Yes or No~相手の思ったカード

 「YES NO」 といえば、私の大好きなオフコースの名曲中の名曲です(作詞・作曲 小田和正)。今でも思わず口ずさんでしまうくらい、お気に入りの曲なんです。その後、小田和正さんがアレンジし直したバージョンも出ていますが、私はオフコース時代の原曲のままが好きですね。

 鬼才・小林俊晶(こばやしとしまさ)氏が開発したこの商品「Yes or No」(フォーサイト、1200円)は、観客と対話をしながら気軽に使える、便利な実践的アイテムです。実践派のプロ、小林さんのアイスブレイク・マジックは、現場で培ったノウハウで、楽しくマジックができます。

 “yes”か“no” の質問をするだけで、観客が選んだ52枚のカードを簡単に当てることができます。使うものはランダムに数字とマークが記してあるたった4枚のカードのみ。観客がトランプ52枚のうちから、心の中で思い描いただけのカードをズバリ当てることができるのですから、実に実用的です。カードを1枚ずつ見せていき、マークがあるか?ないか?聞いていきます。続けて、数字があるか?ないか?聞いていきますたったこれだけで「52分の1のカード当て」が、フルデックを一切使わずに演じられるのです。サイフ等に気軽に入れておける、たった4枚のカードだけで。原理は昔からあるものですが、より分かりやすく、シンプルな構成で、デザインにも細かな工夫を凝らして使いやすく製作されたカードです。小品ですが、可愛らしいデザイン(シルクハットから色々なマーク・数字が飛び出している)のカードがいっぺんで気に入りました。♠♣♥♦

 似たような作品で、私が今までに好んで演じてきたのは、ジョIMG_1273ン・スタインマイヤー(John Steinmeyer)のものです。古いマジック道具を整理していたら、彼の1994年に発表した「世界一薄いデック」(The World’s Thinnest Deck of Cards)が思いもかけず出てきたんです。懐かしかったですね。薄さわずか4ミリ。もう今から約20年も前の作品ですね。たった5枚のカードが付いてくるだけなんですが、相手の覚えたカードをこれだけで当ててしまう、という数理マジックの大傑作です。♠♣♥♦

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