村岡高校に行ってきました

 兵庫県立村岡高等学校「センター試験」の授業に行ってきました。進路指導部長の廣地聖史先生から声をかけていただきました。3月に豊岡高校で兵庫県高英研の講演(⇒詳しくはコチラをご覧ください)に出かけたところ、同校からご出席いただいていた三宅美奈子先生(現在は兵庫県立出石特別支援学校みかた校教頭)から依頼を受けていたものです。授業の前日には、湯村温泉廣地先生三宅先生、若手の岡本先生、ALTのTraci先生と、懇親会で盛り上がりました。実に楽しかった。

 さて翌日の授業です。用意していった自己紹介用の「八幡成人物語」が、パソコンで読み込めないハプニング、急遽昨年作った映像と差し替えて見てもらいました。「夢は強く願えば叶う」ことを実証するために、1個のダイスを使って好きな目を生徒に強く思って振ってもらうと、なんと100%思い通りの目が出たんです!つかみはOKですね。続いて私の18番(おはこ)、3個のダイスの目を完璧に透視する奇跡を演じました。願えば叶うんです。「センター試験」の各問の「勉強の仕方」「解き方」を解説する中で、生徒のみなさんに私が今日伝えたかったことは、次のようなことでした。

◎成功する生徒の共通点は「上→下」へ物事を考えていく 失敗する生徒の共通点は「下→上」 大学・職業を決めて上から攻めていくことが重要

◎強い夢は叶う

◎先生との出会いは一生物

◎「力を尽くして狭き門より入れ」(ルカ伝)

◎成功のコツは「コツコツ」 たり前のことをカになってゃんとやる(ABC)

◎散歩のついでに富士山に登った人はいない

◎「英語は絶対に裏切らない!」

 今日の私の授業や資料が、生徒のみなさんの今後の勉強の参考・励みに少しでもなったのなら嬉しく思います。松江に帰りましてからも、生徒のみなさんから熱心な質問がメールで寄せられました。頑張って下さいね。応援しています。お世話になった進路指導部長の廣地聖史先生、ありがとうございました。授業の様子は村岡高校「校長通信」で紹介されています。⇒コチラです ❤❤❤

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郵便局が…

 急ぎの郵便物があって、米子へ向かう前の早朝6時半頃、松江中央郵便局に行きました。松江市内の小さな郵便局は全て9時~17時までの営業です。でもここ中央郵便局だけは、夜中だろうが早朝だろうが、1日中開いていたので、とても重宝していました。真夜中に飛び込んだこともなんべんもあります。ところが、です。入り口が閉まっているではありませんか!「エー、そんな!」と思い、入り口をよく見ると、貼り紙がしてあって、朝は7時からに変更になったとあります(写真上)。夜は9時までと書いてありました。全く知りませんでした。緊急時に真夜中でも、「ゆうゆう窓口」だけは開いていたのでとても便利だったんですが…。これも世間の「働き方改革」の一環なんでしょうかね。7時まで30分ほど辛抱強く入り口で待って、レターパックを出しておきました。土曜日の郵便物の配達もなくなる予定と聞きました。私などは、仕事上郵便に依存しているところが多いので、不便になるなと心配しています。なくなってみて初めて、今までのサービスの有り難みに気づかされます。

 そういえば、私が勤務する島根県立松江北高等学校も、学校における「働き方改革」の一環として、8月13日(火)~15日(木)の間、学校を閉庁するそうです。⇒通知文書はコチラです  あの松江北高も、働き方改革の波が押し寄せているということでしょう。「不夜城」と言われ、ブラックな学校として有名だった松江北高も世間並みの学校になってきています。♠♠♠

