笠岡高校に講演に行ってきました

 岡山県立笠岡高等学校「共通テスト」の講演に行ってきました。今回で3回目の訪問です。午前中(文系)と午後(理系)に分けて90分ずつお話をしてきました。どうやってやる気を出してもらうかに焦点を絞って、あらゆる角度からお話をさせていただきました。かつて笠岡高校を訪れたとき、一番前で私の話を聞いてくれていた女生徒が、単語集に極小の付箋(初めて見るもので、100均のダイソーに売れていると聞きました)を百枚以上貼り付けて勉強していたのを覚えています。私は松江に帰ってすぐ松江北高の生徒たちにこのやり方を紹介したものです。数年後偶然、松江市内の横断歩道で信号待ちをしているときに、「八幡先生ですか」と声をかけられました。「あ、あの付箋の子?」――「そうです」あの時の付箋の女生徒でした。聞けば、来月からアメリカに留学すると言います。それならと、料亭「みな美」で送別会をしてあげました(⇒詳しくはコチラをご覧ください)。こんな偶然の縁ってあるんですね。そんな笠岡高校の思い出話に始まって、「1.01と0.99の生き方」の話へと続きます。たった0.01(1%)の違いでも、一年続けるととんでもない差が付くことを見てもらいました。1%は1日にすれば、わずか14分です。「微差は大差を生む」のです。受験に失敗する人には共通点があります。「まあいいか、その一言でもう一年」なのです(⇒私の資料はコチラで見ることができます)。中でも一番大きいものが、「基礎・基本の大切さ」です。曜日名と月名を書いてもらいましたが、なかなか完答というわけにはいきませんでした。私は毎年授業の1時間目に浪人生にこれらを書いてもらいますが、ほぼ全滅状態です。あの駿台予備校で東大・京大・医学部を目指す受験生でも2割が間違えるといいます(竹岡広信先生談)。授業を大切にして、「練習は本番のように、本番は練習のように」臨むのが大切であることを強調しました。「当たり前のことをバカになってちゃんとやる」ことで「英語は絶対に裏切らない」ことを、数多くの実例で見てもらいました。正しい努力は報われるのです。そして努力には速効性はないので、コツコツと正しい努力を積み上げるしかないのです。

 「共通テスト」に関しては、全国の受験生で最も多い悩みの、①最後まで行かない、②単語が覚えられない、③リスニングが苦手、の三つについて、それぞれの対処法を具体例を挙げながら説明しました。最後に、「単語の覚え方」に関して理系の生徒から面白い質問が出ました。それは明日のブログでお話しします。熱心に一生懸命聞いてもらい、気持ちよく学校を後にしました。少しでも何かの参考にしてもらえたなら嬉しく思います。指導教諭の定藤先生にはお世話になりました。ありがとうございました。♥♥♥

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