十津川警部 vs 鉄道捜査官

▲初共演の高橋英樹さんと沢口靖子さん(テレビ朝日HPより)

 人気作家・西村京太郎先生原作の人気ドラマ「十津川警部トラベルミステリー」シリーズ第70作を記念して、同じく西村先生の小説をドラマ化した「鉄道捜査官」シリーズとの豪華なコラボレーションが実現しました。そもそも「鉄道捜査官シリーズ」の原作は「十津川警部シリーズ」ですが、主人公を鉄道捜査官の花村乃里子に置き換えて放送されました。ゴツゴツしたイメージの十津川警部ではなく、女性刑事を配することで、お茶の間の人気を狙ったテレビ局側の作戦だったのでしょう。ほぼ年1作のペースで放送されてきたこのシリーズも好評で、もう18作品が放映されています。今回は「トラベルミステリー」警視庁捜査一課・十津川警部役の高橋英樹さんと、その「鉄道捜査官」花村乃里子役の沢口靖子さんが初共演したのです。平成最後を飾る合同捜査です。『西村京太郎トラベルミステリー第70作スペシャル「十津川警部VS鉄道捜査官・花村乃里子」』として、3月17日(後9:00~11:05)にテレビ朝日系で放送されました。このドラマ実に面白かった。

 都内の河原で男性の刺殺体が発見された。臨場した十津川警部(高橋英樹)と亀井刑事(高田純次)は、現場にかすかな轍を発見。犯人はどこか別の場所で殺害した後、現場近くのホームセンターから台車と段ボール箱を運び出して遺体の運搬に使ったことがわかった。まもなく遺体の身元は、企業を恐喝して金をせしめる悪徳ジャーナリスト・柴田英太郎(鳥谷宏之)と判明。 同時に、同棲中の恋人・武部あかり(小林涼子)の部屋から血痕が見つかる。彼女は派遣先を無断欠勤して行方をくらましていたことから、十津川たちは手がかりを求め、カフェレストランを営むあかりの母・美代子(中原果南)を訪ねる。美代子は最近、娘と連絡を取っていないと言い、店に置いてある山形ワインの話題になるとなぜか話を逸らした。刑事たちの聞き込みの末、事件当夜、遺体発見現場近くで段ボール箱を乗せた台車を押す男の目撃情報を得た。おそらくこの男が、遺体を運んだに違いない。ドライブレコーダーに映っていた謎の男の姿を関係各所に手配したところ、十津川のもとに1本の電話が入る。その電話の主は、警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所に所属する鉄道捜査官・花村乃里子(沢口靖子)で、乃里子は事件の日、東京駅で2度も謎の男を見かけたという。捜査一課の十津川のもとを訪れた乃里子は、男は山形で列車の運転士として働いていると話していたと報告。乃里子のもたらした情報から、謎の男の正体は、15年前に別れたあかりの父で山形鉄道の運転士・森山久司(益岡徹)だと判明する。あかりと森山は共謀して柴田を殺害して死体を遺棄し、相次いで山形に逃げたのか? だから美代子は山形の話題になると言葉を濁したのか? しかも、殺された柴田は最近、山形で創業した通販会社を恐喝していた事実も浮上。すべての謎は山形にあるとにらんだ十津川と亀井刑事は、現地へ。一方、乃里子はあかりの行方を調べるため、東京駅の防犯カメラのチェックを申し出る。こうして捜査一課・十津川警部と鉄道捜査官・花村乃里子による合同捜査が始まるが…?(テレビ朝日公式ホームページから引用)

 西村先生が生み出した人気キャラクターの十津川警部が、時刻表や鉄道にまつわるトリックを解明、事件の背後に深く潜む人間ドラマを浮かび上がらせていく「西村京太郎トラベルミステリー」シリーズは、1979年にスタートし、土曜ワイド劇場』を主として放送を重ね、なんと40年もの歴史を積み上げてきました。一方の「西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官」シリーズもまた、2000年に第1弾が放送されて以来、ミステリーファンはもちろんのこと、鉄道ファンまでをも魅了。2018年5月放送の作品で、第18作を数えています。

 今回、この「トラベルミステリー」シリーズが、第70作という記念すべき節目を迎えるのにあたって、同じ西村先生の原作であり、鉄道ミステリーでもあるという共通点から、「鉄道捜査官」シリーズとのコラボが実現する運びとなりました。ドラマの一番の見どころは、捜査を進めるうち、事件の奥底に秘められた、切なくも温かい親子愛が浮かび上がってくることでした。緊迫のストーリー展開の合間には、両シリーズにレギュラー出演している山村紅葉さんが、十津川班の北条刑事と、料亭の女将・手塚真理絵の二役を演じて、高橋英樹さんと沢口靖子さんが共に面くらうというお楽しみ場面が印象的でしたね。

 両ドラマの人気キャラクターが一枚岩となって捜査に当たる、というファン待望の展開で、高橋さんも「いや、ビックリしましたよ!こんな大型コラボは初めてですし、ましてや沢口靖子さんという大女優が我々の作品に登場してくださると聞いたときは、思わず“ウソでしょ?”って言っちゃったんです」と、提案に心底驚いたことを明かしておられます。一方、自身が強い愛着を持って19年間演じてきた役柄のまま、異なる作品世界に招き入れられた沢口さんも、「記念すべき70作目という作品に“鉄道捜査官・花村乃里子”として登場させていただけるなんて、とても面白い企画だなとワクワクしました」と、かつてない豪華コラボに心躍らせました。後日、高橋さんは、初共演した沢口さんに、撮影現場で2度も驚かされたことを告白しておられます。1つ目の驚きは、その“小顔”っぷりです。高橋さんは「沢口さんの第一印象は…とにかく、お顔が小さい!私は、“芸能界で高橋英樹より顔が大きいのは柔道家の篠原信一さんだけ”といわれているくらいですから、本当にビックリしちゃって(笑)」とジョークを交えながら、長いこと主役を張っておられるからか、内側からにじみ出るパワーが本当に素晴らしい!デビューのときからの新鮮味がまったく失われていない方」と、沢口さんのたたずまいを絶賛しておられました。そして2つ目の衝撃は、意外にも「笑い上戸」だったこと。山村紅葉さんとの掛け合いシーンで、沢口さんが「実は私、ものすごく笑い上戸なんです。ツボに入ってしまって、おかしくて大笑いしちゃいました」というハプニングがあり、クスリとも笑わない、楚々とした方だと勝手にイメージしていた」という高橋さんは、いきなりケラケラと笑いだしたので、そりゃあもうビックリしましたよ(笑)」と、沢口さんの明るくてキュートな一面をベタ褒めしておられました。

 ドラマの撮影は、この2月に山形県と東京都で、終始和やかなムードの中で行われましたが、沢口さんは「英樹さんと間近で目が合うと、圧倒されるような迫力を感じました。私も負けないように足を踏ん張って、頑張ってせりふを言ったつもりです」と、大先輩の偉大な存在感を正面から受け止めつつも、緊張感を失わずに撮影に挑んだことも語っておられました。

 最後に、高橋さんが「日本人がこよなく愛する“鉄道”を背景に人間の情愛が描かれていますので、我々をはじめとする登場人物たちの人間ドラマを感じていただければうれしい」と、力を込めて作品の見どころを語ると、沢口さんも負けずと、「15年の歳月を経て確かめられていく、親子の絆を描いた感動的な物語です。微力ながら、鉄道捜査官・花村乃里子もお手伝いさせていただきますので、どうぞご期待下さい!」と、二人の息ピッタリに作品をPRしておられました。こんな豪華な二人の熱演が面白くないわけはない、息もつかせぬ展開にハラハラドキドキしながら見ておりました。❤❤❤

★「月曜名作劇場」3月いっぱいで打ち切り!

 これだけ面白いドラマでも視聴率は12.3%です。3月いっぱいで TBSは「月曜名作劇場」(月曜よる8時)を終了することを決めました。「ザ・サスペンス」「月曜ミステリー劇場」「月曜ゴールデン」と名前を変えながら、渡瀬恒彦内藤剛志「十津川警部」小林稔侍「税務調査官・窓際太郎の事件簿」平岡祐太「浅見光彦」などシリーズを放送してきた老舗のドラマ枠です。「火曜サスペンス劇場」(日本テレビ系)、「水曜ミステリー9」(テレビ東京系)、「金曜エンタテイメント」(フジテレビ系)、「土曜ワイド劇場」(テレビ朝日系)と、2時間ドラマは民放の看板番組でしたが、その座を次々とバラエティー番組に譲り、なくなってしまいました。そして、とうとうTBS系からも消えることになったのです。これで2時間ドラマ枠は全部なくなってしまいました。残念!

 視聴率は今年に入ってからすべて1ケタ台。その割に制作費はかさみます。どんなに安くあげようと頑張ってもロケ収録が多いので、1話で4千万~5千万円はかかります。バラエティ番組よりもケタ違いに高い上、視聴者には中高年層が多いので、若者受けを目指したいテレビ局やスポンサー受けも決して良いわけではありません。若者たち視聴者は2時間もテレビの前に座るのは「長すぎる」と感じていると言います。このドラマ枠は以前は、20~30%の視聴率を誇る人気を取ったジャンルでした(例えば、「家政婦は見た」)。人気だった理由は、温泉や観光地が舞台になることが多く、旅情やグルメを前面に押し出して、お茶の間で簡単に旅行気分を味わうことができたからです。2時間ドラマが視聴者離れを起こしてしまった以上、スポンサーはつきません。そのような訳で、2時間ドラマ枠が消滅してしまいました。実に残念です。これからは単発での放送を楽しみにしたいと思います。

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「後期試験」の意味

 国公立大学二次試験後期試験が、3月12日(火)に行われました。文部科学省の発表によれば、135大学416学部で試験があり、受験者数は7万2024人で欠席率は57.2%と、昨年より0.3ポイント上がりました。当初は17万9614人が志願していました。浪人を考えていようが、私大に決まっていようが、最後の最後まで勉強して、後期試験まで受験して、それから進路を考えようというのが松江北高の伝統でした。ところが、私大に合格したからもう後期(前期までも!)はいいや、前期でダメだったから浪人するので後期はいいや、と受験を安易に放棄してしまう生徒が最近目立つようになってきました。私の経験から言えば、仮に浪人するにしても、たとえ前期は不合格でも後期まで受験をして合格を勝ち取って浪人した生徒の方が、浪人してからの伸びが全く違います。仮に合格できなくても、自分の現在の学力をしっかりと認識して浪人生活に入った方がプラスです。私はずっと補習科の指導を通して、浪人生をたくさん見てきていますから、このことは自信を持って言えます。では生徒たちが後期を受けたがらない理由は何でしょうか? ①第1志望の行きたい大学ではないから、②定員は少ないし倍率が高くて難しそうだ、③受験科目の負担が大きい、④もう落ちたくないという精神的な不安⑤行きもしない大学の受験に旅費・宿泊費をかけたくない(これは保護者のよくある態度)、などが考えられます。

 そもそも前期・後期出願の際の意識は、およそこんな感じだと思われます。
(1)前期:第一志望 後期:第一志望 ←私大でも良いと考えている人に多い
(2)前期:第一志望 後期:第二志望 ←第一志望に挑戦したい人 だめなら浪人
(3)前期:第一志望 後期:絶対受かる滑りどめ ←国公立大しか親が許さない

 生徒たちのほとんどが(2)か(3)です。私が後期まで受験をするように生徒たちに力説する訳は、上で述べたような(下線部)経験則に基づく部分と、次のような客観的な事実の理由に拠ります。まず第一に、後期試験というのは「敗者復活戦」であるという事実です。優秀な生徒は前期で合格してしまいます。後期は、第一志望の前期試験に落ちた生徒たちだけの闘いですから、そんなに成績の高い生徒は回ってきません。したがってチャンスがあるのです。第二に、第一志望の前期試験で合格した生徒たちは受験に来ませんから、「欠席率」が半端なく高い。したがって公表されたみかけの競争率よりもはるかに低いものになること。文部科学省の発表によれば、今年の欠席率は57.2%です。第三に、後期試験の受験科目は前期と違って少し特殊な大学が多い。模擬試験の判定では計りにくい学力(例えば、小論文、面接、総合問題など)を見る大学が多くあります。したがって成績の良い生徒が失敗する可能性もある反面、成績がイマイチの生徒が奇跡を起こす可能性もあるのです。私が大田高校で進路部長を務めていた今から20年前には、「半分以上は欠席するから絶対に奇跡を起こしてこい!」と激励して送り出していたものです。たまたま3月13日、仕事で岡山に来ていて、朝『山陽新聞』を開いていましたら、岡山・広島・香川県の後期試験の欠席率が載っていました。大学によっては8割も欠席しているんですよ(★)。

        《欠席率》 
岡山大学    62.6%
広島大学    62.6%
香川大学    62.5%
岡山県立大学  63.7%
新見公立大学  79.1%★
県立広島大学  61.4%
広島市立大学  56.5%
福山市立大学  64.1%
尾道市立大学  57.5%
香川県立保健医療大学 75.0%★

 以上のような理由から、私は「後期試験」の意味を説明して、最後まで粘れる志望校を生徒と一緒に考えていました。「後期試験」を本気で受験して最後の最後まであきらめない姿勢で臨むということの大切さを、きちんと説明して受験に向かわせている先生方がどれくらいいるのか?ただ「後期まで受けてこい!」では、生徒の心には響かないでしょうね。当たり前のことのようで、案外分かっていない先生(生徒はもちろん)も多いと感じています。これに加えて、合格発表後の「追加合格」のことまできちんと指導しておかないといけません。国公立大学の医学部に追加合格が出る時代ですから。♠♠♠

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ストレス発散法

 いろんな人から「八幡先生のストレス発散法は何ですか?」と、よく尋ねられます。「旅先で湯水のようにお金を使うことです」と答えることにしています。例えば最近では、城崎温泉に出かけ、最高のお宿で、最高の夕食をいただきます(今回は蟹のフルコースでした)。豊岡市「かばんストリート」のお店では、気に入ったカバンを大人買いして、送ってもらいました。お昼は豪勢にフレンチです。「オーベルジュ豊岡1925」という、古い銀行を改装したおしゃれなレストラン・ホテルでしたね。

 先週、岡山県に出向いた時には、倉敷「三井アウトレットモール」の中にある「ブルックスブラザーズ」で、気に入ったセーターをまとめ買いです。アウトレットだけあってものすごく安いんです(中には半額以下のものも)。ここの品揃いはかなり充実していると感じています(東京・青山の本店のよう)。いつもは博多・広島・東京のお店で買っているんですが、倉敷に出たときには必ず立ち寄るようにしている穴場のお店です。私は洋服は、「ブルックスブラザーズ」「ラコステ」のものしか買いません。今回は「ラコステ」にも行きましたが、気に入ったものがなくて残念でした。「今治タオル美術館」のお店も入っているので、タオルもまとめ買いです。今治のタオルを使うようになってから、もう他のタオルは使う気にはなれません。品質が違うんです。⇒私のレポートはコチラ  移動して岡山では、城下の「シンフォニーホール」の地下1階と1階に入っている「丸善」で大量に本を買い付けました。なかなか私の求めたいマニアックな本は、松江には在庫がなくて、こういう大きな書店に来たときにはまとめ買いして帰るんです。やはり本は、実物をこの目で見て手に取ってみて買うのが楽しいですからね。今回は、大好きなジョン・バノンの分厚い訳書が目に付きました。大好きな鉄道関係の本も数冊。専門の英語学の本もどっさりとカゴに入れました。洋書のコーナーに行くと、医学スリラー作家のRobin Cookと、アメリカ・ロマンスベストセラー作家のDanielle Steelの新刊ペーパバックが入荷していましたので併せて購入。私はこの作家のものは若い時からずっと追いかけているんです。洋雑誌のコーナーで、Seventeenを探しましたが〔笑〕、見つかりませんでした。私は昔から英語の勉強に、SeventeenをやCosmopolitanをよく読んでいました。カゴいっぱいの本をレジに持って行って宅急便で送ってもらいます(送料無料!)。岡山イオンモールの中に入っている「東急ハンズ」では、好きな文房具入浴剤を大人買いしました。夜はお気に入りの横浜中華の名店「梅蘭」でフルコースです。ストレスなんか吹っ飛びますよ。

 こうやって、旅先で湯水のようにお金を使うことで、日頃溜まったストレスはすっ飛んでいきます。そのために、日頃から頑張って働いているんです。お金は使うためにありますからね〔笑〕。旅先から帰ったら、仕事が山のように待っています。一体いつになったら仕事から解放されて、悠々自適の生活に入れるんでしょうね?退職する時には、仕事を全部お断りして、夢にまで思い描いていた自由奔放で楽しい生活に入ったんですが、遊べたのはわずか2ヶ月だけでした。以来ズルズルと働いてきています。そんな私が、今までで一番お金を湯水のように使ったのは何でしょう?今から13年前に、自宅を北高のそばに建てた時でしょうね。当時土地代が2,100万、建物が3,600万円しました。若い時からいろいろな仕事をいただいて(私たちの『ライトハウス英和辞典』はピーク時には60万冊も売れたんです!印税のおかげです)、本多静六先生に学んだ貯蓄法を実践していたので、なんとか自分の夢に描いていた希望通りの家(書庫お風呂にこだわった!)を建てることができました。あ、そうそう、大好きなマジックの道具にもずいぶんお金を使ってきました。現在、私の自宅の中二階の「蔵」には、間違いなく5,000万円以上のカード・マジックの道具が眠っています。一体いつの日になったら、ふかふかの絨毯の上でこの道具類の整理に取りかかれるんでしょうね?それを心待ちにしながら、今日は私の「ストレス発散法」をご紹介しました。みなさんは…???❤❤❤

▲尊敬する故・渡部昇一先生の『知的生活の方法』を参考に職人さんに特注した書庫

▲ジャクジー・美泡湯・ヒーリングライト・サウナ機能のついた八幡自慢のお風呂

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笠岡高校でセンター授業

 3月13日(水)に、岡山県立笠岡高等学校で、センター試験に関する授業をやってきました。同校の英語科・指導教諭の流尾卓志先生からの依頼です。もう流尾先生とは、10年来のお付き合いになりますか。先日も偶然、岡山市で開催された大西泰斗・ポール・マクベイ先生の講演会でお会いして、依頼を受けました。笠岡高校にお邪魔するのは今回で3回目になります。当日は早朝から授業なので、私は前日に笠岡入りして「笠岡グランドホテル」に泊まって備えました。当日朝、山陽道で交通事故が発生し、交通大渋滞で学校に間に合わない生徒たちもいましたね。このように予期せぬハプニングはつきものです。私は数年前、朝4時に松江の自宅を出発して名古屋に向かったものの、途中新見を過ぎたあたりから前日の大雨の影響で、特急「やくも」号が超ノロノロ徐行運転になってしまい(私の自転車より遅い!)、新幹線に間に合いませんでした。幸い朝一番で出発していたので、名古屋の講演会には何とか間に合いましたが、肝を冷やしたことです。以来、遠方で仕事をする時には、必ず前泊するように心がけています。

 2年生191人を文系・理系と半分に分けて、同じ内容を2度授業を行いました。新たな「共通テスト」に変わる前の最後のセンター試験受験者ということで、気合いが入ります。小田和正(71歳)西村京太郎(88歳)がこの年齢であれだけ頑張っておられるのだから、若い私たちは負けられません。でも小田さんもブレークするまでに10年の失意の日々が、西村先生も売れるまでに20年以上の苦労を重ねておられます。なぜそれだけ頑張れたのかというと、「理想の職業」だったからだと思います。私の言う「理想の職業」とは、①好きなことをやって、②それでメシが食えて、③時々人から感謝される、というものです。若いみなさんにも是非このような職業を目指してもらいたい、と語りかけました。

 今日のテーマは「センター試験の勉強の仕方」です。どんなに英語が苦手でも、弱くても、やるべきことをきちんとやれば、「英語は絶対に裏切らない」のです。その方法をこの授業でお話ししました。まず過去問をやることで、正解選択肢(言い換え)不正解選択肢(すり替え)の作り方・間合いのようなものを肌で体感することを忘れないようにしましょう。特に第1問題の「発音・アクセント問題」は、過去に出題された単語が「お色直し」で何度も出てくるので、過去問の音読が大切です。過去問出題語のリストを配布して、実際にALTについて発声してもらいました。模試や問題集は「やりっ放し」にせずに、何度も繰り返すことで定着していきます。以下、第2問の文法・語法問題は質より量をこなすことが重要で、そのために「きりはらの森」(桐原書店)「TREND17」のアプリをダウンロードしてクイズ感覚で練習を繰り返すことが効果的です。そしてこの第2問Aの練習がBやCの応用につながるんです。第3問Aの不要文削除問題は、第1文・第2文「テーマ」が示されるので、それを頭にしっかり入れて選択肢①~④を読むと「仲間ハズレ」が見えてきます。Bの発言要約問題では、段落の大切な箇所がどこに来るのかの3原則(①最初とと最後 ②「しかし」の後 ③疑問文)を紹介しました。第4問は図表・グラフ問題特有の抽象的な語彙・表現につまづいている人が多いので、まずはそれをリストで覚えてしまうとよいでしょう。第5問は設問文の「キーワード」に注目して⇒それを本文に探す⇒その近辺に正解のヒントが出てくることを、実際の問題で確認しました。これができれば第6問も大丈夫です。これらの読解問題でカギとなるのはやはり何と言っても語彙力ですね。英単語の暗記が苦手な人が多いんですが、ちょっとした工夫をすることで忘れないようになります。「アタマ・オナカ・シッポ」に注目する習慣をつけましょう。私のプリントが役立つと思います。リスニングが苦手という人も多いんですが、実は語彙力不足が原因のことが多いんです。知らない単語は聞こえませんからね。最後に、14年間松江北高の生徒を観察する中で、「伸びる生徒」の特徴を6つほどお話ししました。英語の勉強に限定して考えてみると、伸びる生徒と伸びない生徒の間には、明らかに「勉強の取り組み方」に大きな違いが見られます。「負けに不思議の負けなし」です。最後に、参考になる教材を紹介して、①英語は絶対に裏切らない!、②当たり前のことをバカになってちゃんとやる(ABC)、③散歩のついでに富士山に登った人はいない(覚悟)とまとめました。

 わずか90分の中で、全部を伝えるのは至難の業ですから、エッセンスだけお伝えしました。後は生徒全員が購入してくれた私の『2019年度英語センター対策本』と、発売されたばかりにもかかわらず同時に手に入れてくれた『重要問題演習』(ラーンズ)「ナビゲータ」冊子を徹底的に読み込んで、準備をしてもらいたいと思います。きっと良い結果につながることと信じています。今年で3回目の訪問になりますが、先輩たちは入試で良い結果を残してくれています。ここずっと東京大・京都大学に合格者が出ていますし、今年も東大2人、京大1人が合格しています。中規模校でありながら、先生方も生徒の皆さんもよく頑張っておられると感心します。今日も気持ちよく授業をさせてもらい、熱心に聞いてもらいました。笑うところではしっかり笑い、真剣になるところではしっかりと聞く。楽しい90分でした。松江に帰りましてからも、熱心な生徒のみなさんから、質問のメールや私の教材の購入希望をいただいています。応援をしておりますので、頑張って下さいね。

 あ、そうそう、私の大田高校時代の教え子の手島良次先生(大阪・豊中九中)が、先月の豊岡高校の講演(⇒当日のレポートはコチラです)に引き続いて、今回もわざわざ大阪から授業参観に来てくれました。今日の写真は手島先生に撮ってもらったものです。手島先生、どうもありがとうございました。生徒たちのために頑張ってくださいね。お世話になった流尾先生をはじめ、先生方ありがとうございました。国語の授業に来ておられた代々木ゼミナール藤井健志先生の車で笠岡駅に送っていただき、笠岡を後にしました。❤❤❤

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「ひとり鍋 恵」

◎週末はグルメ情報です!今週はすき焼き!

 岡山で、(株)ラーンズ戸國 学さんと湯浅真由美さんに、しゃぶしゃぶすき焼き「ひとり鍋 恵」(めぐ)(岡山市北区天神町)に連れて行ってもらいました。2017年にオープンしたまだ新しいお店です。お昼から豪勢にすき焼きですよ。なかなかお店ですき焼きを食べる機会はありませんから、嬉しさいっぱいです。お店の名前がちょっと変わっていますが、お客様ひとりひとりのペースや好みで、しゃぶしゃぶ・すき焼きを味わって頂けるように「ひとり鍋」にこだわっているんだそうですよ。宴会や接待などでみんなで鍋をつつくとき、鍋が食べにくかったり、遠慮してあまり味わえなかったりした経験が誰しもあると思いますが、この「ひとり鍋」では、その心配はありませんから、自分のペースで存分にしゃぶしゃぶ・すき焼きを楽しむことができますね。掘りごたつ式の完全個室で、話もはずみ、落ち着いて食べることができました。

 牛肉は岡山が誇るブランド牛「千屋牛」を使用しています。特に使用する部位にこだわって、牛の旨味を存分に味わえるようにしているそうです。豚肉は風の村牧場のブランド「おかやま黒豚・おかやまポーク」を使用。えさにこだわり、ロース芯が大きく、甘味あるバランスのとれた美味しい豚肉です。いずれも1枚1枚丁寧にカットされていて、非常に食べやすいです。野菜とお肉が運ばれてきました。いかにも美味しそうでしょ。〆はお餅・うどん・ご飯から選ぶようになっています。すきやきとくれば、もうご飯が食べたくなりますね。鍋がぐつぐつと煮えたってきました。お肉をペロリ、お肉が美味しいのなんのって!いくらでも食べられます。私は先日、城崎温泉但馬牛を食べ損ねた苦い思い出があったので(「いろりダイニング三國」へ二度も行ったのに超満員で断られた)、これで十分リベンジ完了です。デザートにはコーヒー杏仁豆腐をいただき大満足です。あー、美味しかった。戸國さん、湯浅さん、どうもありがとうございました。八幡は満ち足りて松江に帰ることができました(お腹がいっぱいで晩ご飯は食べることができませんでした〔笑〕)。❤❤❤

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「おかでんチャギントン電車」

★3月16日から運行します!!