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「荒湯たまご」

◎週末はグルメ情報!今週は温泉たまご

 湯村温泉に来ています。兵庫県立村岡高等学校の進路指導部長の廣地聖史先生のご案内で、湯村温泉「温泉たまご」を作りに出かけました。この「荒湯たまご」を作るネットに入った3個入りの「生たまご」をいただいて、みやげ物店「荒湯観光センター」の前にある階段を下りていくと、湯村温泉の源泉「荒湯」があります。日本屈指の高熱の湯で知られる「荒湯」の源泉温度は約98度。嘉祥元(848)年に、慈覚大師(写真右)によって発見された湯村温泉の源泉で、98度の熱湯が毎分470リットルも湧出しており、「荒湯」ではその高温の湯壺を使って、地元の人だけでなく観光客も自由に、卵や野菜、芋などを茹でることができるんです。もうもうと立ち上がる湯けむりは、遠くからでもよく見えるほどで、近づくと硫黄の匂いが鼻孔を刺激します。

 日本一といわれるこの源泉の熱を利用して茹でる温泉たまご「荒湯たまご」は、湯村温泉の名物です。たまごはネットに入っていて、ビニールのひもがついています。このネットとビニールひもがポイントですね。湯つぼは、たまごを吊るすことができるようにしてありますので、そこにひもをひっかければ、ちょうどたまごが湯に浸かるようになっているんです(写真上)。12分浸けてください、とのことで、ベンチに腰掛けて川辺の足湯「ふれ愛の湯」に浸かりながら、気長に待っています。ちょうど12分待って、ネットを引き上げて、ホテルに持って帰って食べました。ちょうどいい加減の半熟で、茹でたて熱々の「荒湯たまご」は病みつきになりそうな美味しさです。センターでいただいた「塩」も、何か特別なものなんでしょうか、格別の美味しさです。こんな美味しい温泉たまごは初めてでした。❤❤❤

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渡部昇一先生のエピソード(5)

◎落ち込んだ時にはどうするか??

 人間どうしようもなく憂鬱で落ち込んでしまうことがあります。しかしいつまでも落ち込んでいるわけにはいきません。いかにしてそこから自分をいい状態に持って行くかという、その方法を知っておくことが重要でしょう。

 渡部昇一先生も、大学時代に極端に落ち込んだことがありました。そんな時に、郷里(山形)渡部先生の安らぎになったそうです。育った温かい家庭、父母兄弟が疲れた神経を癒やしてくれたそうです。帰るだけでホッとしたと言います。夏・正月・春と、年3回休暇ごとに必ず帰省(転地療養?)していたそうです。もっとも帰っても、何かを親兄弟に話すわけではありません。大学で何をしているか、どう悩もうと全然噛み合わない世界ですから、何も喋らない。ただぶらぶらとして、好きな本を読んだり、親の仕事をちょっと手伝ったり、そんなことをやっているだけでした。とにかく温かく迎えてくれるのが嬉しかったと言います。そういう生活に浸っていると、自分が大学とか何とかでいろいろと心配して悩んでいるのは贅沢病だな、と思えてきたそうです。それなら田舎に帰って田んぼでも耕していればいい。やっぱり自分の悩みは贅沢病だと、人生が別に見えてきたと言います。落ち込んだ時には、そういう場所へ戻ってみることを、渡部先生は勧めておられました。

 渡部先生も田舎の山形から上智大学に入学した五月頃には、新しい環境に入って精神的にがっくりくることを経験したと言います。当時の上智大学は私塾みたいなところで、そこを出たところで未来が開けるような職業に就く可能性はゼロに近い。やっぱり自分は第一志望だった教育大学(高等師範学校)を受け直すべきだったろうか、なんていうことをアレコレと考える。そうすると本当に人に会うのが嫌になってきたと言います。そこで渡部先生は、田舎に帰って恩師の佐藤順太先生の所へ出かけたそうです。そこで学問の話をたっぷり聞かされる。「伊勢物語」というのはやっぱり藤井高尚の版で読まなければいかん、とおっしゃって持ち出して来られる。田舎で自分の商売に関係なく、「伊勢物語」の話をされる佐藤先生を見ていると、自分の恵まれた環境を有り難く思わないとバチが当たるような気がしてきたと言います。落ち込んだ状態から脱する方法を相談しようと身構えていると、自分よりもはるかに落ち込んだ男の話を先生がされる、あの男は自殺しそうですな、と。そうすると、もう自分の話なんか出来なくなってくるわけです。若い時というのは、実に物事を知らない、あきれかえるほど無知なものです。人生を深く見てきた人と話をすることは、無限の慰めとなり、立ち直るきっかけを与えてくれた、と渡部先生は回想しておられます。

