蒜山ジャージー牛乳

◎週末はグルメ情報!!今週は牛乳

 「ホテルグランヴィア岡山」に宿泊して、朝食バイキングに出た「蒜山ジャージー牛乳」が無性に美味しかった。私は自宅では岸田牧場「牛乳だより」を飲んで満足しているんですが(⇒私の紹介はコチラ)、妙に美味しい。ということで、岡山駅ナカのスーパーまで出向き、買ってきました。「蒜山ジャージー4.2」という商品です。

 ジャージー牛とは英仏海峡に浮かぶチャネル諸島の「ジャージー島」が原産の乳用種牛です。数百年にわたり、英国王室御用達の濃厚なミルクを出すために、特別に改良されました。乳脂肪分はもとより良質なたんぱく、ビタミン、ミネラルなどの栄養価が高く、その味は英国王室のお墨付きです。欠点は、ホルスタイン種に比べ体がひと回り小さく、一頭からとれる乳量が少ないため大量生産には向かないということで、国内ではあまり飼育されていません。近年乳成分の濃厚なミルクを産する乳用種として見直され、その乳は希少価値が高く、高級品のイメージがあります。しかし、少しぐらい割高でも、手に入れたい美味しさがジャージー牛乳にはあります。蒜山高原では戦後にジャージー牛の原種を買って飼育しています。

 蒜山酪農は1956年の設立以来、一貫してジャージー種にこだわり続け、現在では国内の飼育頭数10,000頭の内、一地域では最多の約2,000頭が、蒜山で飼育されています。ジャージー牛が蒜山に導入された最大の理由は、広大な牧草地(当時は未開拓の野原)に恵まれていることです。ジャージー牛は草を乳に変える能力に優れており牧草を主体に与えることで乳脂肪分の高い濃厚なミルクを出すことが出来ます。蒜山は西日本でありながら、標高500mの高原特有の冷涼な機構にあり、作られる牧草の品種は東北以北で栽培されるイネ科の永年牧草であるチモシーなどが栽培されています。チモシーは牛の嗜好性がよくβ-カロテンを多く含む栄養価の高い牧草です。各牧場は十分な牧草地を保有しており、年間を通し飼育する全てのジャージー牛に良質な牧草を与えています。そのため蒜山のジャージー牛はジャージー本来の濃厚で淡い黄色味を帯びたミルク(黄金のミルク)を出すことが出来ます。ジャージー牛はかわいい顔立ちと小さい体、それに人へのなつき具合もよく、蒜山高原の観光資源の一つになっています。

 全ての牧場は蒜山酪農が運営する市乳工場を中心に、半径10km圏内に位置しています。鮮度の高い生乳を短時間で集乳し、製造・加工をしていますので、濃厚でありながら癖の無いさらりとした飲み口の、ジャージー乳本来の美味しい牛乳をお届けすることが出来ます。
 

ミルク

 β-カロテンは植物によって生合成されますが、動物は生合成することが出来ません。蒜山ジャージー牛は、β-カロテンを含んだ牧草を多くたべることで、絞ったばかりの生乳は光が反射するとうっすら金色に輝くことから「黄金のミルク」とも呼ばれています。一口飲めば独特の濃厚な味わいと、まるで生クリームのような深いコクが楽しめます。高タンパク、ビタミン、やミネラルなどの栄養価をそのままに絞りたての味は病みつきになりそうです。

 ミルクの基となる牧草は、土壌の質が良くなければ良質な牧草を作ることが出来ません。そのため各牧場は美味しい生乳を生産する上で「土作り」・「草作り」・「牛作り」をモットーに取り組んでいます。水と空気のきれいな蒜山の恵まれた自然のなかで、牛体の健康、搾乳機器や牛舎の衛生管理、牧場の美化に至るまで牛にストレスを感じさせない飼育管理に日々務めています。

 ホテルの係の方によれば、鳥取県は米子のスーパーに置いてありますよ、とのこと。今日勝田ケ丘志学館でその話をしたところ、山根館長さんが市内スーパーで見つけて買ってきてくださいました。再び生田事務長さんもスーパーで見つけて届けてもらいました。ありがとうございました。♥♥♥

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中