「かすてぃら」

 さだまさしさんの新刊自伝的私小説『かすてぃら』(小学館)は読まれましたか?彼のお父さんがいかにスケールの大きい人物だったかが、よく描かれていました。

 実は、さださんのおじいさんは島根県那賀郡三隅町の生まれ、奥様は浜田市出身ということで、島根県とはゆかりの深いアーティストです。先日、「嵐にしやがれ」というバラエティ番組に出演したさださんは、28歳の時に中国のドキュメント映画「長江」で28億の借金(金利合わせて35億!)を負ったことを語っておられましたね。それを全部返済してしまうところが普通の人とは違う所です。借金地獄の中でも、スタッフは誰一人やめることなく、彼と一緒に茨の道を歩んだというのは有名な話です。み~んな、さださんに惚れていたんですね。そんな映画で苦労されたさださんも、今では出す本全てが映画化され、大ヒットするまでになりました。

 さて、今日はそんなさださんプロデュースの「かすてら」の話です。長崎のカステラは、長崎に来航してきた南蛮船乗組のカステラ王国の人より、長崎人・村山等安が習い、1592年に豊臣秀吉に献上したことに始まるとされています。秀吉はいたく気に入り、等安を初代長崎代官に任命しています。先日放映された「嵐にしやがれ」にさださんが持参したカステラは、この長崎「糖庵」のものでした。私はカステラと言えば、「福砂屋」と決めており(初代のご主人の頑固さに惚れ込みました)、長崎に行くたびに本店で、ザラ目の美味しいカステラをもう長年いただいているんですが、今回「糖庵」のものを食べてみて、卵の味が濃いと感じました。そのおいしさといったら半端ではない。みず飴、卵、小麦粉、ザラメ糖にこだわりをもって作っておられるとか。カステラはちぎって食べるのが一番美味しい、と教えてくれたのもさださん(お父さんからの教え)でした。今日は、そんな長崎「糖庵」のカステラをご紹介しました。桐箱の題字もさださん直筆です。

 9月28日(金)、29日(土)と広島市市民交流会館で、さださんの「40周年記念コンサート」が予定されています。あっという間にチケットは完売したそうです。さすがですね。1日目はトークだけ、2日目は歌だけ、という常識ではあり得ないコンサート、それはそれは豪華な2日間になりそうです。「命の洗濯」に行ってきます。いつも彼のトークには「元気」と「勇気」(この2つとも使えば使うほど増えていくという特徴を持つ)をもらって帰るんです。今はその予習に「噺歌集2」(全15巻)を毎日聴いています。

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