名だそうですよ。何でその地名を店の名前にしたのか私たちも分からないんです」と。♥♥♥

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