「瑞風」に乗りたい!

 かつて2017年12月10日(日)、BSジャパンで「豪華寝台列車瑞風で行く絶景の旅」という番組が放映になり、羨ましく見ました。2017年6月17日、JR西日本が満を持して運行を開始したのが、寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(みずかぜ)です。各種企業の迎賓施設等の設計を数多く手がけ、京都迎賓館の設計にも携わった浦 一也さん、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」N700系新幹線のほか、鉄道車両のデザインを数多く手がけるインダストリアルデザイナー福田哲夫さんのデザインした豪華寝台列車です。さて、いつになったらこの列車に乗ることができるでしょうかね?

 「美しい日本をホテルが走る。 〜上質さの中に懐かしさを〜」が列車コンセプトの豪華寝台列車での、優雅で贅沢な旅の魅力を余す所なく伝える本格的紀行番組でした。私は2時間、テレビに釘付けになりながら、この番組を見ていました。あ~、乗りたいなー。瑞風」の車内は、西日本を代表する伝統工芸が彩り、設備も一流ホテル並みに充実しています。食堂車はオープンキッチンになっていて、ライブ感とともに食の匠によるこだわりの料理を堪能できます。贅を極めた上質な寝台列車「瑞風」に揺られながら、瀬戸内の古き良き日本の原風景、神々が宿る神話の里・山陰地方を巡りながら、その地の文化、歴史、絶景に触れる2泊3日の旅。旅人は、日本を代表する演出家の宮本亜門さんと、タレント活動と共に画家としても活躍している城戸真亜子さんです。2人は、西日本の美しく歴史深いスポットを巡りながら、様々な感動とインスピレーションを受けながら、“絶対に行ってみたくなる”至極の旅のスタイルを提案しておられました。1泊2日の片道タイプ(山陽下り・上り、山陰下り・上り)と、2泊3日で山陽・山陰をめぐる周遊タイプの計5コースが用意されており、1日1回コース毎に異なる駅で下車し、各名所で観光ができる時間が設けられています。番組で紹介されたのは、京都・大阪から山陽・山陰を巡るコースを寝台列車「瑞風」に宿泊しながら、岡山・島根・鳥取県内の3つの立ち寄り観光を楽しむ2泊3日の旅でした。

【初日】

 「ホテルグランヴィア京都」の15階にある、瑞風」の乗客専用の特別なラウンジ(!)でチェックイン。改札口を通らずに、専用のエレベーターを通ってホームへ直行です。すると程なく「瑞風」が入線してきました。引退した「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継いだ「瑞風」は、丸目のヘッドライトがアクセントのボンネット型の車両…どこか懐かしさを感じられる「ノスタルジック・モダン」なデザインですね。瑞風」に乗車。車内には、列車旅を楽しめる工夫がいっぱい!先頭と最後尾の展望車に拡がるパノラマ風景。最後尾の展望デッキは外に出ることができ、心地よい風を感じながら絶景を眺めることができます。10両編成の両端1・10号車を飾るのが、デッキ付きの展望車。デッキは走行中に車両が最後尾となる際に利用可能で、流れゆく風景と爽やかな風を堪能できます。また、6号車にはオープンキッチンスペースのある食堂車「ダイナープレヤデス」、5号車にはバーカウンターを備えたラウンジカー「サロン・ドゥ・ルゥエスト」があり、各個室内だけでなく、列車全体に特別な旅を楽しむためのくつろげるスペースが設けられています。二人がそれぞれ泊まる「ロイヤルツイン」。一歩部屋に踏み入れれば、そこは列車とは思えない豪華ホテルのような空間が広がっています。1両まるごとの「ザ・スイート(1人125万円!)も紹介していましたが、まさに豪華ホテルそのものです。瑞風」の車内を彩るのは、日本が誇る現代の匠の技が生きるアートや伝統工芸品。ザ・スイート」の客室やデッキには備前焼の人間国宝・伊勢崎淳氏が「瑞風」のために手掛けたオリジナル花入が飾られていました。さらに、各客室のスイッチプレートには銅板に切り文様を彫る伝統技法を用いた、森本錺(かざり)金具製作所の「錺金具」(写真)、島根県の出西窯や鳥取県の因州中井窯の茶器、世界的に高い評価を受けた兵庫県の中田工芸の「瑞風」オリジナルハンガー、山口県の萩ガラス工房の萩切子オリジナルグラスなど、車内調度品として地元産の逸品を取り揃えているが紹介されていました。車内デザインは昭和初期に一世を風靡したアール・デコ調がベースで、中国地方の岡山・広島・山口・島根・鳥取の5県の木材を用いた客室のドアを備えるなど、沿線の魅力を車内に散りばめています。各部屋に大きな窓、そして随所に風を感じられる開閉式の小窓が設けられているのもこだわりのひとつです。

