2月14日のバレンタインデーを前に、雲南市木次町のJR木次駅構内にある「き♥(すき)」の看板に、弓矢を持った天使のデザインが加わりました。期間限定の看板です。登場した天使は縦85センチ、横120センチの看板にある「ハート」に狙いを定めて、ハート形の矢尻の矢を放って射止めようとする姿が見られます。官民でつくる「木次線利活用推進協議会」が2018年から実施しています。木次駅と同様に、駅名の「すき」を「ハート」で表記した看板があるJR九州日豊線の臼杵駅(大分県臼杵市)「う♥」との連携企画です。鉄道ファンには堪らない看板ですね。
1番ホームにあり、ふだんは「き♥」の文字だけですが、七夕、バレンタインデー、ホワトデーの時期に合わせて、テーマに合う図柄のシールを貼って模様替えをしています。新型コロナの影響で、利用客の少なくなった木次線の乗車を呼びかける意味合いもある企画です。利用者減少で地元住民たちが廃線の危機感を抱く中、特に若い世代の発信力を生かして活性化を図ろうとするものです。3月1日以降4月10日までは、ハートを矢が射抜いたデザインの「ホワイトデー仕様」になります。
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可愛らしい駅名標ということでは、私がいつも利用している鳥取県の米子駅(よなごえき)の1番ホームの「よにゃーご」という看板があります。ネコのイラストや花で作られたネコが踊っているんです。駅員さんに聞いたことがありますが、「単なるダジャレ遊び」です、と伺いました。この前をずっと通っていて、無意識のうちに気づかずに通り過ぎていく人も多いんでしょうが、好奇心旺盛な八幡は観察しています。ハロウィーンが近づいている時にはそれを意識してか、少しずついろいろな飾りが付け加えられているのに気づきました。駅職員の方が作っておられるのでしょう。実に面白い。♥♥♥