 世界175カ国以上の国と地域で放映されている、イギリス生まれのアニメ「チャギントン」の人気チャガー、ウイルソンブルースターが、3月16日より岡山電気軌道の路面電車に「おかでんチャギントン電車」として登場します。電気機関車やディゼルカーをアニメにした「チャギントン」の実車化は、都会の路面電車が相応しく、世界で初めての企画になりました。正式名称は「おかでんチャギントンリアル電車・ウイルソン/ブルースター号」(通称「ウイルソン/ブルースター号」)です。人気物の「ウイルソン」「ブルースター」の二両一編成になっています。今日この目で実物を見ることができました。

 「チャギントン」の電車のアイデアと企画、開発の総合プロデューサーは松田副社長で、デザインと監修は、両備グループデザイン顧問の水戸岡鋭治先生にです。アニメの電車をリアルな電車にするのは中々の苦労で、車両の内部はほとんどアニメには出てこないので、これは水戸岡先生のオリジナルデザインになります。両備グループは、公共交通利用で「歩いて楽しいまちづくり」「子どもの楽しいまちづくり」で地域活性化に取り組んでいます。大人も子ども達も憧れる夢の乗り物にしようと、LRT「MOMO」の開発、最新鋭の「MOMO2」に対して、50年以上たっているレトロな路面電車を使ってデザインした「KURO」、和歌山電鐵の「たま駅長」をモチーフし、降車ボタンを押すと「ニャー」と鳴る「たま電車」なども開発していますね。バスやタクシーやフェリーなども加えて「世界一乗り物の楽しいまちづくり」で、日本だけでなくインバウンドで世界からお客様の訪れる町にしていこうという意図が伺えます。その中核は、実際に稼働している岡山電気軌道の車庫兼修理工場をそのままミュージアムにした「おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザイン」で、二階は、すでに「チャギントンルーム」として、子ども達の憧れの遊び場になっています。水戸岡ファンの私も、ここを今までに3回訪れています。⇒私の訪問記はコチラ

 私が3月13日(水)、岡山駅に降り立つと、なんとこの電車が駅前電停に停まっているではありませんか!ラッキー!!小躍りしてすぐにカメラのシャッターを切りました〔笑〕。岡山市民にお披露目をしていたのでしょう。車両は青い「ブルースター」と赤い「ウィルソン」の2両編成です。先頭部の形状からして、これまでの路面電車から見れば「非常識」そのものです。愛嬌のある”顔”はチャギントンのアニメに出てくるキャラクターそのもの。ボンネットタイプの独自の形状は、明らかに量産には向きませんね。しかも、運転席には目玉までついています。この目玉はカーテンに描かれており、運転時には巻き上げるようにできていおり、後方は目玉の状態にするとのことです。側面の窓も2両で形が異なり、ブルースターは角形なのに対して、ウィルソンの方は丸窓。運転席の上にはラッパまでついているんですが、これらの特徴もアニメに登場するキャラクターそのものですね。デザインを手掛けたのは、JR九州の車両で知られ、岡山電気軌道など両備グループのデザイン顧問である水戸岡鋭冶先生です。「おかでんチャギントン電車」は、最近各地の鉄道で見られる観光用列車と同じく、この車両に乗ることを目的とした集客を行い、その付加価値に対して対価を得る形で運行します。国内初の「本格的な」観光路面電車と言ってもよいと思います。

 実は、チャギントンのアニメには、車両内部の様子は描かれていません。したがって、全て水戸岡鋭治先生のオリジナルデザインとなります。それだけに、どのような車内とするかは、子どもがどんな遊び方をするかも含めて想像をめぐらせながら手探りで進めることとなりました。予想以上に手間と時間を要する、しかし同時に面白く楽しい仕事だったと水戸岡先生はおっしゃいます。車両の製造費用は約5億円。設計のベースとなった電車「MOMO」はいま2編成在籍していますが、2本目の「MOMO2」が2億8,000万円でしたから、いかに思い切った投資かがわかるでしょう。素敵な車両です。低床路面電車「MOMO」と同じく、ボンバルディア・トランスポーテーション(ドイツ)製の車両を新潟トランシスが輸入して、組み立てと改造を行っています。

 運行開始は3月16日からで、コースは岡山駅前発と、車庫のある東山発の2つがあり、平日は計4回、土休日は計5回運行します。定員は大人16人・子ども20人で、料金は大人3,500円、子ども2,000円です。乗車時間約1時間でこの金額は一見割高な感じもするかもしれませんが、岡山電気軌道の「1日乗車券」と「記念品」、東山にある「おかでんミュージアム」の「入館券」(大人1,000円、子ども500円)が付いてきます。当面は全席予約制で、応募多数の場合は抽選となりますが、初回の3月16日~31日の運転日14日間の予約数は、応募締切1週間前の時点で2,000人超に達していたそうですから、人気のほどが伺えます。公式ウェブサイト(⇒コチラ)には「世界初!」「さあ!岡山へ行こう!」との文言が躍っていますよ。この「おかでんチャギントン電車」は、路面電車ではこれまでなかった「観光電車」という新たな方向性を打ち出す車両として注目されそうですね。❤❤❤

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787系特急電車

 1992(平成4)年夏、鹿児島本線博多~西鹿児島間に、日本中をアッと言わせた列車が登場しました。それが、外側をグレーメタリックで装ったこの787系特急「つばめ」です。かつて東海道・山陽線で華形とも言える特急列車名だったものです。17年ぶりに復活させたもので(4代目「つばめ」です)、JR初の特急型車両783系の登場や、赤一色に塗られた485系など、人々の度肝を抜いてきたJR九州でしたが、この列車は、それを遙かに凌駕するものに仕上がっていました。デザインは、ドーンデザイン研究所」水戸岡鋭治(みとおかえいじ)先生が担当。「動くホテル」を目指して設計され、より快適で楽しめる車両を目指しました。列車に乗っているときも旅なんだ、単なる移動の手段としての乗り物ではなく、車内で楽しく過ごせる列車があるといい」という水戸岡先生の思いが、デザインにはっきり表れた電車でした。ステンレス鋼製の783系とは異なり、普通鋼製です(屋根上のような腐食しやすい箇所にはステンレス鋼を使っています)。 外装・内装共にメタリック調であり、高級感と近未来感を我々に与えますね。外観は、精悍な顔つきの先頭部とメタリックなダークグレーの塗装が採用されました。ファミリーのために6人用、4人用の個室も用意。これらの席には、木製の大型テーブルを備えました。さらに、当時は在来線からほとんど消えていたビュッフェ(食堂車)も連結していましたが、新幹線開業後の運転区間短縮を見越して、普通座席車に改造されてしまいました。その他、客室乗務員「つばめレディ」が乗り込み、お客様に快適なサービスを提供し(制服のデザインも水戸岡先生が全部やっておられます)、車両性能の方も最高時速130km/hを誇りました。

 その後、門司港・博多~熊本間の特急「有明」にも投入され増発。他に特急「かいおう」「きらめき」などで運用を開始しました。一時的に長崎本線の特急「かもめ」に投入されたこともあります。また、九州新幹線(八代~鹿児島中央)開業に伴い、「つばめ」の名前は新幹線に譲り、旧「つばめ」は博多~新八代を走る特急「リレーつばめ」に運用されました。塗装をツートングレーからダークグレーに変更し、レタリングも控えめに変更しました。なお、有明」用車両もベース色のダークグレー化が行われました。ちなみに、2005年10月からグリーン車を越える快適さの、DXグリーン席の連結を開始。1列3席という広々とした空間を備え、新幹線「つばめ」と共に、当面はJR九州の看板列車として活躍を続けそうです。2011(平成23)年3月12日の九州新幹線開業以後は、リレーつばめ」の廃止に伴い運用に大幅な余裕ができたために、特急「有明」「かもめ」「にちりん」「きりしま」「ひゅうが」など九州全土で使用され(AROUND THE KYUSHU)、各地に本格的に進出しました。斬新なフォルムは、登場後20年以上が経過した今でも色あせることはありません。ブルネル賞大賞ブルーリボン賞を受賞しています。

 JR九州の特急列車といえば、デッキ設備に対する比重を大きく取るイメージを持っています。この系列もご他聞に漏れず、デッキはかなりのスペースとなっており、青や赤、緑等原色を多用したメタリックな空間が広がります。この頃はJR九州のバブルだったと言えますね。とてもお金がかかっていそうです。私が初めてこの787系列車に乗ったのは、鹿児島中央駅から宮崎駅に向かう、特急「きりしま」でした。その後、長崎への特急「かもめ」でも何回か乗っています。私の夢は全国津々浦々の特急列車を制覇することなんです。

     上の写真からも分かるように、荷物棚は、ちょうど飛行機の荷物を入れる棚のような、ふた付きのハットラック方式を採用しています。その頃はまだハットラック方式の車両は少なかったので、「利用者がとまどうのではないか?」との心配が、JR九州からも、車両メーカーからも上がりました。水戸岡先生「視覚のうえでの静けさ」を主張して、この方式が採用されました。⇒水戸岡先生の主張はコチラ  また、トイレに臭気対策に効果のある「真空吸引方式」を初めて取り入れたのもこの電車でした。ボタンを押すとシュポッという音とともに、排泄物が一気に消え去ります。あれは、圧縮空気が排泄物を一気に汚水タンクへと吸引してくれているのです。1回の使用で使われる水の量はわずか200ミリリットル程度で、コップ一杯の水よりも少ない量で、排泄物を見事に流し去ってくれるのです。こうした鉄道のトイレ事情」については、最近私がまとめていますので、コチラをご覧ください。

 水戸岡鋭治先生『ぼくはつばめのデザイナー』(講談社青い鳥文庫、2014年)には、この787系電車誕生の裏話が載っていました。JR九州から787系電車をデザインして欲しい、と依頼があったときに、不安を抱えた水戸岡先生は、師匠と尊敬するデザイナーさんに相談に出かけます。そこでいただいたアドバイスが、段取りをちゃんとおやりなさい。みんなが気持ちのうえで、ひとつの家族のようになれる場をもちましょう。最初に社長にキックオフ会議を招集してもらうんです。JR九州の車両、運転、営業の担当者はもとより、車両メーカーから織物メーカーから何から何まで、関係する会社の担当者の全員に、1か所に集まってもらって、顔合わせの会議をするんですよ」 そして半月後、70人ほどが、ホテル海の中道」に結集し、水戸岡先生は、たどたどしくも己の思いを一生懸命説明しました。大勢の人々が力を合わせて、新しい大きな仕事に取り組むときに、「プロジェクト」に参加する人たち全員の心と心が通じ合っているかどうか、一つになって燃えているかどうか、それが成功の鍵を握っている、ということを実感したと水戸岡先生は言います。例えば、車両メーカーでは、787系の製造にあたって、車内の工事をするとき、作業員はヘルメットを頭からとって、腰の金物類も全部はずして車内に入ってくれたそうです。ヘルメットでいろいろなところに頭をぶつけて、車内のあちこちを傷めたりすることのないようにとの配慮からです。それだけすごい車両が出来上がりつつあることを、みんなが感じていたんですね。❤❤❤

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「WOW3」

 天才クリエーター・益田克也(ますだかつや)さんのカードマジック作品「WOW」を初めて見た時の驚きは、今でも忘れることができません。一時期はどのテレビ番組でも、マジシャン達がこれを演じていましたね。それぐらいにインパクトのある作品でした。観客にカードを1枚選んでマジックでサインをしてもらいます。そして、そのカードをデックに返してもらいぐちゃぐちゃに混ぜてしまいます。マジシャンは自身満々で1枚のカードを取り出しますが、残念ながらそれは客の選んだカードではありません。ハズレ!その間違ったカードを半透明なフレームの中に入れます。カードがはっきり見えた状態で、そのカードが、目の前で、じわーっと徐々に観客の選んだカードに変化していくんです!フレームからそのカードを取り出すと、確かにサインされた観客のカードです。「Wow!」 日本を代表するトップ・マジシャンである深井洋正さんがアメリカで、あの世界の大御所ランス・バートンさんにこのマジックを見せたところ、最初の彼の第一声がWow!!だったことから、この名前になったというエピソードが残っています。お客さんの選んだカードが、全く違うカードから目の前で徐々に変わっていく様は、まさに超魔術そのものでした。私もずいぶんたくさんの人にこのマジックを披露しましたが、同僚や生徒たちもたまげていたのを覚えています。その後、「WOW2]や、フェイス・ダウンバージョンなどを経て(私はその全てを買っています)、いよいよ「WOW3」の登場です。

 それほどまでに、世界中を席巻し、山ほどのコピー商品が世に出たメイドインジャパンの商品である「WOW」ですが、マーケットから消えてだいぶん経ちます。なぜ消えていたのか?―それはさらに進化したバージョンが出るからでした。そしてとうとう、「WOW」の第3弾が満を持しての登場です。基本の性能、現象は変わりませんが、メイドインジャパンの技術は、いかんなく発揮されています。まずは動画をどうぞご覧下さい。

 デックからカードを観客に自由に選んでもらい、サインしてもらいます。そのカードをデックの中に戻し混ぜてしまいます。マジシャンは「指先の感覚でそのカードを選び出す」と言って、1枚のカードを取り出しますが、観客の選んだカードではありません。ここで、マジシャンは透明なケースを取り出し、全く別のそのカードをケースの中に入れ、おまじないをかけると….  次の瞬間、フレームの中で、カードのフェイスが徐々に、そしてはっきりと観客のサインしたカードに変化していきます。その様子は、まるでCG映像を見ているかのようなビジュアルさです。最初のカードがフェードアウトし、次のカードがフェードインしてくるところを実際に目の前で見せることができます。最後に、サインしたカードを観客にプレゼントして渡し、演技を終えます。今回の「WOW3」の大きな特徴としては、

■東大阪の最新印刷技術により従来のWOW以上の高解像度化に初めて成功
⇒ これにより、よりはっきりとカードのピップが確認でき、変化した際の差がはっきりわかるので、インパクトが上がります。いかに高解像度の変化が行われたかは、下図の「WOW2」と比べてみるとよく分かります。明らかに進化を遂げていますね。

■素材にポリカーボネートを使用し、透明度が増しました
⇒ これにより、道具そのもの怪しさがあっても、見た目上何もネタが存在しているように思われなくなります。

■両サイドのベゼル(両サイドの枠)を可能な限り細くしてスタイリッシュなデザインに
⇒ デザイン性が上がることで「マジック用の玩具」的な雰囲気を減らして、誰でもが使えるアイテムになりました。

 つまりハードウェアとしてバージョン・アップしたということで、透明な時はより透明に、カードが出現したときにはよりくっきりと演じることができます。前のバージョンよりも若干薄くなったようにみえます。製造数も限定されているので、品切れにならないうちに、私は早速購入しました。

 今回はすり替え用のスリーブ(ケース)も最初から単売されます。今までの「WOW」とは仕様が異なりますので、今回の「WOW3」をご購入の方は、それに適合するすり替え用ギミックなしスリーブが必要になります。♠♣♥♦

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長崎の路面電車

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 現在、全国で路面電車」が走っている街は、札幌、函館、荒川、世田谷、江ノ島、豊橋、富山、高岡、福井、大津、京都、大阪、堺、岡山広島、高知、松山長崎熊本、鹿児島くらいでしょうか(下線は私が乗った路線)。車が走る道路を、鉄道が併走しているのはなんとも風情がありますね。私は「路面電車」が大好きなんです。そんな「路面電車」好きには堪らない本が、昨年末に出ました。西森 聡『そうだったのか、路面電車 知られざる軌道系交通の世界』(交通新聞社新書、2018年12月)がそれです。「路面電車」の定義は難しく、日本の法律では「軌道法」によりいわゆる「鉄道」とは明確に区分されています。が、併用軌道を走る「鉄道」は存在するし、道路上を走らないのに「路面電車」に区分されているものもあります。これは一体どういうことなのか?そもそも「路面電車」は馬車に由来する古典的な交通機関であり電車の原点である一方、ヨーロッパでは省エネ・環境意識の高まりとともに次世代の都市交通(あるいは都市間交通)として復活しており、日本でもLRTとしてそのムーブメントが起こりつつあります。辿ってきた歴史もさまざまで個性派ぞろいの「路面電車」の世界を、深掘りしつつも分かりやすく紹介した興味深い一冊でした。

 グラバー園、浦上天主堂、平和公園、出島、オランダ坂、大浦天主堂、めがね橋、等々。大好きな長崎市内を観光してまわるのに強い味方になってくれるのが、この「路面電車」だと思います。まずは値段が安い。どこまで行っても一律120円という安さ!乗り換えのときには運転手さんに「乗り継ぎ券」をもらえば次の電車もOKです(500円で「1日乗車券」というのもあってコチラは乗り放題です) 。渋滞に巻き込まれる可能性もありません。乗ったら現地着の時間がほぼ見えるのでとても便利ですね。結構ひんぱんにやって来ます。日中は約5分間隔で走っているので、時刻を気にIMG_8995せずに、まずは停留所に行けばいいと思います。長崎の路面電車」は、青・赤・黄・緑」で色分けされた4系統の路線で運行されています。電車の前面にある行き先案内板が、系統の色になっているので大変分かりやすいと思います。電車で「みんなで譲り合って乗っている」という雰囲気もとても感じがいいんです。観光の移動にも、旅の旅情を感じるにもおすすめな長崎の「路面電車」。ぜひ利用してみてくださいね。私は以前、間違った電車に乗ってしまったんですが、終点に着いてから運転手さんが「そのまま乗っていてね」と、親切に目的地まで連れて行ってもらいました。いっぺんに好きになった次第です。レトロで可愛らしくて、道路上を車と同じように走る姿がとっても素敵。長崎の「路面電車」は国内で現役の車体の中では最古だったり、運賃が一律120円で最安だったり、長崎市内の移動と、街の雰囲気作りには欠かせない交通手段ですね。

 私の大好きな西村京太郎先生は、『十津川警部 長崎 路面電車と坂本龍馬』(祥伝社ノンノベル、2018年)において、この長崎の路面電車の歴史と現状について、詳しく描いておられます。そこでは、長崎路面電車の特性について、次の4つを並べておられます。

(1)日本初の車体全面広告

(2)日本で初めて商業ビルの中を走った

(3)日本一安い料金 全線120円である

(4)新しい路面電車が走っているが、同時に日本一古い木造の電車も共存している。これは明治44年の製造である  

 この日本一安い乗車運賃というのが、長崎の路面電車の売りです。運賃は大人一名120円、子供一名60円。また均一制の運賃体系なので何処まで乗っても運賃が変わらないのも魅力の一つですね。安い運賃を持続させるのは、企業努力が積み重なってこそ。様々なアイデア、知恵を絞って日々の運営に当たられているのだと思います。運賃が安い理由としては、(1)市街地の人口密度が高いこと、(2)路線が市街地に行き渡っていて便利なこと、(3)観光客校も含めて利用者数が多いこと、(4)運行効率がよく経営が安定していること、(4)車両寿命が長いこと、などが挙げられるでしょう。しかしながら、長崎電気軌道は昨年末、ついに国土交通省九州運輸局へ軌道運賃の上限運賃変更認可申請を行ないました。かつて「100円電車」の異名を取っていた同社は、2009年10月に現在の120円に運賃を改定。消費税が8%となった2014年には上限運賃を124円とする改定が認可されていましたが、この時点でも120円に据え置かれていました。今回の上限運賃の改定申請は、沿線人口の減少により輸送人員が1994年度をピークに減少し続けていること、停留場のバリアフリー化や超低床電車の増備、ICカード「nimoca」の導入などによる経費増が見込まれることなどが、主な理由です。申請が認可されれば、定期外普通運賃の上限運賃は現行より10円アップの130円(改定率8.33%)となります。1日乗車券は、大人500円・子供250円に据え置かれます。改定は2019年4月1日を予定しているとのこと。

 あ、そうそう、長崎「路面電車」には「動く路面電車の博物館」という要素があります。箱根登山鉄道、都電、仙台市電、西鉄など、全国各地で廃車となった名電車が、長崎の街を今でも現役で走っているのです。運営会社「長崎電気軌道」自身も長寿で、1914年(大正3年)に創立以来、一度も社名変更をせず、路線の付け替えはあったものの、廃線は一度もありません。

 ただ一つだけ、不満があるとすれば、長崎駅前停留場の「不便さ」でしょうか。乗り場が分かれているし、歩道橋を渡らなければ停留場へ行けないこと(初めての人はどっちの歩道橋を降りたらいいのか分かりません)、路線がここで本線と支線に分かれるので、電車が詰まってスムーズに動かなくなってしまったりすることくらいでしょうか。❤❤❤

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外山滋比古先生

 東大・京大で最も読まれたというベストセラー、外山滋比古(とやましげひこ)先生の『思考の整理学』(筑摩書房)以来、私は外山先生(95歳)の大ファンになって、全ての著作を読むようにしています。この本の冒頭のグライダー人間」「飛行機人間」の比喩は 、講演のネタにもよく使わせて頂いています。何よりも文章に味があって、こんな文章が書きたいものだ、と常日頃感じています。今、日本で一番エッセイが上手い人は、外山先生だ、と私は思っています。私が外山先生の名前を初めて聞いたのは、かつて「日本エッセイスト大賞」を受賞された愛読書、木村治美(きむらはるみ)先生の『黄昏のロンドンから』という本が、ロンドンから恩師の外山先生に宛てた書簡であったと聞いたときです。若い頃、木村先生の美しい文章を書き写しては、一生懸命真似る練習をしていたことがあります。以前、研究社から出ていた『英語青年』の編集を一人でなさっていたのも外山先生でした。

    その外山先生が、週刊誌の週刊ポスト』に、株や投資にまつわるご自分の経験談を書かれたところ、各所から批判が相次いだそうです。大学教授が若い頃から株などに手を出すとは何事か、というお叱りだったそうです。その現役投資家の外山先生が、『お金の整理学』(小学館新書、2018年12月)という新著を出されました。確かに、お金の話は下世話でやるもので、大学教授がお金の話などけしからんという風潮があるのでしょう。自分自身の経験を振り返っても、お金の話を高校・大学で聞いたことは一度もありません。私はお金儲けに全く興味はありませんが、老後の最低のお金だけは何とか確保したいと思っています。退職金を全額教え子の銀行員に預けて、運用してもらってもいますが、大赤字が続いています〔笑〕。お金で幸せは買えませんが、お金がないと困ったことになります。若い頃に読んだ本多静六先生(ほんだせいろく、東大農学部教授)も、自分のお金の話を、名著『私の財産告白』で公開されたときには、ずいぶん批判もあったと聞きます。同僚から疑われ、東大の教授たちが自宅にまで調査に押しかけてきた、と書いておられます。私は教え子たちに、お金に関して、二つの例を話しておいてあげることにしています。

 一つは、この本多静六博士の実践された、1/4貯金法。給料の1/4を最初からなかったものとして貯金に回すというものです。本多博士はそうして貯めたお金を、退職時には生活費だけを残して全て寄付をしておられます。そのお金で東京都の各公園が整備されました。国立公園の父」と呼ばれるのも、本多先生の寄付によって整備が勧められたからです。若い頃に、本多先生の生き方にいたく感動した私は、先生を見習って貯金をしてきました。これは実に有効でした。若い生徒諸君、若い先生方にもぜひ見習ってもらいたいと思い、紹介している次第です。

 もう一人は、松江北高出身の大先輩でもあり、日本マクドナルド社・社長だった藤田 田(ふじたでん)さんです。藤田さんは24歳の東大・法学部時代に、アクセサリーなどを輸入販売する「藤田商店」をスタート。月に5万円の貯金を始めることで、独立開業のリスクに備えました。次の10年は月10万円、以降は月15万円と、ずっと続けられたそうです。最終的にその預金がいくらになったと思います?貯金は複利で回り、1991年4月時点で「24億1157万6544円」に達しました。藤田さんは、人生が「努力×時間=巨大なエネルギー」という自身の哲学を、定期預金を通して証明されたわけです。通帳はなんと600冊にものぼったそうですよ。まさに「チリも積もれば山となる」ですね。私たちも見習いたい習慣ですね。この本多先生藤田さんの体験談は、これからの若い人たちにもずいぶん参考になるお話ではないでしょうか?

