「太陽の塔」見学

 大阪「万博記念公園」「太陽の塔」の内部を見学に行ってきました。前回訪れた時には外から見ただけで、内部には入りませんでした。「太陽の塔」は、1970年に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」のパビリオンのひとつとして建設されました。大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」を表現するパビリオンとして、万博のシンボルともいえる建造物です。当時、万博史上最多の6421万人が訪れた戦後最大のイベントで、その盛り上がりは相当なものでした。

    巨大な体に個性的なデザインで、現在でも圧倒的な存在感は健在ですね。「太陽の塔」は、万博会場跡地に造られた「万博記念公園」の顔として親しまれています。その大きさは高さ70m、基底部の直径20m、片方の腕の長さは25m。高さ70mというと、ビルでいうと20階建ぐらいの高さに相当しますから、かなり大きいですね。故・岡本太郎氏が手がけた中で、最も巨大な作品です。「ベラボーなものをつくる」と宣言して創り上げました。大阪万博時にテーマ館の一部として建てられ、閉幕後に撤去される予定でしたが、ぜひ残して欲しいという強い要望により残されることになりました。しかしながら、撤去を前提とした建築だったため、原則内部に入ることはできませんでした。近年、大阪万博のレガシー復活を望む声が高まり、耐震・再生工事を経て、2018年3月19日に、内部公開が再開されました。「太陽の塔」内部への入館は、前日までの事前予約制となっており、「太陽の塔オフィシャルサイト」よりインターネットで予約をします。見学は重量規制があるために10数名ずつの団体行動になります。私も事前に予約をして、見てきました。左膝が悪いので、階段を上るのではなく、エレベータによる鑑賞を希望しました。

 この「太陽の塔」には4つの顔があります。といっても、外側から見えているのは3つの顔だけです(写真上)。長い首の先には「黄金の顔」が光っています。そして胴体の中央にも顔、背中側にある顔。頂部の「黄金の顔」は未来を表し、背面の「黒い太陽」は過去を、胴体の「太陽の顔」は現在を象徴しているそうです。そして4つ目の顔とは、「地底の太陽」と呼ばれ、内部展示されているものになります。この「地底の太陽」は、万博閉幕後に行方不明になり現在も見つかっていませんので、展示されているのは復元されたものになります。

 スロープを降りていき、受付で予約バーコードを示して、いよいよ内部展示見学です。見学者がまず案内されるのが「地底の太陽」ゾーンです。先ほど少しご紹介した4つ目の顔「地底の太陽」をメインに展示しているエリアになります。「地底の太陽」ゾーンは、万博当時に地下に展示されていた「過去・根源の世界」の雰囲気を体感する空間で、地底の太陽」を中心に、世界の仮面と神像がさまざまに展示され、背景には当時の展示の様子やイメージ映像が投影されています。


そしていよいよ「生命の樹」へと順路は続きます。真っ赤な壁に覆われた内部空間の中央には、高さ41mの「生命の樹」がそびえ立っています。「太陽の塔」の内部はまるで胎内と呼ぶのがピッタリで、この「生命の樹」はまるで「太陽の塔」の血管のようです。この「生命の樹」には、“いきもの”がびっしりと貼りついています。1階フロアの単細胞生物から始まって、真上を見上げるとクラゲやアンモナイト、魚類、マンモス、、ゴリラ、恐竜など33種183体もの生物が、樹を彩っています(大阪万博当時は33種292体の生物模型がありました)。樹の根元に配置されているのはアメーバなどの原生生物、そこから上に向かって、三葉虫や魚類、恐竜、そして人類が。まさに「生命の進化」の過程を表しているのですね。

 芸術家、岡本太郎氏が構想したこの巨大オブジェ「生命の樹」では、単に「進化の過程」を示しているのではなく、根源から未来に向かってふきあげる莫大な「生命のエネルギー」が表現されています。「芸術は爆発だ」を始め多数の名言でも有名な岡本太郎氏の著書には次のような言葉があります。「全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーッとひらくこと。それが『爆発』だ。人間は本来、瞬間瞬間に、無償、無目的に爆発しつづけるべきだ。いのちのほんとうの在り方だ。」(『自分の中に毒を持て』)実際に、この内部空間に立つことで、この言葉の意味の一端を感じることができるのではないでしょうか。

 1階での見学を終えると、階段での見学を希望したお客さんたちは、らせん状の階段を上りながら、様々な生物の造形物を間近で観ることができます。下から見上げていた生物の顔を真正面から見たり、細かい部分をじっくりと見たりします。階段の各ポイントには、案内スタッフが立っておられて、詳しい解説を聞くことができます。目から入る情報ばかりでなく、耳からの情報も逃さないように心がけました。私はエレベータでの鑑賞を予約したので、3カ所のみで解説を伺いました。それにしても、よくもこんな壮大な ものを造ったものと感心させられました。

 写真撮影は1階フロアのみ可能となっています。部品などの落下により展示物が損傷するのを防ぐためです。この1階での写真撮影も、内部見学が可能になった当初は禁止されていましたが、2018年12月より1階のみ可能となりました。❤❤❤

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偶然の縁

 米子・勝田ケ丘志学館から帰る途中、交差点で信号待ちをしていました。「あのー、八幡先生じゃないですか?」と、若い女性に声をかけられました。「はい、そうですが」―「私、3年前に岡山県で先生の授業を受けた者です」―「あ、もしかしたら単語集に付箋をいっぱい貼って勉強していたあの子?」―「はい、私です」 

 もうビックリしました。こういった「偶然の出会い」というのはあるんですね。彼女は福尾静香(ふくおしずか)さんといって、3年前に、私が岡山県立笠岡高等学校で、センター試験対策の特別授業をしたときの3年生でした。現在、島根大学法文学部で英語を学んでいるとのこと。立ち話で、8月からアメリカに10ヶ月留学することになっているというので、また北高に訪ねて来るように話しました。そして日を改めて北高に来てくれて、島根大学の現状や、留学に関するいろんな話をした後で、アメリカ留学の送別会をやってあげることにしました。

 私の大好きな「みな美」で懐石ランチです。最後に出てくる「鯛飯」(たいめし)がこのお店の売りです。何度食べても飽きることのない味です。秘伝のだし汁が何とも味わい深いんです。

 今頃は、遠くアメリカの地で勉学にいそしんでいることと思います。頑張って充実した留学生活を楽しんでくださいね。応援しています。❤❤❤

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USJ「スペクタクル・ナイト・パレード」

 前回訪れたときに撮った2,500枚の写真が全部読めなくなってしまったために、もう一度USJに行ってくることはお話ししましたが、(⇒コチラです) リベンジですから、今回は3,000枚(!)ほど写真を撮ってきました。家に帰るとすぐにハードディスクに保存をして、万全を期しましたよ。前回と違って、今回はずっと夜までいて、「スペクタクル・ナイト・パレード~ザ・ベスト・オブ・ハリウッド~」も観てきました。いろんな人から凄い迫力だよ、と聞いていましたが、まさにその通りでしたね。夜の8時きっかりに、パレードはスタートしました。いよいよです。先頭のパレード・フロートがやって来ました。

    続いてやって来たのが、世界的名作「ハリー・ポッター™」の世界です。蒸気を吹き上げながら、ものすごい迫力でやって来る「ホグワーツ™特急」は実物大の大きさです。窓には「ホグワーツ™魔法魔術学校」へ向かう生徒たちの姿が投影されています。熱戦繰り広げる「クィディッチ™」を観戦し、大広間での魔法訓練に遭遇すれば、辺りは一変、「ディメンター™」が飛び交う深い夜へ!次々に訪れる圧倒的な魔法体験が、濃い感動の世界へ連れていってくれます。昼間のハリーポッター・ワールドとはひと味違って、これは凄い迫力でした。

 摩天楼そびえるシカゴへと街並みが変われば、世界中に熱狂的ファンを持つ「トランスフォーマー」の世界へと移っていきます。高層ビル群を食い尽くすドリラーの破壊力に圧倒され、バンブルビーとメガトロンのバトルを目の当たりにすることになります。 目が釘付けになるような大きな変形を何度も繰り返しながら、進んでいく様には、思わず息を飲んでしまいます。高さ8メートル超、とてつもないメガスケールで繰り広げるしびれる戦闘に大興奮です!

 突如として、うっそうとした熱帯雨林に包まれ、恐竜たちが生き生きと生息する「ジュラシック・ワールド」へ放り込まれます。鳴り響く警報音、点滅するランプ。緊張感高まる中、檻から逃げ出したラプトルたち、リアルな恐竜の脱走にドキドキです。さらに背後から迫るは、咆哮を轟かせ闘志むき出しに荒れ狂う巨大肉食恐竜、T-レックス!巨体を動かし、周囲を見渡す姿に観客一同息を飲みます。一触即発、逃げ場のない極限の緊迫に巻き込まれるのです。

 ラストを飾るのは、世界的大人気映画の主人公にして、パークの陽気な人気もの、「ミニオン」たちによる、最高にハチャメチャなパーティです。ミニオンたちのヒストリーを旅したり、アグネスたち三姉妹が大好きな遊園地「スーパー・シリー・ファンランド」の奇想天外な世界を楽しみながら、DJミニオンと一緒に、色とりどりの光に包まれる空間で、踊って笑ってハチャメチャなお祭り騒ぎです。パレード中にはキャストがパレードを離れて客席にやって来ては、声をかけてきます。

 とにかくもの凄いスケールで、盛りだくさんのパレードでした。夜まで待った甲斐がありました。みなさんにもオススメしておきます。有料の「特別鑑賞エリア」で見物するとさらに良かったみたいです。❤❤❤

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新テストの講演会のご案内

    6月6日に、文部科学省より、「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱」が発表されました。6月7日には大学入試センターより、「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」が発表されています。新しい入試の概要が徐々に明らかになり、高校2年生・1年生ご担当の先生方を中心に、緊張感も高まってきていますね。株)ラーンズでは、先生方の不安解消の一助としてもらうべく、「『大学入学共通テストに向けて』~考えうる指導事例を通して,新入試に備える~」研究会(無料)を企画されました。

  現場では新しく始まる「共通テスト」への関心が強いです。私も「リーディング」の変更点(⇒コチラに詳しく書きました)ならびに大きく変わる「リスニング」の変更点(⇒コチラに詳しく書きました)を取り上げたところ、ものすごい数のアクセスをいただき大きな反響がありました。今回の研究会はウェビナー(WEBセミナー)での開催となります。仙台・東京・名古屋・大阪・博多を結んでの同時開催です。私は東京会場に登壇します。仙台会場,名古屋会場,大阪会場,博多会場はそれぞれWEBに接続して、スクリーンを通して、先生方にご参加いただくことになります。各会場からのご質問もお受けする時間を設ける予定と聞いています。「共通テスト」では、何が変わるのかどのような力が求められるのか?そしてそのためにはどのような指導が効果的なのか?に関して、とびっきりの資料をご用意して、お話しさせていただきます。お盆の間は資料作りに奮闘しておりました。さらには、新しく発刊される教材(11月1日予定)の見本ページをご覧頂きながら、指導の方向性を探ってみたいと思っています。ご希望の先生方は、下記からお申し込みください。


《日時・会場等》

日時:2019年8月31日(土)
・数学:10:00~12:00(開場9:30)
・国語:13:00~15:00(開場9:30)
・英語:16:00~18:00(開場9:30)  ★八幡が担当します

◎場所:TKP西新宿カンファレンスセンターホール3Bと3D
定員:各教科80名  ⇒お申し込みはコチラ

◎場所:TKP仙台南町通カンファレンスセンターホール8A
定員:各教科40名  ⇒お申し込みはコチラ

◎場所:TKP名古屋栄カンファレンスセンターホール7G
定員:各教科60名  ⇒お申し込みはコチラ

◎場所:TKPガーデンシティ新大阪バンケット6A
定員:各教科70名  ⇒お申し込みはコチラ

◎場所:TKPカンファレンスシティ博多TKPホール
定員:各教科50名  ⇒お申し込みはコチラ

★八幡からの特別プレゼントが!!★

 嬉しいお知らせです。この研究会に参加される全ての会場の先生方には、私からの特別プレゼントとして、最後のセンター試験となる来年度用に、私の『2017年英語センター対策本』&『2019年度英語センター対策本』&「センター過去出題語」リストの3点セットを無料で差し上げる予定です。ぜひご参加くださいね。❤❤❤

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「御殿寿し」の「海鮮丼」

◎週末はグルメ情報です!今週は海鮮丼

 兵庫県立村岡高等学校でセンター試験の授業を楽しく終えて、進路指導部長の廣地聖史先生に、鳥取駅まで車で送っていただきました。その途中でお昼ご飯を食べに、「御殿寿し」というお寿司やさんに連れて行っていただいたんです。お店の場所は、ほんと素朴な温泉場『村岡温泉』のすぐ隣にあります。地元では有名なお店だそうです。

 店内に入ると、厨房の横に少しだけカウンター席がありましたが、通されたのはお座敷の個室です。食べたのは「海鮮丼」です。それにしても具材がたくさん乗ってますね。下のご飯が見えないくらいです。そしてネタの一つひとつが厚切りで、どれも新鮮で美味しかった!!ちょっとビックリしたのが、ご飯が熱々だったこと。海鮮丼のご飯は、冷たい酢飯だったり、熱々のご飯の上に冷たいご飯がのった二層になっていたりと、ご飯の熱が具材に伝わりにくいようにされているのが普通だと思っていましたが、ここまで熱々のご飯の上に直接具材が乗っているのは初めてのような気がします。ミニうどんかミニ蕎麦のどちらかがつくんですが、私は熱々のうどんをお願いしました。いい出汁が効いていました。廣地先生、ありがとうございました。❤❤❤

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「OFFWORLD」

  ★革命的な「赤と黒」!!

 マジックの世界で、「Out of This World」といえば、あの巨匠ダイ・バーノン「今世紀に発明された、唯一のカードマジック」と断言した、ポール・カリーの名作トリックです。今でも、さまざまなバリエーションが加えられて、マジシャンたちを魅了し続けています。私もたくさんの作品を持っていますが、今回のものだけは、他の作品と決定的に違う点があります。これは非常に大きな変化です。つまり「表向きのままで行うアウト・オブ・ディス・ワールドという点です。カードを完全に表向きにしたままで、観客自身の思うように自在にカードをコントロール出来るのです。これまでは、観客の言う通りにカードを裏向きに分けていき、最後に表を開けてみるときれいに赤と黒に分かれているという現象でした。これはこれで、インパクト大なんですが、最後の1枚まで裏向きでずっと配り続けるというのは、いかにも間延びのする手順でした。今回の「OFFWORLD」は1枚ずつ、観客がコールした通りに表向きに出していき、その通りに「赤」「黒」が現れます。しかも、最後には箱に入れておいた「赤」の札の枚数まで当たってしまう、という革新的なエンディングもついています。フランスのカーディシャンであるJean Pierre Vallarino(バラリノ)の創造的なマインドが作り上げた傑作ですが、テクニックらしいテクニックはほぼ使いません。ギミック・デックの特性を利用して、ほとんどがセルフワーキングで演技可能です。これまでの数々の類似品は傍らに置くか忘れてしまいましょう。スイッチ、テクニック、スタックも全部不要です。

 この作品タイトルは「Offworld」(異世界)といった感じでしょうか。赤地に金のメタリックインクで印刷された素敵なボックスに入ってきます。演者は観客にザーッとデックの並び順を示して、順番を覚えるように言います。そして少数枚をカットしてデック・ケースに入れておきます。残りのカードを表向きにして、「次のカードは何色だと思いますか」と聞きます。観客が「赤」と答えたとしましょ。次のカードを見せると確かに観客の言った通り赤のカードです。「黒」と言えば、本当に黒のカードです。そのままで同じ質問を繰り返していきますが、なと観客は100%の確率で赤と黒のカードを言い当てるのです。一応は50%の確率で当たるわけですが、これをどんどん繰り返して行き、観客はすべて当ててしまうとなると、これはもう奇跡です。あなたはただ客に予想してもらい、次のカードを見せるだけです。そして最後には、ケースの中に入れたカードに注目してもらい、この中には5枚以下の赤のカードが入っていることを伝えます。そして実際に何枚の赤のカードが入っているか想像してもらいます。観客が仮に4枚と言ったら、何とその枚数の赤いカードがケースの中に入っています。ここでも正確に客の思考を事前予知できるのです。観客はもうこの時点で唖然としています。2択の一致が連続しておこるという現象はどんどんと不思議さが増していくために、大いに盛り上がることでしょう。

 欠点としては、ギミック・デックであるがゆえに、終了後に手渡すことができないことぐらいでしょうか。利点としては、観客に答えてもらってすぐに示すことができること(原作では全部配り終えるまで時間がかかります)、すぐにリセット完了できること、仕組みを知ってしまえば、自分のお気に入りのカードで自作できること、他のマジックにも応用が考えられそうなこと、など幾つか挙げることができます。私は英語教師として「センター試験」の指導をする中で、男子生徒よりも女子生徒の直感がよく当たるという経験則を持っていますが(「女の直感」)、それを実証するために、このデックを使っています〔笑〕。今日も米子東の「志学館」で…。

 映像での演技解説に関しては、約1時間程度で、世界トップクラスのプロマジシャン・グレゴリー・ウィルソンが行っています。英語の解説になりますが、デックの扱いに関しては、動画のみでも十分に理解ができると思います。ギミック・デックは赤裏のバイスクルですので、通常の手順を演じた後に密かにスイッチして、続けて演じるという事も可能です。難しいテクニックも使いませんので(カードを押し出すだけ)、いったんデックの秘密と扱い方さえ理解してしまえば、すぐに演技が可能でなところがいいですね。一味変わったクラシックで、観客の驚きと悲鳴を聞きたい方には、まさにピッタリのトリックだと思いますよ。オススメ作品でした。♠♣♥♦

