毎週土曜日の夕方のテレビ番組「住人十色」という番組を楽しみに見ています。家の数だけある家族の物語を紹介する番組です。その司会を担当しておられた毎日放送(MBS)のアナウンサー高井美紀さんが急死なさいました(死因は非公表)。55歳の若さでした。本日2月4日の番組はすでに収録済みで、収録日を伝えた上で放送予定だそうです。今日が最後の姿になります。リポートパートとスタジオパートをつなぐ役回りで、「訪問者」が取材した『家』の補足情報をスタジオでMCに紹介し、リポートVTRの途中には、MCに向けてクイズを1問出題する役回りでした。
ニュース番組のキャスターを長年務め、落ち着いた語り口や番組進行に定評がありました。同番組で共演する俳優、松尾貴史(62歳)さんはツイッターで、「いてくれて当たり前のように感じていた方がいないという喪失感が大きすぎます」と悲しみをあらわにした。とびきり華のある人で、アナウンスメントのうまさにとどまらず、彼女の明るくきっぷのいい人間性にひかれる人が多くおられます。英語も堪能で貴重な存在でした。「気さくで気取らず、ユーモアがあっていつも自然体。嫌なところが一切ない方だった。誰も悪く言う人はいないし、皆さんから愛される素晴らしい人だった。なぜこの若さで」との声も。
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さて、私が股関節の手術で日赤に入院する前日、島根県立平田高校で、島根県の教員になって初めて、1年3組で担任をした生徒、西森弘子(旧姓遠藤)さんの旦那さんから、彼女の急死の訃報が届きました。まだ59歳です。えーっ!!夏に電話で話したばかりでした。彼女とは高校を卒業してからもずーっと交流が続いていて、結婚して高知県に住むようになってからも、何かにつけて高知県の特産品を送ってもらっていました。私が定年退職の日に、松江北高事務室に彼女からキティちゃんの人形が届けられて笑われたのもいい思い出です(私はこれからキティちゃんのファンになったのでした)。数年前に一度、彼女が松江の自宅を訪問してくれ、料亭「みなみ」で食事をしたことがあります。下の写真はその時一緒に撮したものです。今度は、私が高知に出かける番と約束していたんですが、約束はかないませんでした。旦那さんのお話によれば、この二年間、病院に通院治療はされていたようです。彼女とは何度も電話で話していますが、そんなことは一言も教えてくれませんでした。いつも私の健康のことを気遣ってくれて、いつまでも元気でいてね、と励まされていました。神様は残酷なことをします。ご冥福をお祈りします。