 私が尊敬している故・渡部昇一先生も、お金の大切さについて、インタビューで次のように述べておられました。

 だいたいお金=悪という浅薄な考えをお持ちの方は、然るべき富すら蓄えてない。財産は英語でgoods、ドイツ語で Guterと、どちらも良いの複数形で、お金自体が悪いわけはない。悪い使い方や儲け方があるだけです。僕の場合は専門の本が日本になく、全部自腹で買う必要があった。つまり知的自由を得るにもお金は大事で、特に親が子に孝道を期待できない今は余生の自由度も財産次第。goodsはますますgoodになると思う。

 外山先生の数々のエッセイから、私はいろんなことを学んで来ました。知識を溜めこむのではなく、断捨離して「思考すること」が大事なこと。社会で生きていくためには、ある程度の知識は必要だ。ただ、大は小を兼ねるから、知識はたくさんあったほうがいい、と考えがちになる。それらを借りてくれば、自分で考える必要はないから、手間も省けて便利だし、たくさんの知識を会得すれば、さらに多くのことを真似できる。しかし、知識を増やしているうちに、考える頭はどんどん縮小し、思考力はよけいに落ちる。これを外山先生は「知的メタボリック症候群」と呼んでおられます。そこから脱出するために必要なことは「よけいなものを忘れること」です。余計な知識は始末し、頭の中をいつもきれいに整理しておけば、思考力、創作力、想像力、判断力、洞察力など、あらゆる知的活動が活性化する。そのためにも、まずは「忘れる」ことが肝心だが、ただ忘れるのではなく、うまく忘れることが重要だと、先生はおっしゃいます。そのために睡眠や運動(身体を動かし、汗をかくこと)などを挙げておられます。特に睡眠は頭の中の清掃にとってもっとも有効だと述べ、夜更かしをしていては思考力の妨げになってしまうと言われます。「みんながやることをやっても、たいていおもしろくない。人のやらないことをやるのは、それだけでおもしろい」という持論のもと、その生き方は、面白くもあり、かっこいいと思います。私は、自分の頭で考えて、その変化にまきこまれることもなく、年をとることができた。自分で自分のことを考えたためである、と思っている」と外山先生は言われます。誰かの意見や批判に流されることなく生きるというのは難しい。自分の頭で考えて生きるためにも、知識ばかりを溜めこむのではなく、まずは、頭の中を整理することが必要なのでしょう

 外山先生の新刊、『最高の雑談術 乱談のセレンディピティ』(扶桑社文庫、2018年12月)も学ぶところの多い本でした。話すことは読むことより容易であるように考えるのも、教育の作り上げた迷信である、という点から出発しておられます。何でも話せるわけではないが、文章にするよりはるかに多くの深いことを伝えることができる。もちろん、愚にもつかぬ“おしゃべり”が多いけれども、本当の心は、文字ではなく、声のことばに現れる、ということを理解するのは、いわゆる教養以上の知性を必要とする。“目で考える”人間は孤独を好む。“ひとりで考える”ことは、主観的になりやすい。すぐれた知能は、視覚的思考によって育まれるより、聴覚的 思考力によって伸びると考えられる。ひとりではなく、仲間といっしょに、語らい合っているうちに発動する思考力というものをわれわれは、これまでほとんど問題にしたことがなかった。ひとりではなく、同志と、本を読むのではなく、談話によって、新しい文化を開発することができる。そういう信念をもとにして、クラブ的芸術、思考を模索していくと、乱談の思考、セレンディピティ(serendipity)に至るというのが本書の要点であったように思います。最近この「セレンディピティ」というのが流行語となっており、各所で目にするようになりました。ある目的に向かって、研究・実験が行われているがなかなか成果が上がらない、その途中で全く思いもかけなかった新しい知見が飛び出してくる。それが「セレンディピティ」です。

 そもそもserendipityという言葉は、イギリスの政治家・小説家のホレス・ウォルポールが1754年に生み出した造語です。ウォルポールがこの言葉を初めて用いたのは、友人に宛てた書簡において、自分がしたちょっとした発見について説明しているくだりにおいてであり、その書簡の原文も知られています。

この私の発見は、私に言わせればまさに「セレンディピティ」です。このセレンディピティという言葉は、とても表現力に満ちた言葉です。この言葉を理解していただくには、へたに語の定義などするよりも、その物語を引用したほうがずっとよいでしょう。かつて私は『セレンディップの3人の王子』という童話を読んだことがあるのですが、そのお話において、王子たちは旅の途中、いつも意外な出来事と遭遇し、彼らの聡明さによって、彼らがもともと探していなかった何かを発見するのです。たとえば、王子の一人は、自分が進んでいる道を少し前に片目のロバが歩いていたことを発見します。なぜ分かったかというと、道の左側の草だけが食べられていたためなのです。さあ、これで「セレンディピティ」がどのようなものか理解していただけたでしょう?

 年末には『忘れるが勝ち』(春陽堂書店)、年が明けてからは『惰性と思考』(扶桑社新書)を読み、先日今井書店センター店を覗いたら、書き下ろしの最新刊『伝達の整理学』(ちくま文庫、2019年)が入荷していました。いい文章に触れることこそが、いい文章を書く秘訣です。さらに、2月には『考える力 新しい自分を創る』(海流社)、3月には『考えるレッスン』(だいわ文庫)が出ました。95歳になる「知の巨人」、先生の知的生活を垣間見ることができ、とても有益でした。 ❤❤❤

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ディアゴスティーニ『The Magic』再刊!

★予想外に再び販売になりました!

 デアゴスティーニ・ジャパンから、世界的マジシャンのメイガスが監修した隔週刊の『The Magic』(全70巻)が先行試験販売を開始したのは、2017年のことでした。第1号は特別価格690円で、なんと(1)クロースアップ・マット縦295㎜・横415㎜・厚み4㎜)がついて、(2)バイシクルのデック(赤裏)(3)冊子(16頁)(4)DVD(約45分)、さらに(5)パケットカード1枚(1~5号に一枚ずつ付いてくるカードを全部揃えると、あのトリックスの鬼才赤沼敏夫さんが考案したパケット・トリック「ドリーム・オブ・エーセス」を演じることが出来ます)が含まれていました。まさにお買い得感たっぷりですね。通常のマットを買うだけでも3,000円以上しますから、これだけでも690円の元が充分取れる程のラインナップでした。当初は、ネットのページから定期購読申し込みができて、冊子もすぐに届いた、という私のような方もおられたのですが、途中から、やはり試験販売地域以外の人はそれもできなくしたようです。正式販売の予測を立てるための試験販売ですから、みんながそこに飛びついたら意味がありませんものね。

 ところが、第6号が届いたときに、「諸般の事情により、本誌は今号を持ちまして休刊させていただくことになりました。読者の皆様には、これまでのご愛読に厚く御礼申し上げます。」という案内が入っていました。中に返送ハガキが入っていて、送り返すと刊行再開の際に連絡がもらえるということでした。まず再開する見込みはないだろうな、と思っておりましたところ、最近ディアゴスティーニ社から連絡が来て、今度は全100巻で刊行されることになったというのです。創刊第1号は特別価格でなんと390円です。前回はクロースアップ・マットがついて690円だったんですが、今回はこのマットは含まれていません(第2号に付くようです)。それでもバイシクル製の赤裏デックがついていますから、タダみたいなものですね。私もまた買ってしまいました。今度はテレビでも大々的にコマーシャルを流して宣伝していますね。松江の書店にも大量に積み上げてあります。プロが使うトランプがたった390円で手に入るのですから、これはお買い得ですよ。次号からは1790円になります。前回の試験販売の時は、1480円でしたから、正式販売に向けて、価格と販売戦略を練り直したんでしょうね。

 この創刊号第1号(390円)の刊行を記念して、ディアゴスティーニ社では全国各地で一斉に、「発売記念イベント」を実施しました。プロ・マジシャンがこの本でできるマジックのデモンストレーションを公開して、店頭即売をしたのです。このブログでもご紹介したように、四国・松山会場(伊予鉄高島屋)では、私も親しくさせてもらっているヒガーさんが、店頭マジックショーをやっておられます。岡山会場はどいさんが立っておられました(以前、岡山の「手品屋」で彼のすごい演技を見ました)。なんと全国各地の紀伊國屋書店で開催されたイベントの中で、このヒガーさんの松山会場の売り上げが、全国一位だったそうです。ヒガーさんおめでとうございます。さすがですね!私はヒガーさんの作るマジックの大ファンです。⇒コチラに最新作の紹介が

 前回の70巻予定から、今回は全100巻となりましたので、全100冊を綴じるこんな特製バインダーも併せて発売になりました。1つで20冊収納できますので、私は5冊購入して、全100巻に備えています。気合い十分ですよ。また今回は世界最大のトランプメーカー・U.S.プレイング・カード社のバイシクルのラインナップの中でも特に話題を呼んだ、デザイントランプやビンテージトランプを集めた限定生産「バイシクルトランプコレクション」《全4回》(各回2800円)の受付も始まり、私は早速申し込んだところ、好評のようですぐに売り切れとなったみたいです。♠♣♥♦

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「ローダン」のチャーシュー

◎週末はグルメ情報です!今週はラーメン

 米子に来ると必ず立ち寄るのが「ローダン」です。カウンターだけの狭~いお店です。10人チョット入るともういっぱいになります。今日も順番待ちのお客さんが椅子にかけて待っておられました。私はもっぱら「醤油焼豚ラーメン」(700円)を注文します。お昼どきはライスも無料になります。スープは鶏ガラと豚も使っています。澄んだコハク色で、チョット塩っぽい系なんですが、あっさりと大好きな味なんです。黄色がかった中細の縮れ麺は最後まで伸びる事なく、美味しく頂けます。上にたっぷり載ったモヤシ(根や黒い種の殻を丁寧に取った細モヤシ)が、味の濃さを調節してくれる気がします。メンマとネギがトッピングです。中でも私が大好きなのが、ズラッと並べられた焼き豚(チャーシュー)です。ばら肉部分で脂身が甘く、しっかりと濃い味付けです。結構甘く&しょっぱいんですが、何故か癖になる旨さがあり、時々無性に食べたくなるんです。米子駅から徒歩5分くらいにあるラーメン名店。私は「天満屋」から「だんだんバス」(市内150円)で、「太田医院」で降りて、2分ほど歩きます。米子、安来、松江から出雲辺りにも何店舗かあったと記憶しています(松江は閉店)。看板には「全国チェーン」とうたっていますが、他の地区ではほとんど見かけた事はありません。米子で、もう27年も営業しておられる老舗ラーメン屋さんです。❤❤❤

▲ローダンのご主人

 

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「坂の上の雲ミュージアム」

 四国・松山市のまち全体を、フィールド・ミュージアムとする構想の中核施設としての役割を果たしているのが、「坂の上の雲ミュージアム」です。建物は、城山公園と市街地の境界部分に位置していて、来館者は、三角形を描くスロープでつながれた展示室を、回遊式庭園を楽しむように上がっていくように設計されています。外壁の一部がガラス張りで、反射する周囲の景観を楽しむことができます。2つの三角形を重ね合わせた独特の建物の設計は、あの有名建築家・安藤忠雄(あんどうただお)さんによるもので、スタイリッシュな館内には、司馬遼太郎さんの小説の主人公である、松山が生んだ偉人でもある秋山好古・真之兄弟、また文人・正岡子規ゆかりの資料を展示しています。松山と近代日本、日露戦争の歴史がわかる展示スタイルになっています。私は、安藤忠雄さんの建築が大好きで、全国の彼の設計した建物を巡っているんです。これも私の数ある趣味(例:全国の特急列車を制覇、全国の水族館を制覇、珍しい文房具の収集、世界中の珍しいトランプの収集、パケット・トリックの収集等々)の一つなんです。

 「坂の上の雲ミュージアム」は、司馬遼太郎さんの小説『坂の上の雲』に因む展示が充実した博物館です。明治時代の松山の風景や、3人の主人公、秋山兄弟正岡子規に関する写真や作品、日露戦争と松山に関わる歴史的な展示などが展示されています。構造は2階から4階になっており、2階は『坂の上の雲』の小説や明治時代に関する書籍が閲覧できるライブラリースペース、コンサートやイベントなどができるホールになっています。小説の世界がわかるのは3階からで、ここでは近代国家へと進む明治時代の流れや背景を、展示品やギャラリーで見ることができます。4階では、『坂の上の雲』の主人公である3人のエピソードやゆかりの資料が展示されています。このように、「坂の上の雲ミュージアム」松山市全体を「屋根のない博物館」に見立てて、松山全体に広がる、観光資源にスポットを当てる役割があるといってもいいでしょう。言うなれば「坂の上の雲ミュージアム」の展示施設を通して、各スポットに実際に訪れるガイダンスの意味を持っていますから、松山観光の、最初に訪れてみるのがいいのかなと思いました。私はここから松山城に向かいました。歩くのが大変でした〔笑〕。

 私がここで一番感銘を受けたのは、3階から4階のスロープに展示されている『坂の上の雲』の新聞連載の壁でした。全1296回(1968年4月22日~1972年8月4日)にわたって、『産経新聞』紙上に連載されたものを壁一面に全て展示しています。その迫力には圧倒されたことです。

 さて、ここに展示されている秋山好古、真之兄弟は、松山藩の貧乏士族の息子でした。兄の好古は、官費で勉強できるからという簡単な理由から陸軍に入ります。軍に入ってからも自分の志望とは関係のない成り行きのようなものから騎兵を選びます。その彼が、日露戦争で多くの勲功を立て、「陸軍騎兵の父」とまで言われるようになります。一方、弟の真之は、貧乏士族だったために大学に行けず、学費の要らない学校に行けと言われて海軍兵学校に入ります。首席で卒業した後、アメリカに留学して戦略・戦術について学び、日露戦争が勃発するや、連合艦隊の参謀として出征して、ついにはバルチック艦隊撃滅に成功します。二人とも最初から軍人を目指していたわけではありませんでした。たまたま与えられた場所で、命がけで努力した結果、あれだけの武勲を立てることができたのです。これは覚えておいてよい教訓だと私は思っています。自分の適性云々を必要以上に気にしてしまいがちですが、大切なことは、思い悩んで右往左往するよりも、与えられた場所で精一杯頑張っていれば、そのうち自然に素質は表に出てくるものです。二人は、たまたま」を天性にまで伸ばした兄弟だったということです。♠♠♠

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木次線

▲私はこの写真を撮るためだけに木次線に乗って木次駅まで行ってきました〔笑〕

 バレンタインデーに合わせて、JR木次線木次駅(雲南市木次町)のホームに写真のような看板が登場しています。ホワイトデー前日の3月13日までの期間限定の看板です。駅名の「き❤(好き)」と表す看板に、ハートに向かって矢を射る天使の姿が描かれています。「き❤」の看板は、大分県臼杵市(うすき)のJR臼杵駅が「すき」をハートマークで表した「う❤」の看板を掲げたことを受けて、2018年4月に、木次駅でも設置していました。今回は臼杵市の提案で、両駅の看板に天使がお目見えしたものです。鉄道ファンには堪らない看板ですね。

 どうしてこのような看板が登場したのかに関しては、「天使の登場で閑散期の冬季の利用客増と雲南エリアのPRにつなげたい」目論みに加えて、深刻なお家の事情があります。2018年3月末で「JR三江線」(三次―江津)の運行が終わりましたね。現地は、「お名残乗車」の人々で大賑わいを見せました。日頃からいつもあれぐらい乗ってくれていたら廃線になることもなかったでしょうにね。また、沿線地域では廃線跡地の活用に向けた動きも始まっているようです。その一方で、「明日は我が身」とざわついているのが、三江線の隣にあるこのJR木次線」の沿線なんです。JR西日本が自社サイトで公開した「区間別平均通過人員および旅客運輸収入(2016年度)」によると、三江線の平均通過人員は1日あたり83人で最下位でした。その次に平均通過人員が少ない路線が大糸線の1日あたり100人。その次が、木次線の1日あたり204人です。間違いなく大きな危機に瀕しているのです。今日私が乗った木次線の列車は、宍道駅発の備後落合行きは学生らで満員でしたが、帰りの木次発宍道行きの列車は2両編成で乗客はたったの4人でした。これは実にやばい!ということで、この看板でのPRなんですね。

 木次線には近年、大きな外的活性化の要因はありません。島根県では「トワイライトエクスプレス瑞風」宍道駅に停車し、バスで雲南市を観光してくれますが、木次線とは直接の関係はありません。同じ島根県を通る三江線が廃止された今、平均通過人員の少ない路線として、木次線が大きくクローズアップされることになってきます。沿線の危機感は大きいものがあります。

 木次線は、三江線の東側で、山陰本線の宍道駅(島根県松江市)と中国山地の山中にある備後落合駅(広島県庄原市)を結ぶ全長81.9kmの路線です。鉄道ファンには、出雲坂根駅「三段式スイッチバック」でよく知られています。春から秋までは、トロッコ列車「奥出雲おろち号」が走りますね。途中駅の亀嵩駅は、松本清張の小説『砂の器』に重要地点として登場します。地域輸送だけではなく、観光客も訪れる路線です。2016年は木次線の前身、簸上(ひかみ)鉄道が開業して100周年。2017年は国鉄による木次線全通から80周年。2018年は「おろち号」の運行開始から20周年になる。この3年連続の記念周年を活かして、沿線の人々に木次線の価値を再認識してもらういろいろな試みが行われているところです。おろち号」の運行開始20周年はおめでたいことです。とはいえ、使用車両の老朽化が懸念され、2016年の全般検査こそクリアできましたが、機関車・客車とも3年後の検査に合格できる可能性は低いといいます。安全と走行に必要な部品が壊れた場合、交換用部品の入手が難しくなっているのです。もし、致命的な故障が発生したら、3年を待たずに運行不能になるかもしれません。つまり、木次線「路線存続の危機」と、集客の頼みの綱「トロッコ列車の危機」を同時期に抱えてしまったわけです。

 そんな中で、大好きな西村京太郎先生は、昨年1月十津川警部シリーズとして、『出雲伝説と木次線』(ジョイノベルス)を刊行されました。神話の里を走るJR木次線の列車がトレインジャックされるという大胆な物語です。出雲大東駅を管理する市民団体「つむぎ」の南波由美子代表らは、木次線を題材にした作品を執筆した西村先生に感謝しようと3月下旬に、神奈川県湯河原町の自宅を訪ねました。予想もしなかった訪問に喜んだ西村先生は、木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」三段スイッチバックを有効活用し、乗客を呼び込む方策を提案し、路線の活性化と存続を目指す南波さんたちを勇気づけました。3月末の三江線廃止に伴い、木次線を守ろうとする機運も高まっています。雲南市議会は「人ごとではない」と危機感を強め、超党派の市議22人全員で、利用増を図る「木次線活性化促進議員連盟」を立ち上げました。さらに、三刀屋高校掛合分校では、山陽方面行きの遠足を見直し、全校生徒70人が「おろち号」に乗車しました。大半が初めてで、生徒たちは「車窓から眺める田んぼや斐伊川の景色が新鮮」と笑顔だったとのこと。見直しのきっかけは「地元の魅力再発見」でした。「ローカル線はどこも大変だけれど、木次線は頑張って。応援している」西村京太郎先生もエールを送っています。西村先生は、経営改善のために地方で奮闘している、こうした小鉄道へも愛情あふれた優しい視線を注いでおられます。2018年以降でも『広島電鉄殺人事件』『西から来た死体 錦川鉄道殺人事件』『ステーブ列車殺人事件』『能都花嫁列車殺人事件』『十津川警部 海の見える駅 愛ある伊予灘線』『十津川警部 長崎路面電車と坂本龍馬』『知覧と指宿枕崎線』『十津川警部 怒りと悲しみのしなの鉄道』『富山鉄道殺人事件』『えちごトキめき鉄道殺人事件』などがあります。作品の中でも、優しい目でこれを取り上げておられるのです。

▲松江「今井書店」センター店にて

 本作品は2018年1月にジョイ・ノベルスから刊行されたもので、文芸WEBマガジン「Webジェイ・ノベル」で2017年4月~10月まで連載されたものです。私も知らなかった出雲神話の歴史が数々登場しました。

 旅行作家の高木英介は、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したという出雲神話に彩られた木次線の取材にやって来ていた。木次線は、最初は木炭運搬のために開通された路線だが、木炭需要の減少に伴い、日本海と瀬戸内海を繋ぐ陰陽連絡線として利用された。その後、伯備線の開通によって廃線に追い込まれたが、観光路線として復活。連結されたトロッコ車両と、急峻な斜面を登る三段スイッチバックが有名だ。高木は途中で降りた出雲横田駅に置かれていた「旅のノート」の最後のページに書かれていた「奥出雲で盛大な花火を打ち上げる」という意味深な文章を見つけた。その後、休暇を利用してやって来た亀井刑事親子が乗る木次線の列車がジャックされた。犯人の要求は、「大和朝廷によって歪められた出雲の歴史を正せ」というものだった。まずその手始めに、出雲にあるオオクニヌシノミコトを祀る神社よりも多いスサノオを祀る神社60社を潰せ、さもなくば人質は全員死ぬ、という耳を疑う要求をしてきた。本来ならば島根県警か鉄道警察隊が担当するが、亀井刑事が同乗しているということで急遽現場に駆けつけた。人質60人の運命は?出雲の深遠な古代歴史が絡んだ今回の事件はどのような決着をみせるのか?

 それにしても、鉄道マニアの息子と亀井刑事が電車に乗るとよく事件に巻き込まれますね。これではのんびりと旅行にも行けない、と西村先生に愚痴っていることかもしれません〔笑〕。❤❤❤

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団体戦

 プロ野球キャンプが終わりオープン戦真っ盛りですが、落合博満(おちあいひろみつ)元中日監督(65歳)が阪神のキャンプに噛みつきました。昨年の最下位からの巻き返しを期す阪神は、3勤1休の日程が続いています。ライバル他球団(巨人、ヤクルト、DeNA、中日)はおおむね5~6勤の連続です「昨年最下位だったのにこれだけ休みが多くて大丈夫か?」「他チームに離される一方ではないのか?」「休みすぎじゃないか!」といった批判・異議を唱える球界OBも多くいます。落合さんは、秋季キャンプを終えたばかりの阪神を「まだダメだな、練習していない。下から行くときはあんなもんじゃダメ。強くしようと思うなら、2月1日からのキャンプから1シーズン休みなし。キャンプ中も休みなし」と、地獄キャンプを推奨しました。落合さんは中日監督時代には、休みを全く与えない超スパルタ猛練習で、8シーズン中4度のリーグ優勝を飾った名将ですから、その言葉には重みがあろうというものです。しかし、阪神球団側は、「今年は新人も含めた新戦力が鍵を握る。慣れない環境でいきなり5勤、6勤が続けばケガやその後のガス欠につながりかねない。矢野監督も『他チームは気にしなくてもいい』というスタンスだから」「練習が必要な選手は休日でもやっている。『練習しなければ強くなれない』という意識は金本前監督が厳しく植え付けてくれたので、若い選手も重々理解している」と、猛反論しています。矢野監督は自主性をテーマに掲げ、早出練習の有無を自由に選択させています。

    さて、ここからは私の考えです。あれは最下位に沈んだ球団がやることではありません。優勝が続く広島なら分かります。でも3年連続リーグ優勝している広島が、どれだけ猛練習しているか?その練習量はリーグ随一です。だからあれだけの成績を残すことができています。それぐらいの練習がきつくてケガをするくらいなら、どんどん下に落とせばよい。代わりはいくらでもいますから。ここにはプロの厳しい競争心は生まれないでしょう。阪神の監督を経験した尊敬する野村克也さんが、数多くの著書の中で、選手にはびこる「甘え体質」を暴露しておられますが、だから強くなることができません。人気にあぐらをかいて、楽をさせてしまっています。自主性」というと、響きのいい言葉ですが、勝つことを知らない最下位の選手たちに当てはまる言葉ではありません(このことは学校の指導にも言えることだと思っています)。死に物狂いでやらなくてはダメです。やりたい選手だけやればよい、では集団は活性化しません。個人戦」ではなく「団体戦」なのですから。自分たちのやっている生ぬるい(愚かな)練習が正しいと思うなら、シーズンの結果で証明してごらんなさい、と。

 「受験は団体戦」という言葉を、松江北高ではよく聞きました。過去形にしたのは、そういう意識がずいぶん薄れてきたと感じているからです。3年生は6月の「総体」を終えてからは、夜の6時20分まで教室に残って自習をします。このことに懐疑的な先生もずいぶんおられますが、こうやってみんなで遅くまで一緒に勉強することで、クラスに一体感が生まれ、最後の最後まで必死に粘る姿勢が培われていたように感じています。今はとっとと帰ります。すでに進路が決まった生徒でも、最後の最後まで仲間と一緒に勉強して、力をつけて進学していきました。以前私が担任した生徒で、年内に筑波大学への進学がすでに決定した男子生徒がいました。彼は高校陸上界で数々の記録を打ち立て、将来の活躍を嘱望されていた選手でした。センター試験も終え、二次試験のための特別講座が始まると、大学に行ったら、遠征などで世界を飛び回らなくてはいけません。英語は欠かせないので、教室の隅っこでいいですから先生の特別授業の英語を受けてもいいですか?決して周りのみんなに迷惑はかけませんから」と言ってきたときには感動しましたね。その後、彼は言葉通りに世界で大活躍し、今では若くして島根大学の先生です(写真上、清水悠先生)。こういう生徒がいると、クラス全体がいい雰囲気になります。有名私大に進学の決まった生徒でも、最後まで勉強するからと、国公立大学の二次試験まで受けて合格していきました(これを合格者数を増やすためだ、などと言う無知な教員もいますが、決してそうではありません。最後の最後まで勉強する姿勢!)。その生徒の大学に進学後の活躍ぶりを見ていると、「あ~、やっぱりなあ~」と思います。今ではもうそういう生徒は皆無といってもいいでしょう。センター試験を終え、この時期は、二次試験に向かって時間を惜しんで必死に勉強している時期です。でも授業時間に平気で廊下をうろつき回っている生徒を多数見ます。購買でパンを買っている生徒、自習室の図書館で床に座って漫画を読む生徒、ソファで口を開けて寝ている生徒(同じ館内の一方では、必死になって勉強に励む生徒も)、授業開始のチャイムが鳴ってもペチャクチャお喋りがやまない、等々。以前の私なら怒鳴り声を上げていた光景です。緊張感に欠けているんです。本来本を読む場所である図書館を、自分たちの自習に使わせて貰っているという「感謝の心」が欠けています。受験は団体戦」という言葉を懐かしく思い出します。今シーズンから監督復帰したさんが、巨人軍個人軍であってはならない」と名言を吐きました。野村さんがよく言われるように「負けに不思議の負けなし」なんです。小事」をおろそかにして「大事」を成し遂げることはできません。♠♠♠

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hold your horses

  “I’m trying to think, hold your horses a minute, willya?”
The detective waited.   (「今考えようとしているんだ。ちょっと待ってくれないか」 刑事は待った。)   ―Ed McBain, Snow White & Rose Red.