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「ふれあい手形散歩道」

 最近訪れた湯村温泉の源泉「荒湯」(あらゆ)に近くには、「ふれあい手形散歩道」があり、春来川沿いをのんびりと散策することができます。湯村を訪れた芸能人や文化人の方々の手形プレートが61基設置されているんです。昭和56年からはじまった「夢千代日記」(NHKテレビ放映)を機に、吉永小百合さんの「夢千代銅像」がつくられ、アメリカ・ハリウッドのチャイニーズ・シアター前の手形を参考に、出演者の方々の手形から集められました。その後、この町を訪れた方の手形が、61名分春来川にそって並んでいます。湯村温泉を舞台としたNHKのテレビドラマ「夢千代日記」の放映以来、全国で脚光を浴びました。

 手形は、吉永小百合さんをはじめ、「夢千代日記」に出演された方々はもちろん、皆さんよくご存知の各界の著名な方々の足跡ならぬ“手跡”なのです。手形は30cm角の銅版仕上げで、座右の銘とサインが入っています。吉永小百合をはじめ、早坂 暁、深町幸男、石井ふく子、三田佳子、北大路欣也、多岐川裕美、田中邦衛、火野正平、藤田弓子、烏丸せつこ、原田大二郎、渡辺 梓、深尾真美、常田富士男、掛布雅之、西本 聖、パンチ佐藤、沢松奈生子、益子直美、宗 猛、中山竹通、尾車親方、高野 進、小林亜星、橋 幸夫、小椋 圭、イルカ、沢田聖子、来生たかお、大友康平、村下孝蔵、武田鉄也、大月みやこ、アグネス・チャン、黒沢年雄、桂 三枝、島田紳助、間 寛平、大竹まこと、ベンガル、原田信郎、清水国明、宮尾すすむ、見栄晴、中島史恵、服部幸慶、山本晋也、立木義浩、ゼンジー北京、嘉門達夫、谷 五郎、衣笠祥雄、平尾誠二。さらに、西川きよし、伊藤浩司・鈴木博美夫妻、デューク更家、ちゃらんぽらん大西の5名の手形が追加されました。

 「ふれあい手形散歩道」は、「荒湯」から川沿いの遊歩道に降りたところの壁沿いに、有名人の手形がいくつもズラーっと並んでいるんです。圧巻です。こんなにアクセスが不便なのに、多くの有名人にも愛された街であることを実感しました。中でも私が大好きだった、若くして病魔に倒れたシンガー・ソングライターの故・村下孝蔵さん(⇒私の記事「村下孝蔵の世界」コチラです)や、努力・忍耐の塊だった野球選手故・衣笠祥雄さん(⇒私の追悼記事はコチラです)、大好きだった巨人のカミソリ・シュートピッチャー西本 聖投手(⇒私の記事はコチラです)の手形の前で、たたずんでおりました。❤❤❤

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「空想バスルーム」

 毎日うだるような暑さですね。夜の「お風呂タイム」だけが1日の疲れを癒やす楽しみの時間です。私は、この時期限定のお気に入り、ドイツの「クナイプ・バスソルトスーパーミント」をお風呂に入れて入浴しています。⇒この商品の私の解説はコチラです  規定の量をバスタブに投じて、お湯をはっていくと、泡風呂になっています(下写真)。毎年この時期だけの期間限定商品で、結構人気のようですぐに売り切れてしまいます。夏にぴったりな爽快感あふれる香りと、クールな感触の新感覚バスソルトですね。4種のミントの天然成分とメントール配合で、暑苦しい季節もスカーっとリフレッシュさせてくれます!汗ばむ身体をスーッとクールダウンしてくれるんです。2年ほど前からすっかりファンになってしまい、夏にこれは手放せません。人気商品のようで、買っておかないとすぐになくなってしまうので、まとめて買い込んであります。実にさわやかな気分で入浴できます。お風呂から上がると、ス-ッとして気分爽快です。夏はやっぱり快適に過ごしたいですね。

▲お湯を入れると八幡家のお風呂がこんな風に泡風呂になります

 さて先日、大阪LUCUA9階のロフト」をのぞいていたら、可愛らしい入浴剤が目に止まりました。まるで小説本の装丁のような素敵なパッケージです。香りもいいし色も綺麗だし、バスルームをもっと自由に、イマジネーションがふくらむ自分だけの時間を楽しむための入浴剤「空想バスルーム」という商品です。バスソルトと数種類の天然由来成分を詰め込んだナチュラルなお風呂のティーバッグで、素肌も美しくなるとか。外袋からバスバッグを取り出して、1包を浴槽のお湯(200㍑)に入れて、軽くもみほぐして入浴します。色が広がり、香りが漂います。パッケージには、「1日の締めくくり、バスルームはオンとオフを切り替える場所。香りとともに想像の翼を広げ、日常から解放された自由な旅をお楽しみください。」とあります。バスタイムで1日の終わりに空想に浸りオンとオフを切り替えて、というコンセプトはもちろん、パッケージのイラストも、シリーズのネーミングも素敵でセンスよく、自由な感じで気に入りました。

 この「空想バスルーム」は、洗練されたおしゃれなインテリア雑貨・ライフスタイル雑貨を製造し続ける「株式会社チャーリー」の入浴剤で、大人女子を中心に大人気の商品のようです。パッケージがまるで小説の表紙のようにかわいらしいイラストになっているのが、目を引きますね。「週末のレモネード」「晴れの日はいつも一緒」など、現在販売されている11種類の一つひとつに、キャッチーなネーミングが付いているのもキュンとします。私が買い込んだのは次の2種類。❤❤❤

【緑の森に舞い降りて】~静かな森の香りで気分をリラックス
リラックスを誘う静かな森の香り。落ち着きのあるフォレストグリーンの湯色。バスソルトにヒノキチップやヒノキ精油など6種類の天然由来保湿成分を加えたバスバッグです。

【晴れの日はいつも一緒】~風にそよぐ野花の香りで気分をリフレッシュ
風にそよぐ野花の香り。みずみずしく涼やかなミントグリーンの湯色。バスソルトにペパーミントやハッカ油など9種類の天然由来保湿成分を加えたバスバッグです。

▲素敵なパッケージでしょ?

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木島翔子さん来校

 木島翔子(きじましょうこ)さん(慶應大学・文学部4回生)が学校に訪ねてくれました。就職が内定した報告に来てくれたのです。木島さんとは、彼女が松江北高2年生の時に、「第6回島根県「高校生の主張」英語スピーチコンテスト兼第7回全国高等学校英語スピーチコンテスト中国ブロック県予選」で優勝して(⇒コチラです)、中国大会に引率したときからの付き合いです。帰省の度に顔を出してくれました。早いものでもう卒業ですね。昔話に花が咲きました。社会人として大活躍してくれることを祈っています。お土産も美味しくいただきました。ありがとうね。

 夏休みに入り、卒業生がこうして訪ねてくれるのが、大きな楽しみの一つになっています。❤❤❤

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村岡高校に行ってきました

 兵庫県立村岡高等学校「センター試験」の授業に行ってきました。進路指導部長の廣地聖史先生から声をかけていただきました。3月に豊岡高校で兵庫県高英研の講演(⇒詳しくはコチラをご覧ください)に出かけたところ、同校からご出席いただいていた三宅美奈子先生(現在は兵庫県立出石特別支援学校みかた校教頭)から依頼を受けていたものです。授業の前日には、湯村温泉廣地先生三宅先生、若手の岡本先生、ALTのTraci先生と、懇親会で盛り上がりました。実に楽しかった。

 さて翌日の授業です。用意していった自己紹介用の「八幡成人物語」が、パソコンで読み込めないハプニング、急遽昨年作った映像と差し替えて見てもらいました。「夢は強く願えば叶う」ことを実証するために、1個のダイスを使って好きな目を生徒に強く思って振ってもらうと、なんと100%思い通りの目が出たんです!つかみはOKですね。続いて私の18番(おはこ)、3個のダイスの目を完璧に透視する奇跡を演じました。願えば叶うんです。「センター試験」の各問の「勉強の仕方」「解き方」を解説する中で、生徒のみなさんに私が今日伝えたかったことは、次のようなことでした。

◎成功する生徒の共通点は「上→下」へ物事を考えていく 失敗する生徒の共通点は「下→上」 大学・職業を決めて上から攻めていくことが重要

◎強い夢は叶う

◎先生との出会いは一生物

◎「力を尽くして狭き門より入れ」(ルカ伝)

◎成功のコツは「コツコツ」 たり前のことをカになってゃんとやる(ABC)

◎散歩のついでに富士山に登った人はいない

◎「英語は絶対に裏切らない!」

 今日の私の授業や資料が、生徒のみなさんの今後の勉強の参考・励みに少しでもなったのなら嬉しく思います。松江に帰りましてからも、生徒のみなさんから熱心な質問がメールで寄せられました。頑張って下さいね。応援しています。お世話になった進路指導部長の廣地聖史先生、ありがとうございました。授業の様子は村岡高校「校長通信」で紹介されています。⇒コチラです ❤❤❤

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郵便局が…

 急ぎの郵便物があって、米子へ向かう前の早朝6時半頃、松江中央郵便局に行きました。松江市内の小さな郵便局は全て9時~17時までの営業です。でもここ中央郵便局だけは、夜中だろうが早朝だろうが、1日中開いていたので、とても重宝していました。真夜中に飛び込んだこともなんべんもあります。ところが、です。入り口が閉まっているではありませんか!「エー、そんな!」と思い、入り口をよく見ると、貼り紙がしてあって、朝は7時からに変更になったとあります(写真上)。夜は9時までと書いてありました。全く知りませんでした。緊急時に真夜中でも、「ゆうゆう窓口」だけは開いていたのでとても便利だったんですが…。これも世間の「働き方改革」の一環なんでしょうかね。7時まで30分ほど辛抱強く入り口で待って、レターパックを出しておきました。土曜日の郵便物の配達もなくなる予定と聞きました。私などは、仕事上郵便に依存しているところが多いので、不便になるなと心配しています。なくなってみて初めて、今までのサービスの有り難みに気づかされます。

 そういえば、私が勤務する島根県立松江北高等学校も、学校における「働き方改革」の一環として、8月13日(火)~15日(木)の間、学校を閉庁するそうです。⇒通知文書はコチラです  あの松江北高も、働き方改革の波が押し寄せているということでしょう。「不夜城」と言われ、ブラックな学校として有名だった松江北高も世間並みの学校になってきています。♠♠♠

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「荒湯たまご」

◎週末はグルメ情報!今週は温泉たまご

 湯村温泉に来ています。兵庫県立村岡高等学校の進路指導部長の廣地聖史先生のご案内で、湯村温泉「温泉たまご」を作りに出かけました。この「荒湯たまご」を作るネットに入った3個入りの「生たまご」をいただいて、みやげ物店「荒湯観光センター」の前にある階段を下りていくと、湯村温泉の源泉「荒湯」があります。日本屈指の高熱の湯で知られる「荒湯」の源泉温度は約98度。嘉祥元(848)年に、慈覚大師(写真右)によって発見された湯村温泉の源泉で、98度の熱湯が毎分470リットルも湧出しており、「荒湯」ではその高温の湯壺を使って、地元の人だけでなく観光客も自由に、卵や野菜、芋などを茹でることができるんです。もうもうと立ち上がる湯けむりは、遠くからでもよく見えるほどで、近づくと硫黄の匂いが鼻孔を刺激します。

 日本一といわれるこの源泉の熱を利用して茹でる温泉たまご「荒湯たまご」は、湯村温泉の名物です。たまごはネットに入っていて、ビニールのひもがついています。このネットとビニールひもがポイントですね。湯つぼは、たまごを吊るすことができるようにしてありますので、そこにひもをひっかければ、ちょうどたまごが湯に浸かるようになっているんです(写真上)。12分浸けてください、とのことで、ベンチに腰掛けて川辺の足湯「ふれ愛の湯」に浸かりながら、気長に待っています。ちょうど12分待って、ネットを引き上げて、ホテルに持って帰って食べました。ちょうどいい加減の半熟で、茹でたて熱々の「荒湯たまご」は病みつきになりそうな美味しさです。センターでいただいた「塩」も、何か特別なものなんでしょうか、格別の美味しさです。こんな美味しい温泉たまごは初めてでした。❤❤❤

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渡部昇一先生のエピソード(5)

◎落ち込んだ時にはどうするか??

 人間どうしようもなく憂鬱で落ち込んでしまうことがあります。しかしいつまでも落ち込んでいるわけにはいきません。いかにしてそこから自分をいい状態に持って行くかという、その方法を知っておくことが重要でしょう。

 渡部昇一先生も、大学時代に極端に落ち込んだことがありました。そんな時に、郷里(山形)渡部先生の安らぎになったそうです。育った温かい家庭、父母兄弟が疲れた神経を癒やしてくれたそうです。帰るだけでホッとしたと言います。夏・正月・春と、年3回休暇ごとに必ず帰省(転地療養?)していたそうです。もっとも帰っても、何かを親兄弟に話すわけではありません。大学で何をしているか、どう悩もうと全然噛み合わない世界ですから、何も喋らない。ただぶらぶらとして、好きな本を読んだり、親の仕事をちょっと手伝ったり、そんなことをやっているだけでした。とにかく温かく迎えてくれるのが嬉しかったと言います。そういう生活に浸っていると、自分が大学とか何とかでいろいろと心配して悩んでいるのは贅沢病だな、と思えてきたそうです。それなら田舎に帰って田んぼでも耕していればいい。やっぱり自分の悩みは贅沢病だと、人生が別に見えてきたと言います。落ち込んだ時には、そういう場所へ戻ってみることを、渡部先生は勧めておられました。

 渡部先生も田舎の山形から上智大学に入学した五月頃には、新しい環境に入って精神的にがっくりくることを経験したと言います。当時の上智大学は私塾みたいなところで、そこを出たところで未来が開けるような職業に就く可能性はゼロに近い。やっぱり自分は第一志望だった教育大学(高等師範学校)を受け直すべきだったろうか、なんていうことをアレコレと考える。そうすると本当に人に会うのが嫌になってきたと言います。そこで渡部先生は、田舎に帰って恩師の佐藤順太先生の所へ出かけたそうです。そこで学問の話をたっぷり聞かされる。「伊勢物語」というのはやっぱり藤井高尚の版で読まなければいかん、とおっしゃって持ち出して来られる。田舎で自分の商売に関係なく、「伊勢物語」の話をされる佐藤先生を見ていると、自分の恵まれた環境を有り難く思わないとバチが当たるような気がしてきたと言います。落ち込んだ状態から脱する方法を相談しようと身構えていると、自分よりもはるかに落ち込んだ男の話を先生がされる、あの男は自殺しそうですな、と。そうすると、もう自分の話なんか出来なくなってくるわけです。若い時というのは、実に物事を知らない、あきれかえるほど無知なものです。人生を深く見てきた人と話をすることは、無限の慰めとなり、立ち直るきっかけを与えてくれた、と渡部先生は回想しておられます。

     落ち込んでいる時というのは、自分が世界の誰よりも不幸な人間だと思い込んでいます。昔の偉人の話を読ことが、渡部先生はずいぶんと救いになったと言います。よく引かれるのが、日露戦争のときの乃木希典(のぎまれすけ)大将の話です。乃木家には、子どもは男の子が二人しかいませんでした。長男の勝典は南山の戦いですでに死んでいます。そして旅順を攻撃している時に、保典という次男も戦死することになります。その夜、乃木大将は司令部のテントの中でランプを灯して地図を見ながら攻撃の作戦を練っていました。そこへ参謀がおそるおそる入ってきて、ただいま前線からの連絡によれば、保典少尉殿が戦死されました」と報告をします。すると乃木大将は「そうか」と言って、ランプをひねって薄暗くした、といいます。そして、しばらくしてまたランプをつけて、あとは何事もなかったかのように明日の作戦を考えた、といいます。参謀には分かりました。乃木大将も涙が出たんだ、その涙が乾く間、ランプをそっと消したんだ。そこに乃木大将の親心と心得を見た思いがしたそうです。息子を失った悲しみは大きいけれど、大将としてはいつまでもグズグズしているわけにはいかない。ランプをちょっと薄暗くして瞑目した。この話を読んで、渡部先生は本当に胸が熱くなったといいます。なんと自分の悩みはちっぽけなんだ、と。昔の偉人伝を読と、必ず何か生きる手がかりがつかめてくると、渡部先生は勧めておられました。

 最後に渡部先生が強調されるのは、志を大きく持つ」ということです。『キング』(講談社)という雑誌に載っていた話ですが、日露戦争以前に、冬のシベリアをたった一人で馬で横断した福島中佐というすごい人がいたそうです。当時日本はロシアと戦争になることが予想されていましたから、何が何でもロシアの地形を知ろう、そのためには死んだって構わないという意気込みだったといいます。福島中佐はなぜそんな壮挙ができたのかというと、ただ今日一日を歩こうと思っただけだといいます。あと何日歩かなければならない、などと考えていたら出来なかっただろう。とにかく今日一日きっちりと歩いて、そしてまた明日になったら一日歩く。今日一日だけ馬が倒れないように、吹雪に巻き込まれないようにと思って歩いたそうです。シベリアを横断するという大目的を立てる、そして目的に向かって歩き始めたら、とにかくその日一日前進することだけに集中する。不安や疑問の材料になることは一切考えない。そうやって歩いたからこそ成功できたといいます。その目的だけを念頭に置き、それ以外のことには目もくれない、クヨクヨしない。志を立てたら、そのプロセスの進捗後退には気にとめない、これこそが悩みを一掃する精神安定法だと、渡部先生は説いておられました。今日は、落ち込んでいるあなたを救ってくれる「渡部流4つの方法」を述べました。次の4つです。❤❤❤

①郷里に戻って温かく迎えてもらう。

②人生の達人の深い話を聞く。

③スケールの大きい偉人の話を読む。

④自らの志を大きく持つ。

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『基礎と完成 新英文法』

 恩師の故・安藤貞雄先生(広島大学名誉教授)の高校生向けの文法参考書に、『基礎と完成 新英文法』(数研出版、1,200円)という本があるのをご存じでしょうか。若い頃に私も協力をさせていただいた、思い入れの強い学習参考書なんですが、その「前書き」に私のことを「若い友人」と書いて頂き、大感激したのを今でもはっきり覚えています。

