共通テスト型の設問

 「共通テスト」のマーク模試の度に、私は生徒の「自己採点用紙」を借り出して、設問別の正答率を出して分析をしています。本番の「共通テスト」の正答率も重ねて、結果を詳しく分析してみると、面白いことが分かってきます(生徒にも「やりっ放し」にしないように強調していますが、教員も「やりっ放し」は御法度です)。「共通テスト」特有の出題問題の正答率が低いのです。生徒達は「共通テスト」型の出題問題を苦手にしているのです。生徒がどこでつまづくのかを、頭に入れて指導を加えることが大切です。

 それでは、「共通テスト」特有の出題問題とは、どういった問題でしょうか?上の分析によれば、①複数解答を要求する問題、②出来事を時系列に並べる問題、③「事実」と「意見」を峻別する問題、④推測を要求する問題、⑤根拠が複数箇所に渡る情報検索問題、⑥要約・タイトル付けの問題⑦複数の資料を参照して共通点・相違点を整理する問題、⑧プレゼン形式のまとめを完成させる問題、などです。これらの問題で大きな差が付いていることは、例えば、「ベネッセとラーンズの共同分析による「第1回ベネッセ・駿台大学入学共通テスト模試」の実施結果を踏まえた共通テスト対策指導のご提案」に、実施結果をもとに全国的に「差がついた問題」を取り上げて、具体的な「対策指導」が提案されています。そこでは「事実」と「意見」を整理する問題で、各学力層で差がついていることがデータとして報告されており、問われている内容が「事実」「意見」かの判断で生徒が苦戦していることが伺えます。⇒レポートはコチラをクリックしてご覧ください。

 そこでそういった「共通テスト」特有の出題問題を取り上げて、教室で生徒たちに迫り方・解き方を詳しく解説しました。先日、11月12日(土)のラーンズのオンライン研究会「共通テスト導入期し指導を考える会~2年生後半からの取り組み~」にご参加になった先生方は、すでにご存じでダウンロードなさった先生も多いと思いますが、その際の私の解説資料はご指導のご参考になろうかと思います。

・「共通テスト英語リーディング」(編)八幡成人 ⇒コチラからダウンロードできます

 そこでは、来年1月28日(土)開催の、私の「オンライン研究会」も予告が行われました。2023年の「共通テスト」本番終了後ホカホカのレポートをお届けする予定です。

 私は12月7日に、股関節に人工関節を入れる手術を受けて、約1ヶ月のリハビリ入院をいたします。その復帰第1弾となるお仕事です。その頃には元気いっぱいで、みなさんにお目にかかれるのを楽しみにしております。そのためのリハビリを頑張ろうと思っています。お申し込みはコチラからどうぞ。♥♥♥

・2024大学入学共通テストに求められる力とは~2023大学入学共通テストの問題分析のご報告と指導事例の講演

・2023年1月28日(土)14:00~16:00 オンライン  

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