 上のようなhold your horsesというイディオムを知ったのは、大学の一回生の時だったと思います。毎日読んでいた、アメリカの有名な悩み相談コーナーの、故・アン・ランダーズさんのコラムに出てきたと記憶しています。元々、馬車の御者に対して「馬が走り出さないように手綱をしっかりと持っていて」という意味で使われていた成句です。最新の佐藤尚孝(編)『詳説英語イディオム由来辞典』(三省堂、2018年)には、「繋駕(けいが)競争で、未熟な御者の中にはレースの前に馬を疾走させてしまう者がいて、観衆がこれをやめさせようと「馬を抑えろ」と叫んだことから。holdは「手綱を抑え(て馬を抑制す)る」の意味」とあります。これは、Robert Hendrickson, Encyclopedia of Word and Phrase Origins. Revised and Expanded edition, (Facts On File, 1997)の記述を参考にしたものと思われます。今では「慌てて何かをやり始めずに落ち着いて待つ」「早まるな」「ちょっと待て」といった意味で使われています。故・安藤貞雄先生が、故・大塚高信先生の命で編まれた名著『新クラウン英語熟語辞典』(三省堂)(大学時代はボロボロになるまで引いたものです)の全面改訂版である、安藤貞雄『三省堂英語イディオム・句動詞大辞典』(三省堂、2011年)には(三省堂の創立100周年を記念した刊行事業)、次のような用例と共に出ていました。

He asked us to hold our horses until he had finished. 彼は我々に自分の仕事がすむまでがまんしてくれと言った。

Now hold your horeses, Jerry. さあ、落ち着くんだよ、ジェリー。

Hold your horse. I’m looking for my purse. ちょっと待って。ハンドバッグを探しているから。

 最後三番目の用例で、hold your horse単数形で出ており、安藤先生は《方》とマークしておられますが(『クラウン熟語』でもそうでした)、現代英語ではこれは普通ではないでしょう。主に命令文で》という注も、一番目のような準命令文の用法を意識されたものと思われます。私たちの『ライトハウス英和』『コンパスローズ英和』では、これらを「命令形で」と注記しています。

 私が大学二回生の時に、故・Dwight Bolinger先生の名著 Aspects of Language (Second edition, Harcourt, 1975) をなめるように読んでいると、その100ページに、この成句が取り上げられており、興味深く思いました。そこでは、この成句は必ずHold your horsesの形で使うので、実質上要素を交換することができないとして、次のような非文を挙げておられました。語感の鋭いボリンジャー先生ならではの観察です。

*They hold their horses.   [主語を勝手に換えることは出来ない]

*He was holding his horses. [動詞の時制も換えることは出来ない]

*Hold your horse. [目的語を単数形に換えることは出来ない] ※ここからも上の三省堂の用例が認められないことが分かります。

 そこら辺の実態を踏まえて、英米の学習辞典は、Hold your horses!という命令形で収録しています。選択制限が他のイディオムと比べて、極めて厳しいと言うことができます。♠♠♠

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ブッチャー、親を大切に!?

 1999年1月31日に61歳で亡くなった不世出のプロレスラー、ジャイアント馬場さんの没後20年をしのぶ「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」が、2月19日、両国国技館で団体の枠を超えて行われ、そこで、馬場さんの好敵手だった“黒い呪術師”アブドーラ・ザ・ブッチャー(77歳)の引退セレモニーも開かれました。まだ引退していなかったんですね。ブッチャーは反則三昧の極悪非道の凶悪ヒール、流血必死の悪役ファイターです。その意味では、人気といってもいわゆるヒール人気で、嫌われてなんぼのように思えますが、実は凶悪レスラーとしての全盛期から、会場にブッチャー・コールが巻き起こるベビーフェイス的な人気もあったんですね。なぜか?というと、一つには、よく見るとどことなく愛嬌のある憎めない風貌、表情と体形。愛くるしい目をしていましたね。そしてもう一つ、ブッチャーは相手を凶器攻撃で血まみれにしますが、それ以上に自分も血だるまになる、やられ上手なところがありました。ここら辺が、もう1人の昭和を代表する外国人ヒールであるタイガー・ジェット・シンと違うところです。だから、馬場ジャンボ鶴田のような大型日本勢との戦いでは、声援を受けることも多かったのです。そんなブッチャーの魅力を、私は以前このブログでも書いたことがあります。⇒コチラです

 紺のガウンを身につけたブッチャーは、毒針エルボー・ドロップの打ち過ぎのためでしょうか、股関節を負傷している影響から、車椅子姿でリングに上がりました。セレモニーには、ドリー・ファンクJr(77歳)、スタン・ハンセン(69歳)、ミル・マスカラス、ドスカラス、坂口征二氏(77歳)、初代タイガーマスクの佐山サトル(60歳)、リアルジャパンプロレス会長の新間寿氏(83歳)、武藤敬司(56歳)、フリーアナウンサーの徳光和夫さん(77歳)、元日本テレビアナウンサーの倉持隆夫氏(78歳)らが駆けつけ、リング上で花束を贈呈しました。さらにザ・デストロイヤー、鈴木みのからビデオメッセージが寄せられています。

★あのブッチャーから驚きの言葉が!

 セレモニーの最後に、マイクを持ったブッチャーは、ファンへ感謝の思いを伝えた上で「ここにジャイアント馬場がいてくれたら完璧です」と、天国の馬場さんへの思いを明かしました。ここでおよそ信じられないような言葉が、ブッチャーから聞かれます。「若い人たちに言いたい。自分の親が年取っても、決して老人ホームにぶち込んで忘れるようなことだけはするな!いずれお前たちも年取ってそうなるんだから。ちゃんと親を大事にしろ!忘れるんじゃないぞ!」と呼びかけたのです。あの悪役ブッチャーからこんな言葉が聞かれようとは夢にも思いませんでした。最後は「サンキュー」を6回連呼し引退の10カウントゴングを鳴らし、リングに別れを告げました。

 ファンの皆さん、帰って来ました。一つだけ足りないことがあります。ここにジャイアント馬場がいてくれれば完璧です。3日前に私のマネージャーであり、長年の友人でもありました、オネスト・ジョンが天国に旅立ちました。それもすごく寂しくて、本当は一緒に来たかったのですが、仕方ないです。今日は韓国から親しい友人が3人わざわざ駆けつけてくれました。一人は神父様で、キム神父。わざわざ韓国から私のために来てくれました。若い人たちに言いたいです。自分の親が歳を取っても決して老人ホームに入れて、忘れるようなことだけはするな。いずれはオマエらだって歳を取ってそういうことになるんだから。ちゃんと親を大事にしろ。忘れるんじゃないぞ!このガウンをくれたキム神父様に感謝したいです。皆さん本当にありがとうございました。  (ブッチャーリング上からのメッセージ)

 セレモニーを終えたブッチャーは、「最高でした。花道奥に引き揚げる直前、ゲート幕の馬場さんとともに写真に納まりました。「残念ながら昔のレジェンドたちはこの世にいなくて、天国に旅立った。でも、みんないつかはあの世に行くし、私もいつかは行く。でも近い将来というのはイヤだから、もうちょっとここにいたい」と。リングでも言いましたが自分の親を施設にぶち込まず、最後まで親の面倒を見てください」と、ファンに親孝行するよう、念押しでメッセージを送りました。日本に来る度に、狂気の戦慄をもたらし続けた男の最後のリングには、悪なき純粋な世界が広がっていました。❤❤❤

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車掌English?

 先月、新聞を読んでおりましたら、JR東海の新幹線で、最近アナウンスの変化が見られると言います。新幹線では、これまで録音した女性による自動放送の英語案内を流していましたね。JR東海は、昨年の12月から、「のぞみ」「ひかり」などの東京―新大阪を走る東海道新幹線内で 、車掌さんの肉声英語での案内を始めました。“We are stopping at Nagoya station.”(まもなく名古屋です)といった調子です。訪日外国人客が急増する中、英語での対応力を高める狙いでしょうね。「英語が必要だという意識は職場で高まっていたが、実際に話す機会は少なかった」「一歩ずつ英語の対応力を上げるため」、車掌さんの肉声英語に踏み切ったそうです。車掌さんたちの中には、そもそも抵抗感を示す人もいたといいます。このために2015年度から社内での英語研修を開始し、職場では「英語委員会」なる組織もできているそうですよ。「カタコト英語だ」「棒読みだ」といった批判も聞かれるようですが、外国からの旅行客には、流ちょうな英語でなくても有り難いことでしょう。JR西日本でも、一部で試行しているそうです。さて…。

◎おいおい、英語が間違っているゾ!!

▲特急「スーパーまつかぜ」の車内

 最近、私も松江から鳥取に向かう特急列車「スーパーまつかぜ」(私の列車紹介は⇒コチラ)の中で、この「車掌English」を体験することになりました。各駅に止まる直前ごとに、女性の録音自動放送に続いて、車掌さんが緊張した声で(かんだりもしておられましたね)、“The door on left side open.  Please watch your step.”と言っておられました。「訪日客へのサービス向上」という点では素晴らしい企画と思いますが、この英語はいただけません。3カ所間違いがあります。同じやるのなら、正しい英語で行っていただきたいものです。正しくは??アドリブでやっているわけではなく、会社から示された模範の英文を読んでいるだけでしょうから、それが間違っている可能性も?それはそれで大問題です。帰りも、鳥取から米子まで「スーパーまつかぜ」に乗りましたが、この車両では一切車掌さんの肉声英語放送はありませんでした。どうやって棲み分けているのでしょうね?♠♠♠

【追記】 この特急「スーパーまつかぜ」に乗る度に思うことがあります。伯備線特急「やくも」などと違って(滅茶苦茶のろくて揺れる)、加速感が半端なくすごいんです。ぐんぐん加速してものすごいスピードで疾走しています。車掌さんに聞いたことがあります。時速120キロも出せるのは、山間のカーブが多い伯備線とちがって、直線区間が多いのでスピードが出せるとのことでした。納得!

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「ウィーンの森殿町店」閉店!

◎週末はグルメ情報!!今週は残念なニュース

 私のお気に入り、殿町「ウィーンの森」(⇒私のレポートはコチラ)、お正月から何度も行っているんですが、いつ行っても入り口の自動ドアのところに「臨時休業のお知らせ」と貼り紙がしてあって、閉まっていたんです。「おかしいな?!」と思っていました。今日、田和山「ウィーンの森」店に立ち寄った際に聞いてみました。やはり「閉店」だそうです。私の家から地理的に便利なケーキ屋さんだっただけに、残念です。これでもう近場のケーキ屋さんは、「リビドー」だけになってしまいましたね。私の家をちょっと出たところに、「シェブラン」というケーキ屋さんはあるにはあるのですが、ケーキがイマイチなので、ほとんど利用することはありません。

▲もうずーっとこの貼り紙が貼りっぱなしです

 私の家には急なお客さんが多いので、必ずケーキは常に冷蔵庫に用意しておかねばなりません。私自身は甘い物は制限されているので、以前のように食べることはできず、お客さんが美味しそうに食べているのを、指をくわえてみているだけということが多いみたいです〔笑〕。「ウィーンの森 殿町店」「リビドー」は、その点自宅にも割と近いので、有り難かったんです。遠方の「ウィーンの森 田和山店」からケーキを買って帰ったりすると、自転車で帰るうちに、家に着いた時には箱の中で、グチャグチャになってしまい、原形をとどめていません〔笑〕。この点、私が大好きで長年通った博多のケーキ屋さん「エクラタン」は、きちんとケーキごとに仕切りを詰めてくれて、4時間旅をしようが、自宅に帰ってもちゃんときれいなままでした。プロの仕事ですね。もうこれからは、ケーキは「リビドー」だけになります。「ウィーンの森」には、「セビリア」「マルキーズ」という私のお気に入りのケーキがあったんですがね。❤❤❤

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特急「かもめ」のグリーン車

 博多駅長崎駅を結ぶ「特急かもめ」号のグリーン車に乗車してきました。特急かもめ」といっても、885系の「白いかもめ」と呼ばれる「かもめ」と、787系の「黒いかもめ」があります。私が今回乗車したのは「白いかもめ」の方で、大型時刻表では、「白いかもめ」と書かれている列車です。私は昔から、水戸岡鋭治(みとおかえいじ)先生がデザインされたこの「白いかもめ」の大ファンなんです。もう何度乗ったことでしょう。私の壮大な目標が、全国の特急列車を制覇することです。

 この先頭車両の団子っ鼻は、間違いなく「0型新幹線」へのオマージュですよね。「白いかもめ」は、6両編成の特急列車で、長崎駅方面から1号車・2号車で、最後尾が6号車となっています。グリーン車は、1両編成のうちの1号車の長崎駅より半室です。長崎駅に向かっていく場合で考えると、先頭の部分がグリーン車ということです。

 グリーン座席に腰を下ろすとちょっと面白いことに気がつきます。停車中は前面の運転席はすりガラス状ですが、発車すると透き通ったガラス状に変わるんです。これは不思議!乗ったときには、運転席と客室を仕切る前面ガラスが白くすりガラス状で、前を見ることができません。これは、非常ブレーキをかけている時には、白くなるハイテクガラスを使用しているからです。このため、駅に停車するごとに白くなります。もちろん、走行している時はクリアで、前面の美しい眺望がよく見えます。これは、ガラスとガラスの間に液晶が挟まれていて、電流を流すことにより半透明になるんです。運転席において、非常ブレーキが掛かった状態では半透明になるようになっていて、不測の事故の際に目隠しになるようになっているんですね。手が込んでいますね。

 「白いかもめ」のグリーン車の座席配置は、ちょっと特殊です。1人席と2人席の横3列構造で、全部で4列あります。1人席と2人席と書きましたが、各々の座席は独立しています。なので、2人席の片方だけの座席を後ろ向きにするなんてことができます。席番号は、長崎駅方面から見て1・2~4となっています。で、長崎駅方面に向かって、左手の窓側が一人席のA席で、反対側の窓側がD席で通路側がC席です。B席は存在していません。という感じの、全部で12席のプレミアムな空間です(なお、787系の「かもめ」の座席配置は全然異なりますよ)。JR九州によると「高級感のある黒革張りのハイバックシート。アーム部分に取り付けられた白木のテーブルなど、列車とは思えない落ち着いた空間です」とあります。

 「白いかもめ」のグリーン車座席です。テーブルは広げた状態です。なお、普通車も革張りの座席です。シートピッチは当然広いのですが、フットレストがなく、足がなんとなく落ち着きませんね。テーブルもちょっと変わっていて、大きくはありません。折りたたんだ部分を広げると倍の大きさにはなります。まあ、窓枠部分にドリンクぐらいは置けますし、窓側席なら我慢できる程度。コートフックもあり、背面には網状マガジンラックもありますので、ペットボトルなどを入れておくことができます。座席の背面には「チケットホルダー」も。あと、コンセントですが、進行方向に向かって一番前の座席の窓側席のみにあります。車内販売はありません。で、かもめからの車窓ですが、A席は、なんといっても有明海と雲仙岳の荘厳な景色でしょうね。

 セラミック形ハイブリッド塗料の「N9.5レベル」という、塗料の中でも最高レベルのこれ以上ないほどの「純白」を採用しているそうです。一般の新幹線がN8.5~9.0といいますから、その純白度は際立っていますね。しかし綺麗な反面、一方ではそのメンテナンスは大変なんです。通常の車体であれば、二日に一度洗浄するところを、「白いかもめ」は毎日洗浄しなければいけません。当然、当時JR現場からは猛反対されたそうです。「車両の白さを維持することが、JR九州のスタッフの誇りとなる。そしてそんな会社にお客様は夢や企業努力を感じてくれる。さらにメンテナンスのレベルアップにもつながる。私はそう伝え、現場に納得してもらってきました。」 白は国鉄時代からタブー色とされてきました。蒸気機関車が走っていた時代に、石炭の「すす」で車体が黒く汚れてしまうために、車両デザインで明るい色合いが用いられることはなかったのです。その影響で、JRでも長い間「白」を使うことを極端に嫌っていました。水戸岡先生はそのタブーをあえて逆手にとって、挑戦をしました。「そして実際、お客様からは『白い車体がきれいだね』という言葉を多くいただいたそうです。そう言われたらもう、きれいにし続けるしかないですよね。このように、高いハ-ドルがあるからこそ、人は一層努力できるのです。」水戸岡先生。なるほど、逆転の発想ですね。

 乗降口のドアの横に配された、ピンクやブルーのライトに迎えられ、心地よく第一歩を踏み入れました。またデッキには、自然で心地の良い木材を壁や床に使用して「おもてなし」の応接スタイルを取り入れています。これを演出しているのが「墨書」を楽しめるギャラリースペースです。初めて乗ってこれを見た時の驚きと感動は忘れることができません。島原の子IMG_9067守歌や名産、祭り、歴史的な言葉など、豪快でいてかつ趣のある作品を車内に見ることができます。思わず写真に撮ったものです。後にこれが、四宮佑次氏の書であることを知ります。「かもめ」型列車ではこのような「墨書」でしたが、「ソニック」型列車では右写真のような「墨画」になりました。画の内容は、これまた編成によって異なっています。乗るたびに要チェックですね。ちなみにこの「墨画」の作者は、この特急をデザインした水戸岡鋭治先生です。「琳派」の流れによる独特の絵を、水戸岡流にリメイク・リデザインしたものだそうです。電車のデッキがまるで美術館のようです。

 また、全席に採用された、牛の本革張りの座席シートにもたまげました。グリーン車でもない普通車に上質な本革シートと天然木の肘掛けIMG_9075やテーブルが、まるで社長の椅子にでも座っているような気分に浸らせてくれます。水戸岡先生は、ドイツの高級椅子メーカーから着想を得た、と聞きました。そのゆったり感が通勤客だけでなく、私たち旅人を満足させてくれます。「どうして、そんなに贅沢をするのか。」と言う人も多いようですが、実はこれまでの車両の製造費とそんなに差はないそうです。牛の革は一頭単位で取引されています。買った革を何パーセント使うかで値段は変わってきます。傷のないところだけ使おうとすると、一頭の半分は捨てることになります。「特急かもめ」の座席では、傷もOK。少しくらい傷がついていてもいいではないか、捨てずになるべく端まで使ったそうです。多少の不揃いがあるのはそんなわけです。このことは、水戸岡先生が子ども向けに書かれた『ぼくは「つばめ」のデザイナー』(講談社青い鳥文庫、2014年)で知りました。こんな高級な座席を「心ない乗客に傷つけられたらどうしよう」といIMG_9062う心配をする人もいました。デザインが一定以上のレベルに達すると、乗っている人にも一種の心地よい緊張感IMG_9071が生まれるのです。逆に、車両がしっかりしていないと、乗客のモラルも低下する、と水戸岡先生は考えます。全くの杞憂でした。

 上の写真からも分かると思いますが「荷物棚」は飛行機のような美しさの「ハットラック収納式」で、開放感あふれる車内の、すっきりと明るく広々とした印象に貢献しています。荷物が全部隠れ、美しく静かで緊張感のある空間を演出していますね。ハットラックに入りきれない大きな荷物は、1号車を除き各号車に設置されている「ラゲージラック」に置くように配慮されています。いたれりつくせりですね。この「ハットラック」方式を採用するにあたっては、最初は、JR九州からも「蓋の開け閉めは乗客にとって面倒だし、忘れ物をする」と、大反対をされたそうです。水戸岡先生は、次のように喝破しました。❤❤❤

 確かに、荷物棚の蓋の開け閉めは面倒くさいかもしれません。また蓋を開ける時に不意に中の荷物が落ちてくることがあるので、注意をしなければならない。しかし、蓋の開け閉めくらい、手間ひまをかけてもいいと思う乗客もいるのではないかと私は思ったわけです。ちょっとしたリスクで落ち着いた空間を作り上げることができるなら、そのリスクを引き受けてもいいと考える人もいるのではないでしょうか。また、中から落ちてくる可能性があるので注意しなければならないということは、その下に座っている他の乗客のことも考えなければいけないということです。時には声をかける必要もあるでしょう。その時に乗客同士のコミュニケーションが生まれる可能性があるのではないでしょうか。私はこうした考えを主張し、そのつどJR九州の担当者に納得してもらってきました。そして「かもめ」の荷物棚もハットラック式にしてもらいました。もしかしたら私の考えは少し強引に思われるかもしれません。しかし、列車という公共空間に対して私は思っていることがあり、この「なんでも簡単な方向に」という考えは断固拒否したかったのです。     ―水戸岡鋭治『水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン』(交通新聞社新書、2009年)

 

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「ミストアーティスト」

 2019年の“Blackpool Magic Convention”で、即日完売した天才クリエーター・ヒガー(Higar)さんの最新作品「ミストアーティスト」を手に入れました。まずは観客に、ゴッホ、フェルメール、ダビンチ、などいろいろな名画のポストカードから1枚の絵画を自由に選んでもらいます。そのポストカードを両手で握ってもらって、その絵柄を頭にイメージして念じてもらいます。ここでマジシャンは、スケッチブックを取り出して、霧吹きスプレーでスケッチブックに水を吹きかけます。すると、あら不思議!真白だったスケッチブックのページに、観客の選んだ絵画が描かれるのです。

・特殊な加工がされたスケッチブックです。通常時は何も見えず、水を吹きかけると絵画が現れます。不思議な素材ですね。
・水が乾けば何も描かれてない状態に戻り、繰り返し使用することができます。
・スケッチブックは表紙、描画ページ、背面のすべてが耐水性のある素材で作られています。半永久的に使うことができるでしょう。
・絵画が描かれたポストカードはラフ加工がされており、素人でも簡単にフォースすることができます。

 商品には、ギミックスケッチブック、フォーシングポストカード、スプレーボトル、日本語解説書がついてきます。またスケッチブックのサイズをS(165mm × 238mm、4320円)、L(238mm × 333mm、8640円)の2種類より選ぶことができます。私はもっぱらクロースアップなので、Sサイズで購入しました。昨年、新発明や新技術を紹介するイベント「弁理なアイデア展」にてヒガーさんが披露されました。また現在、「八景島シーパラダイス」にてイルカが絵を描く演出として、この原理が使用されています。

 私はこの天才クリエータのガー(檜垣 聡)さんにお会いするために、四国・松山まで出かけたことがあります。彼の経営しているマジックバー「バックステージ」で、彼の演技を堪能することができました。マジック創作のいろいろなお話を伺うこともでき、実に楽しいひとときを過ごすことができました。実に懐かしい。⇒そのときの報告はコチラです  彼には大好きな傑作がいっぱいあるんですが、最近のヒガーさんは、このような可視・不可視の素材にこだわった作品を発表し続けておられますね。♠♣♥♦


 デアゴスティーニ・ジャパンから隔週刊『Theマジック』が創刊されましてね、その創刊を記念し、プロ・マジシャンによるマジックショーが開催されます。『Theマジック』シリーズについてくるマジックをプロ・マジシャンが次々に披露します。3月2日(土)は、松山ヒガーさんが実演に立たれます。私も久しぶりにヒガーさんに会いに行きたいんですが、この日はちょうど病院の検査がありまして、残念です。お近くの方は是非行ってみて下さい。すごいものが見られますよ。

◆開催日時◆
2019年3月2日(土)

1回目 13時~
2回目 14時~
伊予鉄高島屋4階 森のキッズパティオ

3回目 15時~
4回目 16時~
7階 紀伊國屋書店店内イベントスペース

◆参加費用◆  無料

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久しぶりのDr.ZUMA

  2月23日(土)に放送された、TBS系列『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!をご覧になりましたか?「ライバル企業のここがスゴイ!」と銘打って、日本を代表する文房具メーカー7社が、他社の文房具を褒めまくるという前代未聞の企画でした。自社の製品をアピールするのではなく、ライバル企業の「これはスゴい!」と思った文房具を、ぶっちゃけ本音で激賞するという、通常は考えられない設定で、「常識を覆した文房具」「ワンアイデアで大ヒットした文房具」「使って楽しい文房具」という3つの部門で、ライバル企業が本当にスゴいと絶賛した他社の文房具を大発表していました。コクヨプラスの製品を褒める、プラスゼブラの製品を褒めちぎる、という聞いたことがない本音トークが聞かれ、文房具ファンの私にとっては堪らない企画でしたね。そこで紹介された商品は全部持っていることに、チョット優越感を感じた八幡でした〔笑〕 。

▲当時ZumaさんにいただいたPR用のポスターです

 それはさておき、今日ご紹介するのは、その後に続いた「超一流のプロが認めた!今知っておくべき本当にすごいプロ!」というコーナーです。超一流マジシャンが認める「すごいマジシャン」を、数珠つなぎで紹介していくという企画でした。スゴ腕マジシャンたちの衝撃パフォーマンスが、次々と公開されました。トップバッターは、世界のイリュージョニストのメイガスです。彼は先日もご紹介した、この度ディアゴスティーニ社から刊行される『The Magic』という全100巻のマガジンの監修者でもあります。⇒コチラです  彼がすごいと絶賛するマジシャンとして登場したのが、私も親しくさせていただいているDr. ZUMA(ズマ)でした。彼は次々ととんでもない大きさの鳥を出現させるバード・マジシャンです(ZUMAさんはカード・マジシャンのアルスさんを紹介し、アルスさんが最後にふじいあきらさんを推しました)。番組では、アルスさんのカードの手さばきを見て、これ以上カードの練習をするのを止めた、とZUMAさんはおっしゃっておられましたね〔笑〕。大きな鳥を扱わせたらこの人の右に出る人はいないと私が確信する天才マジシャンが、Dr. ZUMAです。チョットご紹介かたがた、昔の映像をご覧いただきましょう。ジャニーズの反応がすごいですよ!!