まず、三登浩成氏、八幡成人氏は、それぞれ初校と5校を丹念に読んで、かずかずの貴重な批評を与えられた。(初版)

今回の改訂にあたっては、若い友人の八幡成人氏に初版の綿密な検討をお願いして、数多くの貴重な意見をいただいた。同氏のご援助に対して、厚くお礼を申し上げる。(改訂版)

 この本は「高校生向き」ということにはなっていますが、どうしてどうして、日本を代表する大家・安藤先生の本らしく、現場の先生方には新しい知見が山のように詰まった、他のものとは一線を画する素晴らしい文法参考書なんです(今私の手元にある現物には、第18刷とありますからずいぶん売れたんですね) 。一応は「高校生向き」ということにはなっていますが、学生から大人まで使える最高の英文法解説書です。コンパクトながらも痒いところに手が届く解説があり、例文も良質です。いわゆる入門者が「よくわかる」という親切さはありませんが、自学自習のできる受験生が、正確な表現を調べたり、自分の英文の確認をしたり、疑問点を理解したりするのには、現存する文法書の中では最高のもののうちの一つでしょう。残念ながら今は絶版となっています。例えば、「比較」で生徒たちが暗記に苦労する表現、no more than/ not more than/ no less than/ not less thanの解説を読んでみて下さい。他書との違いが一目瞭然で、安藤先生の説明にうなります。

 今から数年前に、北高に英語の大好きな女生徒がいて、どうしてもこの本を手に入れたいというので(本屋や古本屋を探し回ったと言います)、知り合いの数研の営業課長さんに電話してお願いしたところ、倉庫に1冊だけあったのをお世話してもらいプレゼントしたところ、生徒は「家宝にします」と言って大喜びしていました。残念なことに、この本は絶版で現在手に入れられないんですが、先日、米子東高校「志学館」でこの本を生徒たちに紹介したところ、2人の女生徒がアマゾンの中古本で5,000円(!)近く払って購入した、と見せに来てくれました。その熱心さに感心しました。安藤先生も、遠く天国から見守っていただいているものと思います。❤❤❤

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「共通テスト」の参考書

 現場で関心の高い、二年後に始まる「共通テスト」の参考書が出始めてきました。現在、3つの教材が利用できます。一番初めに出たのは教学社赤本の『大学共通テストスマート対策英語筆記[リーディング]』『大学共通テストスマート対策英語リスニング』の2冊。しかし残念ながら、この2冊はあまり役に立ちません。昔のセンター試験の問題を使いながら、お茶を濁しているという印象で、新しく始まる「共通テスト」の「分析」にはなっていません。

 先日、Z会ソリューションズ 学習サポート課 西日本プランナーの竹村武司さんから、新刊の『ハイスコア!共通テスト攻略 英語 筆記[リーディング]』『ハイスコア!共通テスト攻略 英語 リスニング』を届けてもらいました。2冊とも私の尊敬する水野 卓先生(駿台)の監修によるものです。さすが、水野先生らしい鋭い分析です。「勉強の仕方」にまで踏み込んで詳しい解説をしておられます。現在のセンター試験の教材として私が最も高く評価するのが、『蛍雪時代』に毎号連載されている水野先生「鉄人講師のセンター試験傾向と対策ナビ」です。現在あるセンター対策の参考書として最も優れた解説だと八幡は思っています。松江北高の図書館には、このバックナンバーが捨てずに取ってあります。その水野先生の解説だけに、教えられるところがたくさんある本です。

 その竹村さんから、関 正生先生の「共通テスト」の参考書が出ていることを教えていただきました。早速、今井書店に買いに走りましたら、1冊だけ入荷しておりました。『大学入学共通テスト英語が1札でしっかりわかる本』(かんき出版、1600円)です。関先生「スタディサプリ」の授業でお馴染みですね。共通テストの特徴と勉強法を解説しながらも、英語の本質に迫る記事がところどころに見え、勉強になります。これも勉強になります。オススメです。

 私も現在「共通テスト」の分析記事を書いておりましてね、今校正が出始めたところなんです。「試行テスト」の問題を解けば解くほど、思考力判断力に基づいた「英語の力」が試されているなあ~と、感心させられるいい問題揃いです。ぜひみなさん、「試行テスト」の問題を解きましょう。そして公表されている問題の狙いと正答率をチェックしてみると、いろんなことが見えてきますよ。⇒コチラでダウンロードできます   私は8月31日(土)東京で、そんなお話をさせていただこうと思っています。ご案内はコチラです(仙台・名古屋・大阪・博多に同時中継)。たくさんの先生方にお会いできるのを楽しみにしているところです。私からのプレゼントも?❤❤

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ハーリー・レイス逝く

 「ミスタープロレス」「ミスターNWA」と呼ばれた名レスラー、“美獣”ハーリー・レイスが、肺ガンによる合併症のために、8月1日に亡くなりました。76歳でした。3月に肺がんを告白し、先月にはイベント出席の移動中に病状が悪化して入院していたといいます。たたずまいや端正な顔立ちから、「美獣」というニックネームで呼ばれ(ハンサム・ハ-リーレイス)、強さと風格を持ち合わせ、日本のファンを熱狂させました。

 1960年代前半にプロレス入りし、ミズーリ州ヘビー級チャンピオンから、1973年5月に当時米国で最高権威であった「NWA世界ヘビー級王座」を獲得します(相手はドリー・ファンク・ジュニアでインディアン・デスロックによる決着)。そこから「全日本プロレス」を主戦場とし、ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ミル・マスカラスらを挑戦者に迎え、防衛戦を行いました。1980年代初頭までNWAの象徴として存在感を示し、通算8度の戴冠で「ミスターNWA」と呼ばれました。2004年には、WWE殿堂入りを果たしています。まだ若手だった1968年2月に、「日本プロレス」に初来日したときが初の海外試合で、「本当に成長させてもらった。海外で試合したが、日本は特別で思い出深い。あれが分岐点」と特別の思いを語っていました。

 忘れられない試合があります。ジャイアント馬場さんが、ここ一番で出す必殺技ランニング・フライング・ネックブリーカー・ドロップで、ハーリー・レイスからNWA王座を奪取した後の防衛戦。押し気味に進めた馬場さんが、グロッギーでマット中央に横たわるハーリー・レイスを置いて、コーナーポストに上がり始めます。あの巨体の馬場さんがです。会場の観客からはどよめきが起こります。でもあの巨体、時間がかかります。なんとポストに上がった馬場さんは最上段から、リング中央に横たわるレイスめがけて巨体を宙に舞い飛ぶのです。フライング・ボディープレスですね。虫の息だったレイスも、時間がかかったために回復していました。薄目を開けて馬場んの動きを読むと、両膝を立てて馬場さんの巨体を迎撃します。もろに両膝に身体を打ち付けた馬場さんは悶絶。3カウントを聞きます(一度ベルトは取らせるが、リターンマッチで返してもらうという取り決めがあったことなど、当時の私が知る由もありません。めちゃ悔しかったのを覚えています)。私はその試合をテレビで見ていて、「普段やらないことをやってはいけない」という「教訓」にしたものです。馬場さんは二度もレイスからこのベルトを奪取しています。いかに馬場さんの力がNWA本部で大きかったかの証明ですね。レイスの得意技は「ダイビングヘッドパット」。コーナーポストから相手の体めがけてものすごい距離を飛んで仕留める危険な必殺技で、馬場さんやジャンボ鶴田も何度もフォールを奪われています。「ブレーンバスター」も美しい必殺技で、ご本人は「バーティカル・スープレックス」と呼んでおられました。まさに垂直落下に落とす必殺技でした。

 ここ2年ばかりの間に、往年の名レスラーが次々とお亡くなりになっていきます。ジミー・スヌーカ(2017年1月73歳)、チャボ・ゲレロ(2017年2月68歳)、ブルーノサンマルチノ(2018年4月82歳)、ビッグバン・ベイダー(2018年6月63歳)、マサ斎藤(2018年7月75歳)、ダイナマイト・キッド(2018年12月60歳)、ザ・デストロイヤー(2019年3月88歳)。プロレス全盛時代を彩ったレスラーだっただけに、寂しいことです。御冥福をお祈りします。♠♠♠

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リベンジだ!?

 2017年5月のゴールデン連休のさなか、私はふと思い立って「USJ」に初めて行きました。いつもお世話になっている松江駅にある「日本旅行」田中さんが(ご主人は私が松江南高校で担任しました)、ちょうどいいチケットが取れる、ホテルも素敵なところがある、と薦めてくださるので、その話に乗ったんです。「USJ」⇒「万博公園」⇒「NIFREL水族館」と回って帰って来ました。実に楽しかった。ところが、です。その時に撮した2,500枚もの写真が全~部壊れてしまい読めなくなってしまったんです。オイオイ…⇒私の涙ぐましい復旧の努力はコチラ  腕利きの専門業者「データ・レスキューセンター」でも復元できず、あの時の写真が全~部パーになってしまいました。

▲わずかに読めた数枚の写真の一枚

 今年は、松江北高の「夏季特別授業」も勘弁してもらって、米子東高校の授業(月・金)だけなものですから、週の半ばが暇なんです。実は、今年のゴールデン10連休は毎日米子東高校志学館に授業で、どこにも行けなかったものですから、リベンジしないといけません。⇒今年の私の可哀想な10連休はコチラ   そこでまた性懲りも無く田中さんに相談すると、全~部チケット・旅行の手配をしてくれました。彼女にお願いした旅行は今まで全~部◎です。そこで、今回は前回とは逆回りに、万博公園で「太陽の塔」の内部を見学⇒「NIFREL」⇒「USJ」⇒(船で)「海遊館」⇒「梅田スカイビル空中庭園展望台」と巡ってくることにしました。初めて泊まる新しく出来たホテルも楽しみです。ということで、また3,000枚近くの写真を、私の愛用するソニー&キャノンのカメラでリベンジしてくることにします。それにしても同じ場所にリベンジ旅行とは、何か切ない気がしますね。今日の病院の検査結果も良好だったもので、ちょっとハメをはずしてもいいかなと思っています。❤❤❤

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残念!

◎週末はグルメ情報です!でも今週は…?

 今回、兵庫県で授業をするにあたって、城崎温泉で途中下車しました。城崎温泉駅のすぐそばに(徒歩2分)但馬牛の名店「いろりダイニング三國」というお店がありましてね、今年3月にお邪魔しようと思って行ったところ、2回も断られたんです。⇒その顛末について詳しくはコチラ  このお店、超人気店のようで、私が1回目に行った時には長蛇の行列で、1時間以上待たないと入れないと言われました。「城崎マリンワールド」に先に行ってから(私には全国の「水族館」を制覇するという壮大な目標があります)帰りにタクシーを飛ばしてもう一度寄って見ると、「今日のランチの受付は終了しました」という非情な掲示が出ており閉店していました。これはもう一度絶対にリベンジしなければなりません。ということで、今回の途中下車です。

 この「三國」では、但馬牛の中でも、数々の共進会でチャンピオン牛を出す香美町村岡の契約牧場「上田畜産」から、月2~3頭しか出荷されない厳選された「但馬玄」を直接半頭買い。環境、飼育方法、特別なエサ、全てにおいて愛情注いで育てた「但馬玄」は、他の牛とは一線を画す味わいとのこと。脂の融点が低いのが特徴で、まさにとろけるような味わいとのことです。塩、米、野菜も地元の食材にこだわり、但馬の味を楽しむことができると聞きました。「絶対にリベンジだ!」と思って、途中下車しました。城崎温泉駅を出ると、一直線に「三國」に向かいました。さあ、楽しみだな!

 お店に着いて階段を2階へ上がろうとすると、「本日はお休みです」の立て看板が!エーッ、今日は平日の水曜日だぞ!後でHPをチェックすると、水曜日が定休日とありました。迂闊でした。調べておくんだった。でも普通水曜日が定休日だなんて誰も思いませんものね。ということで今回も食べることができませんでした。仕方なしに、その前にある「大幸商店」という大きな食堂で、但馬牛の「ステーキ定食」を食べましたが、気分が全然違います(お値段も)。トホホホ…。もう一度来ます!!!こうなったら意地でも食べてやる!!

 兵庫県立村岡高校の進路部長廣地聖史先生に、わざわざ城崎温泉駅まで迎えに来ていただき、今日のお宿「湯村温泉」に向かいました。一体この途中下車は何だったのでしょうか??❤❤❤

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evidently

 [形]evident「明白な」―[副]evidently「明らかに」と単純に書いている杜撰な「単語集」が現場には溢れています。しかし、これは危険な扱いです。evidentlyには、「明らかに」という意味と、見たところ~」の両方の意味があります。注意が必要ですね。

Evidently, his business has failed. どうやら彼は事業に失敗したらしい。

“Was he guilty?” “Evidently.” 「彼は罪を犯したんですか」「どうやらね」―以上『コンパスローズ英和辞典』

 これもよく知られた例ですが、apparent「明白な」、したがってその副詞だからといって、 apparently「明白に、明らかに」とやると、とんでもないことになります。この単語も、まだ現場では理解が十分とは言えません。副詞は一筋縄ではいかないのです!⇒「英語の副詞って難しい!」という私の解説記事はコチラです

Apparently, he is happy about it. = He is apparently happy about it.  見たところでは、彼はそれに満足していないようだ。

I thought the software would work on my computer, but apparently not. このソフトは私のコンピューターで使えると思ったが、どうやらだめなようだ。

 「明らかに」は普通ではなく、「(見たところでは)どうやら~のようだ」という意味で使われます。「見たところではそのように判断できる」とか「そうであると聞いている[読んだ]のだけれども、本当にそうであるとは必ずしも限らない」といった感じの意味です。❤❤❤

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わんぱくデニス

 大学生の頃から「わんぱくデニス」(Dennis the Menace)の漫画を、Asahi Evening Newsで毎朝読んでいました。英語の勉強にはなったんですが、時々何が可笑しいのかさっぱり分からなくて、モヤモヤ感が溜まったりしたものです。英語文化の背景知識がないと笑えないんです。現在はコチラで漫画を読むことができます。

 このたび、中村義実、サイモン・エルダトン『デニス英語に挑む!—さらば!お勉強英語-』(大学教育出版、2019年5月)が発刊されました。Dennis the Menace(Hank Ketcham, Marcus Hamilton, Ron Ferdinand, Scott Ketcham原作) は、1951年にアメリカで生まれ、今日も連載が続いている人気一コマ漫画です。連載開始以降、世界48ヵ国、1,000紙以上の新聞に連載が広がりました。5歳児のDennisの発話が周囲を「Menace(脅威)」に巻き込みます。All-American Kid(生粋のアメリカっ子)が放つ天真爛漫な本場英語に引き込まれるうちに、ナチュラルな英語感覚が身につくことは間違いないでしょう。過去20年あまりに連載されたDennis the Menaceの作品の中から、選りすぐりの70数作品を収め、1作品ごとに内容、語句、文化の解説がついています。知性と感性をフル活用して、まずは自分なりの自由な解釈を楽しんだ上で、味わうと勉強になります。自分の解釈を探る楽しさ、ピタッと読み解けた時の嬉しさ、新解釈がひらめいた時の誇らしさが存分に味わえるwin-win-win学習が展開することでしょう。

 中村義実先生には、『デニス英語の魅力』(大学教育出版、20年)という前著があります。やはりデニスの漫画から30作品あまりを選り抜き、英語・キャスト・文化等の詳しい解説を添えたものです。「日常生活の一コマに描かれる人間ドラマを読み解きながら本場英語の魅力を鑑賞する」という趣旨は、上記の本と同様です。漫画は英語文化を勉強する上で、格好の英語教材です。❤❤❤

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「enon」

 私も何度か訪れている神奈川県湯河原町にある「西村京太郎記念館」に入り、2階の展示室に上がると、自走式のロボット「enon」(エノン)が迎えてくれます(下写真)。これは 富士通フロンテックが、富士通研究所と共同で開発して、2005年9月から限定販売を開始し、オフィスや商業施設などでの実証実験を重ね、新型機をミュージアム向けとして初めて「西村京太郎記念館」に導入されたものです。

 2001年9月に開館し、西村京太郎先生の全ての作品や生原稿、秘蔵コレクションなど、作家生活を象徴する品々を展示している2階で、サービスロボット「enon」を館内の案内役として導入することで、来館者へのホスピタリティのさらなる向上を目指したのでした。これは900万円もしました。全部で10体しか作っていないそうです。ところが富士通は、製作をやめてしまいました。私が訪れたときには、自走式でこのロボットが2階を走り回って案内をしてくれたんですが、現在は固定された状態と聞きました。ちょっと残念ですね。西村先生の記念すべき600冊目の作品『北のロマン 青い森鉄道線』(トクマノベルス、2017年)では、AIを搭載した人型ロボットが人間を脅かすというタイムリーなものでした。

 「enon」は、「西村京太郎記念館」において、以下のような動作を行います。

1. 館内のご案内

お客さんが来館すると、入口付近の待機位置から自律的に館内を移動し、身振り手振りを交え、音声、そして胸にある液晶画面を用いながら、館内展示品の説明をします。現在は固定。

2. 西村京太郎のご挨拶

西村京太郎先生が「enon」の液晶画面に登場し、挨拶をされます。

3. 「enon」の自己紹介

「enon」が身振り手振りで自分自身の機能を紹介します。

4. 西村京太郎のクイズ

西村京太郎先生に関わるクイズが液晶画面に出ます。推理小説研究家で、西村京太郎研究の第一人者の山前 譲(やままえゆずる)さんが作成された問題と、西村先生ご自身が監修された問題をランダムに組み合わせて出題します。かなり難問だらけです。全問正解者には、成績優秀者として西村京太郎名による認定書が贈呈されます。

 西村先生はこの記念館を造ったときに、新幹線のグリーン車の座席を十何脚か購入しておられます。2階の「視聴覚ルーム」の椅子用(写真上)に雰囲気を出そうと思いつかれたのです。1つ2万円でした。運んできて設置しようとしたときに、リクライニングさせるには床に穴を開けて固定しなければいけないと言われました。すでに建物は完成していたので、仕方なしに返品されたそうです。運送料に40万円かかったそうですよ。❤❤❤   *「東洋経済オンライン」の漫画家やすこーんさんのインタビュー記事を参照しました。あ~、また行きたいな-。

