「Eruption」

 Jordan Victoria & PCTC「Eruption」です(英語では「爆発,噴火」という意味ですが、ドッカーン、それぐらいに凄い現象ということなのでしょう。確かに現象を見ると、ビックリ仰天します)。ついでながら、私は授業で、erupt(噴火する)という単語が出てくると、語根の「rupt(壊れる)」を指導して、bankrupt(破産した)、interrupt(中断する)、corrupt(腐敗した)、abrupt(突然の)、rupture(破裂)と広げていきます。三年間で、約50個の語根を指導することで、ずいぶんと単語力・応用力をつけることができるんです。

 観客に選ばれたクイーンだけが、4枚のブランクカードの中に出現します。カードは選ばれたたったその1枚しか印刷されていないのです。すべてのマークに対応しています。もちろん、 コンセプトは、あのマックス・メイビン(Max Maven)さんの代表的傑作の「ブウエーブ:B’wave」です。テンポよく演じられる「B’wave」現象です。原作ではちょっとした制約があったんですが、フォースやエキボク(マジシャンズチョイス)は一切無しで、なんと全てのマーク4つに対応できるように進化しました。仕掛けは実に巧妙で、これにはさすがのマジシャンでも引っかかってしまいますよ。

 このエフェクトでは、観客に好きなクイーンのマークを言ってもらい、あなたが出すパケットの中で、1枚だけ反転したクイーンを出現させる方法を学びます。カードは1枚だけしか印刷されておらず、裏の色も他とは違っています。フォースもチョイスも一切使いません。クイーンの選択は全く自由です。一切の誘導はないのです。4枚のカードはそれぞれ100%クリーンです。フォース不要!他に道具(ワレット等)不要!そんなバカなことが!


 


 また、カスタマイズできる便利なパッケージ(実演映像での封筒)も付属しています。この古めかしい雰囲気の封筒に、自分宛の住所を記入しておくと、いかにもそれらしい道具が完成ですね(写真上)。このパケット・トリックを、自然な雰囲気でどこにでも持っていくことができます(小さな財布に完璧に収まります)。

 この方法は、何年もかかって開発されました。ギミックカードの仕掛けは、実に手が込んでいます。小粒ではありますが、ものすごい作品です。そして今、私たちはこの方法をマジックのコミュニティで共有できることを嬉しく思います。

 小さな封筒を示し、予言のカードが入っていることを伝えます。観客に1枚のクイーンを頭に思い浮かべてもらい、そのクイーンを言ってもらいます。マジシャンは古めかしい封筒から4枚のカードを取り出し、広げて見ると、あなたが選んだカードだけがそこに現れるのです。さらに、反対側を見てみると、選んだマークのカードだけが、他のカードと裏の色が違っているのです。他のカードは全て真っ白なブランクカードです。まさにドッカーン!!商品が入っている封筒を財布の中に入れて使用することで、怪しさなく取り出して演技ができます。封筒の中には余分なカードなどは一切入っていません。今私が一番気に入って練習している作品がこれです。♠♣♥♦

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