 文字通り、日本でただ一人、医師免許を持つプロのマジシャンです。名付け親は、あのMr.マリックさんです。本名を師伸一郎(ずししんいちろう)さんといい、リックさんの一字をとって、さらには医師免許(Dr.)を持っているということで、Dr. ZUMAと命名されました。 かつて「行列のできる法律相談所」に出演したこともあるので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。巨大な鳥を扱わせたらナンバーワンのイリュージョニストです。宮崎県に生まれた図師さんは、医師の家庭に育ち、幼少期よりマジックに興味を持ち、小学生の頃からクラス会で、中学・高校時代は文化祭等でその芸を披露していました。医学部に進学した後もマジックの腕を磨き、セミプロとして活動しながら渡米し、全米を渡り歩き、セントルイスで開催されたマジック・コンテストでグランプリを獲得、帰国後はMr.マリック主催のコンテストでグランプリを獲得します。1989年に医師ライセンスを取得後、皮膚科医として福岡大学附属病院で勤務するも、多忙を極める仕事のために、マジックに携わる機会が激減します。心の中はプロマジシャンへの想いだけが、益々大きなものになっていきます。医者になるという家庭の希望は叶えたのだから、今度は自分の夢を叶えさせてくれと両親を説得し、1991年大学病院を退職してプロ活動を開始します。イリュージョニストとして様々なイベント、テレビ出演を重ね大活躍します。九州・博多では超有名人です。現在はプロとして活動する傍ら、最先端の再生美容医療の研究にも携わっておられます。ZUMAさんのオフィシャルサイトはコチラです。私が若い頃から応援しているマジシャンです。

 そんなZUMAさんと、私の出会いはこんな所から始まります。もう何十年も前に、マジックにのぼせていた私は、海外のショップから、直接たくさんの新作マジックを取り寄せていました。そんな私がアメリカに注文したカードマジック商品が(確かHank Leeのショップでした。彼はやってはいけない犯罪を犯して店をたたんでしまいましたね)、間違ってZUMAさんの住所に届いてしまいました。ZUMAさんはアメリカに問い合わせ、わざわざ私の住所を調べてご親切にも届けて下さったのがきっかけで、親しくなりました。当時、ZUMAさんもまだ若く、福岡大学病院の皮膚科の医師をしておられました。電話で、よくマジック談義に花が咲いたものです。ZUMAさんのご実家はお医者さんで(お金持ち)、若い頃から当時まだべらぼうに高価でとても手が出なかったアメリカの有名なマジシャンのレクチャー・ビデオを、たくさん持っておられました。エド・マーローなど、当時超一流マジシャンの貴重なビデオをたくさん見せていただきました。巨大な鳥を自宅にいっぱい飼っておられるんですが、人間の食費よりも鳥の餌代のほうが高くつくといったお話しもうかがったことがあります。Zumaさんが鳥と仲良くなるために、ある鳥を世話していると、別の鳥が嫉妬して手を噛まれた〔笑〕とか、毎日少しずつ芸を仕込んでいく苦労なども知ることが出来ました。

 親しくさせていただいている、東京国際空港国際線ターミナルビル5F博品館にあるMAGICPARKにお勤めの、テンヨーの伝説のディーラー&マジシャン清水一正(しみずかずまさ)さんと初めてお話しをさせていただいたときに、ZUMAさんがまだ小さい頃、清水さんの家にやってきてマジックの話を聞いていたと伺いました。マジック少年だったんですね。ZUMAさんと私、私と清水さん、清水さんとZUMAさん、人の縁というのは、不思議な所でつながっているんですね。Dr.ZUMAさんのお元気な姿をテレビで久し振りに見て、こんなことを思い出していました。益々のご活躍をお祈りしています。学園祭で、一度生徒たちに彼のすごいイリュージョンを見せてやりたかったんですが、残念ながら夢は叶いませんでした。お詫びに彼のステージをご紹介しておきますね。❤❤❤

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豊岡高校で講演をしてきました

 2月25日(月)、兵庫県立豊岡高等学校 和魂百年館で、「平成30年度兵庫県高等学校教育研究会英語部会但馬支部総会・研究大会」に招かれて、お話しをさせていただきました。前夜は城崎温泉と蟹で鋭気を養い、当日は豊岡特産のカバンをいっぱい買って会場入りしました。かつては1学年10クラスあった伝統校(今は5クラスと聞きました)だけあって堂々とした建物でした。但馬支部の副支部長・大塚幹典先生(兵庫県立生野高等学校教頭)とのつながりでお招きいただきました。大塚教頭先生とお会いするのは今回が初めてですが、先生には以前より、私の作りますセンター教材やら英語教材を可愛がっていただいた関係で、また共に故・渡部昇一先生の熱狂的ファンであることつながりで、親しくさせていただいておりました。「不易な英語指導と徹底した分析で英語力をつける~英語は絶対に裏切らない!」というテーマで、90分お話しさせていただきました。若い先生方が多かったですね。まずは「八幡成人物語」という、約4分の写真映像で自己紹介からスタートしました(これはこの講演のために『感動かんたん!フォトムービー8』(ジャストシステム)というソフトで新たに作成したものです)。

 話のテーマは大きく4つあって、(1)教師の心構え、(2)具体的な「勉強法」、(3)各学校からの質問事項、(4)オススメ参考書 です。

 (1)については、生徒はやり方一つで大化けする可能性を秘めている、「生徒の心に火を付けるのが教師の仕事」であって、そのために私が実践している幾つかの例をご紹介しました。毎日が「朗働」の私の理想の教師像は、「VSOP」(Vitality/ Specialty/ Originality/ Personality)なんですが、私の恩師故・安藤貞雄先生(広島大学名誉教授)は、かつて7つの理想の英語教師像を掲げておられました。講演では口頭で申し上げただけで、資料にも載せておりませんでしたので、ここにもう一度掲載しておきますね。若い先生方はぜひ参考にしてください。これが安藤先生の理想の英語教師像です。大きな影響を受けていますが、私には真似ができません。

a.  教え方が上手であること―これは大切である。日本語も英語も、いい発音で明快に教えないと生徒に十分理解させることができないからである。

b.  生徒にえこひいきしないこと。

c.  叱るべき時には叱る(怒るのではない)が、意地の悪い叱り方をしないこと。

d.  生徒に親切で思いやりがあること。

e.  生徒の質問にごまかさずに誠実に答えること。自信をもって答えられない場合は、十分に調べた上、後ほど報告すること。(生徒に誠実でありたいと思うならば、このような措置は当然であろう。)

f.  時には生徒と平等の立場(footing)に立つこと―教師は生徒を教え指導する立場では、権威をもって、生徒より一段高い位置に立って差し支えないが(そのためには時には礼儀も敬語の使い方も教えなければならないことがあろう)、生徒が何かcriticalな状況にある時は、教師は「教師」であることをやめて、生徒と同じ(恐らくは「人間同士」という)footingに立って、“まごころ”をもって生徒の悩みと付き合う用意がなければならない。

g.  last but not leastには、教師は肝の奥底に何かゆるぎない信念を持っていなければならない―その信念が恐らくその人の人格を統一しているのであろうが、それが何であるかは、人によって異なっていてもいいのではないか。ただ、それは狂信的でない、理性と普遍性に裏打ちされたものであることが望ましい。(私の場合は、それは「生命の尊厳」という言葉で言い表せるように思われる。〔そこから、平和への決意も、ヒューマニズムも生じてくる。〕

 (2)に関しては、「過去問」をやるのが一番の対策であること、「やりっ放し」にしないこと、センター試験の第1問「発音・アクセント問題」の勉強の仕方、第2問はAの勉強がB,Cにつながるということ、第5問の解き方、第6問との違い、そして生徒が英語学習で最も苦労している点である「単語の覚え方」のチョットしたコツに触れさせていただきました。

 (3)に関しては、ややもするとICT機器(「字が小さすぎて読めない!!」という生徒の不満も)の使用が、「目的」となってしまっており、「手段」が目的化している問題点、私の愛用する3点セット・マイクロスピーカー&ウォークマン&タイマーをご紹介しました。出たとこ勝負では絶対にダメであって、出口をきちんと意識して1年間⇒3年間のスケジュールをきちんと組み立てておくことが重要であることを私の実践からご紹介、リスニングの基本は「知らない文は聞こえない!読めない文は聞こえない」であって、生徒がどこにつまづいているのかをしっかり掌握して、それにふさわしい教材を選択することの重要性を、伸びる生徒とそうでない生徒の違いを松江北高14年間の経験からお話しして、そこには英語の勉強の仕方一つとっても大きな違いが存在することをご紹介しました。英語の入試形態がどう変わろうとも、我々英語教師のやることは変わらない、ただ生徒に英語の力をつけること、それだけです。

 (4)は、私がこれまでに手がけました、役立つ各種教材をご紹介させていただきました。最新刊の研究社『コンパスローズ英和辞典』が非常によく売れていることをご紹介して、全員の先生方に研究社のパンフレットをお配りして見ていただきました。

 限られた時間の関係で、駆け足でテーマに沿ってお話しをさせていただきましたが、先生方にプレゼントさせていただきました『2017年英語センター対策本』(改訂第13版)と、最新版『2019年度英語センター対策本』(改訂第14版)ならびに「発音・アクセント問題過去出題語リスト(1990~2018)」をお読みいただき、当日配布しました28ページの講演資料&パワポ資料で、補足をしていただけたらと思います。明日からの授業に、チョットだけでも元気と指針を抱いていただけたら幸せです。

▲支部長・山本宏治校長先生より心温まる謝辞をいただきました

 フロアから質問事項を受け付けました。「in fact, be willing to Vの本当の意味とは?」「先生はどんな授業を毎日展開しておられるのか?」私の答えはあの通りです(ブログの右端のカテゴリー「英語語法」を検索していただければ、私のさらなる詳しい解説が見られます)。本来なら最後まで残って、先生方と親しくお話しをさせていただきたかったのですが、豊岡駅を16時01分発の列車に乗らないと、松江までたどり着けないもので、ご無理を言って、途中退席をさせてもらいました。支部長の山本宏治校長先生(兵庫県立日高高等学校)には、過分な謝辞をいただき恐縮いたしました。大塚教頭先生にもお世話になりました。また過分なおみやげまでたくさん頂戴し、御礼の言葉もありません。ありがとうございました。ご参加になった先生方には最後のメッセージでお伝えしましたが、「くれぐれも無理はせずに健康に留意され、生徒たちのために頑張ってください」 帰る間際に、わざわざ大阪の豊中から講演を聞きにやって来た私の大田高校の教え子から、心温まる言葉&おみやげまで頂戴し感激でした。お世話になったみなさん、ありがとうございました。駅まで車で送っていただき、後ろ髪を引かれる思いで、豊岡を離れました。自宅に戻ったのは午後10時過ぎでした。❤❤❤

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マイコラス最多勝!

 あまり日本では大きく報道されていませんが、巨人に3年間在籍した、カージナルスマイルズ・マイコラス投手(30歳)が、メジャー・リーグ復帰1年目で18勝をあげ、ナ・リーグの最多勝投手に輝きました。一昨年まで巨人でプレーした右腕は、昨季メジャー復帰を果たすと、開幕から先発ローテーションに入り、勝ちまくり、目覚ましい活躍を見せました。熱狂的なジャイアンツ・ファンである私は、シーズン途中の彼の活躍ぶりについて、このブログで中途報告をしています。⇒コチラ

 順調に白星を積み重ねて、終わってみれば堂々の18勝4敗、1人で14個もの貯金を生み出しました。今年のカージナルスの貯金は14でしたから、マイコラス一人で、その全てを稼いだことになります。先発投手としてトップ・プレーヤーの目安とされる200イニングにも到達し、規定投球回到達者でメジャー最少の29四球と抜群の安定感を誇りました。18勝はナショナルズのマックス・シャーザー、カブスのジョン・レスターというメジャー屈指の大投手と肩を並べるものでした。復帰1年目当初の評価はそれほど高くはありませんでした。地元メディアも驚きを隠せず、最後には、マイコラスに対して、疑ったりして申し訳ない」と“謝罪”しているぐらいです。最終防御率は2.83、投球回数は200回と2/3。チームでただ1人の2桁勝利をおさめました。

 元巨人のマイコラスが、一昨年のオフにカージナルスと契約した際には、ほぼ無名に近い存在であり、スプリング・トレーニングでも結果を残せませんでしたが、終わってみればエース級の大活躍でした。特に良かったのが変化球の制球力です。右打者には落差の大きいスライダー、左打者にはカーブとチェンジアップを駆使して翻弄。四球の数は、規定投球回数に達した投手で、メジャー最少の29でした。巨人時代と同じ安定感のある投球でした。

 若手時代のマイコラスは、とてもメジャーで最多勝をとれるような投手ではありませんでした。巨人に入団する前の2014年の夏に、レンジャーズ(当時)で右ヒジをケガしたダルビッシュ有の代役として起用されるようになりました。結果は10試合に登板して防御率は6点台とボロボロ。四球を連発するノーコン投手だったんです。そのマイコラスを急激に成長させたのが、日本・巨人時代の3年間でした。メジャーリーガーは初球からガンガン振ってきますが、日本の打者は球を見極めるので、制球力がよくなければ生き残れません。マイコラスは米国のメディアにこう語っています。日本人の緻密さに慣れるのは大変だった。メジャーリーガーという自負を捨て、日本のプロ野球選手としてプレーする覚悟が必要だった」

 昔の思い出を。マイコラスは、巨人入団直後のテスト登板で、いきなり打者の頭部にデッドボールを当てるノーコンぶりを披露してしまいます。速球は150kmを計測し、スライダーもキレましたが、ランナーが出ると露骨にイライラして、制球を乱してしまいます。しかも日本人を見下したような態度をとり、捕手の小林誠司と会話をしようともしませんでした。これに怒ったのがチームメイトのスコット・マシソンです。いつまでメジャーリーガー気取りでいるんだ!日本で大切なのはチームの和だ。個人の都合が優先される米国のやり方は通用しない!』と叱りつけ、毎日のようにマイコラスと食事をつきあいました。精神を安定させるために、一緒にお寺で座禅までしました。以降、マイコラスは、常に小林と配球を相談するようになり、マシソンのアドバイスで、走者がいなくてもセットポジションで投球するようになり、制球力が飛躍的にアップしたのです。マイコラスは、日本の緻密な野球にうまく対応できるようになったのです。マウンドでの態度も一変。年を追うごとに、冷静さが際立つようになりました。そして巨人のローテーションの大黒柱となっていきました(3年間で31勝13敗・防御率2.18という成績)。

 助っ人外国人が、日本の緻密な野球を学び、メジャーの大舞台で最高の結果を残しました。❤❤❤

 野球を違った角度から見たことが、今の自分の投球スタイルにつながっている。若いうちに機会があれば、日本に行くべきだ。野球選手として、学ぶことが多いから、絶対にいい経験になる。  (マイコラス談)

【追記】 最新情報です。マイコラスが、カージナルスの来季の開幕投手に決まったそうです。オープン戦開幕となったマーリンズ戦に先発したマイコラスは予定通り2回を投げて無安打無失点1奪三振でした。そんな彼は、4年6800万ドル(約75億円)の契約延長で合意したと、大リーグ公式サイトが26日(日本時間27日)、伝えました。まさにアメリカンドリームです。

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ギョーザ

◎週末はグルメ情報です!!今週はギョーザ!

 今日のテーマは「ギョーザ」です。浜松市が、ギョーザ購入額日本一」の座を、宇都宮市から2年ぶりに奪還しましたね。1世帯あたりのギョーザ購入額が3,501円で1位、宇都宮市が3,241円で第2位となりました。両都市は毎年、街を挙げての餃子消費デッドヒートを繰り広げてきました。浜松市は2016年まで3年連続で購入額が日本一でしたが、2017年は宇都宮市に首位を明け渡していました。これで通算戦績は、浜松市の6勝5敗です。以下、宮崎市が3,106円、京都市が2,989円と続きます。私はまだ浜松でギョーザを食べた経験はありませんが、宇都宮は、インターハイで訪れた際に食べています。確かにこちらのギョーザとは比べものにならないくらい美味しかったのを覚えています。私の北高の教え子が、現在「宇都宮動物園」に働いているので、もう一度訪ねたいんですが、なかなか暇が……。

 私は今は、近くの「大阪王将」に寄ってギョーザを食べた際には「生ギョーザ」を別に買って帰って、自分で焼いて食べています。第1・3火曜日には、格安価格で販売されていますね。スーパーで味の素」のギョーザも時々買っています。でも、私が今までに一番美味しいと思ったギョーザは、宮崎県の名店「まるおか」のギョーザです。⇒HPはコチラ  その昔、従兄弟に「美味しいから食べてみて」といただいてからの、大ファンになりました。ギョーザがこんなに美味しいと思ったことは今までにありませんでしたから。通販で大量に注文して、仲間にお裾分けをしたりしているんですが、みなさんに喜んでいただきます。一口サイズで食べやすく、肉汁がしたたり落ち、羽根のついたパリパリ感がもう堪りませんね。⇒私の紹介記事はコチラ  あ、そうそう、大阪に展開する「道頓堀 神座」(どうとんぼり かむくら)のギョーザも美味しいですね。初めて食べた時には、その味にたまげました。昨年末にも、店内満員の中で食べてきました。幾つかの店舗が展開していますが、私の一番のお気に入りのお店は「新大阪駅」「駅マルシェ」に入っています。新幹線に乗るときには必ず立ち寄るお店です。⇒私のお店紹介はコチラ ❤❤❤

▲「道頓堀神座」のギョーザ 美味!

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特急「はるか」

 281系は、1994年(平成8年)9月4日に開港した関西国際空港へのアクセス特急「はるか」として、空港の開港に合わせてデビューしました。鉄道関連では唯一となる国際デザインコンペティションである「ブルネル賞」を受賞した、JR西日本が誇る花形特急です。「はるか」はルート的には、京都から東海道本線を南下して大阪まで進んだ後は、大阪環状線を半周し、天王寺を過ぎてから阪和線に進み、最後に、関西空港線で関西国際空港へと至る経路。私は、山陽新幹線を降りて、新大阪から天王寺まで乗りました。「はるか」という愛称は、一般公募によるものでしたが、投票数ベスト3には入っていなかったものの、「空」「日本らしさ」のイメージを両立する愛称として選ばれました。速達性よりも、主要駅をなめるように回っていくのは、やはり同じJRの「成田エクスプレス」と似たような運用だからですかね。私の壮大な夢・目標は、「全国の特急列車を制覇」することなんですが、今日は、最近乗ったこの特急「はるか」をレポートしますね。

 まずは外観から。先頭車は高運転台の貫通型です。先頭車両の横顔は、まるでおでこが前に出ているようなユニークな形状で、正面から見たスタイルもどこかおかしみ・親しみのある顔つきです。上質なオフホワイト基調の塗装をまとった車体に、車体裾と屋根のブルーが、関西国際空港のシンボルカラーとなっています。白(シャイニングホワイト)、グレー(コスモグレー)、青(ストラトブルー)の3色が用いられていますが、「白」大空に輝く雲をイメージ、「グレー」無限に広がる宇宙を、「青」成層圏をイメージしたものだそうですよ。「はるか」のロゴマーク(写真上)は、外国人観光客を意識したと思われますが、日本を代表する風景として「富士山」「京都」の風景が描かれていました。海外から見た日本のイメージという感じでしょうか。

 6両編成での運転が基本で、朝を中心に3両増結した9両編成でも運転されています。先頭の6号車~3号車の3両が自由席。4号車と5号車の2両が指定席となってて、そして1号車にグリーン車が設けられてます。グリーン車は1席と2席で、定員30名。今日は日曜日にもかかわらず、ガラガラでした。普通車は2席と2席構成。外国人客や観光客の大型荷物に対応して、乗降口は広く、出入り台の脇にはスペースの広い荷物置き場を設けているところなど、空港特急らしさを感じました。転落防止のためのセーフティー・サーバが付いているので安心して荷物を預けることができるのも嬉しいですね。普通車に見られる黄色の枕カバーが印象的ですね。座席の背面にはプラ製のポケットが。椅子回りの設備を見ますと、テーブルは座席脇の肘掛けから引き出す、畳まれた小さいものでした。暖色系の室内灯は、登場当時は先進的なものだったそうですよ。座席カバーの裏は切符入れになっています。切符の検札はありませんが、このようなさりげない配慮がうれしいですね。素敵な特急列車でした。❤❤❤

▲JR西日本提供資料より

【追記】 JR西日本「関西インバウンド観光リバイバルプラン」の取り組み拡充の一貫として、「特急はるか」号に、海外でも人気の高い(特に東アジア、台湾)ハローキティのラッピングを実施すると発表しました(開始時期は1月29日より)。ハローキティのラッピングは、私が最近乗った、山陽新幹線の500系「ハローキティ新幹線」(⇒私の乗車レポートはコチラです)に続き2例目となります。紺色を基調に蝶や草花を散りばめたデザインで、着物姿のキティちゃんが車両内外に描かれているとか。昨年の6月から運行して人気の「ハローキティ新幹線」に続いて、2匹目のドジョウを狙っています。ぜひ乗ってみたいですね。JRから「Hello Kitty HARUKA」というホームページが立ち上げられ、この列車の詳しい情報が提供されていますよ。⇒コチラです♦♦♦

 

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復刊2冊!&「美食地図」

 株式会社KADOKAWAは、九州ウォーカー』を再び月刊化しました。復刊第1号は1月29日に発売になった2月号でした。今井書店井上さんが学校に届けてくださった時には、ビックリしました。もう休刊になってからずいぶん経っていますものね。冬グルメとして外せない「いちご狩り&カキ小屋」の大特集でした。そもそも九州大好きの私は、津和野時代からこの『九州ウォーカー』⇒『福岡ウォーカー』を定期購読して、最新の九州情報を仕入れていました。なにせ3年間の津和野高校勤務で、37回九州に足を運ぶくらいの九州ファンでしたから、この雑誌で面白そうなお店、美味しそうなお店を見つけると、必ずのぞいたものです。おかげで、博多「美食地図」まで作ってしまったぐらいのマニアでした。その『九州ウォーカー』がなんと再び月刊化!これから毎月、お得で楽しいお出かけ情報が届けられます。本・雑誌が売れないこのご時世に、一度休刊した雑誌が再び戻って来るというのは、極めて異例のことだと思います。まあそれだけ需要があるということでしょうね。九州ファンにとっては嬉しいニュースでした。今日は3月号が届けられました。温泉特集でした。あの重要文化財である門司港駅の保存修理改修工事も終わり、新駅舎がお披露目になっているとの情報も。前回行った時には残念なことに覆いが掛けられ仮駅舎で、全景を見ることはできませんでしたから、また行かなくてはいけません。2月の前期試験で私の授業は終了になるので、チョット暇ができます。旅行三昧です[笑]。

 せっかくこの話題が出たところで、以前に私が作った島根・九州「美食地図」(写真下)をご紹介しましょう。私が飛び歩いた九州(博多・長崎)・山口島根(津和野・松江)のお気に入りのお店を取り上げています。もう今では店じまいしてしまったお店もありますが、当時の思い出のいっぱい詰まったお店紹介地図です。花子」「一太郎」で作っています。ダウンロードサイト」に登録しておきますので、興味のある方はのぞいてみてください。

・「八ちゃんの美食地図」 八幡成人  ⇒コチラで見ることができます。

 もう一つ復刊情報を。テレビのCMでおなじみの「週刊○○! 全▲▲号!」と、さまざまなジャンルで週刊(隔週刊)形式のグッズ付き雑誌を販売していることで有名な「デアゴスティーニ」社 。販売されている雑誌の多くは、実は、全国展開前に一部地域のみで、どの程度売れるかのテスト販売を行っています。そのテストである程度の実績を作り、合格した雑誌だけが、テレビCM等の宣伝媒体に登場し、全国展開される仕組みです。マジシャンのメイガスが監修するThe Magic」(ディアゴスティーニ、1790円は、全70巻の予定で、昨年刊行が始まりました。マジック愛好家には堪らない企画で、私はすぐに予約購読を申し込みました。ところが、第6号まで届いた段階で、はや休刊のお知らせが!「なんだ、もう休刊かよ」と、ガッカリしたところでした。⇒私の不満はコチラ  するとどうでしょう。今井書店井上さんから「再び刊行するみたいですよ」と教えてもらい、この2月に入ると、ディアゴスティーニ社より案内が届き、再刊行することになったとのこと。あんなにすぐに見切りをつけておきながら、まだ1年もたたないうちに、再刊が決まるというのもどうかと思いますね。でもマジック・ファンにとっては嬉しい便りでした。早速第7号から継続購読の手続きをとりました。前回は全70巻完結とのことでしたが、今回届けられた案内によれば、全100巻に拡大していますよ。今度こそは大丈夫でしょうね?世界最大のトランプメーカーU.S.プレイング・カード社と組んで、バイスクル・トランプコクレクション」(全4回)という、デザイン・トランプやビンテージ・トランプを集めたオリジナルコレクションの予約も始まりました。♠♣♥♦

▲復刊された2冊!