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石川 遼の名言

 先日「日本プロゴルフ選手権」で、石川 遼(いしわかりょう)選手が奇跡の復活優勝をしました。1943日!2016年までに14勝を挙げていた日本ツアーで、石川選手が次の1勝を迎えるのにかかった日数です。アマチュア時代の2007年、当時15歳で初めて出場したプロツアーで優勝。衝撃的なデビューを飾って以降、石川選手がこれほど勝利から見放されたことはありませんでした。ひょっとすると小学生で競技ゴルフに目覚めてから数えても、もっとも長いブランクだったかもしれません。賞金王になった2009年の11月月末に、自己最高の29位を記録した世界ランクは、近年後退の一途をたどり、この6月末には300位まで低迷していました。今回の大会も一時は首位と7打差まで後退し、「信じられません。落ちるところまで落ちて多くの人が僕の優勝はないと、そう思ったでしょう。あんなひどい内容でもあと20ホール以上、回らないといけなかった。こんなはずはないと思う自分と闘っていた。これは夢なのか、どこか、遠くにいる感じがする」と、奇跡のドラマを振り返りました。

 私は個人的には、石川 遼選手は好きではありません。某社英語教材のCMに出演し、「聞き流すだけで英語が上達する」などと、とんでもないデマを流した張本人でした。わけのわからないものを聞き流していて、英語が上手くなるのなら、日本人みんなが英語の達人になっています。そんなバカなことはありません。リスニングを指導する際に、私は生徒たちにそんなことは絶対に言いません。「知らない単語は聞こえない」のです。まあ、それはさておき、優勝後のインタビューで語っていた言葉が印象的でした。あ、これはいいことを言っています。❤❤❤

 自信をつけるのは簡単ではないが、自信を失うのはあっという間。逃げたい日でも、逃げないことで見えることがある。だから練習するしかなかった

 たとえば、富士山を登るのもすごい。日本で1番ですし。ただ、やっぱり富士山を登ったらそれより高い山にトライしてみたいなと思う。エベレストという山で例えると、自分はどこなんだろうと思っている。正直、自分はまだ登れていない、登り初めてもいないと思う。ただ、自分の位置がどうだろうと悲観はしたくない。どこを見ているかが大事だと思う。エベレストの頂上を見ながら、そこを登ってやるという気持ちで練習したり、考えたりすることで、人間の行動は変わってくる。目的があって、人間は行動しているので。日本にいたときより、アメリカにいた5年間の方がエベレストを見れていなかった。みんな頂上を目指している中、自分は頂上を登れる装備がない状態で歩いている感覚だった。体も足りなかったし、心技体すべての面でエベレストに登ることが大切だなと。まあ、本当に登ることはできないですけどね(笑)。ゴルフのエベレストという頂上に登るために、心技体が大切だと今年本当に感じた。ただ、頂上はめちゃくちゃ遠いと思ったし、まだ準備段階かなと。これから8000m登らないといけないし、まだまだここから、エベレストの頂上に行くにはこれが足りないな、ということの向き合い。アメリカに行くことが目的じゃない。頂上に行くことが目的です。そういった目的を持ってアメリカに行きたい。頂上を目指す集団の中で、今までは圧倒されてしまっていた。ちゃんと心技体を鍛えて、そこを目指す上で意識しながら、これからも続けていきたい。

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L特急

   私は鉄道大好き人間でしてね(乗り鉄、撮り鉄)、「全国の特急列車を制覇する」という途方もない夢を抱いています。各地で特急列車に乗るたびに、路線一覧表に×印をつけていっているんです。果たして夢の達成はいつのことになりますやら〔笑〕。

 今日はかつての「エル特急」について考えてみたいと思います。「L特急」というのは、在来線の一部の昼行特急の呼称でした。時刻表や方向幕などに、列車名と共に、L」の字を図案化したマークが冠せられていましたね。イラスト入りマークが使用された列車の場合、イラスト内にマークが添えられていました。1972年(昭和47年)10月のダイヤ改正時に新しく導入されたものです。 当時の国鉄はすでに赤字経営でその財政状況が一段と深刻化する危機を迎えていました。収入確保への要請に、営業部門の総力をあげて開発されたのが「L特急」という商品でした。特徴としては、導入当時のキャッチフレーズから取ると「数自慢、カッリキ発車、自由席」でした。

●「数自慢」:本数が多い。よほどの大幹線以外は1日1~2往復程度の設定だったのが、1~2時間に1本レベルまで増発された。

●「カッキリ発車」発車時間(と間隔)を揃え、覚えやすい時刻にする。複線化・電化等の輸送改善の進行で交換・追い越しの制約が減っていく中で実現可能となった。

●「自由席」:文字通り。それまでは全車指定席が原則であったが座席指定の手間なしに、やって来た列車にそのまま乗れる。自由席特急券付の回数券を発売するなどの売り込み戦略も取られた。

などの、いつでも気軽に利用しやすい条件を備えた特急、端的に言えば「在来線における新幹線的な運行をされる列車」を示す呼称として用いられていたんです。1970~80年代にはダイヤ改正の度に、増発や急行からの格上げ、新幹線接続路線での列車体系見直し等で、「L特急」に指定される列車は増え続けました。

 商品特性としては、およそ次のようなものです。

①等時隔(120分間隔以内)ネットダイヤ方式の特急列車群であること。
②自由席車が用意されていること。
③発車時分を極力統一、始発駅では0分、30分のようなわかりやすい発車時分とすること。
④途中停車駅も統一もしくは何パターンかに揃えること。

 しかし、の付かない特急列車と実質的な差はなく(料金体系も基本的に同じ。また、1982年11月ダイヤ改正までに殆ど全ての昼行特急に自由席が設けられ、その意味でも違いはなくなった)、ほとんどの幹線で有料の優等列車が特急に統一されていったことや、新幹線延伸による並行在来線からの移行が進んだこと、そして分割民営化後のJR各社における運用が次第に異なっていったために、その呼称自体が形骸化していきました。2000年代に入るとJR東日本(2002年)、JR九州(2008年)、JR西日本(2010年)、JR四国(2011年)で順次、「L特急」の呼称は廃止あるいは使用中止されていきました。JR北海道は「自由席が多く、運行区間が短い」列車を「L特急」として使い分けていました(実質札幌近郊の電車特急を気動車特急群と区別する扱い)が、2017年3月改正で「特急」に変更し、「L特急」の呼称を廃止しました。この時点で「L特急」を名乗る列車はJR東海の在来線区間を走る「しなの」「ひだ」「しらさぎ」の3列車のみとなりましたが、この3列車も2018年3月改正で「L特急」の呼称を廃止することがJR東海より発表され、同改正をもって、「L特急」の呼称は時刻表からすべて消滅したわけです。

◎どうして「L」だったのか?

 現在、伯備線を走っている特急「やくも」号(気動車で指定された最初のL特急)のヘッドマークには、どういうわけか、いまだに廃止されたはずの「L」の文字が残っていますね(写真上)。「エル特急」「エル」は、新しい感覚で『快適な列車』のイメージを、これから作り出してゆこうという狙いをもって名付けたブランドネームです。新幹線の代表車両0系をイメージした「L」(0系のシルエットを描く、下写真参照)が適当ということになり、ここからとなりました。またLovely」(愛らしい)、  Little」(かわいい)、 英語名Limited Express」にもつながる名称で、この列車の利用促進にふさわしいと考えられました。「L特急」の名付け親であるJR東海相談役・須田 寛さんの話です。『旅と鉄道』の2018年増刊5月号「ありがとうエル特急~45年の軌跡のすべて」という特集に出ていました。❤❤❤

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あずき練乳氷

◎週末はグルメ特集!今週はかき氷

 夏になって暑くなってくると食べたくなるのが「かき氷」ですね。去年も美味しくて大好きだったんですが、季節とともに商品が消えていました。気温が上がり、暑くなってまた今年もリニューアルして戻ってきてくれました。セブンイレブン「あずき練乳氷」(149円)です。

 シール蓋をペリっとはがすと、天面には小豆がびっしりと詰まっています!今回のリニューアルで一番目立つところは、この小豆でしょう。かなり増量していますね。あんこ好きには、ひとたまりもないビジュアルです。北海道産の小豆を贅沢に使った“つぶあん”です。ふっくら炊き上げた北海道産あずきを惜しみなく贅沢に使ったつぶあんは、本格派の味わいがします。あんこ好きの期待を裏切りません。あずきが舌の上に乗った瞬間から、嫌味の無いザラザラとしたあずき達が舌の上に「広がる」のは、やっぱり美味しくて堪りません。「練乳感」のある爽やかなかき氷が「強く甘いあずき」の美味しさを引き立てています。深く甘く。去り際まで「あずき」を主張しながらも消えていく。その下にあるかき氷の部分は、練乳風味の氷です。とってもなめらかな食感で、一瞬でお口の中を爽やかな練乳感にしてくれます。爽やかに練乳感を楽しみながらかき氷が溶ける度に、「段々と」主張を始めるあずきです。まさにあずきを楽しむためのかき氷。微細氷の細かい氷たちの「シャリシャリシャリッ」とした食感は、あずきの「ザラザラ」を邪魔することなく美しく重なっていきます。あずきと練乳の相性は、言うまでもありませんね。さらにスプーンを深く差し込むと、どろっとした練乳のかたまりに出会います。練乳特有の甘さと深いコク。堪りませんね。149円でこのクオリティはヤバい!「あずき練乳氷」。リニューアルをして確実にパワーアップしています!「シャリッシャリッ」と心地よい音を立てながら、あずきの粒の「プニプニ」を弾けさせた時には爽快感が漂います。ほどよい甘さになった「かき氷だった」ものをゴクッと飲み込んだらそれこそ黙り込むしかありません。あれだけ強く主張していた和の甘さたちも食べ終わればサッパリとした後口。練乳の味とあずきの味だけなのに奥深く、ひたすらに美味しいんです。スーパーにはいろいろな種類のものが出回っていますが、やはりこのセブンイレブンのものが一番です。

 イチゴ好きの人には、果肉入りイチゴソースの「いちご練乳氷」も出ています。甘酸っぱさと練乳の甘味が見事にマッチして美味しいですよ。この練乳氷、季節限定と言わずに、年中食べれるようにして欲しいものです。❤❤❤

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「文具サーカス」

 山陰で初となる大規模文房具イベント、ぶんぶん堂」主催の大博覧会「文具サーカス」(入場料300円)が7月20日(土)~21日(日)に、くにびきメッセ多目的ホールで開催されました。開場受付で入場料を払うと、300円分の「ぶんぶん堂」で使える100円券が3枚ついてきますから、実質無料ということです。イベントテーマは、その名の通り「サーカス」。文房具のもつワクワク感やドキドキ感を、まるでサーカスのように、家族や友人たちと楽しめる文具体験を提供するというものです。文具の魅力を体験して、その場で購入できるだけでなく、ワークショップやキッズコーナーなど楽しいコトがいっぱいの催し物とのこと。文具にときめく素敵な2日間です。「文房具の八ちゃん」としては、心ひかれますね。

 私は小雨の中、初日20日(土)お昼時に訪れてみました。うわー、この人の多さは何だ?!おいおい、ここは、ディズニーランドかUSJか?!人、人、人の中、会場内を歩くのもままなりません。実際に触って、試して、遊べるコンテンツが盛りだくさんで、家族連れの子供たちが目立ちました。約40社のメーカーが一堂に集結して、ワークショップやキッズスペース、会場限定商品を展開していました。きっと想定を超える人が押し寄せたはずで、人の肩越しに展示商品をチラッと見る程度で、会場をザーッと回ることしかできませんでした。落ち着いて商品を見ることもできません。入場までの長い待ち行列や、目的のアイテムが売り切れ、またはワークショップを体験できなかったなど、不満は多かったことでしょう。私は人の多さにうんざりして、早々に退散しました。昨今の「文房具ブーム」を、人の多さで感じた八幡でした。❤❤❤

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小野坂トン特集!

 アメリカから、「フェザータッチマジック」経由で届いたばかりの最新の『GENII』7月号を見てビックリしました。表紙をデカデカと小野坂 東(おのさかあずま)=通称「トンさん」が飾っているではありませんか!雑誌では10ページにわたる特集記事が掲載されていました。1933年生まれのトンさんは、現在86歳になられます。マジック・コーディネーター、マジック・アドバイザー、プロデューサー、イラストレーター、マジック専門店「マジックランド」創立者・店主、マジックマガジン社編集長、「マジック・キャッスル」ライフメンバー、マジック・サークルゴールド・スターメンバー…と、これまでに様々な肩書きを背負ってこられました。自称・「マジックヒッピー」の小野坂  トンさんは、「第14回石田天海賞」を受賞しておられます。

 日本のマジック界発展のために、世界中から一流のマジシャンを日本に招き、若手マジシャンたちのためにレクチャーの機会を設けられました。日本マジック界を裏で支えたのは、この方の尽力無くしては語れない人物です。マジックの書籍に数々のイラストを描かれ、本の価値を高めてこられました。実に味のあるイラストは、マジックの解説にはなくてはならない貴重な作品でした。ご自分でも「マジックランド」から数々のユニークな作品を出しておられ、その大半を私は持っています。日本でまだ知られていない超一流マジシャンを、日本のマジック界に紹介されたのもトンさんの貢献です。「マジックランド」からは、彼らの作品やレクチャーノートが続々と公刊されました。

 東京に出る度に、茅場町にある「マジックランド」にお邪魔するんですが、店頭でデモをしてくださるのは、奥さんの「ママさん」で、トンさんはいつもお店の奥の方で、机に向かって、創作・製作に励んでおられました。時々、ママさんに声をかける程度です。店内には所狭しと並べられた商品の数々。マジックランドを訪れた国内外のマジシャンたちによるポートレート、マジック関連書籍、歴史的なポスターが陳列され、まるで博物館のようです。私のお気に入りのショップで、マジック関係の誰かに必ず出会える聖地です。

 今回の『GENII』最新号の表紙と特集記事の中身を読んで、トンさんのこれまでの偉業が報いられた気がしました。今回の特集では、今まであまり語られることのなかった、「マジックランド」設立以前の、お若い頃のトンさんの活動に焦点が当てられていました。幼少期に縁日で見た大道芸のマジックに魅せられ、独学で練習を開始。中学生でプロマジシャン・マギー信沢に師事し、本格的にマジックを学びました。大学に進み、都庁に就職しつつ、日本奇術連盟の幹事となり、趣味としていたマジックの比重が大きくなり、40歳頃都庁を退職。デザイン・マジック・クリエーターとしての活動を本格的に開始しました。日本と海外のマジシャンを繋ぐコーディネーターとしての活躍、海外のマジック関連書籍の紹介、翻訳・監修に尽力。日本のマジック界の普及と発展を支え続けました。非常に興味深く読ませていただきました。トンさん、おめでとうございます!♠♣♥♦

【追記】 ディアゴスティーニ社から現在隔週で刊行されている全100巻シリーズの、The Magic, No.10に「マジックランド」の紹介記事が掲載されました。トンさん、お元気そうです。

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「ご当地紀行」

 大好きな小田和正(おだかずまさ)さん(71歳)のコンサート中盤あたりで、小田さんがコンサート会場のご当地を巡って地元の人と触れあう姿が、スクリーンに映像で流されます。ご当地紀行」という名物企画ですね(撮影と編集は現場マネージャーの船越さんが担当しておられます)。公演先の名所やお店を訪ねる様子を収録した映像で、コンサートの前半と後半の合間に数分間会場で流される看板企画です。昨年7月、松江市総合体育館で2日間開催されたコンサートにおける「ご当地紀行」で印象的だったのは、松江駅「ドトール」でコーヒーを飲んでいる小田さんに、70歳の女性が話しかけてきて、68歳で博士号を取ったという話を小田さんに熱心にアピール!話し終えた小田さんは一言。活発なババアです」会場中、大爆笑でした。フォーゲルパーク」にシニア料金で入ろうとした小田さん。大鳥居のない「出雲大社」にお参りして残りのツアーが無事に終わりますように」と祈願しておられましたね。名物出雲そば」を美味しそうにすする小田さん。自転車で「宍道湖」に戻った小田さんが、後半戦を宣言するという内容でした。その土地土地で、小田さんが、印象深い出会いを体験される様子が収められていて、とても面白い記録となっています。

 この名物企画「ご当地紀行」がどうやって始まったかについては、小田さん自身が回想しておられます。

 ご当地紀行は、10年くらい前のツアーから初めて…四日市だったかなぁ、そこが初めだったと思うんだけど。ツアー始まっても何かつまんないと思い始めて…「あの時のツアーはどうだったけ?」って思い出そうとしても、ほとんど思いだせなくて。よっぽど大間違いしたり転んだりしない限り覚えてない…ってことに今更ながら気がついてね。それは生きていく上で問題なんじゃないかと思い始めてさ(笑)。テープ聴けば、あ~そうかみたいなのはあるけど、よっぽど印象的なできごとがなければ…それはスタッフも一緒で、それじゃああんまりだと。何か特徴のあることをひとつひとつ残してくことも俺たちにとっては大事なことなんじゃないかと思って。それと、お客さんに近づくってことも、その頃の大きなテーマだったんだよ。で、せっかくの機会なんだからそれを証として、会場で映像を映せる装置もあるんだから、そこで決まりきったものを映すのではなく、タイムリーな感じで、「今この土地に来てます、みんなが行く喫茶店に来てます。商店街歩いてますよ」みたいな(笑)…そんなことをやったら喜ぶんじゃないかなって…。その時何故かビリー・ジョエルだったんだけど(笑)、ビリー・ジョエルが地方のコンサートに行って、そこの商店街歩いてたら絶対に嬉しいよねみたいな…それでちょっとやってみようかと企画したんだよ。初めはマイク付けてなかったから音はなかったんだけど、ほんの2分くらいの映像を撮って、それをステージの上から解説しながらやっただけなんだけど、それがバカ受けしてね(笑)…それでスタッフも喜んじゃって、歌ってる時は夜移動するスタッグもいるから楽屋で休んでいるじゃない。でも「ご当地~」が始まったらみんなゾロゾロ出てきたりして(笑)。それで次のツアーからマイク付けて、5分やったり10分やったりしているうちに、8分前後というのが一番いい尺だあというのもわかったりしてきて。ただ前々回のツアーくらいからエスカレートし過ぎちゃって、路上ライブとか人のいないところばかり選んでやったり、絵を描いたり…リハーサルに間に合わなかったりしてあまりに負担になっちゃってさ(笑)。でも、とにかくいろんなハプニングもあったりして…各地各地別なんだけどストーリーが続いていくんだね。コンサートとは別に。辛いんだけどせっかく喜んでくれるんだし。やっぱりやめようという気にはならないんだよね。   ―2008年コンサートパンフレット『今日もどこかで』

