「無理をしないと伸びない」

▲「鳥取花回廊」にて

 「ダラリの法則」(3Mとも言います)の話を生徒によくします。何事においても「ム・ム・ムは禁物です。例えば、声に出して音読せずに、いくら英単語を覚えようとしても、それはな努力でしかありません。日頃の勉強を疎かにして試験前にいくら一夜漬けをしても、それはのある勉強で身に付くことはないでしょう。自分の力相応どころか、数段階も上のな教材をやっている生徒もいます。勉強の全体効率は悪くなるので、「ダラリ」を徹底的に排除して、勉強の仕方、時間の使い方の改善を図る必要があります。世の中には「ダラリ」が溢れています。

ムダ・・・やり直しのムダ、調整のムダ、チェックのムダ、探すムダ、手間のムダ、複雑さによって生み出されるムダ

ムラ・・・仕事量のムラ、時間感覚のムラ、人によるしんどさのムラ

ムリ・・・ムリな計画、ムリな達成目標、ムリな押し付け、ムリな納期

 と、ここまではよく言われていることです。ここからは私の持論です。大学受験で志望校を決める時に、「自分の今の力で入れるところでいいや!」と思ってしまうと、伸びることはないでしょう。目標設定では、易しすぎるとやる気も出ませんし、成長も望めないでしょう。逆に、あまりにも難しすぎると端から、あるいは途中で諦めてしまいます。私は、「やってやれないことはない」「頑張って手を伸ばせば届く」というくらいのレベル、すなわち今の自分の「二割増し」程度の目標設定を薦めています。私が尊敬する経営のカリスマの新 将命(あたらしまさみ)さんが、筋肉にも同様のことが言える、としておられました。

 私は、学生時代の部活動でボディビルをしていた。少しだけ自慢すると、当時は、銭湯に行くと周りの人がふり返るくらいのムキムキマンだったのだ。そのときの貯金(貯筋)もあって、現役社長時代には無理が利いたのだが、それはともかくとして、人間の筋肉は少し無理目の負担をかけたときに一番成長することは、ご存じのことだろう。 ―新 将命『負けない力』

 私も若い頃は、担任を持って、授業・校務分掌の仕事を果たし、部活を持って(土曜・日曜もなし)、クタクタになって家に帰ってから、自分の勉強や辞典の原稿書きに徹夜・徹夜の毎日でした。相当の無理をしています。人と同じ事をしていても結果は出ませんから、常に何か新しいことに挑戦するために目を光らせていました。今もその姿勢だけは(体力はありませんが)持ち続けています。

 無理をしすぎると潰れてしまいますが、少々困難な目標を成し遂げ、修羅場をくぐり抜けた分だけ、人は成長できるのです。人は無茶をすると潰れてしまいますが、「無理をしないと伸びない」というのが私の「指導哲学」です。私が今教えている松江北高は、私が赴任した当時、みんながそれぞれの部署で少しだけ無理(無茶?)をしていました。だから結果も出ていたのですが、このところ見るにつけ、人と同じことしかしない、言われたことしかやらない普通の学校になってしまいました。ここら辺が世間にも見透かされて、二年連続定員割れを起こす非常事態になっています。♥♥♥

人は、無茶をすると潰れてしまうが、無理をしないと伸びない。

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