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「土佐文旦」

 島根県立平田高校で島根県の教員になって初めて、1年3組で担任をした生徒、西森弘子(旧姓遠藤)さんから、高知県の名物「土佐文旦」(ぶんたん)が送られてきました。彼女からは毎年この時期になると、届けて貰っているんです。有り難くいただきます。どうもありがとうね!彼女とは卒業してからもずーっと交流が続いていて、何かにつけて高知県の特産品を送ってもらっています。数年前一度、松江「みなみ」で食事をしたことがあります。今度は、私が高知に出かける番と約束しているんですが、なかなか機会が訪れません。

 南国土佐の味覚「土佐文旦」は、黒潮躍る暖かい気候と澄み切った青空より燦々と照りつける太陽光線をいっぱいに受けて、美しい自然の中で育った大ぶりの果実です。鮮やかな黄色の光沢のある果皮、部屋中に広がる独特の甘い香り、果肉の爽やかな口ざわり、甘くてみずみずしく舌に溶け込む優しい風味は堪りません。栄養面でも、ビタミンC・Pやミネラルも多く含まれていて、健康にも最高です。毎年私の健康を気づかって送ってくれています。ありがとうね。

 あ、そうそう年末には、やはり初めて担任した同じクラスの森脇秀和くんが自宅に訪ねてくれました。ちょうど私が大阪に出発しようとしていた時で、ゆっくりと話もできなかったんですが、私の健康を心配してくれて、「にんじんジュース」を持って来てくれたんです。厳選した人参をたっぷり使用した、濃い味わいの高β―カロテンを高めたにんじん100%ジュースです。以前にもいただき美味しく飲ませてもらいました。コーヒー好きの私のために、タリーズ・コーヒーも一緒にもらいました。

 もう40年以上も前に担任した生徒たちが、立派になって、いまだに僕のことを覚えてくれていて、こうして元気な姿を見せてくれ、贈り物まで届けていただき、有り難いことです。教師冥利に尽きますね。感謝!感謝!❤❤❤

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「エアかる」

 (株)プラスは、昨年、プラスオリジナルの「てこの原理」を応用した新機構により、開く力を従来品比最大約50%に削減し、空気のように驚くほど軽く開くことができるダブルクリップ「エアかる」を発売しました。エアかる」というのは、空気のように軽く開けられるという意味です。本体部分の突起が支点の位置をずらし、レバーの長さを伸ばしたことで従来品よりも少ない力で簡単にクリップを開くことができるように。また、レバー先端の形状もフラットに変更して、接地面積が増えたために滑りにくく、フィット感がアップして指当たりの痛さも軽減されたことでずいぶん話題となりました。去年の4月頃、テレビで取り上げていたので、欲しいなと思っていたところ、米子の「ロフト」に入荷していました。大・中・小3種類買ってきました。大450円、中350円、小300円です。発売当初はこの3種類だけでしたが、好評を得て、昨年の11月に、超特大・特大・豆・極豆が追加され全7種類になりました。このたび、この商品が「文具グランプリ2018―2019」の第1位に輝きました(『MonoMax』2月号)。

 近年、オフィス環境の変化で保管スペースが減少、書類保管が長期保管から一時保管する傾向にシフトしてきており、手軽に書類をまとめるダブルクリップの需要が拡大しています。「1年前、弊社のダブルクリップの売り上げが伸びたんです。なぜだろうと理由を調べると、書類を一時保管するために使う人が増えていることがわかりました。需要があるのなら、何か新商品が出せないかと考えたのが最初です」が、開発のきっかけでした。リサーチでは、「開きが固く、力が必要」「パチンと弾け飛ぶ時がある」「手が痛い」という不満が、ユーザーにあることが分かりました。それを解消する方法はないかと相談したところ、翌日にはほぼ原型に近いアイデアが出たそうです。新開発のダブルクリップ「エアかる」では、本体に「てこの原理」を利用した突起を配置。この突起がレバーを開くときの支点となって、開く力を大幅に軽減。これまでの約半分の力でレバーを開くことができます。また、レバー先端をフラット・デザインに変更しフィット感を高めたことで、指へのあたりがよりソフトになりました。

 本体部分に突起をつくり支点の位置をずらし、支点と力点の距離を伸ばし、さらにレバーの長さを変更することで、「てこの原理」を利用し、軽い力でクリップを開くことができます。従来品に比べ、開く力を最大約50%削減しています。「てこの原理」によれば、作用点の位置が変わらない場合、支点は作用点に近く、力点は支点より遠く、かつ支点と作用点の距離よりも遠くした方が、小さい力で大きな効果を得られ、軽い力で開けることができます。

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 また、レバー先端の形状をフラットに変更。指に当たる接地面積が増え、指へのフィット感がアップしました。完成した「エアかる」は大反響、店頭売り上げは約4倍に伸びました。約100年ぶりにダブルクリップが進化したのです。当たり前にあったものの見直しが、生活を変える革命となったのです。広く普及し、当たり前のように活用されている従来の構造を徹底して見直そうとした発想に感動」と賛辞を贈られています。これ本当に軽くて便利なクリップです。2018年のグッドデザインアワードベスト100」に選ばれた他、「日本文具大賞」も受賞しました。

 ただ、注意点が2つほどあります。(1)サイズが小さいものはあまりその効用を感じられません。「大」を使ってみると、なるほどと感心します。(2)キャッチコピーの「空気のように驚くほど軽く開くことができる」は、チョット風呂敷を広げすぎでしょう。そこまで軽くはありません。連続して使うと従来品との差は歴然ですが。❤❤❤

◎「文房具の八ちゃん」!!★

 私は若い頃からの熱狂的な「文房具マニア」でして、何処に行っても「文房具売り場」をのぞくことにしています。「東急ハンズ」「ロフト」「伊東屋」へ行くと血が騒ぐんです。新しい製品を見ると、胸がワクワクします。出入りの今井書店・井上さんも、そこら辺をよく知っておられて、文房具関係の書籍が出ると必ず持って来て下さいます。今年に入ってからも、『文房具ぴあ2019』(ぴあ)、『文房具完全ガイド 常識をくつがえす!文房具ベストヒット412』(晋遊舎)、『文房具屋さん大賞2019』(扶桑社)などの文房具ムックが発売になっています。ステーショナリー・マガジン『BUN2』(ステイショナー)も隔月で届けて貰っています。こういった本のページをめくりながら、新しい文房具をチェックしているんです。上で紹介した「エアかる」も特集されていました。♦♦♦

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西村京太郎先生の文体

 昨年の3月にお亡くなりになったミステリー作家・内田康夫(うちだやすお)さんと、西村京太郎先生の珍しい対談が、郷原 宏(編)『西村京太郎読本』(KSS出版、1998年)の中に収録されています。そこでは、内田先生が、西村京太郎先生の人気の秘密を分析しておられて、興味深く読みました。売れっ子作家が同業作家の文体を細かく分析するという、なんとも羨ましい企画でした。残念ながらこの本はもう絶版で、手に入りません。欲しい方は、古書店をあたるしかないでしょうね。なぜ突然売れるようになったか」など、西村ファンには堪らないエピソードがいっぱい出てきます。時には、作家は正義感を無くすと書けない」という重い言葉も。

内田: でも西村さんの作品には、そういうものを超越した安定感がありますよ。西村さんの人気の秘密は、変な言い方ですが、際物的な面白さではなく、安心して読めるというところにあるんじゃないでしょうか。
西村: 懐かしのメロディだと言われたこともあります。
内田: 西村さんの文章は、切れ味が鋭いというか、センテンスが短くてグッグッといく読者はあれに惹かれるんじゃないかな
西村: 文章はだんだん短くなりますね。昔は一生懸命に詳しく書いていた。だけど、読者のことを全然考えていない。全部自分のために書いていた。読者が読みやすいように書こうとすると、どうしても短くなる。
内田: 句読点が多くなる
西村: おかしなもので、短くすると、どんどん短くなる。長くすると、どんどん長くなる。センテンスが短いのは、心臓が弱いからだと言われたことがあります。長い人は心臓の強い人だとか。

 西村京太郎先生の文体は、デビュー初期の頃はセンテンスが非常に長かったんですが、1970年代ぐらいから、文章がものすごく短くなっていき、読点が増えて、わずか2行の中に文が5つぐらいあるといった、他の作家にはあまり見られない書き方をされるようになりました。そこら辺の理由を、日垣 隆さんがインタビューで(日本一有名な作家直撃・西村京太郎さん公開インタビュー』(2016年6月改訂版、Kindle版)で尋ねておられます。

西村 自然に何かね、短くなっちゃんたんですよね。
日垣 短くするのは難しいですよね。末尾に「~である」というのが続いてしまったりしますからね。
西村: 1行のところに、「~だ」が三つあると時々言われますね。それから、漢字で書いてひらがなで書いたり。
日垣 50年作家を続けられていると先生の中で全部決めてあるのでしょうね。
西村: はじめは決めていましたね。でも面倒くさいから適当に読んでくれればと思っていますよ。大衆小説ですからね。それほど凝ってはいないのですよ。

 私がもう一つ付け加えるとするならば、西村先生の場面描写は、映画の影響を強く受けておられます。先生は戦後の一時期、失業中に、映画を一日に三本ぐらい見ていて、ストーリーもタイトルも忘れちゃうけれど、出だしと終わりのシーンだけははっきり覚えている。そういうのを引き出しにしているから、雑誌連載でも、ストーリーの始めと終わりは決まっている。書き出しと結末が決まっているだけで、あとは書いてみないと分からない「キセル作家」だと言われたことがあります。連載を頼まれても楽なんですよね。冒頭シーンの一回目は書けるし、最後は決まってるから。後はエピソードで埋めて、真ん中を作ればいいだけ。真ん中が空洞のキセルになってるから。冒頭シーンはすぐできる。あと結末も。真ん中がないのに最初と最後ができるから、「キセル作家」なんて呼ばれていたんです。ラストシーンと、十津川の決めの台詞は最初から決まっていて、最後に気取ったことを言って、消えていくんです。最初から最後まで、映画的な映像感覚で書いておられるんですね。

 以前、湯河原で、先生にインタビューをした際に、今の目標は、635冊の著書を書くこと、とおっしゃっておられました。やりとりを再録しておきます。

「先生の現在の目標としておられることは何でしょうか?」

西村先生: 今は575冊か。私ね、635冊書いたらスパッと書くのを辞めようと思っているの。  ―エーーッ、これは私には衝撃の告白でした

「えーっ?またどうして635冊なんですか?」

西村先生: 東京スカイツリーが「ムサシ」(634m)でしょ。だからそれよりも1つだけ高いところを狙っているの。でも、まだまだ時間がかかるね。

 現在の著書数が616冊(1月末現在)。目標の635冊までもう少しです。1ヶ月に1冊の新刊として、あと2年で達成という見込みですね。それにしても、ものすごい創作ペースです。そのときに先生は90歳になっておられます。❤❤❤

【今後刊行が予定されている西村作品】

2月8日  『十津川警部 金沢・絢爛たる殺人』(光文社文庫)[再文庫化]
2月14日 『出雲殺意の一畑電車』(祥伝社文庫)[再文庫化]
2月15日 『東京駅殺人事件』(講談社文庫)[再文庫化]
2月20日 『えちごトキめき鉄道殺人事件』(中央公論新社)[新刊617冊目]
2月22日 『姫路・新神戸 愛と野望の殺人』(中公文庫)[再文庫化]
2月28日 『琴電殺人事件』(新潮文庫)[初文庫化]
3月5日  『十津川警部 坂本龍馬と十津川郷士中井庄五郎』(集英社)
      [新刊618冊目]
3月8日  『十津川警部 日本周遊殺人事件<世界遺産編>』(徳間文庫)[初文庫化]
3月8日  『十津川警部 郷愁のミステリー・レイルロード』(トクマノベルズ)
      [新刊619冊目]

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大阪市立美術館ルーブル展

 昨年末に、松江北高補習科で最後の授業をしていたら、事務の菅沢さんに、大阪市立美術館で開催されているルーブル展がものすごく良かったと言って、パンフレットをもらいました。大阪市立美術館で、2019年1月14日(祝)まで開催されているとのことだったので、あべのハルカス」帰りに出かけてみることにしました。「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ─ 人は人をどう表現してきたか(読売新聞社など主催)です。肖像芸術「顔」に焦点をあてた、貴重で珍しい展示でした。「ルーヴル美術館」のコレクションは、定期的に日本でも紹介されていますが、今回の展示は、肖像芸術「顔」に焦点をあてたものでした。故人の面影を偲ぶ、古代の葬礼肖像や時代を彩った権力者達の肖像画など、顔はその人のシンボル・象徴的な意味もありますね。権力の赤、哲学の青など、各章ごとに部屋の色が分かれていて、イメージが膨らみやすく、その世界に浸りやすい展示になっていました。迫力に圧倒されたことでした。

 3,000年以上も前の古代エジプトの棺用マスクから、マケドニアのアレクサンドロス大王、フランス王妃マリー=アントワネット、フランス皇帝ナポレオンなど、古今の権力者を表した絵画や彫刻、華麗な女性や愛らしい子どもたちの肖像、そして16世紀の奇才の画家アルチンボルドの肖像画まで、約110点の傑作で肖像芸術の世界を余すところなく紹介していました。

 素晴らしいルーヴル美術館の美術品を、日本にいながらにして鑑賞でき、ここにしかないグッズまで手に入れることができる、素晴らしい機会です。いつか本家のルーヴル美術館に行ってみたい!という気になりました。情報が発達した現代、写真や映像でも作品は見られますが、やっぱり本物っていいですね!精密な彫刻やまるで生きているような絵画に引き込まれますよ。名画を見た余韻に浸りながら、出口を出てすぐの天王寺動物園」に向かいました(これが余計で、松江に帰ってから左膝が動かなくなりました!)。❤❤❤

★この展示は1月14日に閉幕しましたが、入場者数は25万7777人だったそうですよ。

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TTO

 エースが沈みました。2019年2月11日、新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in OSAKA」のメインイベントで、大事件が起こりました。『BULLET CLUB』のジェイ・ホワイト選手が、棚橋弘至選手の持つ『IWGPヘビー級ベルト』に初挑戦して、必殺の「ブレード・ランナー」で初戴冠を実現したのです。キャリアわずか6年の26歳と4ヶ月。まだ若いチャンピオンです。中邑真輔選手、オカダ・カズチカ選手に次ぐ若さでの戴冠劇に「大阪府立体育会館」(エディオンアリーナ大阪)には激震が走りました。大の字の棚橋選手は「もう無理だ……」と言葉を残して、控え室を後にしました(この日も試合前に東京から担当医を呼び寄せ、痛み止めの注射を打って出陣していました)。2012年にやはりここ大阪で起こしたオカダ・カズチカ選手の「レインメーカー・ショック」以来のサプライズは、これからの新日本プロレスの歴史の中で「スウィッチブレード・ショック」として語り継がれていくことになるでしょう。新日本プロレスは、新たな若いチャンピオンの誕生と共に、新時代へと向かうのかもしれません。

 ジェイ・ホワイト選手は来日後、新日本プロレスの入団テストを受けて道場で育ちました。数年前までは、海野翔太選手や成田 蓮選手と同様に、セコンド業務をこなし、先輩のお世話をしていたヤングライオンです。青い目のヤングライオンだったジェイ・ホワイト選手は、2016年6月19日、大阪で壮行試合を行い、海外遠征に旅立ちました。その際、日本語でファンにメッセージを送っていました。「新日本プロレスリングは俺の家だ!(ファンを見て)あなた、あなた、あなた、あなたは私の家族です」と。3年半前、第0試合でROHへと旅立った男は、メインイベンターへと成長を遂げて帰ってきました。お正月のイッテンヨン『レッスルキングダム13』では、オカダ・カズチカ選手をも「ブレードランナー」で完璧に破りました。そして今回の棚橋選手。新日本プロレスで今最も勢いのある男、それが“switch blade”ジェイ・ホワイト選手なのです。試合後も、リング上で控え室で、饒舌に自分の生い立ちをまくしたてアピールしていました。お前ら全員が疑っていたことをすべて成し遂げてやった。俺こそ有言実行の男だ。新しい時代へようこそ!」

 スイッチブレードショーを見たか?ショックを受けているかもしれないが、オマエたちの感情なんてオレにはどうでもいい。オレは言ってきたこと、やるべきことをやってきた。そしていま正式に、レフリーもタナも止められなかった強さをもって、チャンピオンになることができた。デビューして6年、新日本に入門してわずか4年で、この最高の名誉をオレは新日本のためだけではなく、プロレス界のために闘っている。オレこそが真のチャンピオンであり、世界を変える準備はできている。オレは天才だ。オレたちこそがカネを生み出せるヤツらなんだ。(次はMSG?)ニュージャパンカップでの防衛戦はないだろうから、MSGまでオレは防衛戦をするつもりはない。MSGは多くの人間が待っていた大会かもしれないが、みんなオレのことなんて大嫌いだろ?オレは真実のみを掲げ続ける。26歳のオレがこの立場になったことに、多くのヤツが嫉妬するだろう。嫉妬している自分に鏡を見て気づけばいい。みんなオレに焼きもちをやいていることに気づけばいい。新時代だ。(試合後のコメント)

 ジェイ・ホワイト選手の「ブレード・ランナー(変形コンプリートショット)はとんでもない必殺ワザです。レインメーカーを切り返し、ハイフライ・アタックを受け止めて、すぐさま発射し、効果は絶大でした。まさに勝つために生まれた一撃必殺の最高の技です。この技を懸けた攻防も見応えは十分。大阪での棚橋弘至選手との試合終盤でも、幾度となく技の読み合い・切り返しが見られ、見応えたっぷりでしたね。貰ったら即終了の技を高速で繰り出してくるだけに、一瞬の隙すら与えられません。今回の大阪も、勝負どころと放ったハイフライ・フローを見て、オカダ・カズチカ選手ですら、ほぼ全員が勝ったと思った状況から、キャッチされてそのままブレード・ランナーを決められ、ひっくり返されたのですから。今のジェイ・ホワイト選手は桁外れに強い。一体、今度は誰が新時代へと挑むのでしょうね?ちょっと思いつきません。

 2月の新日本プロレス札幌大会2連戦で初めてお披露目した、彼の新技「裏足4の地固め」に、目が釘づけになりました。棚橋選手とヨシハシ選手が、2日連続でギブアップ負けを喫した拷問技です。試合後のインタビューでこの技の名称について聞かれたジェイ・ホワイト選手は、ナハシップウト」の頭文字をとって「TTO」でどうだ、と言いました。翌日、ヨシハシ選手がギブアップした際には、「YTO」と公式発表されました。シハシップウト」の頭文字ですね。かける相手によってネーミングが変わるというのもグッド・アイデアですね。足をグイグイ絞り上げることで、関節に激痛が走ります。ただでさえ、右膝に古傷を抱えている棚橋選手にはたまったものではありません。この技はその昔、故・ラッシャー木村選手や吉江 豊選手が使っていた痛め技ですが、ジェイ・ホワイト選手の場合は、必殺技の説得力を持っています。入り方も実に切れ味鋭く巧妙で、いかにもフィニッシュ・ホールドらしい拷問技となっています。札幌での映像がありました。♠♠♠

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「ラクダの足あと」

◎週末はグルメ情報!今週はラスク!

▲松江駅構内の「おみやげ楽市」

 特急「やくも」号に乗っていたら、グリーン座席のポケットに用意してある山陰紹介の小冊子「グッとくる山陰」冬号に、 「らくだの足あと」というラスクの紹介記事が載っていました。私はラスクにはもう目がなくて、以前、松江にあった「ローズ」というお店のものが大好きでした。取り置きをしてくれないので、タクシーを飛ばして買いに行った所、全部売り切れてとんぼ返りということもありましたっけ。残念ながら数年前に閉店してしまい、もう今では、松江には美味しいラスクを売っているお店がないんです。今日ご紹介するこれは、地元で愛される鳥取で有名なケーキ屋さん「パンドラの箱」で売られている、人気のお土産だそうです。「松江駅のおみやげ楽市」に売れている(昔のキオスク)と書いてあったので、旅行帰りに立ち寄ってみました。プレーン」「アーモンド」「チョコレート」と3種類がありましたが、私は「プレーン」を買いました(各378円)。

パンドラらくだのあしあと2

 のんびりと砂丘を歩くラクダ、風紋に残されたその足あとを思い描きながら焼き上げたラスクだそうです。袋を開けた時から香るバターのいい匂い。匂いだけできっとおいしい!と確信できました。原材料がフランスパン・バター・砂糖のみなので、まずいわけがありません。おいしいラスクの決め手は、何と言ってもおいしいパンです。自社のパン工房で専用バゲットを焼き上げるため、ひと味違うサクサクの食感、歯触りも軽く、香ばしさが漂います。甘みも上品で、バターの風味ととてもマッチしていますね。これなかなかいいですよ。アーモンドチョコレートも試してみる価値がありそうと思って、後日買ってみましたが、やはり「プレーン」が一番美味しいみたいです。

 ちなみに、私が現在美味しいと思って食べているラスクは、①ハラダのラスク(私のレポートはコチラ②モリーママのラスク(私のレポートはコチラ東京ラスク(私のレポートはコチラ)の三つでしょうか。あ~、食べたいな。❤❤❤

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シヤチハタ「オスモ」

 シヤチハタ株式会社の(社名表記は「シャチハタ」ではなく「シヤチハタ」ですよ。意外にうっかりしますね)、どこでも簡単にオリジナルスタンプが作れるスタンプ自販機「OSMO(オスモ)」が、昨年末あたりから、松江・田和山「今井書店センター店」のレジ付近に置いてあるんです。ちょっと気になっていたんですが、なかなか時間もなくて、試すチャンスもなかったんです。正月明けにゆっくりとチャレンジしてみました。以下はその体験記です。

 「オスモ」は、直感的なタッチパネル操作で、写真やイラストをデコレーションしながら、楽しくオリジナルスタンプを作れる、新しいスタンプ作製システムです。2016年3月からサービスを開始していて、スマートフォンで撮影したお気に入りの写真やメッセージを、その場ですぐにスタンプにできると好評のようです。現在では商業施設や観光地などに設置されているようです。

 「オスモ」は、お客さんが、その場で“つくるプロセス”を楽しみながら、“ホビー&クラフトのオリジナルスタンプ”を作製できるスタンプ・システムです。スタンプ作製機「オスモ」の直感的なタッチパネル操作で、簡単・スピーディーにオリジナルスタンプを作製することができます。バリエーション豊かなデザイン素材のイラスト、フレームやフォントを搭載しており、オリジナル印面を楽しくデザインすることができます。スタンプホルダーは5サイズ・3色(ブルー・ピンク・ホワイト)、インキは4色あり(黒・赤・青・桃色)、好みでスタンプホルダーとインキの組み合わせを選ぶことができます。私は、以下のような感じで、オリジナルスタンプ作成を進めました。

①好みのスタンプホルダーのサイズ、色、インクの色の組みあわせを選択します。スタンプホルダーのサイズは5種類。ボディーカラーは、ブルー、ピンク、ホワイトの3種類。インクの色は、黒、赤、青、桃色の4種類。インクなつ印回数は、約3,000回で、使い切りなので、インクの補充はできません。現在利用できるオスモの印面サイズと料金は、以下の通りです。

・「オスモ1010」印面サイズ10×10㎜、標準小売価格500円
・「オスモ2020」印面サイズ20×20㎜、標準小売価格700円
・「オスモ2530」印面サイズ25×30㎜、標準小売価格800円
・「オスモ1550」印面サイズ15×50㎜、標準小売価格800円
・「オスモ5050」印面サイズ50×50㎜、標準小売価格1500円

②まずスタンプホルダーをレジで購入します。私は一番小さいサイズ(10×10mm)で試すことにしました。ボディカラーのブルーにばかり気にとられていて、インキの色を確認することを忘れていたので(パッケージに明記してある)、次回からは注意・確認が必要です。本当はブルーインキで作りたかったんですが、黒インキのスタンプホルダーを買ってしまっていました。反省!

