まだ歩けない

 先日、痛む足を引きずりながら、岡山ZOOMオンライン講演に出かけてきました。無事に大役を務め終えて、足を伸ばして児島まで遠征して、調子に乗って歩き回ったのが悪かったのでしょう。再び足が痛くて歩けなくなりました。「1時間の授業を大切に!」としょっちゅう力説している手前、授業に穴を開ける訳にはいきませんから、痛む足を無理して引きずりながら、米子東高松江北高に通っています。椅子に座ったり、電車の座席に座っていて、立ち上がり第一歩目をぎゅっと踏み出すときに右足に激痛が走ります。歩き出してしまえば、「びっこ」を引きながら何とか歩くことはできます。

 あ、今日は授業で、この「びっこ」という言葉は差別語で、現在は使われない、という話をしたところ、ほとんどの生徒が「びっこ」という言葉を知りませんでした。これには驚きました。世代が違うんですね。私が小さい頃は「ちんば」という言葉もありました。現在は「足が不自由な」という言葉を使います。英語でも同様に、lameという言葉は差別語で、disabledとかhandicappedといった言葉を使ったこともありましたが、今ではphyscially challengedという言葉を使います。

 先日から「だて整形」で、「タリージェ」「ボルタレン」「レバミピド」という胃薬が処方されて飲み始めました。これで私の服用する薬は全部で13種類となりました。伊達先生からは副作用として「眠くなる」ということを注意されましたが、これは本当でした。ウトウトして電車を乗り過ごしたり、乗り過ごしそうになったり、電車の待ち時間までうつらうつらしながら、ハッと気がついたら、もうとっくに時間が過ぎていたり。先日は少し早めに松江駅に入り、「ドトール」でコーヒーを飲みながらいつもの仕事をしていました。気がついたらとっくに電車は出てしまっていました。幸い特急「やくも」があったので、それで追いかけて事なきを得ました。とにかく眠い。それに急に体重が増え始めました。ここ最近かなり体重が落ちていて、管理栄養士さんからも褒められていたんですが、これはまずい。ということで、今日もう一度「だて整形」に行って相談してみました。確かに「タリージェ」には水をため込んでしまう作用があるので、体重が増える人もいるんだそうです。ということで、「ボルタレン」「レバミピド」だけになりました。痛む右足をかばって左足に力を入れて歩くものだから、以前から痛めている左膝までもが痛み出す有様です。今日はお尻に太い麻酔注射2本と、膝から水を抜いてもらい痛み止めを打ってもらいました。でも全然効かない。

 夜中ベッドに上がるのに、ベッドから降りてトイレに向かうのに、激痛です。夜中に叫び声を上げながら、行ったり来たりしている有様です。歩けることは当たり前のように思っていましたが、こうして足が不自由になってみて、決してそうではなかったんだということに気付かされました。「当たり前は当たり前」ではありませんでした。生徒達には今そのことを力説している八幡です。♠♠♠

水を飲めることに「ありがとう」
息ができることに「ありがとう」
食事ができることに「ありがとう」
仕事があることに「ありがとう」
家族がいることに「ありがとう」
友達がいることに「ありがとう」
話ができることに「ありがとう」
歩けることに「ありがとう」
生きていることに「ありがとう」

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