 京都駅を発ち、いよいよ旅が始まりました。大阪を通過した列車は、瀬戸内海を車窓に山陽本線をひた走ります。最初に停車したのは岡山。立ち寄り観光地は「瑞風」専用のバスを利用して、向かったのは日本三名園のひとつ、「岡山後楽園」です。ここは私も思い出深い場所で、何度も出かけています。瑞風」の乗客に特別公開される、藩主が後楽園を訪れた時の居間として使われた建物「延養亭」から庭園美を眺め、園内の能舞台で行われる、古来より荒神に奉納する神楽として発祥した「備中神楽」を見学します。瑞風」に戻り、日も暮れてディナータイム。世界を代表する100人のシェフに選出された米田 肇シェフ監修による西洋料理を堪能する。「瑞風」の料理を監修する食の匠は現在7名存在する(松江のフレンチレストラン「HARA」さんもその一人)。いつしか夜も更け、2人は1日の思い出を、バーラウンジでグラス片手に語らいます。これらの料金はすべて旅費の中に含まれています。

 【2日目】

 2日目は、山陰本線で日本海沿線を巡ります。立ち寄った島根は神話の地。食の杜室山農園「茅葺の家」で素朴な郷土料理を味わい、神楽の宿で見学するのは、出雲地方の伝統芸能「出雲神楽。ヤマタノオロチの伝説を、太鼓、笛の演奏とダイナミックな舞で演じています。更に和歌発祥の地と言われる「須我神社」や、松江北高の目と鼻の先にある茶室 明々庵」 で茶の湯文化を学びます。瑞風」での夕食は、京都・祇園の老舗料亭「菊乃井」3代目主人 村田吉弘氏監修の日本料理を楽しみました。

 【3日目】

 3日目は、更に山陰本線で日本海沿線を京都方面へ。この日は豊かな自然美を誇る鳥取県に立ち寄り。米子駅での太鼓の演奏。奈古駅浦富海岸は日本海の荒波によって形作られた壮大な海食地形。壮大なリアス式海岸に波や風の浸食を受けた奇岩、絶壁が点在。世界ジオパークにも認定された希少な地形、山陰地方随一の自然美に感動しきりです!共に初めて訪れた「鳥取砂丘」に着くと、2人は童心に返り走り出す。世界初という「砂の美術館」では、砂と水だけで作ったとは思えない展示品のクオリティの高さに驚きます。旅の締めくくりはレストラン「AL MARE(アルマーレ)」で、地元鮮魚を使ったランチをいただきます。宮本さんも城戸さんも、それぞれ心に残り、今後の芸術活動にインスピレーションを与えられたという今回の旅。その思い出の光景をスケッチにしたためていた城戸さんは、一週間後水彩画にまとめて送ってきました。その絵とは・・・?

▲松江駅に入線してきた「瑞風」を見てきました

 さて、時は過ぎて最近、BSテレビ東京は2022年3月21日(月)14時〜15時、「憧れの寝台列車 瑞風で巡る極上の旅 美しい日本と歴史ロマンを求めて」を放送しました。番組では旅人として、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが、豪華クルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレス瑞風)」に乗車、優雅な山陰の旅を満喫します。贅を極めた憧れの寝台列車「瑞風」に揺られ、開湯1,300年の歴史を持つ城崎温泉、そして幕末の街並みが色濃く残るを巡ります。「瑞風」とともに日本海の絶景・文化・歴史に触れる山陰の旅を紹介します。出演は旅人の葉加瀬太郎さん、テレビ東京アナウンサー・須黒清華さんです。

▲3月24日(木)松江駅0番ホームに入線していた「瑞風」

 さて、この豪華寝台列車内で提供するディナー料理の開発・献立の監修に当たる食の匠5人の一人に、松江市・中原町のフレンチ・レストラン「HARA」(ル・レストラン ハラ・オ ナチュレール)のご主人原 博和(はらひろかず)さんが選ばれたことは、すでにこのブログでもお伝えしました(⇒コチラです)。この番組の中でも、お二人がさんのフレンチ・ランチを美味しそうに食べておられました。さんのお店は私の大好きなフレンチで、よく通っています。当時、米子東高校におられた数学の故・福田理壽先生は、ご自分も一流の料理人の方でしたが、この福田先生の教え子さんがさんということで、ご紹介していただき、以来ずっと味の虜になり、通い詰めているお店です。リーズナブルなお値段で、地元の食材をきれいな見栄えで美味しくアレンジした料理をいつもごちそうになります。そうそう、私が退職するときに、同僚と記念の食事をしたときには、フルコースの最後に、こんなサプライズを用意・演出してくださいました。お心遣いに感激でした!

img_7357 以来、何かのお祝いごととか、遠方からのお客さんをもてなす時には、八幡おススメのフレンチ・レストラン「HARA」です。ただ、この「瑞風」の匠に選出されてから、大人気で予約がますます取れなくなりました。松江北高の先生方も予約が満杯でよく断られていますね。❤❤❤

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▲原さんと

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