「オスモ」でスタンプのデザインに進みます。「オスモ」のプレビュー画面を見ながら、デザインの編集ができます。文字・イラストの拡大・縮小・回転も指一本でラクラク操作できます。また、フリーハンドでの入力や、日付を入れることも可能です。操作を消したり、前後に戻したり進めたりもできます。何度も試行錯誤しながらやってみました。搭載されているデザインは次の通りです。

◎フレームデザイン(搭載フレーム35種類)
(A)シンプル・・・四角やハートなど線だけのシンプルなもの フレームなしも選択可能
(B)キュート・・・先ほどのシンプル枠に、キラキラや星などのマークが施されたもの
(C)カジュアル・・手書き風の、ポップな印象の枠

◎イラストデザイン(搭載イラスト36種類)
(A)シンプル・・・ハートやラメなど比較的シンプルな模様 12種
(B)キュート・・・ゆるカワのどうぶつのイラスト 12種
(C)カジュアル・・・かわいすぎないどの年代でもつかえるイラスト 12種

◎搭載フォント8種類
シンプルなものから、硬くなりすぎない手書き風の可愛らしいものまで幅広くあります

④購入したスタンプホルダー本体から、印面ユニットを取り外します。完成ボタンを押すと機械の前面からトレイがヌーッと出てきます。

⑤トレイへ水平になる様、印面ユニットをトレイにある突起(半円状)にカチャッとセットします。作成ボタンを押します。

「オスモ」で印面の作成が始まります。加工時間は最長でも1分程度です。

加工が終わると、トレイが再び出てきます。出来上がった印面ユニットを取って、元のスタンプホルダーにセットして完成です。

 こうやって完成した私のオリジナルスタンプが、コレです。登録しておけば写真も取り込むことも可能ですから、自分の写真入りの「わたしスタンプ」も作れます。実に面白い機械でした。今度は大きいサイズにも挑戦してみたいと思っています。それにしても便利な時代になったものですね。❤❤❤

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「あ~、そうだったのか!」体験(私の授業観)

 東大・京大を受ける生徒たちと読解演習をしていて、may well Vが出てきたんですね。ほとんどの受験生はすぐに、熟語知識から「~するのももっともだ」とやってしまいます。私も高校生の頃は、この意味しか知りませんでした。与えられた英文では、それでは意味が通りません。もう一つの意味、「多分~だろう、~かもしれない」と取らないと文意が成立しません。私は大学時代に、英米の新聞・小説を読む際に、山のようにこの意味の用例に出くわしました。ジャーナリズムでは特に多かったように思います。現代英語では、「~するのももっともだ」よりも、「多分~だろう」の用法の方が普通だろうと思います。「使用頻度」を謳う学習辞典ならば、こちらを優先すべきです(この点、私たちの『ライトハウス』『コンパスローズ』は再考の余地あり。ジーニアス』『ウィズダム』はさすが)。

 ここまでが第一段。ではなぜそのような二つの意味が生じるのでしょうか?単に「覚えておきなさい」では、定着するはずもありません。そもそもmay well Vにどうして「~するのももっともだ」という意味が生じるのか、あまり考える人はいません。助動詞may には2つの意味、①「~してもよい」(許可)、②「~かもしれない」(可能性)がありますね。これが副詞のwell(十分に)と結びつくとどうなるでしょうか。①「十分に~してもよい→~するのももっともだ」、②「十分に~かもしれない→多分~だろう」となることが容易に理解できますね。ここまでが第二段です。

 そもそも、mayにはどうして、①「~してもよい」、②「~かもしれない、という意味が生じているのでしょうか?私たちの最新刊『コンパスローズ英和辞典』には、大西・マクベイ両先生のイメージ図が挙がっています。そこには「開かれたドア」のイラストが描かれていますね。ドアが開いているんです。これで①(=許可)②(=閉ざされていない程度の可能性)の意味がなんとなく理解できるでしょう。ここまでが第三段です。

 このように、複雑に入り組んで「なぜだろう?」と、よく分からずに悶々としていたことが、ダダダッーと崩壊して、きれいにはっきりと見えるようになること、これを私は、以前から「あ~、そうだったのか」体験と呼んでいます。元々は作家の梨木香歩(なしきかほ)さんから、ヒントをもらいました(彼女の西の魔女が死んだ』のラストシーンはまさにこの典型です)。私はこの「あ~、そうだったのか」体験を大切にして、授業に臨んでいます。分かりやすい授業」が目標ではありません。この体験を通して、「あ~、英語の勉強って面白いな」「ワクワク、ドキドキ」を伝えて、「もっと勉強してみよう!」と励ます授業こそが、私の目標なんです。生徒一人でも、二人でもそういう気持ちを体験してもらえる授業こそが、私にとって「良い授業」です。今日は授業でそんな話をしながら、チンプンカンプンの東大模試の読解・要約問題(ウソをつくことと「自我」と「超自我」?)を解説していました。❤❤❤

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「一太郎2019」

 2月8日(金)に、ジャストシステムより日本語ワープロソフトの最新版「一太郎2019」が発売になりました。私の家にも同日届きました。私はマイクロソフトの「ワード」ではなくて、「一太郎」の長年のファンで、ずっとこのソフトを買い続けています。⇒例えばコチラ  このソフトのマニアといっていいくらいの熱狂的な愛用者で、これとグラフィックソフトの「花子」さえあれば、ほぼどんなに入り組んだ文書でも作ることができます。私の作る手の込んだレイアウトの「センター対策本」や英語教材、かつての学級通信「あむーる」は、全てこの2つのソフトで版下を作成していました。必要な「部品」等もずっと買い集めてきました。年季の入ったユーザーです。

 今回の「一太郎2019」のバージョンアップで、新機能となるのは、(1) 文書内の不整合を見つけ出す「略称チェック」、(2)変体仮名への対応、(3)注釈の活用度を高める「脚注参照」、(4)本文レイアウトを美しくする「行取り」、(5)冊子感覚の「見開き表示」、(6)公開文書の作成前の「ドキュメント検査」、(7)漢字絞り込み変換、(8)地名の入力支援、(9)文書が引き立つ高品質の「秀英体」全8書体、(10)『日本語シソーラス』(第2版)&『明鏡国語辞典』(第2版)などです。その他にも、細かい点いたるところがバージョン・アップされていることに気がつきます。私は何よりも罫線機能が「ワード」よりも圧倒的に簡便なこと、「モジグラフィー」など文字のレイアウト機能・飾り機能が豊富であることが気に入っています。

 私が長年重宝している「花子2019」も、(1)カバー・帯の同時作成機能、(2)最大500回のバックアップ機能、(3)新しいイラスト部品が560点追加など、多機能でありながらやさしい操作性のグラフィックソフトに、一層の磨きがかかりました。総務時代には、これを使って、校舎の見取り図やオープンキャンパスの案内図、避難訓練の経路図など、入り組んだ図形文書の作成に大活躍したものです。

 さあ、これでまた新しい教材・資料作成に取りかかります。あ、そうそう、今回予約者プレゼントとして、一太郎ロゴ入りオリジナル「コットンポケッタブルトートバッグ」が付いてきました(写真上)。コンパクトにたためるホック付きで持ち歩きも楽々ですから、今度の旅行に持って行こうと思っています。❤❤❤

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転倒!

▲正月にはこうして交通安全のゲンを担いだんですが…

 3連休の最後の日の雨上がりの午後にですね、スポーツ新聞を買いに、コンビニに行こうと電動自転車を走らせていました。「ファミリーマート」の前で、車が出てきそうなので、よけようとして右にハンドルを切ったところ、スリップして自転車が転倒!体ごとアスファルトの道路に投げ出されました。思い切り道路で体を打ちつけ、引きずり、手足は血だらけです。ズボンは膝頭の所からビリビリです。思い切り顔面を打ちつけたのですが、幸いニット帽をかぶっていたおかげで、顔は切れることはありませんでした。頭への衝撃がずいぶん和らいだみたいです。心配した通行人の方が「大丈夫ですか?」と気遣っていただきましたが、何とか自力でひきずってその場を立ち去りました。幸い骨には異常がなく、擦り傷と打撲程度ですみましたが、後から考えるとぞっとすることでした。車にでもひかれていたらと思うと、恐ろしくなります。一晩寝て、体のそこら中が打撲で痛みます。今日の授業には足を引きずりながら出かけています。まあでも、この程度のことで済んだことに感謝するとしましょう。この寒い時期には、ニット帽を必ず被ります。これは大好きな小田和正さんが、コンサートでいつも被っておられたのを真似るようになってからの習慣です。頭に傷を負わなかったのは、このニット帽のおかげでした。ふと思い出したことに、昨年のこの時期にも、雪の残るこの「魔のコンビニ」の前で転倒しました。全く同じ場所です。その時はなんとかうまく「受け身」を取って軽い打撲で済みました。歳を取ると、受け身がうまくとれなくなるんですね〔笑〕。

▲最上稲荷奥之院本堂

 私は、毎年お正月に、日本三大稲荷の岡山県の「最上稲荷奥之院」で、一年の無事をご祈念していただいています。母の代からもう50年以上も、お上人様にはお世話になっています。神様のご加護のおかげで、この程度のケガで済んだことは、とても運のいいことでした。もう長いことお参りを怠っていましたが、今年は二次試験が終わって落ち着いたら、お参りに行って来ようと思っています。しばらく身につけるのを怠っていた(旅行の時だけは必ず身につけています)、最上稲荷のお守りを身につけることにしました。みなさん、思わぬ事故には気をつけましょう。❤❤❤

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兵庫県高等学校教育研究会の講演


 2月25日(月)に、兵庫県高等学校教育研究会英語部会但馬支部の総会・研究大会において講演をさせていただきます。上は各校に配布されたポスターです。今、一生懸命資料作りに励んでおります。演題は「不易な英語指導と徹底した分析で英語力をつける~英語は絶対に裏切らない~」。場所は兵庫県立豊岡高等学校「和魂百年館」です。午後1時55分より15時35分まで、時間をいただきました。ご参加いただいた全員の先生方には、私の『2017年英語センター対策本』(改訂第13版、800円)と、最新版『2019年度英語センター対策本』(改訂第14版、200円)をプレゼントさせていただきます。すぐ役に立てていただけるとびきりの資料を用意して、お話しをさせていただこうと思っています。お近くの先生は、ぜひいらしてくださいね。私の41年間の経験を踏まえ(1)教師の心構え、(2)具体的な「勉強法」、(3)質問事項への回答、(4)オススメ参考書、について話をさせていただこうと思っております。どうぞ、よろしくお願いいたします。❤❤❤

〒668-0042   豊岡市京町12-91   兵庫県立豊岡高等学校        TEL 0796-22-2111

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「假屋崎省吾展2019」

 大根島の日本庭園「由志園」に、假屋崎省吾さんの華道展「牡丹コラボレーション假屋崎省吾展」を観に行ってきました。この時期に毎年開催されている華道展で、私は毎年観に出かけているんです。意外と思われるかもしれませんが、私は以前、松江北高華道部の顧問をしていた時期もあるんです〔笑〕。次の映像は昨年度の「由志園」での假屋崎さんの作品です。

 繊細で大胆な作風と独特の色彩感覚に定評があり、国内外で幅広く活躍する華道家、假屋崎省吾さんが紡ぎだす牡丹の世界を堪能できます。「由志園」との8回目のコラボレーションとなる今年は、「花札」の図柄をテーマにした新しい試みで展示されています。作品の脇にデザインの基となった「花札」が展示されていますから、作品と両方を見比べてみると興味深いですね。華道歴36年目、先月還暦を迎えた假屋崎さん。今年は新たな取り組みとして「花札」の図柄をテーマにした作品など25点を制作しました。1月の花札「松に鶴」をモチーフにした作品は、牡丹と松で華やかな正月の雰囲気を演出、鶴の羽はヤシの葉を漂白して表現しています。樹齢500年のオリーブの幹と根元はなんと1トンもあります。「由志園」の庭園部の庭師さんたちの頑張りようといったらないですね。素晴らしい作品の幾つかをご覧ください。❤❤❤

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「味処 繁」

◎週末はグルメ情報です!今週は釜めし!

 松江市・東本町にオープンした新しいお店「味処 繁」(はん)です。地元の食材をふんだんに使用した旬を活かした日本料理・郷土料理・かに料理・郷土料理・かに料理・ふぐ、すっぽん料理のお店です。素材を厳選した旬の食材を味わうことができます。「季節に応じたおまかせ会席コース」「天然とらふくコース」など、予算に応じて各種コース料理を用意してもらうことも出来ます。地元の魚介類を使用した刺身・天ぷらの盛合わせなども出てきますよ。

 特にオススメは、お昼のランチ限定の「釜めし定食」です。かつて松江市朝日町の四つ角交差点の所に、料亭「銀扇」(ぎんせん)という、松江一番の釜めの名店がありました。当時私は、休日になると、母を連れてタクシーでここの「五目釜めし」をよく食べに来たものです。今では残念ながら閉店してしまい、もうあの懐かしい釜めを味わうことが叶いませんでした。その「銀扇」の料理長がオープンしたのが、このお店「繁」なんです。大将は、大阪に本店がある日本料理店「吉兆」で修行後、「銀扇」で15年チーフを務めておられました。当然、あの懐かしい釜めしを食べたいですね。早速、今日食べに行ってきました。釜めしは「さざえ」、「くじら」、「かに」、「鶏五目」、「えび」、「しじみ」など、9種類の中から選ぶことが出来ます。釜めしを炊きあげるのに25分かかるので、ほとんどの人が来店の時間を指定して、予約を入れておられました。その時間に炊きあがるように火が入れてあります。私は、あの当時の「鶏五目」をお願いして、目の前でぐつぐつと炊きあがるまで、じーっと待っていました。料理も「てんぷら」「刺身」から選ぶことができます。私は「てんぷら」でお願いしました。目の前の調理場からてんぷらを揚げるジュージューといい音がします。カリッ、フワッと揚げられていて、ネタもよく最高です。一緒に出てきた「だし巻き玉子」のそれは美味しいこと。さすがに料亭の味ですね(松江では、なかなか美味しいだし巻き玉子に出会えない)。お豆腐に漬け物、お味噌汁がついています。食事が終わると、ドリンク(コーヒー)とアイスクリームが出てきました。これだけ食べて、いったいいくらだと思います??たったの1,050円ですよ。実にリーズナブルなお値段ですね。もちろんランチ限定のメニューです。私が行った時には、カウンターも座敷も、全部予約で埋まっていましたから、やはり予約して行くのが一番です。特別に一席だけ空けていただき、食べることができました。私が食べている時にもひっきりなしに電話がかかっており、全部お断りしておられました。

 お酒(日本酒)に力を入れておられるらしく、地元島根・松江の地酒や日本各地の厳選日本銘酒が用意されていました(料理との相性抜群?私はお酒のことはさっぱり分かりませんが)。❤❤❤

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密着ドキュメント小田和正

 2月2日(土)にNHKのBSプレミアムで、深夜「密着ドキュメント小田和正~毎日が“アンコール”~」という番組が放映されました。昨年の春から秋にかけて「ENCORE!!(アンコール)」と題したアリーナツアーで全国を駆け抜けた小田和正さん(71歳)の特別番組です。1公演あたりおよそ約3時間、30曲。圧倒的なパフォーマンスと親近感溢れるMCで、全国の観客を魅了しました。私も7月に、松江市総合体育館で開かれたコンサートで堪能しています。⇒私の詳細なコンサート・レポートはコチラをご覧ください  番組では「毎日が“アンコール”」というメッセージとともに、ステージに上がり続けた小田さんと、バンドやスタッフに密着。その素顔、そして音楽に対する真摯な姿勢に迫りました。私は当日めちゃくちゃ楽しみにしながら、夜11時45分を待ちました。

 番組の撮影兼インタビュアーは、小田さんを40年以上追い続ける、カメラマンの盟友西浦 清さんです。身内のカメラマンが追うことで、まさに正真正銘の「密着」映像となっていました。小田さんは、西浦さんに心を開いて受け答えされていましたね。その昔(2012年6月)、TBSの番組「情熱大陸」で、女優の井上真央さんが、同様に密着取材をしたのを思い出しましたが(⇒私の紹介はコチラ)、密着度のレベルが全然違います。このドキュメンタリー番組を制作するにあたって、彼が一番心掛けたことは、素の小田さんを表現することでした。40年以上に渡って親しくしてもらってきた事を唯一の武器にして、半年間、小田さんの迷惑を顧みず、場所も選ばず何度も取材を重ねてきました。その目的が達成できたかどうかは、番組をご覧頂く皆さんに委ねることとなりますが、きっと皆さんに喜んで頂ける番組が出来たはず、そう信じて、2月2日を待ちたいと思います。」と語りました。盟友の彼が撮影を担当したからこそ、素顔の小田さんに迫ることができたのだと思います。

 随所に出てくる「100年インタビュー」でお馴染みの、NHKアナウンサー阿部 渉さん(早稲田大学時代は「オフコース愛好会」に所属)は、小田さんが全国ツアーにどんな準備をして臨んでいるのか、本番前、本番後はどんな様子なのか、小田さんの率直な思いを引き出しておられました。7ヶ月の密着で、ここまで小田さんの素顔に迫った番組はかつてなかったと思います。編集は、小田さんの第1回映画監督作品「いつか どこかで」で映像をつないだ井上秀明さんです。小田さんの思いや、現場の臨場感をより生々しく伝えるため、今回はあえて映画のような「ノーナレーション」で、2時間、まるで映画を見るような感じで楽しむことができました。ちゃんと録画しておきましたので、何度も見返せる「小田和正」永久保存版です。

 70歳を過ぎてもなお、挑戦を続ける小田さんの姿に、みなさんきっとパワーをもらわれたことと思います。今日(2月2日)から、小田さんのファンクラブの映像会報DVD『LIFE SIZE2018』の予約受付が始まりました。ちょうど今回の放送と同様の作りですから、期待度が高まります。ただ違う点は、月別小田さんの動きを密着して追っている点です。小田さんも、もう71歳、まだまだこれからもお元気で私たちファンを楽しませてくださることを期待しています。私もあんなジジイになりたいな~。❤❤❤

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採点基準~東京外大

 今、松江北高現役生・補習科生に「二次試験」のための英語指導を行っています。要約問題・英文和訳問題・英作文・自由英作文の指導をしているんです。この教材準備に役立つのが、ジェーシー教育研究所から毎年出ている「イグザム」という大学入試問題デジタルデータベースソフトです。昔は、全部手打ち、その後は「読んでココ」のような読み取りソフトを使って、入試問題を読み込んで教材を編集していたものです。今は、このソフトが過去に渡って全部揃えてあるので、クリック&コピペするだけで問題編集が可能になりました。ちょっと高価なソフトですが、英語科としてはぜひ揃えておきたいですね。

 正解答・問題解説に関しては、大学別の「赤本」(教学社)や、旺文社『全国大学入試問題正解』を参考にして考えることになります。今年度からは、各国立大学が正解を公表するようになりますね。国立大学協会は、1月23日の総会で、入試の解答例などの公表に関する方針を決めました。昨年、前年の入試の出題ミスや採点ミスが相次いで判明したことを受け、試験問題や正解・解答例を公表することを原則としたのです。正解や解答例についても、公正な入試を求める社会の要請に応えることや、受験生が学習の参考にできるように公表することを原則としました。一方で、「一義的な解答が示せない記述式の問題」などについては、原則として、出題の意図や複数あるいは標準的な解答例を公表することとなります。仮に出題・採点ミスがあっても受験者が不利益を被らないように、問題や正解などは「試験実施後速やかに公表することが望ましい」としています。国大協入試委員長の岡 正朗・山口大学長は「(全大学が)この方針を参考に対応すると思う」との考えを示した一方で、AO入試や面接試験などでは「困難な場合もある」と話しました。国大協会長の山極壽一京都大学総長も、数学の記述式問題など解答のプロセスを評価する問題については、「採点の考え方を示せば十分」との考えを示しました。

★東京外大の「採点基準」が役立つ!!

 しかし、どのような採点基準で、各大学の採点が行われているかは、密室の謎で、私たちには伝わってきません。私はこれまで多くのつてを頼って、部分的に情報を集めてきましたので、他の先生よりは内情を知っています。ここで耳よりな情報を。みなさんは、東京外国語大学が、英語の模範解答のみならず、極めて詳細な採点基準を公表しておられるのをご存じですか?●指定字数をオーバーした答案はどうなるのか?●指定字数の半分しか書いてない答案はどうなるのか?●綴りのミスをしたらどれぐらい引かれるのか?●何人で採点しているのか?●キーワードを落とした答案はどの程度減点されるのか?●誤答の例、●表現の許容基準、●配点基準等々、これだけ詳しく手の内を明かしてくれている大学を知りません。入試問題片手に、読み比べていくと、大学の考えていることがよ~く分かって、実に楽しい資料です。⇒東京外国語大学のホームページのコチラで読むことができます  世界史/日本史も公表されていますが、コチラは正解例だけで、英語のような採点基準は見られません。今日の授業でもこのことに触れました。今年から始まる正解の公表に伴って、各大学がどの程度、採点基準の情報も流してくれるか、楽しみにしたいと思います(おそらくは公表しないだろうと私は推察していますが…)。❤❤❤

【追記】 センター試験の最終平均点が大学入試センターから発表になりました。

         2/7最終     1/25中間(2)   1/23中間(1)     昨年
《筆記》    123.30 ← 123.31 ← 125.54   123.75 

《リスニング》   31.42 ←  31.43  ← 31.92    22.67

★私の予想通り、決して<易化>とはなりませんでした。リスニングは大幅に平均点の上昇
が見られました。筆記は中間発表-2点という結果は昨年も同じでした。「歴史は繰り返す」
です。
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ZARD復活!