     落ち込んでいる時というのは、自分が世界の誰よりも不幸な人間だと思い込んでいます。昔の偉人の話を読ことが、渡部先生はずいぶんと救いになったと言います。よく引かれるのが、日露戦争のときの乃木希典(のぎまれすけ)大将の話です。乃木家には、子どもは男の子が二人しかいませんでした。長男の勝典は南山の戦いですでに死んでいます。そして旅順を攻撃している時に、保典という次男も戦死することになります。その夜、乃木大将は司令部のテントの中でランプを灯して地図を見ながら攻撃の作戦を練っていました。そこへ参謀がおそるおそる入ってきて、ただいま前線からの連絡によれば、保典少尉殿が戦死されました」と報告をします。すると乃木大将は「そうか」と言って、ランプをひねって薄暗くした、といいます。そして、しばらくしてまたランプをつけて、あとは何事もなかったかのように明日の作戦を考えた、といいます。参謀には分かりました。乃木大将も涙が出たんだ、その涙が乾く間、ランプをそっと消したんだ。そこに乃木大将の親心と心得を見た思いがしたそうです。息子を失った悲しみは大きいけれど、大将としてはいつまでもグズグズしているわけにはいかない。ランプをちょっと薄暗くして瞑目した。この話を読んで、渡部先生は本当に胸が熱くなったといいます。なんと自分の悩みはちっぽけなんだ、と。昔の偉人伝を読と、必ず何か生きる手がかりがつかめてくると、渡部先生は勧めておられました。

 最後に渡部先生が強調されるのは、志を大きく持つ」ということです。『キング』(講談社)という雑誌に載っていた話ですが、日露戦争以前に、冬のシベリアをたった一人で馬で横断した福島中佐というすごい人がいたそうです。当時日本はロシアと戦争になることが予想されていましたから、何が何でもロシアの地形を知ろう、そのためには死んだって構わないという意気込みだったといいます。福島中佐はなぜそんな壮挙ができたのかというと、ただ今日一日を歩こうと思っただけだといいます。あと何日歩かなければならない、などと考えていたら出来なかっただろう。とにかく今日一日きっちりと歩いて、そしてまた明日になったら一日歩く。今日一日だけ馬が倒れないように、吹雪に巻き込まれないようにと思って歩いたそうです。シベリアを横断するという大目的を立てる、そして目的に向かって歩き始めたら、とにかくその日一日前進することだけに集中する。不安や疑問の材料になることは一切考えない。そうやって歩いたからこそ成功できたといいます。その目的だけを念頭に置き、それ以外のことには目もくれない、クヨクヨしない。志を立てたら、そのプロセスの進捗後退には気にとめない、これこそが悩みを一掃する精神安定法だと、渡部先生は説いておられました。今日は、落ち込んでいるあなたを救ってくれる「渡部流4つの方法」を述べました。次の4つです。❤❤❤

①郷里に戻って温かく迎えてもらう。

②人生の達人の深い話を聞く。

③スケールの大きい偉人の話を読む。

④自らの志を大きく持つ。

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『基礎と完成 新英文法』

 恩師の故・安藤貞雄先生(広島大学名誉教授)の高校生向けの文法参考書に、『基礎と完成 新英文法』(数研出版、1,200円)という本があるのをご存じでしょうか。若い頃に私も協力をさせていただいた、思い入れの強い学習参考書なんですが、その「前書き」に私のことを「若い友人」と書いて頂き、大感激したのを今でもはっきり覚えています。

