児島ジーンズストリート

▲児島駅を出るとジーンズがお出迎え!

 いまやイタリアやフランスなどヨーロッパをはじめ、世界の名だたるブランドが注目するデニム産地となった岡山県。中でも、倉敷市の児島地区は古くから繊維産業が盛んなエリアで、1960年代に日本で最初のジーンズが作られた「国産ジーンズ発祥の地」であり、“ジーンズの聖地”といわれています。今回はそんな児島地区にある、およそ40ものジーンズショップが軒を連ねる「児島ジーンズストリート」をご紹介します。児島駅から観光タクシーで回ってもらいました。股関節の痛い私にとっては、車高の高いタラップ付きのタクシーで、運転手さんも股関節を痛めてタクシーの運転手に転職したという方で、実に親切に案内していただきました。

 「児島ジーンズストリート」と名付けられたその通りは、かつて児島で最も栄えた味野商店街の中にあり、旧野崎家住宅前から味野中央公園までの400mほどのストリートになっています。2010年に、シャッター商店街となっていた味野商店街を中心に、ジーンズショップが次々と入り、レトロなジーンズストリートに変身を遂げました。400mの通りに、ジーンズショップが約40店舗点在しています。一口にジーンズショップといっても、町家風の造り、北欧風の作りなど外観も店内も独自のセンスが光り、街並みに彩りを添えています。まるでジーンズの美術館で買い物をしているような、ジーンズ好きには溜まらない場所です。

▲トイレのトリックアート!

 「児島ジーンズストリート」の中心には、トイレのトリックアートが(写真上)。マンホールまでもがデニムモチーフです。デニムを使ったアートスポット。いや、ビックリ!

 「児島ジーンズストリート」は味野商店街の空き店舗を利用した町おこしの一環として2009年に誕生。約400mほどのストリートはレトロな趣があり、ジーンズショップやカフェなどが立ち並んでいます。デニム生地から縫製、デザインにいたるまでこだわり抜かれた国産ジーンズを目当てに、国内外からジーンズファンが訪れるスポットです。ストリートのいたるところに、まるでのれんのようにデニムが吊り下げられています。青空とインディゴブルーの組み合わせがフォトジェニックで、人気の撮影ポイントになっています。このジーンズアートはSNS映え抜群です。

 車で5分ほど走らせると、BETTY SMITHテーマパーク」に到着します。BETTY SMITHは、1970年日本で初めてレディース・ジーンズのブランドを販売したお店です。それまではジーンズ=男性のイメージでしたが、女性の腰回りの柔らかいラインに合うようにカーブを入れることで、女性にも受け入れられ、女性ジーンズ文化の先駆けとなりました。

 「ジーンズミュージアム」ミュージアム1」、「ミュージアム2」に分かれています。ミュージアム1」は、ジーンズのルーツ、アメリカのジーンズの歴史と、児島ジーンズの歴史、昔の製造工程などアメリカンな雰囲気の館内でパネルや展示品で紹介。2階には2003年にスタートした業界初のオーダーメイド・ジーンズの受付があり、豊富に取り揃えてあるボタンや生地を選び、世界に一つだけのオリジナル・ジーンズを注文することができます。

 1970年代に稼働していた洗い工場をリノベーションした建物ミュージアム2」では、BETTY SMITHが今までに手掛けたジーンズや、児島デニムの解説、また、ジーンズ制作初期に使われていた当時の機械や道具をそのまま展示するなど、リアルに解説しています。国産ジーンズ作りの歴史が体験できます。入り口付近には、デニム素材を使ったカバンや小物入れなども、お土産に販売しています。

 「体験工場」では、国産生地を使った国内縫製のジーンズとパーツを選び、専用の機械で自らパーツを付ける体験を楽しむことができます。職人気分が味わえるのがいいですね。♥♥♥

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