「ひろしまの丘」

 世界文化遺産「原爆ドーム」のお隣にある、私のお気に入りの場所「おりづるタワー」(広島市中区、2016年オープン)。その屋上階の展望スペース「ひろしまの丘」に腰掛けて、広島の街並みを見渡すのが、私の一番のリラックスタイムなんです。「ひろしまの丘」という名前の通り、フロアは丘のような勾配があり、心地よい風が下から吹き上げて通っていきます。実に素晴らしい。

 屋上展望台は周囲がメッシュで覆われたウッドデッキの展望スペースで、風がそのまま通り抜ける設計となっています。「今」の広島の音や匂いをありのまま感じながら、平和記念公園・原爆ドーム、晴れた日には宮島の弥山(みせん)まで、広島の2つの世界遺産を同時に望むことのできるスポットです。また、テイクアウト専用のカフェも常設しています。屋上展望台のゆるやかな丘の上で、軽食やドリンクとともに、広島市内の景色を眺めながら、ゆったりとくつろぐことができます。展望台に向かう最後の階段をのぼっていきます。

 現在、「2045 NINE HOPES」が企画されています。1階から屋上展望台まで続く9層のらせん状スロープの壁に、戦後100年広島の願いの巨大壁画が描かれています。壁面一層ごとに、縦約4メートル、横約24メートルの巨大キャンバスに見立て、広島ゆかりの20~90代のアーティスト9人が、戦後100年の世界に何を望むのか、後世に残したい「2045年への願い」を、それぞれが描きました。

 すると見えてくる大パノラマ!平和記念公園原爆ドーム旧広島市民球場など300度くらいでしょうか?ぐるりとパノラマビューが広がります。「今」の広島の音や匂いをありのままに感じながら、晴れた日には宮島の弥山まで見ることが出来ます。

 「ひろしまの丘」という名の通り、フロアは丘のような勾配があり 心地よい風が下から吹き上げて通っていきます。部分的にスロープや階段状になっているため、好きな場所に座って、まったりと風景を楽しむことが出来ます。

 この床と柱はヒノキ、天井ははスギを使用しているため、湿度の高い雨の日などにはその香りも感じられるのだとか。草木も生えぬ不毛の地になるといわれた広島の街でしたが、美しい緑と川を抱く美しい街へと復興した風景が広がっており、眩しく感じます。この街に慣れ親しんだ地元民でも、きっと新鮮な気持ちで眺められるんじゃないでしょうか。その眺めの中には過去の悲しみと未来への希望があり、奥から熱いものがこみ上げてくる、そんな感覚もありました。優しい木の香りの中で風を感じながら、「丘」に腰かけて何時間でも居られそうです。

 夕方、日の入りの時刻の景色(マジックアワー)が最高です。マジックアワーとは、日の入りの前後に太陽が傾き、空の色が変化する時間帯の総称で、一日の間でほんのわずかな時間しか見られません。ゴールデンアワーブルーアワーと呼ばれる2種類の時間帯に分かれ、どちらも薄明といわれる時間帯に見られます。日によって雲の量や形に違いがあり、空の染まり方も、オレンジ、赤、ピンク、藍色とさまざまです。その日の空が何色に染まるのか、マジックアワーは気まぐれそのものです。またそこに楽しみが生まれます。

 現在、展望台では、「ROOF TOP BAR 2022」がオープンしており、喧騒から離れた場所で、上質なお酒やおしゃれなオリジナルカクテルを楽しみながら、広島の夜景を眺めながら、穏やかなひとときを過ごすことができますよ。♥♥♥

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