 2007年5月に、皆に惜しまれつつもこの世を去った、平成を代表するアーティスト・ZARD坂井泉水(さかいいずみ)さんが、復活しましたね。開局60周年を迎えるテレビ朝日が、その記念すべき開局記念日である2月1日(金)に、同局が誇る音楽番組「ミュージックステーション」の3時間スペシャルが放送されました。このスペシャル番組の中で、奇跡のコラボが実現して、歌姫坂井泉水さんと倉木麻衣さんが、ハリウッドの最新技術で復活し、一夜限りのデュエットを披露したのです。坂井さんの生前最後のテレビ出演だった1993年2月5日放送の映像を、ハリウッドの最新技術を駆使して再現し、二人がともにステージで歌いました。

 坂井さんは、「負けないで」「揺れる想い」「マイ フレンド」など、大ヒット曲を数多く世に送り出し、その透き通るような歌声と詞、キャッチーなメロディで90年代の音楽界を席巻しました。そんなZARDの楽曲を聴いて育ち、坂井さんが書く女性目線の歌詞に多大な影響を受けてきた倉木さんは、デビュー後に同じレコード会社に所属し、ZARDのライブに足を運ぶのはもちろん、アーティストの先輩・後輩としても親交を深めていました。2002年には、坂井さんが倉木さんの横浜アリーナ・ライブを訪問し、終演後の楽屋で対面しました。そのときに坂井さんからいただいた「歌手として、やりたいことをどんどんやった方がいい!」というアドバイスは、いまでも倉木さんを勇気づけているといいます。坂井さんの3回忌にリリースされたZARDの45枚目のシングル「素直に言えなくて」には、フィーチャリング・ボーカルとして参加、「追悼ライブ」にも出演するなど、倉木さんは坂井さんを敬愛し続けてきたんです。

 倉木さんにとって、憧れの坂井さんと同じステージに立つことは、もはやかなわぬ夢となりましたが、坂井さんが天国に旅立ってから12年、最新のハリウッドの映像技術を駆使して、奇跡のコラボが実現しました。歌ったのは、ZARDを代表する国民的応援ソング「負けないででした。この日しか見られない感動のデュエットでした。「学生の頃から大好きな1曲でよくカラオケでも歌っていて、元気をいただいている大好きな1曲でもあります。共演のお話をいただいた時、『まさか!』と、本当に驚きましたし、共演できることを光栄に思いました。合成で一緒に歌っているような映像になるということで、どんな風になるのか、ドキドキ楽しみです!」と語っていました。▲このZARDの名曲「負けないで」は、2014年から高等学校英語の教科『MY WAY English Communication II』(三省堂発行)にも採用されています。初年度でも、全国約400の高等学校で採用されました。教科書の中ではLesson 7 「An Encouraging Song(元気がでる歌)」として取り上げられました。発行元の三省堂は、題材の採用理由について、約20年間も色あせることなく、今もって若者の間で、“人生の伴走歌”として歌い継がれてきています」と説明しました。一般にはこの教科書のように、人生の「応援歌」としての位置づけで捉えられることが多いのですが、実は、作った坂井さん本人の意図とは全く異なるものでした。この歌詞をじっくりと読んでみると、「男女の恋愛の世界観」を詠んだ歌であることが一目瞭然です。夢を追い続けている大好きな男性がいて、私が身を引けば、あなたは思う存分夢を追いかけることができる。だから私はあなたを嫌いになったりせずに、離れていても応援し続けます、ということです。明らかに女性の「失恋ソング」ですね。このように、坂井さんの書く詩に出てくる女性像はほぼ一貫しています。振る、振られるではなくて、男性の夢を尊重して、自分からソッと身を引くスタイルのものが圧倒的に多いのです。その元々は「失恋ソング」だったものが、なぜいつの間にか「人生の応援歌」として定着したのか??が大きな謎ですね。この曲の発売日は1月末でした。大ヒットして160万枚も売れたこの曲が、受験シーズンの真っただ中で、そーっと、受験生の背中を押すような意味合いの曲となっていったものと、私は推察しているんですが…。⇒詳細はコチラに書きました

 しかしこの手法に、ネット上では関心の声がある一方で、「すごい技術だと思うけど、ここまでするとちょっと怖いかも」「もともとテレビ出演を敬遠していた故人をこうやって利用するのはいかがなものか」「亡くなった人を再現するってのは、その人の尊厳をほんとに尊重しているのか疑問なところがある」「死者の再現が冒涜にならなければ良いが…」「こういうの怖いからやめて欲しいわ。」など、否定的なコメントも数多く寄せられました。私自身も、何かやはり違和感を覚えながら見ていました。一体、坂井さんと倉木さんのどちらがCGなのか分からない錯覚にまで陥ったものです。やはり不自然さは残るんですね。でも久し振りに見る坂井さんの姿と歌声はあの当時のままでしたね。

 私は生前から、坂井さんの詩の大ファンで、ずっと応援をしてきました。突然の死には驚き、悲しい思いをしましたが、残してくださった数々の楽曲に励まされて今までやってきました。全国各地で行われた「追悼展」には足を運んでいます。アシェットから現在刊行中の「ZARDコレクション」も、今では第51号まで進みました(好評につき全67号に延長)。今日はその50号、51号に付いてきたDVDのライブ映像を見ます。❤❤❤

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『コンパスローズ英和辞典』の中身

 昨年の11月19日に、私たちの最新刊『コンパスローズ英和辞典』(研究社)が発売になりましたが、もう手にとって見ていただけましたでしょうか?アマゾン辞典売り上げでは、発売からずっと連続1位を続けていましたから、好評のようですね。お買い求めいただきました方々に御礼申し上げます。学校の方には、ずいぶん早く届いておりましたが、これはまず採用検討のための営業用見本(帯がまだ仮の簡易版)で、営業部員の出張に合わせて急いで作らせたものでした。私の所に届いたのは11月10日頃だったと思います。営業見本との間で、微妙な時間差が生じたところでした。編集部のお話によれば、現在3刷まで出ているそうです。今日はその中身を、いくつかの例で見てみましょう。

 significantlyという副詞を、形容詞「重要な」の意味をそのまま当てはめて、「①《文全体を修飾して》意義深いことに. ②意味ありげに. ③かなり、相当」(『フェイバリット英和辞典』)などと記述している辞典は、実に時代遅れと言わねばなりません。その上位版である『アドヴァンスドフェイバリット英和辞典』(東京書籍)では、「①かなり、相当. ②《文全体を修飾して》重要なことに.  ③意味ありげに、意味深長なことに.」と、正確に頻度を伝えており、同じ系統・会社の辞典としては、ちぐはぐ感がぬぐえませんね。私たちの『コンパスローズ英和辞典』では、「①相当に、かなり(大きく):significantly better[worse]  相当によい[悪い] / Sales of the CD have risen significantly.  そのCDの売り上げは著しく増えた.②重要なことには;意味[意義]深いことには: Significantly (enough), he didn’t deny his guilt.  彼が自分の罪を否定しなかったのは見過ごせない点だ.③意味ありげに: She smiled at me significantly, but didn’t say anything. 彼女は私に意味ありげに微笑んだが何も言わなかった.」と、現実の語法に忠実な記述がなされています。このことはLandau(2001)によって、コーパス研究の成果として発表されました。英語の副詞は大変奥が深いんです。⇒コチラを参照

 set inという句動詞を取り上げて、コンパスローズ英和辞典』では「自 (悪天候・冬期などが)始まる;(病気などが)起こる;(流行などが)広まりだす」として、The rainy season has set in. 雨期が始まった.という用例を添えています。「(何かが)始まる、起こる」という意味だけを書く辞典や熟語集もありますが、その「何か」とはどのような名詞でもよいわけではありません。特定のニュアンス望ましくないものを持つ名詞が来る、ということをSinclair(1987)がいち早く指摘しています。

 orphanという単語に、「孤児、みなし子」という意味しか与えていない英和辞典がありますが、これは問題です。鈴木孝夫先生によっていち早く明らかにされたように、日本語で孤児」と言えば両親のいない子供ですが、orphanは「片親の子供」にも使うことができます。英米の学習辞典をそのまま写しているだけでは見逃されてしまうポイントです。コンパスローズ英和辞典』には、普通は両親をなくした子をいうが、片親のない子にも用いることがある」と【語法注記】が出ています。ライトハウス和英辞典』にも同様の注意が与えてあります。そのことは、Collins English Dictionary (2009)が“a child, one or (more commonly) both of whose parents are dead”と正確に記述しています。一部の英和辞典には、このことが観察されるようになってきましたが、和英辞典はまだまだのようです。

 幾つかの例を通して、『コンパスローズ英和辞典』の中身を見てきましたが、大西泰斗先生ポール・マクベイ先生による、語のイメージ」を辞典の中に盛り込んだ、注目すべき特徴を持った学習辞典です(その他の特徴はコチラをご覧ください)。「文の骨組み」と「語の核心」で実践力をつける学習英和辞典です。ぜひ手に取って、中身をじっくり見てくださいね。❤❤❤

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米子東高校に予備校が!

 鳥取県立米子東高等学校(米子市勝田町)の同窓会などが、この4月、同校内にある同窓会館に予備校を開設します。浪人生の県外転出や、自宅浪人増加を避けるのが狙いです。県西部の高校卒業生を対象に50人程度を受け入れ、志望大学への再チャレンジの機会を提供するのが狙いです。この予備校は、同校の同窓会を中心に、PTAなどが加わって組織するNPO法人が運営し、校名は「勝田ケ丘志学館」(かんだがおかしがくかん)で、米子東高山根孝正前校長が館長を務められます。このニュースが、最近、新聞報道されました。同窓会のHPには、この予備校の詳細が発表になっています。⇒コチラです

▲『日本海新聞』1月19日付

▲『山陰中央新報』1月25日付

 米子東高校には、1960年から「専攻科」という浪人生クラスがあったのですが、「官から民へ」の流れの中で、2012年度末に廃止されていました。浪人者数は、横ばい状態であるにもかかわらず、同校では、県外の予備校や自宅浪人を選択する生徒が年々増加していたといいます。これらの生徒たちを支援し、保護者の経済的な負担を軽減し、高い学びへの志を持って大学進学へ立ち向かうことができる環境を整備しよう、という目的で準備・計画されたものです。山根館長は、「日本海新聞」(1月19日)の取材に応えて、高校と同じリズムで通え、地域の仲間と支え合いながら目標に向かって進める環境が整う。質の高い授業も提供できる」と、話されました。

 実は、4月から私も、この学校にお手伝いに行くことになりました。米子東高校専攻科時代には、何度か授業もさせていただいたご縁もあり(⇒授業の詳しい様子はコチラです)、英語を担当させていただくことになりました。生徒さんたちの志望校合格実現に、少しでも貢献できるように頑張りたいと思っています。久々の電車通勤です。「質の高い授業」を目指し、新しい挑戦になります。退職前にひたすら思い描いて楽しみにしていた悠々自適の生活とは、なかなかなりませんが、「ご恩返し」と思って頑張ろうと思っています。❤❤❤ 

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「青島神社」

 宮崎県の「青島神社」のある青島は、宮崎県を代表する観光スポットで、日南海岸国定公園の中に位置し、5,000本を越える亜熱帯植物に覆われています。また、青島神社」は、プロ野球の読売ジャイアンツが、春と秋のキャンプ開始時には参拝で訪れることでも有名な神社ですね。今年も2月1日に、4年ぶり復帰の原監督以下、ジャイアンツ選手が参拝しています。原監督青島の海を味わいながら、神社に到着すると丁寧に手水をし、境内へ歩を進め、絵馬に今季のスローガン「和と動」をしたためました。私は以前に、英語弁論大会で生徒を引率して宮崎市に行ったときに、足を伸ばしてこの神社を参拝しています。下はその時の写真です。

▲安樂万智子さんと、英語弁論大会全国4位!

 ここ青島の見どころの1つが、周辺の波状岩「鬼の洗濯板」です。中新世後期(約700万年前位)に海中で出来た水成岩(固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層)が隆起し、長い間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになりました。青島から南の巾着島までの約8kmの海岸線に見られます。そして、青島の中心部には「青島神社」が鎮座し、神話に登場する彦火火出見尊(山幸彦)と豊玉姫命夫婦を祀っていることから、縁結びや安産、航海安全にご利益があると言われています。また、海積(わだつみ)の祓いなど、恋愛成就に効くといううわさの神事を体験しに訪れるカップルや、若い女性の参拝者で境内は賑わいます。社殿は鮮やかな朱色で、青い空とのコントラストがマッチして映えています。ちなみに、青島神社」といえば、1960年代から1970年代にかけて、宮崎が新婚さんブームに沸いたころ、多くの新婚カップルが、新婚旅行で訪れた人気の観光スポットです。願いの絵馬がたくさんかかっており、中でも巨人軍の監督・コーチ・選手たちの熱い思いが伝わってきました。もう長い間優勝から遠ざかっています。球春到来原監督の決めぜりふです) 今年こそは!!❤❤❤

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メロンパン「むろぴ」

◎週末はグルメ情報!今週はメロンパン!

 島根大学の正門のあたりから見える位置に、メロンパン屋さん「むろぴ」がオープンしました。大学の前の「ファミリーマート」の通りをちょっと中に入った所にあります。今日伺ったところでは、昨年の11月16日にオープンしたんだそうですが、よくここを自転車で通っているにもかかわらず、全然気づきませんでした。少し奥まったところにお店があるせいでしょうか。

▲数々のテレビ番組で紹介!

 「むろぴ」は、東京・月島の行列の出来るメロンパン屋「久栄」(きゅうえい)の姉妹店です。「久栄」は、「ヒルナンデス!」など、テレビで何度も紹介されている人気店で、1日に2,000個以上メロンパンが売れることもあるそうです。さすが行列のできる店というだけあって、メロンパンは芳醇なバターの香りたっぷり。触感もサクふわの絶妙な美味しさでした!1つ180円という値段は、まったく高く感じません。またすぐに買いに行きたくなるメロンパンです。メロンパンの本当のおいしさが味わえる出来立てアツアツはまさに絶品です!焼き色が素敵。外はサクサク、中はふんわり!焼きたてのメロンパンは、特においしいので 冷める前に食べるのがおすすめです。時間がないためすぐに食べられない…という方も心配いりません。テイクアウトの袋にはちゃんと温め方が記載されているので、その通りに温めるとおいしく食べることができます。表面はバターの香りがするサックサクのクッキー生地で、翌日食べてもサクサクが持続するほどです。数々のテレビ番組にも取り上げられ、口コミサイトでも絶賛された、並んででも食べたいメロンパンが、東京に行かなくても、ここ松江で食べることができます。東京と全く同じものがここに並んでいるんです。メロンパンから作るラスクも2種類販売されていました。パイも3種類。

 メニューは次の通りです。

☆メロンパン 180円
外はカリカリ、サクサク。中はふんわり。

☆アップルパイ 250円
食べやすさバツグンのサクサク感。これ熱々で美味しかった!

☆チョコパイ 250円
板チョコ1枚入り! 自慢の逸品。

☆スイートポテトパイ 250円
やさしい甘さがくせになる。

☆ハイラスク・ロイヤル 350円
カリカリで、食べ応え充分!

☆ハイラスク 260円
サクサクと食べやすく、お茶うけに最高!

 このラスクは、メロンパンの外側の部分をラスクにしたものです。メロンパンの表面のビスケット部分が好きという声をよく聞きます。ふんわり香るバターの匂い、ざくざくとした心地よい歯触りの食感。かに、そこにはメロンパンの醍醐味が詰まっていると言っても過言ではありません。そこで「久栄」は考えました。「いつでも、気軽に味わえないか?」と。試作に試作を重ね、出来上がったのが、メロンパンの表面を香ばしく低温で焼き上げたのが「ハイラスクロイヤル」です。メロンパンのラスクというものを初めて食べました。がぶりとかじると、パンの粉がザクザク落ちてきてビックリしましたが、いい味です。

 さて、「むろぴ」というお店の名前、ちょっと変わっていますね。今日、ご主人に聞いてみました。ご主人のお名前が「むろた」というんだそうです。それに「ぴ」をつけて可愛らしくしたものだそうですよ。あ、そうそう、ご主人は松江北高のご卒業だそうです。大先輩ですね。37年間東京に出ておられたのを、この度このお店のオープンで帰って来られたのだそうです。みなさん、ぜひ行ってあげてください。美味しいですよ。❤❤❤

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煉瓦倉庫「ナガサワ」

▲三宮のナガサワ文具センター 圧倒的な品ぞろい!

 神戸で一番の文具の揃う、三宮にあるお店「ナガサワ文具センター」へは、前回神戸に行った時に訪問しました。圧倒的な品ぞろいにはビックリしましたね。明治15年の創業以来、1世紀にわたりステーショナリー専門店として親しまれています。そこで今回は、ハーバーランドにある 神戸煉瓦倉庫」内にある支店「神戸煉瓦倉庫ナガサワ」店を目指しました。ところが、このお店の場所がさっぱり分からない。ガイドブック・地図を頼りに、町の人に聞き聞き歩いたんですが、誰も知っている人がおらず、近辺を行ったり来たりグルグルと歩き回っておりました〔笑〕。かなり歩き回りましたね。ようやく工事現場の人に教えて貰い、たどり着いた次第です。1890年代後半に建てられた2棟の貨物倉庫に、7店のレストラン&ショップが入っています。倉庫の名残の残るノスタルジックな空間で、ハイセンスな時間を過ごすことが出来そうです。私が目指した「NAGASAWA神戸煉瓦倉庫店」は、昨年の12月でオープンから6年目を迎える支店です。

 港の方まで向かうとレンガっぽい建物が見えてきます。横浜の赤レンガのような大きさはありませんが、港に寄り添う小さなレンガ倉庫という感じで、雰囲気がいい感じです。倉庫の間を入っていくと「NAGASAWA神戸煉瓦倉庫店」があります。お店はこんな感じでした。お店の内側もレンガ張りでものすごく落ち着いたいい雰囲気です。お店の中には所狭しと文房具や雑貨が置いてありました。万年筆を始めとしてペンやインクがメイン商品のようではありますが、普通の町の文房具屋さんに比べると、置いている品々はちょっと変わったものが多いです。神戸煉瓦倉庫店」でしか手に入らない限定商品も多数ありました。文具ワールドが広がっています。

写真5

 実は、このお店を目指したのには訳がありまして、それが下のオリジナル・クリップです。ナガサワ」のオリジナル商品です。神戸開港150周年、ナガサワ文具センターの創業135周年を記念して商品化された、特製のクリップです(10個入り300円)。神戸港のシンボルである「神戸ポートタワー」がモチーフとなったゼムクリップです。親切な店員さんに教えてもらいました。2種類のパッケージがあります(中身は同じですよ)。日頃膨大な書類を扱う私は、クリップには目がないんですよ。どこの地でも文具店にお邪魔してまず最初に足を運ぶのが、クリップのコーナーです。私が日頃好んで使っているのは、サークル・クリップ(円形)ですが、残念ながら、今ではもう入手困難で、今まで大量に買い溜めていたものを使い潰しています。なくなったら終わりです。各所で探しているんですが、どこにも扱っているところはないみたいです。このナガサワのクリップは、長さ(13mm)があるので、頼り甲斐のあるクリップです。神戸のお土産にもなりますね。チョット珍しいでしょ?

 文房具や雑貨が好きな人には、堪らないお店でした。「NAGASAWA神戸煉瓦倉庫店」は、文房具好きだけでなく、雑貨が好きな方なども、ぜひぜひ行って欲しいお店です。親切な店員さんとも話がはずみ、とてもいい時間を過ごすことができました。またゆっくりとぜひ行きたいなぁー。❤❤❤

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「堀川遊覧」全国10位に!

 観光業界の専門紙を発行している旅行新聞新社(本社・東京都)が実施した「第2回プロが選ぶ水上観光船30選」に、地元松江城(松江市殿町)周辺のお堀を巡る「堀川遊覧船」2年連続で10位に入りましたね。全国の旅行会社の投票で順位が決まり、前回に続いて中国・四国・九州エリアで、唯一の上位10位入りです。全国的な知名度の高さを改めて印象づける結果となりました。松江のさらなる魅力発信に向け、関係者一同が意欲を高めています。

 「水上観光船30選」の審査対象は、「定期運行で個人が乗船可能な全国の水上観光船」です。乗船の魅力や楽しさを伝え、観光業界を盛り上げようと企画されたもので、全国の旅行会社やその支店など計1万6095カ所に、クルーズ船を含む海、湾、湖、川で運航する観光船の中から一つずつを推薦してもらい、投票結果を集計したものです。

 松江市観光振興公社が運航する「堀川遊覧船」は、松江城の周囲のお堀約3.7キロのコースを、屋根付きの小型船に乗って約50分で巡ります。船頭による城下町の歴史変遷の紹介をはじめ、自慢の舟歌もあり、今年は船上で抹茶を楽しめる新しい試みもあり、乗船客を飽きさせない取り組みを続けていました。最近では、松江市内の小学校の総合学習の教材としても利用されているそうです。4月までは、名物となっている豆炭の「こたつ」を備えた船を運航しています。低い橋桁にさしかかると、屋根が自動でスルスルと低くなって、見事に橋を通過できると、観光客から歓声が起ります。

 同公社の乙部明宏専務理事は、「2年連続の10位は船頭たちのおもてなしの結果だ。乗船をきっかけに松江の良さをもっと知ってもらえるよう、さらに上位を目指す」「全国的に知られた遊覧船と肩を並べる結果。歌や独特の観光案内で客をもてなす船頭らや、地域の皆さんの支援のおかげです」と、喜びを語りました。

 1位は、2年連続で「最上川芭蕉ライン舟下り」(山形県)でした。今回の上位7社は、前回も上位10社に選ばれた会社です。松江に来られたらぜひ乗ってみてください。

第1位   最上峡芭蕉ライン観光(山形県 最上川芭蕉ライン舟下り)

第2位 シーライン東京(東京都 東京ベイ・クルージングレストラン)

第3位 東京ヴァンテアンクルーズ(東京都 東京湾クルーズ)

第4位 猊鼻渓舟下り(岩手県 猊鼻渓舟下り)

第5位 保津川か遊船企業組合(京都府 保津川下り)

第6位 晴海屋(東京都 東京湾屋形船)

第7位 十和田観光電鉄(青森県 十和田湖遊覧船)

第8位 丸文松島汽船(宮城県 松島湾遊覧)

第9位 道東観光開発(北海道 知床観光船おーろら)

第10位 松江市観光振興社(島根県 堀川遊覧船)

 以前に、私の津和野高校時代の教え子と、この遊覧船に乗った楽しい想い出はあるんですが、彼は若くして病魔に犯され亡くなってしまいました。可愛がっていた生徒だっただけに、とてもショックな出来事でした。この遊覧船を見ると、その彼のことを思い出してしまうので、あれ以来、私は乗っていません。⇒その悲しい思い出はコチラ

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「お色直し」に要注意!~追試の検証

★やはり予想的中!アクセントは100%!

 今年も「センター試験」の一週間後に、「追試験」が行われました。早速問題を入手して、《第1問》を検証してみます。今年の「本試験」では、過去出題語からの出題(つまり私の言う「お色直し)が大幅に増加していて、全28語中15語が過去の出題語からの出題でした(58%)。⇒詳細な分析はコチラです  半分以上が「お色直し」だったんですね。昨年の本試験では28語中8語(29%)が、追試験では28語中9語(32%)が、過去問からの「お色直し」でしたから、ずいぶん増えたことが分かります。今年の「追試験」では、さらにその割合が増して、なんと全28語中17語(61%)が過去の出題語からの再出題(お色直し)です。以下がその出題語です。

【2019年度センター追試験に出た過去出題語】

generate 2013本
hunger 2012追
medium 2013本
sweat 2007追
theme 1994本
label 2014本
passenger 1997追
modern 2012本
celebrate 1990追 1991追
examine 1997本
financial 2010追
entertain 1993本 2012本 2014追(3回も出ているゾ!)
guarantee 2010本
imagine 1992本
community 1993本 2007追 2008本(3回も出ているゾ!)
participate 2007追 2008本
ridiculous 2013追

 さらに加えて、engagement が【発音問題】に出題されましたが、これは2011年の追試でengageが出題されていますから(「接頭辞」や「接尾辞」はアクセントに関係なし!)、これも含めれば、実に64%が過去出題語からの再出題(お色直し」)ということになります。このことに着目して、私は昨年から、自腹で、発音・アクセント問題「センター過去出題語リスト」(1990~2018年)をカラー印刷して(プリントパック」という会社は、安価でなかなかいい仕事をしてくれるので最近気に入って使っています)、クラスの生徒に、研究会に配布して回っておりました。ラーンズの研究会では、大量の枚数がアッという間になくなってしまいました。私のささやかな苦労が実を結んだ形ですね。

 私の作っております第13版『2017年英語センター対策本』(自費出版、800円)には、4種類の「頻出語リスト」が用意されていて、さらに多くの語がここから出題されています。今年の「本試験」でも、【発音問題】では12語中7語が的中(58% うち7語が★印の重要語)、【アクセント問題】では16語中12語が的中(75% うち7語が★印の重要語)しました。実に68%の単語がここから出題されていたのです。今回の「追試験」でも、【発音問題】では12語中8語が的中(67% うち7語が★印の重要語)、【アクセント問題】では16語中全ての16語が的中(100% うち11語が★印の重要語)しています。【アクセント問題】はなんと100%的中です!全体でも86%の単語が、私の「頻出語リスト」から出題されたことになります。私は、過去のセンター試験や私立大学入試の膨大なデータを分析して、この「頻出語リスト」を編集していますが、やはり「歴史は嘘をつかない」ということが裏付けられます。ならば「賢者は歴史に学ぶ」という精神で勉強しなければいけませんね。

 これだけたくさんの語が、あらかじめ学習できる「過去出題語」「頻出語リスト」から出ているにもかかわらず、平気で点を落としている生徒が目立ちます。かなり上位の成績の生徒でも、満点が取れずにボロボロ落としているのが現状です。私がいつも言っているように、「発音・アクセント問題に出る単語は決まっている!」のですから、これは単に「準備不足」という他はありません。たり前のことをカになってゃんとやる」(ABC)しかないんですね。残念ながら、それができていない実態があります。

 もう一つ付け加えておくと、今年の「本試験」では、tough, mood, story, control, equal, calendar, characterといった「カタカナ語」が出題されました。一時期下火になっていたのですが、最近復活傾向が見られます。中でもcontrolequalcalendarは日本語とズレていますから、注意が必要ですね。今回の「追試験」でも、theme, label, modern, dramatic, entertain, community「カタカナ語」の出題です。label (「ラベル」ではない!)entertain(アクセント注意!)は、日本語とズレていますから要注意ですね。私の「センタ-本」に掲載されている「カタカナ語リスト」を音読しておくことが、この分野の格好の対策となるのです。

《ココからが本番対策です!》

 繰り返しますね。私の「センター過去出題語リスト」(1990~2018)と、4種類の「頻出語リスト」を徹底して繰り返しましょう!これにはいずれもALTの先生に読んでもらった音声データが用意されていますから(チェルシー先生エドワード先生のCD) 、まずはその模範について、慣れてきたら自分一人で、何度も何度も音読して完璧にしておくんです。これで第1問はバッチリ満点が取れます。❤❤❤

【追記】 「追試験」は、次年度のセンター試験のリハーサルとなっているというのが私の持論です。過去の歴史を見ても、大きな形式変更が行われるときには、前年度の追試でちゃんとその問題が出題されています。昨年、私が自信を持って「今年のセンター試験は大きな変更はない!」と断言していたのは、昨年の追試で何ら変更点がなかったことからでした(もう一つ評価委員会の報告書も貴重な資料です)。案の定、今年の本試験では大きな変更はなく、ほぼ昨年と同形式でした。今回の「追試験」を見る限り、本試験と何ら変わった点はありませんでしたので(本試験で消えた第4問の問4に後続するパラグラフの内容を問う問題があった程度)、来年の本試験では大きな変更はないものと予想されます。♣♣♣

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