建物の階数の数え方

 今年の「共通テスト」リーディングにも昨年に引き続き、イギリス英語からの出題が数多く見られました(綴り字、語彙など)。その中で第2問Aにおいて、図書館の施設の案内文で、階数を数える際のイギリス英語が出題されています。私は昨年『ライトハウス英和辞典』「共通テスト」にどれほど役に立つのかを解説した新しいパンフレットの中で、「圧倒的な「語彙力」を目指して」と題して、「文化面の英米差」として、建物の階数の呼び方の英米差を取り上げています(下記パンフレット参照)。この論考は⇒コチラをご覧ください。そのことが英文の中で出題されました(写真上)。問2では入り口(first floor)からオリエンテーション会場(third floor)へ行くには、③「2階上に上がる必要がある」が正解になるのですが、1階から3階ではなく、2階から4階に上がるんです。この英米差を知らなくても(全国でほとんどの生徒が知らなかったと思います)、偶然正解にはなるにはなる(3-1=2)のですが、やはりちゃんと押さえておきたいですね。

▲昨年末の私の記事 見事的中!!

 有名な話ですが、階数の数え方はイギリスとアメリカでは違います。アメリカ英語では1階のことを「first floor」と表しますが、イギリス英語では1階は「ground floor」と呼びます。そしてイギリス英語は2階から1ずつ数えていくので本来の階数より1少なくなるのです。ただし、地下の階数の呼び方は米英共通です。地下のことも序数を使って「〜(序数)basement」で表現します。なので地上階に関しては、アメリカとイギリスでは下記のように階数の呼び方が変わってくるので注意が必要です。

▲『ライトハウス英和辞典』(第6版)より

 思い起こしてみるに、昨年度は、やはり一昨年のパンフレットの中で私が注意喚起をしたalmostがリスニング試験に出題され(⇒コチラです)、今年度は建物の階数の呼び方の英米差が出題されました。このパンフレットから2年連続で的中です!♥♥♥

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