『直前演習2023』を使って

 『直前演習2023共通テスト 英語(リーディング)』(ラーンズ、980円税込み)を、毎年最後の演習で使っています。全国のたくさんの高等学校でご採用いただいて、可愛がっていただいている『重要問題演習』(ラーンズ)の続編です。私はこの二冊だけを「共通テスト」対策で使っています。まずは、各大問の解き方・考え方を、『2023 共通テスト重要問題演習』で生徒と確認していただいた後で、「共通テスト」で出題が予想される形式の問題で総仕上げを行ってもらい、実力を完成させる流れとなっています。この問題集では、①全問オリジナル予想問題! ②求められる力を明確にした出題! ③苦手な出題形式を残さない仕組み! が編集方針として貫かれています。2022年「共通テスト問題作成方針」を踏まえて、実戦テスト形式の予想問題で得点力を養成し、実力を完成させる教材で、全国の多くの学校で、共通テストの演習にお使いいただいています。英文の内容面でも、英文を読んでいく中で「気づきがある内容」「読んでいて面白いと思えるような内容」を意識して、ネイティブが書き下ろしています。実に内容のある英文が多いですね。

 「共通テスト」、「試行調査」を徹底分析して、本番形式(80分)を想定したオリジナル問題7回分が収録されており、「解答・解説」冊子では、すべての問題で素材文と問題を再掲載して、正答と、陥りやすい誤答の判断ポイントなどが一目で追えるように、2色刷で分かりやすく解説してあります。問題の着眼点、概要・要点把握、情報整理・判別など、問題を解くために必要とされる「求められる力」を明示しています。生徒の自学用にもこれは有り難いですね。スマートフォン用アプリ「Learn-S Plus 」(無料)には長文問題の音声が搭載されていて、通常の速度に加え、1.2倍速の音声の再生ができます。これはリスニング対策にも役立ちますね。「解答・解説」についている自己採点シートを使えば、アッという間に採点ができます。自分の得意分野や苦手な弱点分野を把握・克服できる「レーダーチャート」だけでなく、問題テキスト(素材文・設問文)素材文音声(第6問A,B)、生徒の解答データを処理するための「読み取りツール」「集計ツール」も用意されています。「冊子版」に加えて、授業内の演習でも使いやすいやすいように、約40分×14回の「バラ版」も用意されていて、私は毎年こちらを購入して、本番演習をやっています。授業の中で前半の問題を時間内にやり、その場で自己採点をさせ、回収。次時までの宿題に後半をやって来させて、授業の冒頭で自己採点して回収。こうやってデータを入力していき、本番への予想が出来上がっていきます。「やりっ放し」にならないように、解説を読ませて、間違えた問題は正解の根拠と共に、「振り返り学習」を怠らないようにさせています。授業の中で演習が完成していく便利なバラ版です。ここら辺は新しいアプリ「ラーンズコネクト」を使うとさらに便利になるかもしれません。

 さて、ここでみなさんに、特にご紹介したい別冊付録「攻略BOOK―Score Up & Check―」(全25ページ)があります。私も協力させていただいている特別な教材です。「Score Up」「共通テスト」の新傾向問題(正答率低し!)を中心に取り上げていて、解法のポイント・ツボを分かりやすく提示しています。「Check」では、読解問題を読む場合に重要な「つなぎ語」「語彙」を押さえることができます。また最後のページにある「アメリカ英語とイギリス英語」のコラム記事では、両者の「語彙」「綴り」「発音」「文法」の4つの分野における違いを、簡潔に解説しています。この中から、イギリス英語underground, centre, realiseが、昨年の本番に出題され的中したことは記憶に新しいところです。現場でよく誤解されている「つなぎ語」の、in factafter allについても分かりやすく解説しています。

▲新傾向問題の迫り方・ツボが詳しく解説されている「攻略BOOK」

  それではこの問題集の主な特長を約4分で分かりやすく説明した動画をご覧ください。「共通テスト対策」をコンパクトに、それでいて核心をついた解説となっていますから、ぜひご覧ください。

 私は昨年の秋以降、この『直前演習』を用いて演習を進め、毎回得点をデータ入力して、実際の本番点との相関を取ってみました。相関係数0.85で、非常に強い相関があることが実証されました。毎年こうやってデータを取っていますが、0.9前後になっていますので、本番に直結した非常にいい問題が収録されているということが、お分かりいただけると思います。今年度版は冊子版が6月17日発売、バラ版は7月8日に発売になりました。私は最近、今年度のバラ版(第1問~第4問/第5問~第6問で2回に分けて演習を教室で使い始めています。

▲心強い味方の教材です

 この度完成した「ラーンズコネクト」というデジタル教材サービスを使えば、スマホで解答用紙を写すだけで、自動採点してくれ、間違えた問題も明示されます。さらにはそこから重要ポイントの復習をすることもできるようになっています。採点結果に応じた知識事項の学習が可能になるのです。至れり尽くせりのアプリですね。『重要問題演習』『直前演習』に対応しています。解答の回収・集計が容易になるばかりか、授業時間内に解答のフィードバックが可能になります。この便利なサービスが全教科で1年間1,800円または6ヶ月1,200円で利用することができます。詳しくはコチラの専用ウェブサイト、または地区担当の営業社員にお尋ねください。♥♥♥

カテゴリー: 英語指導に関して パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中