 ところが、最近困ったことが起こっています。小田さんの「ご当地紀行」の収録を追っかける熱烈なファンが激増しているのです。お店などで、小田さんに一斉にスマホなどのカメラを向けてパシャパシャと。お店のお客さんたちにもいろいろと迷惑がかかります。この事態には、小田さんだけでなくスタッフの方たちも困惑しておられます。また、後追いで「ご当地紀行」で有名となったご当地スポット・お店へ大挙して押し寄せては、迷惑となっている例も聞きます。いろいろと厄介な問題が起こっては、小田さんももう71歳。体力的負担を考えると、下手をすると企画自体がボツになってしまうかもしれません。この企画はそもそも、コンサート・ツアーでホテルと会場との往復だけだと、どこに来たのかも分からず味気ない、ファンのみなさんにもっと楽しんでいただこうということで始まったものです。それが思いのほかお客さんにもバカ受けして、看板企画になったんですが、このような困った事態が起こってきているのです。要は節度の問題であって、小田さんを困惑させるようなことがあってはなりません。自制したいものです。

 昨年7月の松江コンサートでも、会場内は撮影禁止のはずなのに、スマホでパシャパシャやっているお客さんが目立ちました。マナーを守って気持ちよく小田さんに公演をしてもらいたいものです。❤❤❤

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「GLOOスティックのり」

 この一年間に話題を集めた文具の新商品の中から、最高傑作を選ぶ「文房具屋さん大賞2019」の受賞商品が発表され、コクヨ(大阪市東成区)の「GLOO(グルー)スティックのり」が大賞を獲得しましたね。これは2013年に始まった企画で、扶桑社(東京)が手掛ける実行委員会が主催する、売り場の店員が審査員を務めるユニークな取り組みで、文房具屋さん大賞2019』(扶桑社ムック)を発売しています。機能性と美しさを追求した点が評価され、主催者は「のりの常識を変えた“文房具界の風雲児”」と高く評価しています。最近、岡山の「東急ハンズ」をのぞいたら、この雑誌の受賞作品が特集されて、「特別コーナー」が設けてありました。近年は文房具のデザインや効率、機能性がますます多様化し、空前の文房具ブーム」が過熱していますからね。いろいろなテレビ番組でも文房具の特集が組まれる昨今です。

 「GLOOスティックのり」は、「貼る」という行為に感じているストレスや困りごとを一つずつ丁寧に解決する、機能性と美しさを追求した粘着用品の新ブランドです。こんなかっこいい四角いのりは今までに見たことがありませんね。かっこよくて実用性も高いのに、そんなに高くもない(Sサイズ130円)画期的な商品です。角までぬりやすいスティックのり」は、従来の円筒形ではなく、紙のカドまでしっかりぬるために四角形に作られており、キャップ内でこぼれたのりが固まることで開けづらくならないよう、中空構造にしたのが特徴です。機能面からすれば、のりを使う側からしたら、丸より四角のほうが便利に決まっていますね。なによりも塗りやすいですものね。物を貼る際に、プリントやノートやレシートなど四角い物が多いんですが、今までの円筒形のスティックのりだと、どうしても隅っこの部分は塗り残しができやすく、塗れていない部分からめくれて剥がれてしまうという経験は誰しもお持ちでしょう。細かい部分にのり付けする際にも、角を使えばしっかり塗れますから、断然四角い方が使いやすいですよねう。では、今までなぜ四角いのりがなぜなかったかというと、構造上機密性を保ちにくく、どこの他社メーカーも上手く作ることができなかったからです。それを、丸と四角を巧みに組み合わせた形状により克服して、のりの90度のエッジを両立させたところに素晴らしさがあります。GLOO」「“貼る”ってこんなに変われる」をコンセプトに、「貼る」という行為を単なる作業ではなく、新しい価値を生む創造的な行為と位置づけ、使うたびに心地よく、そばに置きたくなるプロダクトを目指したまったく新しいブランドなんです。特徴としては、①角の隅までしっかりぬれて機密性を守る四角形、②目的別に選べる2タイプ(「しっかり貼る」&「色が消える」)、③片手で簡単に開けられ、転がりにくい形状、があるでしょう。

▲各種のり、テープのラインアップ(LOFTにて)

 私は、仕事柄のりを多用するので、長年コクヨ「プリット」を愛用してきました。最近では「なめらかプリット」を箱買いして使っています。長年コクヨが日本での「プリット」の販売権を持って販売してきましたが、ドイツのヘンケル社との販売契約が2016年末で終了することになり、日本での販売は「プラス」社に移りました。それに代わる自社製品の必要性が高まったために、新たに開発されたのがこの「GLOO」でした。機能性の高い四角いスティックのりを実現するためには、高い技術力を必要としました。従来の円筒形のステイックのりに使用しているのりを、そのまま四角い型に入れるだけだから簡単なことじゃないか、と思う人もいると思いますが、それでは商品として成り立たないんだそうです。のりの配合成分から全部見直す必要があるんです。そこら辺の開発者の秘話・苦労話は、上記の本『文具屋さん大賞』に詳しく出ていて、興味深く読みました。のりの抵抗力、粘着性、インドから運搬する際の温度(赤道を通りますものね)と耐熱性、香り、デザイン(世界的なデザイン賞を数々受賞しておられるプロダクトデザイナーの佐藤オオキ氏)、キャップの密閉力、など、さまざまなこだわりが詰まった商品がこの「GLOO」なんです。果たして、「プリット」を凌駕できるんでしょうか?❤❤❤

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cii stand

◎異例の平日にグルメ情報!実に美味しいケーキ屋さんを見つけました!! オススメ!

 美味しいケーキ屋さんを見つけましたよ!!「cii stand」(シースタンド 11時~20時 売り切れ次第終了)松江駅の南口から徒歩1分の所にある、今年4月22日にオープンしたばかりの新しい洋菓子店です。食パンの「乃が美」「NOVA」のちょうど裏手にあたる場所です。若い女性パティシエ店長さんが1人で切り盛りしておられました。大阪の名店「プレヴェール」と、神戸の最高峰「パティスリーアキト」で、修行を積んだ、若い店長さんです。看板商品は、店長こだわりの「シーロール」です。カマンベール配合のクリームチーズを使用したロールケーキ。もっちり感たっぷりの生地の食感と、風味豊かなチーズの深いコクが堪りません。たった一口食べただけで、程よい甘さのチーズが!ちょっとクセになる味ですね。「プラリネショコラ」も、チョコレート大好き人間には堪らない美味しさでした。ミルク感あふれるコーティングの色艶が印象的です。ぷるんとフォークですくったら白いクリームが。キャラメルの香りに上品な甘さが漂います。これも美味しかった。なかなか松江では味わえない美味しさです。

 感動したことに、家に持ち帰るのに、箱の中にはケーキが動かないように1個1個ちゃんと仕切りをテープでくっつけてありました。家で箱を開けても、お店のまんまのきれいな姿のケーキです。かつて津和野高校に勤務していた時分、博多のケーキ屋さんに通っていた頃は(エクラタン」「ブルーフォンセ」「ジャック」など懐かしい!)、これが当たり前だったんですが、松江に帰ってきてから、こういう心配りをしてもらえるケーキ屋さんは、ほとんどありませんでした。私は電動自転車でケーキをカゴに入れて帰るので、家に持ち帰ると、箱の中でぐちゃぐちゃになって原形をとどめていないことが度々でした。これではせっかくの美味しいケーキも台無しですね。以前、学園通りにあった(現在は西浜佐陀町に移転)「ポテ洋菓子店」が、そうやって固定するサービスをして下さったので、ご主人に感激をお伝えすると、「大阪・神戸ではこれが当たり前です」とおっしゃっておられました。⇒コチラです

 あまりにも美味しかったので、再び行ってきました。米子の帰りに立ち寄ったんですが(午後6時前)、既に売り切れ」でお店が閉まっていました!「リベンジだ!」と今日もう一度行ってきました。そしたら「定休日」でお店が閉まっていました!おいおい、もう意地でも行かなくてはいけません。金曜日に再び米子帰りに立ち寄りましたが、今度はほとんど売り切れで残っていたのは2種類だけ。その「メリメロ」を食べると、ココナッツクリームのほどよい甘さのケーキの中から、さまざまなフルーツがどんどん出てきて実に美味しい。これもはまりました。

 今日、日曜日は、お昼時にお邪魔しましたが、もうほとんど売り切れていました。やはりみんな、美味しいものはご存じなんですね。今度は開店(11時)と同時に行こう!「cii stand」(シースタンド)というお店の名前の由来を教えてもらいました。店主のお名前が「ちあき」さんだそうで、その名前をとって「cii」とのこと。ケーキの「c」でもあります。この音を出すときには口角が上がって笑顔になるところから、お客様を笑顔にするという意味も込められているそうですよ。「パティスリー」ではなく「スタンド」としたのは、いろいろなことに挑戦するお店でありたいという思いからだそうです。松江ではなかなか味わうことのできない、都会の洗練されたケーキを提供しておられる八幡オススメのお店です。❤❤❤

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村松 健

 村松 健(むらまつけん)さんというピアニストをご存じでしょうか?私は、彼が成城大学の学生でメジャーデビューした頃(1983年)からの追っかけです。当時から、実に心に響く美しいピアノを弾かれます。現在は、奄美大島に在住して、ピアニスト&作曲家、三絃、フルート奏者、というマルチプレーヤーとして活躍しておられます。彼の新しいアルバム『みずのしま』(2500円+税)が届きました(7月1日発売)。美しく響く音色の中から、豊かな水の気配がさまざまな形で伝わってくる、そんな素敵なアルバムでした。ジャケット写真も、村松さんご自身が撮影された「森に降った雨が流れて海に還る場所」です。若い頃、辞典の仕事で徹夜徹夜の連続だったんですが、私の仕事場には村松さんの優しいピアノの調べが流れていました。美しい音色を聞きながら、原稿を1字1字埋めていった懐かしい思い出です。

 『月刊ピアノ』最新号(8月号)に、村松さんのインタビュー記事が掲載されました。実に彼らしい言葉がありましたので、ご紹介しますね。❤❤❤ 

 ところで、あなたにとって幸せなのはいつ?こんなふうに訊いてくれるのは、幼い日の両親とあなたに夢中な恋人くらいでしょう。だから時折、自分に尋ねないといけない。幸せを感じるのはどんなときなのか、と。即答できなければ、もしかしたら大事なことをやり損なっているかもしれない。それは、自分の魂は何をしているときに満たされるのかを知らないってことだから。

 僕だったら、まずは美味しいものを頂くこと。根っからの食べ道楽だから、食事は空腹を満たすだけのものにしない主義。でも豪華である必要はなくて、誰かのセンスから生まれる手間を惜しまないさりげないメニューがいい。あるいはその季節その土地でしか頂けない旬のもの。とどめは今“このとき”に食べたいもの!そのためだったら何時間かけてでも頂ける場所まで行けそうな気にさえなる。そうなんです、幸せっていうのは求めないとたどり着かない。そしてチャンスを逸したらなかなか得られないんですね。

 人生においての“大きな幸せ”、これは自分の愛するものにぶれないで向かっていくうちに、いつの日か与えられる果報ののようなもの。だからそうそう出くわさない。でも“小さな幸せ”だったら毎日だって手に入る可能性がある。起き抜けに気分に合わせてじっくり選んだアルバムを楽しむ。焼きあがったパンの香りと午後の柔らかな光の中で頂くアッサムのミルクティー。時に任せて火照った身体をさます風呂上がりの至福とか。

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「太平山」再訪

◎週末はグルメ情報!!今週はラーメン

 前回、門司港を訪れたときにあまりにも美味しかったので、今回も「太平山 門司港本店」(たいへいざん)に行ってきました。地元でも最も有名なラーメン屋さんです。入り口は正面と裏口とに2カ所あります。お店に入ると、中央の厨房沿いにカウンター席、4人掛けテーブル席が壁沿いに多数あります。知る人ぞ知る超人気店で、前回はお昼時で行列・満員だったので、今回は時間差で、午後3時頃(17時まで営業)に出かけました。お客さんは5人程度!定番の「太平山ラーメン」を注文します。たっぷりスープに、チャーシュー3枚、もやし、メンマ、青ネギ、煮玉子のトッピングです。まず、スープから。少々甘めの豚骨醤油スープです。さらっとしていますが、油膜は多めで旨みたっぷりです。麺は食べ応えのある太めの平打ち麺。ゆで加減もちょうど良し。麺について、お店のHPでは「自家製太麺が絶妙に絡む」と謳っています。確かによくスープに絡んで旨い。上質の豚バラを使用したペロンペロンの自家製チャーシューも柔らかくジューシー、通常より細いメンマもよく味が滲みていて文句なし。あっと言う間に完食です。

太平山ラーメン完食

 クセになる一杯です。門司方面に行かれた時は是非食してみて下さい。ちなみに、地方発送もしてくれます。私はお店で会計の際に、持ち帰り用を二人前お願いして、家に帰っても楽しんでいます。❤❤❤

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飛び入り参加!

 米子東高校内にある「勝田ケ丘志学館」で授業をしているんですが、ここはなんと、土・日・祝日も、通常と同じように授業をしています(私は5月の10連休も毎日米子に通いました)。まさに今流行の「働き方改革」に逆行しているような環境ですね。もはや後がない背水の陣の浪人生ですから(2年後は「共通テスト」に移行します)、力をつけるためには無茶をやらないと結果につながりません。きっと後で思い返して、この1年間を懐かしい想い出にしてくれたらいいと思っています。3ヶ月ほど通いましたが、英語は間違いなく力がついてきている手応えがあります。その土・日・祝日に、米子東高校現役の3年生も受講したいという希望があり、46人が登録して浪人生たちと一緒に授業を受けています。

 「海の日」の祝日は、私の担当する英語の授業でしたが、ぜひ授業を受けたいということで、30名を超える現役の3年生が、教室の後方に陣取り、授業を体験しました。冒頭に、2年後に大きく変わる「共通テスト」の概要を説明し、これ以上浪人したくない生徒達が、安全志向から志望校を落とすことが予想されるので、最後まで自分の志望を貫くために力をつけて、センター試験を乗り切ろうと話しました。授業では、先日、テキストの『システム英作文』で、A man is known by the company he keeps.(人は付き合う仲間によって分かる)ということわざを覚えたばかりなので(⇒私の解説はコチラです)、今日は「英語の諺30」を配布して、二次試験までに覚えておくといいよ、と語りました。実は以前は、センター試験にも毎年1問このような英語の諺が出題されていた時期がありまして、私大の入試問題も含めて、30個ほどの英語の諺を厳選してプリントにしています。いずれも覚えておくことで、英語の重要なポイントを含んでいるので役に立つんです。2年前、京都大学の入試に「生兵法は大怪我のもと」という諺が英作文に出て、生徒達に喜ばれました。別にこの英語の諺を知らなくても、その意味するところを簡単に伝えればよいのですが(京大の出題意図もそこにある 【例】If you pretend to know what you don’t know, you’ll be in  trouble.)、これを覚えていた生徒達はそのまま(A little learning is a dangerous thing.)素直に使うことができたはずです。

生兵法は大怪我のもとというが、現代のように個人が簡単に発信できる時代には、とくに注意しなければならない。② 聞きかじった知識を、さも自分で考えたかのように披露すると、後で必ず痛い目にあう。③ 専門家とて油断は禁物、専門外では素人であることを忘れがちだ。④ さまざまな情報がすぐに手に入る世の中だからこそ、確かな知識を身に付けることの重要性を見直すことが大切である。(2017年京都大学)

 午後は英作文の演習をやり、単語の確認テスト、進研模試の会話問題などを片付けました。日夜苦労している英単語の覚え方のヒントも提示しておきました。前回、生徒から疑問が提出され宿題となっていた、(1)game「獲物」という意味があるのはなぜか?、(2)take it for granted that~(~を当然のことと思う)がなぜそのような意味になるのか?forはなぜ?も、疑問を発した生徒自身が解明してくれました。自分で「なぜだ?」と疑問に思ったことを、納得するまで考えてみることの大切さは、日頃からうるさく言っていることなんですが、大分浸透してきたように思います。教育の成果ですかね。現役生徒のみなさんには、少しでも刺激にしてもらえたらなと思っています。大勢いるとやはり気合いが入りますね。今日は授業で配布した「英語の諺30」「ダウンロードサイト」に登録しておきました。授業が終わってから、私のセンター教材を求めに現役生たちが押し寄せてきました。❤❤❤

・「英語の諺30」  島根県立松江北高等学校 八幡成人 ⇒コチラで見ることができます

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よにゃーご

 毎週、米子駅境線に乗り換えるために「霊番乗り場」に急ぐんですが、その0番ホームに行く途中に、面白い駅名標を見つけました。「米子」の上に「よにゃーご」と書いてあり、ネコのイラストが踊っています。これ、面白い!草花でネコのイラストも描かれています。

 米子駅ネコに何か特別な関係でもあったかな?」と思って、ホームにおられた駅員さんにお尋ねしてみましたが、「特に何もありません。「米子」と「よにゃーご」をかけたダジャレです」とのこと。こういうの大好きです。

 今年のバレンタインデー期間に、JR「木次駅」(きすき)の実に可愛らしい駅名標(き)をご紹介しましたが(写真下)、JR+雲南市もなかなか粋なことをやりましたね(木次線利活用推進協議会)。⇒私の紹介記事はコチラです

