生徒の心に火を付ける

 私は大学に入れるために英語を教えているのではありません。英語の面白さ・難しさ・奥深さを生徒に伝えて、大学へ行ってからも、そして社会人となってからも英語の勉強を続けてもらうために必要な基礎・基本をしっかりと教え、本物の英語の力をつけるために毎日の授業をしています。決して「分かりやすい授業」とか「面白い授業」が目標ではありません。「生徒の心に火を付ける」のが私の仕事だと思ってやっています。そのためには、成績が目に見えて上がった、模試の得点が飛躍的に伸びた、というのが一番の薬になるようです。「結果」にもこだわりたいと思っています。そのために毎日の反省・分析を怠りません。私の授業の目標は「分かりやすい授業」ではなく、「あ~、英語の勉強って面白いな」「ワクワク、ドキドキ」を伝えて、「もっと勉強してみよう!」と励ます授業こそが、私の目標なんです。生徒一人でも、二人でもそういう気持ちを体験してもらえる授業こそが、私にとって「良い授業」です。毎日の授業を私は、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」をモットーにしてやっています。これは作家の井上ひさしさんの言葉です。そんな私は、1時間の授業の中に「笑い」が必ず出ることも心がけています。

 生徒の心に火を付けるために、私は教え子たちに協力してもらって、学校案内やパンフレットでは知ることのできない大学生活の生のレポートを送ってもらい、それを「あむーる」という通信に掲載して生徒に配布してきました。もう何十年も続けていることです。先日は大阪大学・人間科学部に進学した卒業生から詳細なレポートが届きました。今編集しているところです。大田高校で進路部長を務めていたときには、「進路だより」と形を変えて毎週発行しました。高校時代に担任した生徒の保護者が楽しみにしてくださって、今でも全部保存してあります、と言っていただいたこともあります。ちなみに「あむーる」というのは私の大好きなピアニスト・リチャード・クレーダーマンのアルバムのタイトルからいただきました。これは生徒たちに大変好評で、これを読んで、その大学を志した例も少なくありません。この「あむーる」のバックナンバーは、このサイトの右側にある「ダウンロードサイト」(閲覧自由)から読むことができますので、参考にしてください。♥♥♥

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