当たり前のことをバカになってちゃんとやる

 私は日頃から教室では生徒たちに、たり前のことを鹿になってゃんとやる」と結果につながるよ、と言っています。この言葉の頭文字をとって「ABC」と呼んでいるんです。今回のオンライン講演(1月28日)に先生方から寄せられたご質問の中に、「先生からよくこの言葉を聞くけれど、具体的にどのような形で生徒に伝えておられるのですか?」というものがありました。

 私がこの言葉を初めて知ったのは、尊敬する経営コンサルタントの小宮一慶(こみやかずよし)先生『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』(サンマーク出版)という本でした。「仕事も人生もABCが大事」と著者は説きます。どういうことかというと、ABCは本書のタイトルの頭文字で、Aはあたりまえのこと、Bはバカになること、Cはちゃんとやることを意味しています。そして、ABCを実践している人は、運がよくなり、人生がうまくいき、幸せになれるというのです。たとえば掃除一つをとっても、誰にも負けないくらい、来る日も来る日も同じ場所を徹底的にやる。あたりまえのことを、バカになって、ちゃんとやることで、これまで見えなかったものが見え、気づけなかったことに気づけるようになると、著者は力説します。激動の時代を生き抜くための座右の書ともなりうる作品でした。私の人生で大きな一冊となりました。

 いろいろな形で英語の勉強のヒントを生徒達に提示していますが、例えば、「すぐやる 必ずやる できるまでやる」日本電産永守重信さんの「仕事の三原則」です)というのもその一つです。「すぐやる」ことで、その課題のレベル、難易度が分かりますし、かかる時間の予測もできます。忘れてしまう前にやることで、たまることがなくなります。万が一失敗したときでも、修正・挽回する時間が残されています。「必ずやる」ことで、「忘れていました」「忙しくてできませんでした」「時間がなくてできませんでした」といった生徒からよく聞く言い訳を撲滅することができます。「できるまでやる」ことで、自信につながってきますね。最後までやってはじめて結果が出ます。「できない理由」を探すのではなく、どうすればできるのかを考えるのです。

 いつも言っている「やりっ放しにしない」を、裏返しで述べた言葉ですね。その他、先日のオンライン講演では、下記のような生徒に授業で紹介する言葉を挙げさせていただきました。♥♥♥

 

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