▲私はこの写真を撮るためだけに木次線に乗って木次駅まで行ってきました〔笑〕

 なんでも聞くところによると、木次駅のこの駅名看板は、現在、7月の七夕にちなんで、織姫彦星が出会うデザインにバージョン・アップしているそうですよ(~8月7日)。やるな、JR!❤❤❤

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草取り

 この暑い時期になりますとね、自宅の敷地に草がぼうぼうと生えて、実に見苦しくなるんです。以前は、「電動草刈り機」を購入して、自分で刈っていたんですが、もうそんな暇な時間はなくなるぐらいに、毎日働いています。現在週に2日は、米子東高校に新設された「勝田ケ丘志学館」へ電車で通っています。残りの日は松江北高校の補習科と3年生理系クラスに教えに行っています。土・日には各地から依頼された「特別授業」や「講演会」で飛び回っています。夜はもっぱら依頼されている本の原稿執筆作業です。長く執筆作業をやっていた『コンパスローズ英和辞典』(研究社)が終わってホッとしていたら、また新しい辞典の作業が始まります。退職してからの方が忙しいくらいです(こんなはずではなかった!)。その間、どんどん庭の雑草の丈が伸びていくので、草取松江の「シルバー人材センター」にお願いしていたんです。去年もお願いして、実にきれいに根こそぎ刈っていただきました。見事な仕事ぶりだったもので、今年も同じ方にお願いをしていたんです。これも頼む人によって、表面だけを刈り取って済ます方もおられましたので、「どうしてもこの方で!」とお願いをしていました。人気のようで、9月までスケジュールが立て込んでいて、なかなか簡単に予約が取れません。さらには梅雨時で雨を心配していたんですが、幸い曇り空で、今日朝8時半から4人で作業をしていただきました。終わったのが午後3時。いつものようにきれいにしていただきました。この方たちは草の根から1本1本丁寧に抜いていただきます。細かい草まで全部根こそぎきれいにしてもらえます。プロの仕事です。上の写真状態が、見事に下の写真のように見違えるほどきれいになりました。これでしばらくは大丈夫です。ありがとうございました。❤❤❤

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「共通テスト」はこう変わる<リスニング>

 先日、「「共通テスト」はこう変わる<リーディング>」として、変更点を解説したところ(⇒コチラです)、とんでもない数のアクセスをいただき、現場の関心の高さを実感したことでした。まだ現場では、よ~く理解して対策が進んでいるとは、およそ言えない混乱状況です(この時期にいたって、外部試験のTOEICが撤退するなど「どうなっているんだ?」と疑問を抱くほど、予断を許さない状況でしょう)。2回行われた「試行テスト」の問題すら見ていない先生方も大勢おられます。今日は「試行テスト」に見られた変更点のリスニング編をお届けします。先日、「大学入試センター」「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」を発表しましたので、先生方はぜひお読み下さい。⇒コチラです そこでは次のような作成方針が述べられていました(下線は八幡)。それを踏まえて変更点を取り上げます。

○「リスニング」については,⽣徒の⾝近な暮らしや社会での暮らしに関わる内容について,概要や要点を把握する⼒や必要とする情報を聞き取る⼒等を問うことをねらいとする。⾳声については,多様な話者による現代の標準的な英語を使⽤する。
 読み上げ回数については,英語の試⾏調査の結果や資格・検定試験におけるリスニング試験の⼀般的な在り⽅を踏まえ,問題の数の充実を図ることによりテストの信頼性が更に向上することを⽬的として,1 回読みを含める⼗分な読み上げ時間を確保し,重要な情報は形を変えて複数回⾔及するなど,⾃然なコミュニケーションに近い英語の問題を含めて検討する。全ての問題を1 回読みにする可能性についても今後検証しつつ,当⾯1回読みと2 回読みの両⽅の問題を含む構成で実施することとする。
○ グローバル⼈材の育成を⽬指した英語教育改⾰の⽅向性の中で⾼等学校学習指導要領に⽰す4技能のバランスの良い育成が求められていることを踏まえ,「リーディング」と「リスニング」の配点を均等とする。ただし,各⼤学の⼊学者選抜において,具体的にどの技能にどの程度の⽐重を置くかについては,4技能を総合的に評価するよう努めるという「⼤学⼊学共通テスト実施⽅針」(平成29年7⽉)を踏まえた各⼤学の判断となる

(1)配点比率と試験時間の変更

まず押さえておきたいことは、リーディングリスニングの配点比率が1:1となり、100点:100点となったこと。リンスニングの比重が高くなりました。そしてリーディング80分に対して、リスニングの時間が60分です(うち解答時間30分)。1回読みが混在しますから、従来よりも当然分量は多くなります(25問⇒37問)。

(2)読み上げ回数の変更

英文の読み上げの回数にも変化が見られます。現行のセンター試験ではすべての問題が2回読みでしたが、共通テスト」では、2回読み1回読みが混在しています。問題が短く単純な前半部分(第1問~第3問)は全部2回読まれ、長く複雑で難しい内容の後半部分(第4問~第6問)は1回読みです。これは逆ではないかという先生がおられますが、よ~くその意味を考えてください(宿題ね)。他の外部試験や私大の入試は大半が1回読みですから、これは当然の変更でしょう。

(3)3種類の英語が出題

異なる出身の話者が登場しています。(A)米音、(B)英音、(C)非ネイティブ英語の3種類の英語が出題されています。これは大きな特徴として注意が必要です。東京大学の二次試験では米音と英音が出題されていましたね。

(4)読み上げスピードの変化

読み上げスピードがセンター試験に比べ速くなっています。ナチュラルスピードに近づけているのでしょう。「つながる、消える、変わる」という、英語の音変化への対策が今まで以上に必要となるでしょう。

(5)すき間時間の短縮

すき間時間が短くなっています。1回目の読みと2回目の読み、さらに問いと問いの間にあったすき間時間が大きく短縮されていました。

(6)複数解答

複数解答を求める問題も出題されます。当然、難度が上がります。

(7)「思考力・判断力・表現力」が問われる!

リーディングでもそうでしたが、「思考力・判断力・表現力」が問われます。スクリプトの内容がそのまま正解の選択肢に反映されるのではなく、読み上げられる内容からどのような状況かを思考・判断することが求められる設問が見られます。話者の立場を判断したり、複数の説明の中から最も条件に適するものを比較して選ぶ問題など、判断力も求められています。

(8)文法が問われることも!

従来の「知識としての文法」ではなく、その文法の意味するところをイラストから選ぶ、という文法の活用を意識した問題が出題されています。正答率も低くなっています。この出題には感心しました。「この手があったか!」文法は出ないのでやる必要はない、とはなりません。

(9)幅広い話題について出題

講義を聞いてメモを取る場面など、実際のコミュニケーションの場面が想定されています。「問題作成方針」でも明言されている通り、日常的な「身近な話題」だけでなく、難度の上がる「社会的な話題」についても出題されています。新学習指導要領の先取りと考えることができます。

 要するに、今まで以上に、「リスニング対策」が重要になる変更と感じています。

 6月に、河合塾ベネッセの「進学説明会」に参加してみました(何十年ぶりです)。この新テストに関する何か新しい情報でも出るかなと思って期待して行ったんですが、何にも収穫はありませんでした。 特に河合塾は、資料をただ読み上げるだけの会で(2時間も!)、人間は一体何のためにいるのか、と疑問に思いました。私が進路部長をしていた時代は、説明会も、「ここだけの話」「大学関係者から得たマル秘情報」「お得な情報」「生徒達に伝えたい情報」、担当者が自分で勉強・研究して分析したコメントがゴロゴロと転がっていて、ずいぶん勉強になったのを覚えています。人が育っていないのでしょうね。やはり教育は「人」です。亡くなられた河合塾井悦夫(まついえつお)先生などは、私は若い頃、追っかけをしていたんです。それぐらいに学ぶところの多いお話でした(その後、名古屋の本部に戻られて河合塾のナンバー2にまで出世されました)。⇒コチラにその松井さんの想い出が   駿台屋木さん(現近畿大学)しかり。それぞれ人間的魅力に富んだ人でした。❤❤❤

◎講演会のご案内◎

【お知らせ】 8月31日(土)に、東京で、この「共通テスト」の講演会を行います。私は「英語」を担当し、試験がどう変わり、それに対応するためにはどんな力が必要で、その力をつけるために、日頃何を使いどのような指導が有効かをお話しさせていただきます。この講演会は、東京だけでなく、仙台・名古屋・大阪・博多を結んで同時中継されます。すでに各会場ごとに申し込みが始まっていますので、ぜひご覧ください。⇒コチラから申し込むことができます

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「関西矢ノ原会」のご案内

 島根県立松江南高等学校の卒業生会(同窓会)である「関西矢の原会」の会長を務めている大阪大学の准教授永瀬丈嗣(ながせたけし)くんから、今年の総会の案内の依頼がありました。今年の総会は今月末(7月28日)に予定されているそうです。以下がその概要です。お近くにおられる松江南高の卒業生のみなさん、ぜひお出かけくださいね。❤❤❤

第33回 関西矢の原会開催のご案内:令和元年7月28日(日)13:00―15:00

第33回関西矢の原会

 ・令和元年7月28日(日)13:00―15:00

 ・大阪東急REIホテル(旧大阪東急イン)

の日程が近くなってまいりました。毎年恒例となっております矢の原会・関西地区の同窓会が開催されますので、出席のご検討よろしくお願いいたします。下記のサイトにも情報が記載されております。

関西の原会のWebサイト

  http://kansai-yanoharakai.net/

関西矢の原会Facebook

  https://www.facebook.com/kansaiyanoharakai/

リメンバーしまね

  https://www.re-member.jp/?m=eventview&p=43541

詳細は下記のとおりです。

—————————————————

【1】日時   令和元年7月28日(日)13:00-15:00

【2】会場   大阪東急REIホテル(旧大阪東急イン)

  大阪府大阪市北区堂山町2-1

  TEL.06-6315-0109

  URL:http://www.osaka.rei.tokyuhotels.co.jp/ja/access/index.html

【3】会費  5,000円(学生 無料)

【4】参加方法

関西矢の原会のホームページ

http://kansai-yanoharakai.net/

から出席のご連絡をいただくか、

kansaiyanoharakai@gmail.com

にご連絡下さいますようお願い申し上げます。

【5】連絡・問い合わせ先

関西矢の原会

永瀬丈嗣(会長/31期) kansaiyanoharakai@gmail.com

—————————————————

・関西矢の原会 問い合わせ先

    kansaiyanoharakai@gmail.com

・関西矢の原会・松江南高校のホームページ

              http://matsue-minami.ed.jp/?page_id=116

・関西矢の原会ホームページ

    http://kansai-yanoharakai.net/

・関西矢の原会Facebook

              https://www.facebook.com/kansaiyanoharakai/

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竹村健一さん亡くなる

 「電波怪獣」が亡くなりました。「まっ、だいたいやね~」で始まる関西弁の辛口コメントで知られる評論家の竹村健一(たけむら・けんいち)さんが7月8日午後7時38分、多臓器不全のため89歳で死去しました。私は若い頃から竹村さんのファンで、報道のあった日には、松江駅で全ての新聞、スポーツ新聞を買い込み、米子に向かう電車の中でむさぼり読みました。『サンケイスポーツ』の扱いが最も大きかったようです(写真上)(サンケイ新聞社の「正論大賞」を受賞していますからね)。私は彼の講演を何度も聴いていますが、原稿やメモを何一つ持たず、手ぶらで壇上に上がり、面白い㊙話を次々と繰り出す方でした。どんな大物に対しても媚びることなく同じ態度で接する姿勢に、態度が大きいとの批判もありましたが、本当に頭の良い方でした。

 昭和5年、大阪市生まれ。京都大英文科卒業後、フルブライト留学生として米エール大、シラキュース大大学院で学び、帰国後、「英文毎日」記者、山陽特殊製鋼調査部長、追手門学院大助教授を歴任しました。「英文毎日」記者として活躍しながら、英会話入門書やラジオの台本を執筆。60年代後半から本格的な評論活動を始めました。カナダの文明批評家・マクルーハンのメディア論を日本に紹介して一躍有名に。54年から平成4年までフジテレビ系で放送された時事番組「竹村健一の世相を斬る」の司会を務めるなどテレビ番組、ラジオのトーク番組に精力的に出演し、“電波怪獣”の異名を取りました。「世相講談」(日本テレビ系)「竹村健一の世相を斬る」(フジテレビ系)、「報道2001」(フジ系)といった番組において、関西弁による歯に衣着せぬ分かりやすい時事解説と、クセのある長い髪を“一九分け”にして(タモリは「チャンター分け」と呼びました)パイプをくわえた独特の風貌が醸し出す雰囲気で人気を博しました。CM等で「日本の常識は世界の非常識」「デリーシャス」「奥さん、僕なんか、これだけですよ」「モーレツからビューティフルへ」など、数々の流行語を生み出しました。平成元年、貿易摩擦に端を発する日米相互バッシングへの警鐘など、豊かな国際感覚に基づいた現実的な言論活動で「第5回正論大賞」を受賞。自ら監修した「これだけ手帳」の販売やホテル経営など、実業も手がけるマルチ人間としても知られました。著書は500冊以上にのぼり、私もかなり読んでいます。

 80歳になったのを機に現役を引退。旅行やテニスを楽しんでいましたが、最近の2年間は入退院を繰り返し、誤嚥性肺炎などで危険な状態に陥ったこともあったといいます。いつも笑いの絶えない病室で、奇跡的な回復力を見せて家族を驚かせたといいます。

 「竹村健一の世相を斬る」は、フジテレビ日曜日早朝の番組で、毎週見ていましたが、竹村健、渡部昇、堺屋太の3ピンが揃い対談となる週は特に面白く、画面に引き込まれていきました。淋しいことに、これで三人とも故人となってしまわれました。お亡くなりになった渡部昇一先生は、竹村さんについてこんなことを書いておられましたね。合掌。御冥福をお祈りします。♠♠♠

 ストイックというイメージとはあまり合わないように思われるかもしれないが、竹村健一氏の生き方などは「現代のストイック」の一例といってもよいのではないかと思う。竹村氏は戦時中の疎開児童として田舎でいじめられたそうだ。都会っ子の竹村少年は、「ぐうたら、ぐうたら」といわれたという。昔の農村の子供の目には、そう見えたのであろう。竹村少年は人の言うことを気にしていたのではダメだと悟り、「ぐうたら」と言われようがどうしようが、自分の生活流儀を守り、勤労奉仕の形で押しつけられる肉体労働も適当にこなして、自分の勉強をしたという。それが敗戦と共に生きてきた。1980年には月間のテレビやラジオの出場回数が100回をゆうに越えるというギネス・ブックに載せてもいいような記録を作りながら、同時に200冊目の本の刊行記念会をやった。この時、アメリカの代表的な雑誌の一つは、まるまる1ページを割いて報道し、「日本では首相より影響力のある男」として紹介していた。竹村氏の主張に反対の人も少なくないであろうが、生き方としては誰にでも参考になると思う。彼はまず自分の納得のゆくことをやり続けたのであって、人のいうことはあまり気にしなかったという印象を受ける。まずは自分の心の中であり、そこで納得したことで、自分の意思で左右できることを選択してゆくのである。   ―渡部昇一『自分を生かす 流れを変える発想法』(青春出版社、昭和56年)

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「桃園」

◎週末はグルメ情報です!!今週は中華!

 米子市で開かれたリチャード・クレーダーマンのコンサートの開演が午後7時だったので、会場の公会堂近くにある中華料理店「桃園」(とうえん)に、晩ご飯を頂きに行きました。「高島屋」の前の横断歩道の通りをちょっと行った所にあります。このお店、いろんな人から美味しいと評判を聞いていました。タクシーの運転手さんも、「あっさり系が好きならここがオススメです」とのことでした。開店と同時に(午後5時)行ったんですが、地元米子の常連客ですぐ満席となりました。カウンター、テーブル、座敷合わせて40席程度でしょうか。深夜の2時まで営業しておられるのは、飲んだ後のお客さんを狙っての戦略でしょうかね。お酒の〆にはもってこいのあっさり味のラーメンが出てきます。

 今日は、「チャーシュー麺」「ギョーザ」をいただいてみました。白い器に透き通ったスープ、やや細めのストレート麺、焼豚のようなチャーシューが1枚、他には、メンマと細くカットした白ネギが添えられたのシンプルなラーメンです。もってこいのあっさり味。チャーシューは、歯ごたえがあって噛んでいくと旨みがジュワーっと出てきますよ。スープもほぼ飲み切って完食です。ギョーザも中華料理店だけあって、実に美味しい。はまりました。

 あまりにも美味しかったので、日を改めて再び訪問しました。今日の目標は、この店で一番人気と聞いた「あさりラーメン」(900円)です。塩ベースのラーメンです。実にあっさりとした鶏ガラスープに、大粒のあさりが10個も入っていました。あさりの他にもブロッコリーやタケノコ、しめじがたっぷり入っていました。夜中でもお客さんで混雑しているのは、飲んだ〆にこの「あさりラーメン」を食べるのだとか。

 それと一緒に頼んだのが「チャーハン」(800円)で、このお店の看板商品だそうです。鶏ガラベースのスープが付いてくるんですが、これが実に美味しかった。ご飯はしっとりしつつ、ご飯粒同士がパラっと分かれていて、旨い炒飯ですね。ラーメン同様あっさり系の味付けです。米子の相場から考えると、少し代金は高めですが、素材、調理もなかなか良いです。❤❤❤

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旅行マジック

 最近手に入れた「旅行」をテーマとしたマジックを2つご紹介します。どちらも気に入って各所で演じています。

◎「Destination」

    どんな状況にも適応した楽しいストーリーのマジックです!ディスティネイション」(Destination)は、あの有名なスベンガリー・ デックを絵ハガキで制作した応用範囲の広い、ポケットに常時入れておける、特製デザインの実にきれいなポストカードです。フィリップ ・ライアン(Philip Ryan)が、何年もの間演じてきたポストカード(絵ハガキ)ルーティーンの傑作です。

 この「ディスティネイション」は、カードマジックと違って、観客の興味をすぐに惹きつけるインパクトがあります。 客に絵ハガキのパックを見せて、どこか旅行に行きたい国の絵ハガキを選んでもらいます。世界中のさまざまな国や都市(オーストラリア・インド・イタリア・カナダ・メキシコ・ロンドン・香港・モスクワ・ラスベガスなど)の絵ハガキです。絵ハガキをよ~く混ぜて、裏向きにして、その中から1枚の絵ハガキを自由に選んでもらいます。選んだ絵ハガキを見て、旅行しているシーンを想像してもらいます。あなたはその国の絵ハガキを客が想像する間に、ピタリと当てます!どの国の絵ハガキかも!ディスティネイション」は、不自然なく特定の国を選ばせることができるので、 他のマジックでその国を客に選択させたい時(フォース)にも使えますね。このトリックの使い方にはさまざまな応用編が考えられます。♠♣♥♦

◎「Mental Vacation」

 観客が選んだ旅の目的地宿泊ホテルの名前ルームナンバーが、1枚のポストカードで予言されています。3つの要素を選ぶプロセスは非常にフェアで、完全にアトランダムに見え、予言のポストカードは最初からテーブル上に置かれています。「メンタル・バケーション」(Mental Vacation)by Steve Cook & Merlinsは多くの観客にアピールしやすいテーマを備えた、非常に強力な三重の予言エフェクトです。クロースアップワークに最適ですが、パーラーやサロン・マジックのシチュエーションにも適用できるでしょう。

 10枚の特別なカードを使います。中央には大きく数字が書かれていて、その上下には世界の大都市の名前が書かれています。(都市名も数字も、カードごとにすべて異なっています)またこれとは別に、ホテル・リストのカードが1枚あります。世界的に有名なホテルの名前が、1~12までリストアップされています。10枚のカードを軽く混ぜ、2つの山に配り分けます。ここからの選択はすべて観客にゆだねられる、と説明し、観客が指定した方の山を使うと言って、どちらかの山を選んでもらいます。その山を表向きにしてもらい、そこに現れた都市の名前が観光の「目的地」となります。残った山を、さらに2つに配り分けてもらいながら、観客にどちらか片方の山を選んでもらい、そちらのカードに書かれた数字の合計がルームナンバーを表すと説明します。観客が自由に選択し、合計数を算出して、それをルームナンバーとします。さらに、残った山がホテルを決定づけると言い、その合計数にしたがって、リストからホテルを選び出します。さあ、これで「場所(観光目的地となる都市)・宿泊ホテル名・ルームナンバー」の3つの要素が確定しました。ここで、最初から出されていたホテルリストのカードを裏向きにひっくり返すと、ポストカードのデザインとなっていて、今決まった3つの内容がすべて正確に予言されているのです。

 非常にフェアに見えるプロセスで、選ばれた内容が事前に完全に予言されているという巧妙なメンタル・マジックです。ほぼ技術不要のセルフワーキング・トリックで、簡単に行えます。テーマが旅行なので、ショーの中にストーリー性を盛り込みたい方も演出し甲斐があるでしょう。♠♣♥♦

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「やりっ放し」は御法度

 3年生の7月進研記述模試」が終わりました。私も問題を生徒たちと一緒に解きながら、いつものように「見直しプリント」を、その日のうちに徹夜して打ち込みました。翌朝その原稿を持って、松江駅「ドトール」で汽車待ちをしながら、校正をしています。そのプリントの冒頭には次のように書きました。


 「やりっ放し」が一番たちが悪い。「賢者は歴史に学ぶ」のだ。愚者は失敗しないとわからない…。見直しをすることにより間違いなく力がつく、と先輩達は「進路だより」で口を揃えて語っている。どれだけのことが反省できたか?これで次のステップが決まる!まず第一歩を踏み出せ!!何が足りなかったのか、何が理解不足だったのか、等「自分自身との対話」で力がつくのだ。まずは進研の「解答・解説」をじっくり読んでみよう!自分のおかした間違いを有効に活用して、進歩につなげることが大切だ。国公立大学志望者はセンター試験で5倍強の競争にさらされる、ことを忘れないで! ●「したい人10,000人、始める人100人、続ける人1人」(中谷彰宏)


 私は長年、こうやって模試をその都度自分で解き、問題分析をして、生徒達の答案や採点結果と照合することで、生徒たちがいったいどこで間違えるのか?、問題の難易度はどうなのか?が、手に取るように分かるようになりました。現場では、「やっておきなさい!」で済ませて、自分で問題としっかり向き合おうとしない教師も数多くいます(残念ながら事実です)。これでは生徒の力もつきませんし、自身の指導力向上にもつながらないでしょう。やりっ放し」は、生徒だけでなく教員にも御法度なのです。北高では1回の模擬試験を6度徹底的に活用していたものですが、今ではそれも遠い昔話となってしまいました(資料模試の活用法~1粒で6度美味しいをご覧ください⇒コチラです) 。先日、松江北高を訪問してくれた中西葉奈(なかにしはな)さん(国際教養大学に北高から初めて合格した!)が、生徒たちを前にして語ってくれた言葉によれば「私は英語の勉強は、現役時代に3つのことしかしなかった。『音読英単語』、『ビンテージ』、テスト直し、この3つだけです。でもこれを徹底的にやりました」 まさにその通りです。

 今日は、先月行われた「6月進研マーク模試」「見直しプリント」をダウンロードサイトに登録しておきます。問題ときちんと向き合いたいですね。❤❤❤

・「2019年3年生6月進研マーク模試」見直しプリント 島根県立松江北高等学校 八幡成人 ⇒コチラで見ることができます

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 A man is known by the company he keeps.

 『システム英作文』(桐原書店)の10課「態」に「人はその仲間によって知られるといいます」という英作文問題があります。生徒たちの中にはこの日本語が言わんとする意味がよく分からないと言う者もいます。友達を見ればその人がどんな人なのかがよく分かる、ということです。人の内面というものは、その人が付き合っている友達や知人などを見れば、知ることができるという意味です。人間というものは、自分と同じような性格、または願望を持った者同士でつるむ傾向があります。たしかに、真面目な性格の人には真面目な友人が、遊ぶことが何よりも大好きな人は、同種類の友人・知人に囲まれていることが多いですよね。「類は友を呼ぶ」(Birds of a feather flock together.)のです。

 こんな感じで、人間は周りの人間関係(=環境)によって人生が大きく左右されます。別にこれは子供の頃からに限らず、大人になってからでも同じことが言えます。社会に出てからも、付き合う人によって価値観や考え方、行動も変化していきます。これは付き合う人から大きな影響を受けることで、自分そのものが変化するからに他なりません。自分が変化すれば、その後の人生も変化していきます。つまり、人間はいくつになっても、どんな人と付き合っているかで人生の方向性が決まるんです。収入に関して言えばよく、「自分と親しい人間5人の平均年収=自分の年収」なんて言われ方をしたりもします。

 この問題、毎年、生徒が苦労する問題です。実はこれは英語の諺でして、A man is known by the company he keeps.”と書きます。the company he keepsとする「後置修飾」がポイントです。したがって正解は、It is said that a man is known by the company he keeps.となるわけです。


 ここで使われているcompanyは、「一緒に(com-)パン(pan)を食べること」が語源です。companyには、①仲間、②会社、③同伴、同席という意味があるのですが、「一緒にパンを食べる人」(=仲間)、「一緒にパンを食べる所」(=会社)、「一緒にパンを食べること」(=同伴、同席)と考えることで多義語の中身が見えてきますね。「語源」の勉強をすることで、このような「多義語」理解のヒントが得られる、というメリットは最近お話しました。⇒コチラです     companion(仲間)pantry(食料貯蔵庫)なども、ここから理解できますね。❤❤❤

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長谷先生の講演

▲会場となった米子ビッグシップ

 7月1日(月)、米子コンベンションセンター国際会議場において、米子東高校PTA進路情報セミナー」が開催されました(最近さだまさしさんのコンサートがあった大きな会場です)。この第1部冒頭で、長谷 剛(はせつよし)先生(志桜塾主宰&勝田ケ丘志学館国語担当)の講演「子どもと成長する受験」がありましたので、聞きに行ってきました。長谷先生とは北高で同僚だったこともあり、親しくさせていただいておりますが、講演を拝聴するのは初めてです。それにしてもPTA主催で、平日の夜にもかかわらず、400人以上(!)もの参加者の中、このようなイベントが開催されること自体が素晴らしいことだと思います。2年後に控える「新入試の変更点について」、いち早く保護者のみなさんに情報提供の場を提供して、ベネッセコーポレーション野村 真吾(のむらしんご)さんのお話が2部にありました。この点、島根県の学校は遅れていますね。

 さて長谷先生の講演です。席替えから始まりました。親しい人同士で座っているのを、ジャンケンで勝ち負けのつかなかったご縁のある(引き分け)人同士を前の方から座ってもらいます。そしてお互いに自己紹介「プチ自慢」で1分ほど行いました。会場に笑い声が響く中、つかみはOKです。いよいよここからが、体験参加型講演の本題です。印象に残ったことを数点メモしておきます。

◎オリンピック選手を育成する中で、「心技体」に順番をつけるとしたらどの順番ですか?と問題提起。保護者さん同士で話し合ってもらいます。従来は「心」の指導が最優先されていましたが、現在は「技体心」の順で指導育成が行われています。学校現場でいえば、まずは「学力」をつけることですね。学力をつけるというのはどういうことかと言えば、それだけ「選択肢」が広がるということなんです。

「肌、手、目、心」の大切さを説く「子育て四訓」の真ん中に、「声」を入れるとよい。

「さしすせそ」すが、ってたの、ごい、ンスある、の通り)といった褒め言葉や、「たちつてと」いしたことない、がう、まんない、きとうでいいよ、んでもない)では、真の子どもの成長につながっていかないので避けるべし!いずれにしても、親の声かけ一つで、子どもの勉強に向かう姿勢が変わる、という「言葉での対話の大切さ」について学びました。

「なぜ?」「あなた」という言葉を「どうやったら」「私」に置き換えてみる。「えーっ」という言葉は相手との関係を切る言葉なので、「おーっ」という言葉に変えてみる。そして最後に大切なことは、「許してくれる人」「安全地帯」が存在すること、と結ばれました。何度も問題提起を交え、それを参加された保護者のみなさんで論議してもらいながらの体験参加型の講演会でした。会場には笑いと真剣な討議が満ちあふれ、保護者のみなさんの童心に返ったような笑顔が印象的でした。私もずいぶんと勉強になる講演でした。米子東高校」のホームページにも会の概要が紹介されています。⇒コチラです

 再来年から大きく変わる大学入試。中でも特に大きな変化が見られるのが英語です。第2部のベネッセ・野村さんの「新テスト」に関するお話しは、関心の深い1・2年生の保護者のみなさんにはずいぶん参考になったことと思います。ポイントが簡潔にまとめられている資料も、非常に分かりやすく、保護者のみなさんには重宝したことでしょう。3年生の保護者は、進路希望に応じて15もの細かな志望校分野に分かれて「分科会」を開催されました。全国の先生方には、実に参考になる会合の持ち方ではないでしょうか。❤❤❤

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「縁雫アンブレラスカイ」再び!

 松江市・殿町にある「カラコロ工房」中央のガーデンテラスに、天井を赤・青・黄色など色とりどりのビニール傘で覆った装飾「縁雫(えにしずく)アンブレラスカイ」が、昨年に引き続きお目見えしました。若い女性観光客たちのインスタ映えするSNSへの投稿を期待して、松江観光協会が企画したものです。赤や黄など6色のビニール傘216本が、ワイヤロープで高さ約4メートルの天井につるされています。太陽の日差しを浴びると、色とりどりの傘の影が壁や床を多彩に染めあげる仕掛けで、訪れた観光客の人たちは「きれい!」と足を止めて見入ったり、スマートフォンで撮影したりしていました。確かに美しい光景で、テンションが上がります。雨の日も楽しくなりそうですね。この「縁雫アンブレラスカイ」は、7月31日までやっているそうです。よろしければ見に行ってみてくださいね。雨の日も町歩きをウキウキ楽しんでもらおうと、松江市観光協会が、ポルトガルアゲダで毎年夏になると行われているイベントからヒントを得て、昨年から始まったものです。写真映えすることから、来た人たちがインスタグラムなどに投稿して人気を呼んでいます。

 この傘のアートはとってもきれいなんですが、私は2017年、長崎「ハウステンボス」を訪れたときに、これと同じ傘のアートを写真に収めています。約130メートルの「モンドリアン通り」が、7色のカラフルな傘に彩られる「アンブレラストリート」です。約1,000 本の傘がずらーっと並び、雨の日も傘をささずに歩け、晴れの日は日差しをやさしく和らげてくれます。見上げれば色とりどりの傘。歩くだけで心も華やかになりますね。松江とは規模も迫力も全然違って、実に感動的な通りでした。夜には、この通りが、音楽に合わせて光が降り注ぐ「光のアンブレラストリート」に生まれ変わり、音楽とイルミネーションでにぎやかに彩られます。ハウステンボス、何度訪れても新しい発見の喜びがあります。❤❤❤

▲「ハウステンボス」の「モンドリアン通り」

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おかでんスカイビューバス

 岡山電気軌道(岡山市)では、屋根部分を透明にした「スカイビューバス」を運行しています。夢二郷土美術館・後楽園―JR岡山駅東口の直通バスで、路線バスでは「全国初」とのことです。「晴れの国」岡山に相応しい路線バスを!との思いで、開発されました。今日たまたま「夢二郷土美術館」に来ていたら、このバスが停留所に停まっていて、親切な運転手さんに中を見せていただきました。丁寧に解説までしていただき、いっぺんでこのバスのファンになりました。信号待ちでしばらくは動けないから、思う存分写真を撮っていいですよ、と。

 おかでんは、所有していた中型バス(長さ約9メートル、定員55人)を約1千万円かけて改造。車両後部を中心に、屋根全体の約4割を透明な硬質樹脂(超硬質ポリカーボネイト材)に取り替えました。これによって、乗客は想像以上に開放感のある大きな「窓」から空やビルを眺めることができるようになりました。今までのバスでは見られない景色が見えることで、予想を超えるウキウキ&ワクワク感が生まれています。国内のみならず、インバウンドで外国から来た観光客にも対応できるようにフルカラーデジタル行先表示器(中四国初)を採用し、イラストも用いたわかりやすい表示とし、カラー液晶シングルビジュアルコーダーを車内に設置し、4カ国語に対応した6分間程の「岡山後楽園」などの説明を見ることができます。

 運行は岡山駅発が平日4便、土日・祝日6便。後楽園・夢二郷土美術館前発が10便と7便。運賃は、通常便と同じ片道140円です。おかでんでは「“晴れの国”らしいバス。観光客に街の景観などを楽しんでほしい」としています。運転手さんのお話によれば、夏は暑いので運行をお休みするのだとのことでした。「たま電車」「KURO」「黑の助バス」といい、新しくは「チャギントン電車」といい、おかでん、やりますねえ。❤❤❤

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「倉敷珈琲館」

◎週末はグルメ情報です!今週はコーヒー!

 1971年(昭和46年)「倉敷珈琲館」は、自家焙煎ひとすじの珈琲専門店として、白壁の町・倉敷美観地区の一角に誕生しました。本格的なコーヒーを提供するため、自家焙煎を行っています。世界各国の豆を丁寧に吟味し、手抜きのない品質管理を心がけています。割れている豆や黒ずんだ豆を丁寧に選り分け、オープン当初から使っている焙煎機で焙煎した後もさらに、色むらなどのチェックを欠かさないそうです。豆の挽き方やお湯の温度、ドリップ方式に至るまでこだわっているので、コーヒー本来の美味しさを感じることができます。私はコーヒーが大好きで、美味しいお店があると聞くと、どこまでも行ってみたくなるんです。今日は倉敷にやってきました。

 「大原美術館」「民藝館」などから近く、美観地区の中心に位置する「倉敷珈琲館」。コーヒー好きの私は、倉敷に来たら、ここにぜひ行って味わってみたいと思っていました。地図を片手に探し探し歩きましたが、場所が分かりません。もう一度元に戻って通りを観察しながら歩いていると、建物と建物の間にひっそりとたたずんでいました。さっきもこの前を通っていたのに、気がつかずに通り過ぎていたのでした。お隣は、「旅館くらしき」です。中に入ると、店内は、ヨーロッパの情緒漂うアンティークな雰囲気が広がっています。お店の奥にはパティオがあり異国情緒たっぷりの庭で、気候の良い日は外でコーヒーを楽しめます。焙煎したコーヒー豆や水出ししたコーヒー原液と砕いたコーヒー豆を入れ、コーヒーの風味とサクサクとした豆の食感を楽しめる「ビター」と「カフェ・オ・レ」の2種類のオリジナルチョコレート、 コーヒー豆が入っていた麻袋の販売もしています。美味しい本格コーヒーを飲みにぜひ訪れてみてください。

 昭和46年。現在の倉敷市美観地区がまだ観光地ではなく、町の人々の生活の場だったころ、ここ「倉敷珈琲館」は誕生しました。元砂糖問屋だったという建物は19世紀に建てられたもの。蔵の内壁に赤レンガを張り、カウンターを作って、1971年に喫茶店として新たな時を歩み始めました。珈琲の淹れ方には、ペーパードリップやサイフォン、フレンチプレス……とさまざまありますが、ここ「倉敷珈琲館」のホットコーヒーは、豆のふくよかな香味を引き出すネルドリップ。仕入れた生豆を一つずつ選り分け、精密に焙煎し、一杯ずつ丁寧に抽出されています。深煎りの豆を使って、ネルドリップ抽出による本格的なコーヒーの店です。今日いただいたのはキリマンジェロでしたが、実にコクがあって美味しかった。やはり専門店のコーヒーは格別です。アンティーク空間で味わう専門店の芳醇な一杯でした。❤❤❤

             珈琲賛歌

「珈琲豆、自身が自らの味を存分に抽出されることを待ち望んでいるのです」
自然は自らの歌を歌います。
春になれば芽をつけ、夏になれば葉を茂らせ、秋に実をつけ、寒い冬を耐え、また春の息
吹を吸いつつ歌います。
珈琲豆も自然の中で生まれ、生きている自然の生命そのものだと思うのです。
ですから珈琲豆のこの生命を最大限に歌わせてあげるのが、珈琲にかかわる者のいわば役
割とでもいえましょう。
このように珈琲豆を最大限に歌わせるためにはなによりも珈琲と珈琲にかかわる者との間
にはりつめた関係がなければなりません。
珈琲豆をして、すてきな歌を歌い出させるには焙煎する者、抽出する者自身が良い歌を歌
う者でなければならないと思うのです。
1971年の開店より、厳選して仕入れた豆をひとつひとつさらに選り分け、培った焙煎
技術とネルドリップをかたくなに守り、ひらすら美味しい珈琲を求めつづけてまいりまし
た。
外の喧騒から離れ、まるで時がとまっているかのような店内で、珈琲のふくいくたる香り
に包まれて、どうぞごゆっくりお寛ぎくださいませ。
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「門司港駅」のスタバ

 この3月に復原が成った門司港駅に行ってきました(重要文化財指定)。正面から見て1階左側は、「みどりの窓口」と「観光案内所」、右側が人気のコーヒー店「スターバックス」です。「旧三等待合室」に、新しくオープンしました。昔の鉄道車両は、一等から三等までの等級にわかれており、その三等の車両に乗車する人たちが使用していたのが、この旧三等待合室です。建設当初の内観を復原した、白い漆喰壁と淡い黄色の腰壁。大正時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が味わえます。席数は48席で、そのうちの16席がテラス席です。さり気なく掲げられたスターバックスのロゴが、古さと新しさを絶妙に融合していますね。テラス席から「復活した駅前の噴水」を眺めるのも風情があります。

 この新しい「スターバックスコーヒー 門司港駅店」のデザインコンセプトは、「Storyteller」門司港駅の復原された駅舎や鉄道とともに、「コーヒーを通じて地域の語り部として歴史や先人たちの情熱を伝えていきたい」という思いを込めています。店舗は、門司港駅の趣のある雰囲気と日本の産業革命と近代化を支えた北九州の工業地帯の歴史から、大版の鉄板に錆をまとわせたコルテン鋼をバーカウンターの壁面に使用し、そこに列車のヘッドマークを用いてスターバックス歴代のロゴマークを施しました。歴代4つを並べた丸いスタバマークの壁掛けは、表面の湾曲がJR九州の特徴だった寝台特急のヘッドマークを模しています。ほほう、ロゴが新しくなるたびに人魚がアップになっているんですね。店舗入口にある「STARBUCKS COFFEE」のサインも、蒸気機関車のナンバープレートをイメージしたものです。天井の鉄骨や壁面の足元には役目を終えた本物の鉄道レールを再利用し、門司港駅を起点に九州の鉄道が発展、そして鉄道を通じて九州の文化、情報、人、ものをつないできたことへの敬意を表現しています。店内の一部のテーブルや椅子には福岡県産のセンダン材を使用し、地元の木工所が製作したオリジナルの家具を設置しています。スタバファンにはもちろんですが、鉄道ファンも魅了する遊び心にあふれているお店です。レトロな大正ロマンに浸りつつ、ゆったりとコーヒーを楽しむことができますね。門司港駅の歴史を物語る「漆喰壁」や「シャンデリア」に加え、展示されている「昔の写真」などはそれぞれに味があり、懐かしい雰囲気を醸し出しています。 “古き良き時代” に思いを馳せながら味わうコーヒーは格別でした。

 

 このスタバの店舗内には、「エレベータ」があります。古い建築のバリアフリー化のために設置されたものですが、その支柱が耐震基準に合わせた補強の役割を兼ねているんです。コンコースの上は貴賓室等、左側みどりの窓口内は接客カウンターがあり、2階はレストラン厨房。したがって店舗フロアが上下階を貫ける唯一の場所でした。❤❤❤

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MOSQUITO

 韓国で今話題のクリエーター Hugo Choi氏の最新作で、蚊」をモチーフにしたパケット・トリック「MOSQUITO」です。梅雨のじめじめとしたこれからの時期にまさにぴったりのパケットですね。

 白黒の蚊が描かれているカードが3枚、手のカードが1枚あります。手のカードで蚊を叩くと、3匹の蚊のうち、1匹ずつ叩き潰されて真っ赤の血に染まっていきますが、1匹だけはカードの中から逃げて消えてしまっています。さて、どこに逃げたかというと?なんと、マジシャンの手の上で叩き潰されているのです。面白い発想のトリックですね。その昔、故・アルド・コロンビニ氏の「Fly Cards」にのぼせていた時期がありました(私の追悼記事はコチラです)。最後にハエがペシャンコに潰されてしまうのが気に入ってよく演じたものです。

 つい最近、彼の「Cherry Blossom」という作品も買いました。このクリエーターは、ストーリー性のあるアーティスティックな作品を好んで作っているようですね。お花見の時期には、さらに日本人ににぴったりのマジックとなっています。マジシャンは小さな1本の木のボードを取り出します。木の表と裏にはまだ何もありません。ただの枯れ木です。そこでポケットから桜の花を取り出し、数個片面の木に付けていきます。ここでおまじないをかけると、もう片方の面の木にも桜が咲いてしまうのです。もう一度おまじないをかけます。すると、一瞬にして桜の花が木いっぱいに咲き誇ってしまうのです。さらに裏面にも木いっぱいに咲き誇っているではありませんか!その花を1つ取り、おまじないをかけると、なんと可愛い桜の花(スポンジの花)に変化しているのです。実に可愛らしい、パドルのマジックです。若い頃、この「パドルムーブ」はずいぶん練習して、上手くなったものです。いったんマスターしてしまえば、いろんなトリックに応用がききます。♠♣♥♦

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「プロの眼」恐るべし!

 今年の読売ジャイアンツは、ひと味もふた味も違います。7月3日(水)の巨人―中日戦。壮絶な乱打戦の試合は、9回に巨人・守護神の中川がまさかのソロ本塁打を被弾し、同点に追い付かれますが、9回裏に先頭の若林ロドリゲスから四球を選び、すかさず二盗に成功。ここで増田大輝選手(25歳)が三塁線に絶妙な送りバントを転がすと、三塁・高橋が一塁へ悪送球。若林が一気に生還し、劇的なサヨナラ勝ちとなりました。途中出場の増田大のスリーバントが、サヨナラ失策を誘発させたのでした。2度、バントを失敗して窮地に追い込まれましたが、ヒーローインタビューで「1年目から1軍の舞台で持ち味を出すためにやってきた。2ストライクからでも決める自信はあった」と述べました。4年目でプロ初のお立ち台に立つと「パパやったよ!」と、徳島で暮らす優香夫人や2人の子供に呼び掛け、目を潤ませていました。

 巨人育成選手出身の苦労人です。同点の9回裏無死一塁で打席が回ってきます。サインは「送りバント」でしたが、中日ロドリゲスの初球、149キロの真ん中の直球を空振りします。少し中途半端になってしまった」と反省しましたが、一塁走者若林の果敢な盗塁で、無死二塁と絶好のチャンスが広がりました。最後はフルカウントからの6球目、内角の152キロの剛速球を三塁前にきっちりと転がしました。処理した中日の三塁手高橋が一塁へ悪送球する間に、二塁走者の若林が生還し、増田大は、ベンチから飛び出してきたチームメートの祝福のウオーターシャワーを浴びました。3ストライク目は(体に)当たってでもフェアグラウンドに転がそうと、そのくらい根性入れていきました。常日頃からバントをしっかり決められるようにと思って自信つけてやってきたので、2ストライクからでも決める自信があったので決められてよかった」と喜びました。プロ入りから単身で東京に住み、2年目の2017年に支配下登録をつかんだ選手です。毎日テレビ電話で1日頑張ろうと元気もらって、いい形で送り出してくれてる。長男はテレビに僕が出ていたらパパと分かる。今日も見てくれてるかな、と思います」と表情を緩めました。

 私が感心したのは、この試合をテレビ解説していたプロ野球評論家の山本昌さんが、二度バントを失敗している増田選手の姿を見て、この選手はバントが上手そうです。いい構えをしています」と語ったことです。エーッ??ジャイアンツの三軍・二軍でバントの名手川合昌弘監督に鍛えられているんでしょう。上手いですよ」と語りました。プロというのは、構えを見ただけで、バントの上手・下手が分かるんですね。剛速球に二度もバントを試みて失敗をしているにもかかわらずです。そして試合後のヒーローインタビューでも、本人が「自信があった」と断言していますから、やはり「プロの眼」恐るべしですね。すごい慧眼です。英語教師の私も、こんな「プロの眼」を磨くべく、努力してきたように思います。♥♥♥

【追記】 ここで、今日のヒーロー増田大輝選手について、ちょっとご紹介しておきましょう。増田選手は、2015年に育成選手として巨人に入団しました。コツコツと地道な努力を続け、2年目の2017年7月に支配下選手に昇格し、ファームでみっちり経験を積みました。徳島県阿波市、東京から約500キロ離れた、人口4万人弱の小さな田舎町に、根っからの野球少女の妻・優香(ゆうか)さんと2人の子どもを残して、東京に単身赴任中です。正社員として働く優香さんは増田選手よりも収入が安定しているし、いつ夫が戦力外通告を受けるかわからない不安の中、優香さんは東京へあえて行かずに、夫と離れて暮らす選択をし、増田選手が自信を持って家族を東京に呼べる日が来るまで、遠くからサポートを続けます。優香さんは、休日になると、車を運転して買い出しに行き、東京で一人暮らしをする夫のために、手料理を作り、冷凍して、送っているのです。激励の言葉を書き連ねた手紙も忘れません。週に1回、優香さんから届く手料理と手紙が、増田選手の励みになっていると言います。

 増田選手は、地元徳島の強豪校・小松島高校でキャプテンを務め、近畿大に進学して野球を続けるも中退。その後は鳶の仕事に就きました。平日は建築現場で汗を流し、土・日は草野球という生活は、本人にとっては充実感のない日々の連続でした。2013年12月、増田選手は独立リーグ「徳島インディゴソックス」の入団テストを受験、合格、入団が決まります。193人の受験者のうち、24人が合格という狭き門を見事にくぐり抜けたのです。優香さんは仕事後、疲れていても毎試合のように増田選手の応援に駆けつけ、スタンドで声を張り上げました。さらに、地元新聞の増田選手を取り上げた記事を、どんなに小さくても切り抜きました。献身的な優香さんに支えられ、増田選手は1年目からレギュラーの座を掴み、大活躍。この年のリーグ優勝に大きく貢献します。しかし、在籍する独立リーグは年収60万円程度と、野球だけで生活することはおよそ不可能でした。「俺、野球やめるよ」 その言葉に、覚悟はその程度だったのか、そう思わずにはいられませんでした。「最後にもう1年だけ一緒に頑張ろうよ」彼女のその言葉に、増田選手は奮起します。勝負の1年が始まりました。開幕直後の福岡ソフトバンクホークス3軍との交流戦で、増田選手は攻守にわたって大活躍し、プロのスカウトたちに大きくアピールします。その後も、着実なアピールを続け、ドラフト会議の直前、その年の有望選手を特集する雑誌には、「積極的な走塁と堅守が光る内野手 献身的な打撃でNPBでも活躍の予感」と掲載され、プロ野球の複数球団からも調査書が届き、ドラフト指名はほぼ確実と思われていました。そして、運命のドラフト会議当日。しかし、開始から3時間が経過しても、増田選手の名前は一向に呼ばれません。支配下選手の指名が終わってしまいました。会場に空席が目立ち始めた午後8時半、各球団の育成選手の指名が始まった時、ジャイアンツが増田選手を指名しました。プロ野球選手と言っても、育成選手は3桁の背番号をつけ、1軍の試合に出られるわけではありません。年俸は最低保障額の240万円です。それでもスタートラインに立てたことが、何より嬉しく、まずは支配下選手への昇格を目指して。2人の最下位からの出発が始まりました。そして、2年目の2017年7月28日、支配下選手への昇格を、万感の想いで迎えました。そして2019年、増田選手は大きな飛躍を遂げています。2軍では打率.347をマークし、出塁率、盗塁数、四球数は昇格時点でリーグトップ。そして4月19日、増田選手はついに1軍の舞台に立ちました。チームトップクラスの守備力・強肩を買われて着実に出番を増やしています。代走や守備固めとしてチームに欠かせない選手です。最下層から這い上がってきた男、増田選手の「下克上物語」は、まだまだ始まったばかりです。活躍に期待しましょう。♠♠♠

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「情熱大陸」に森山健一くんが!

 先週の日曜日は仕事が立て込んでいて、見ることができなかった情熱大陸」を録画しておいたんです。それで火曜日に観たんですが、番組途中に、松江北高の理系クラスと補習科で教えた森山健一(もりやまけんいち)くんが出ているではありませんか!たまげました。沢山の東大生の中から選ばれたようです。しかも上野千鶴子先生(70歳)に対して、東大のあるべき姿に関して、実にいいことを言っている。成長の跡を感じたことでした。立派になったな、森山くん!この番組は1週間は「情熱大陸」のウェブサイトで視聴することが可能(無料)ですので、ぜひ観てあげてください。⇒コチラで観ることができます  お祝いのメールを送ったところ、「まだまだ上のレベルの人たちがいるので、一歩ずつ着実に実力をつけていきます」との返事が返ってきました。頑張ってくださいね。

 6月30日(日)に放送された「情熱大陸」(TBS系)では、社会学者で女性学の第一人者・上野千鶴子さんに密着。番組でも冒頭に紹介されましたが、東京大学の入学式で新入生に贈った祝辞がメディアに大きく取り上げられ、話題となりましたね。東大の学内に残る性差別にも触れた発言が深い共感を呼ぶ一方で、批判の声も上がり、この祝辞を巡っては様々な賛否両論が渦巻きました。事実や当たり前のことを正直に語った、そして問題提起を数多く含んだ素晴らしい祝辞であったと、私は感じています。ぜひ上の映像で、今一度上野先生の祝辞をご覧下さい。

 この番組で一番印象に残ったのは、後半で上野さんが、「家族」について語った部分でした。上野さんが支援している高齢者向けシェアハウスは、要介護であれ、終末期であれ、自由にわがままに暮らすことを助ける理想の施設だといいます。上野さんは、シェアハウスで居合わせた女性に家族のようなっていうのがすごく嫌なんだ、すごく抵抗がある」と、自分の意志を正直に語り、「良いことやっている人ほど、家族のようなって形容詞お好きなのよね」と続けます。さらに、「家族ベストなら、家族以外のものが、家族のようなことをするのは代用品でしょ、二流品じゃないですか」と述べた上で、日本には家族の呪縛がたくさんあると、持論を語りました。考えさせられる言葉でした。❤❤❤

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Dear Abby

   私は、「Dear Abby(デア・アビー)」というコラムを毎日読んでいます。生きたアメリカ英語の勉強には、うってつけの教材なんです。⇒コチラで毎日読むことが出来ます   この「アビー」は、日本ではまったくと言っていいほど知られていませんが、世界的にはかなりよく知られたコラムニストです。米国発のお悩み相談コラムのことです。読者から送られた悩みを、アビーが答えるという新聞のコラムです。米全国紙の「USAトゥデイ」によれば、このコラムは、世界の新聞に同時配給されており、毎日、1億1100万人以上が読んでいるとのことです。この「デア・アビー」を担当してきたのは、ポーリン・フィリップスという名の女性であり、「アビー」というのは彼女が作り上げた架空の人物です。そんなポーリン・フィリップスは、2013年に94歳で死去し、デア・アビー」のコラムは現在、娘であるジェーン・フィリップスが引き継いでいます。人生相談的な難しいコラムを引き継いだ彼女は、母ポーリンから、こんなアドバイスを受けていたと言います。私たちはみな“人間”であり、あまりに一方的な判断をすべきではない」と。

 実は、私は大学生の頃に、毎日「アンランダーズ」(Ann Landers)という、やはりアメリカの悩み・人生相談コラムを愛読していました。本名は、Esther Pauline Friedman Ledererで、新聞の人生相談欄の担当者。適切で、しかも機知に富む答えぶりで長年人気を博していました。アメリカ英語の生きた口語を学ぶのには絶好の教材で、毎日朝刊を楽しみにしていたものです。その双子の姉妹が上のアビーです。姉妹で同じようなコラムを執筆しておられたんですね。私は毎日、そのコラムに出てくるアメリカ英語表現を切り抜いては、カードに貼り付けて、アルファベット順に整理していました。ここで勉強した表現がかなりたくさんあります(例えば、Wake up and smell the coffee, nervous Nellie, peaches and creamなど)。そんな私の若い頃の勉強態度を、恩師の故・安藤貞雄先生(広島大学名誉教授)が、愛媛県の講演会で話題にしてくださっています。

    英語の研究法ということでは、まず、私の島根大学時代の教え子のY君のことをお話ししたいと思います。彼は、まだ29歳の若さですが、既に英語語法関係の論文を十数編書いており、東京外語大の竹林教授に認められて色々と辞書の項目を執筆しています。Y君の勉強ぶりは本格的なもので、そのことは、外国の学会の会員になったり、海外の学術誌に載る第一次論文にもよく目を通していること、内外に多くの学問上の知己を持っていることなどで窺えると思います。彼はまた良い教師でもあります。Y君はよくAsahi Evening News のAnn Landersをcorpusとして利用していますが、あそこへ投書する人の英語が必ずしも良いとは限らないということを承知の上で、あれを一月分位集めるとかなりの資料になると思います。それを(パソコンでも利用して)あらゆる角度から分析していけば、平均的なアメリカ人の日常英語の生態が浮かび上がって来るかもしれません。

 私はひたすら「アン・ランダーズ」のコラムを何十年と読み続け、生きたアメリカ口語の勉強をしていたんです。彼女は、2002年6月22日にお亡くなりになって、彼女の意向で、以降は別の人間にコラムを引き継ぐことなく、消滅していきました。❤❤❤ 

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