まず、三登浩成氏、八幡成人氏は、それぞれ初校と5校を丹念に読んで、かずかずの貴重な批評を与えられた。(初版)

今回の改訂にあたっては、若い友人の八幡成人氏に初版の綿密な検討をお願いして、数多くの貴重な意見をいただいた。同氏のご援助に対して、厚くお礼を申し上げる。(改訂版)

 この本は「高校生向き」ということにはなっていますが、どうしてどうして、日本を代表する大家・安藤先生の本らしく、現場の先生方には新しい知見が山のように詰まった、他のものとは一線を画する素晴らしい文法参考書なんです(今私の手元にある現物には、第18刷とありますからずいぶん売れたんですね) 。一応は「高校生向き」ということにはなっていますが、学生から大人まで使える最高の英文法解説書です。コンパクトながらも痒いところに手が届く解説があり、例文も良質です。いわゆる入門者が「よくわかる」という親切さはありませんが、自学自習のできる受験生が、正確な表現を調べたり、自分の英文の確認をしたり、疑問点を理解したりするのには、現存する文法書の中では最高のもののうちの一つでしょう。残念ながら今は絶版となっています。例えば、「比較」で生徒たちが暗記に苦労する表現、no more than/ not more than/ no less than/ not less thanの解説を読んでみて下さい。他書との違いが一目瞭然で、安藤先生の説明にうなります。

 今から数年前に、北高に英語の大好きな女生徒がいて、どうしてもこの本を手に入れたいというので(本屋や古本屋を探し回ったと言います)、知り合いの数研の営業課長さんに電話してお願いしたところ、倉庫に1冊だけあったのをお世話してもらいプレゼントしたところ、生徒は「家宝にします」と言って大喜びしていました。残念なことに、この本は絶版で現在手に入れられないんですが、先日、米子東高校「志学館」でこの本を生徒たちに紹介したところ、2人の女生徒がアマゾンの中古本で5,000円(!)近く払って購入した、と見せに来てくれました。その熱心さに感心しました。安藤先生も、遠く天国から見守っていただいているものと思います。❤❤❤

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「共通テスト」の参考書

 現場で関心の高い、二年後に始まる「共通テスト」の参考書が出始めてきました。現在、3つの教材が利用できます。一番初めに出たのは教学社赤本の『大学共通テストスマート対策英語筆記[リーディング]』『大学共通テストスマート対策英語リスニング』の2冊。しかし残念ながら、この2冊はあまり役に立ちません。昔のセンター試験の問題を使いながら、お茶を濁しているという印象で、新しく始まる「共通テスト」の「分析」にはなっていません。

 先日、Z会ソリューションズ 学習サポート課 西日本プランナーの竹村武司さんから、新刊の『ハイスコア!共通テスト攻略 英語 筆記[リーディング]』『ハイスコア!共通テスト攻略 英語 リスニング』を届けてもらいました。2冊とも私の尊敬する水野 卓先生(駿台)の監修によるものです。さすが、水野先生らしい鋭い分析です。「勉強の仕方」にまで踏み込んで詳しい解説をしておられます。現在のセンター試験の教材として私が最も高く評価するのが、『蛍雪時代』に毎号連載されている水野先生「鉄人講師のセンター試験傾向と対策ナビ」です。現在あるセンター対策の参考書として最も優れた解説だと八幡は思っています。松江北高の図書館には、このバックナンバーが捨てずに取ってあります。その水野先生の解説だけに、教えられるところがたくさんある本です。

 その竹村さんから、関 正生先生の「共通テスト」の参考書が出ていることを教えていただきました。早速、今井書店に買いに走りましたら、1冊だけ入荷しておりました。『大学入学共通テスト英語が1札でしっかりわかる本』(かんき出版、1600円)です。関先生「スタディサプリ」の授業でお馴染みですね。共通テストの特徴と勉強法を解説しながらも、英語の本質に迫る記事がところどころに見え、勉強になります。これも勉強になります。オススメです。

 私も現在「共通テスト」の分析記事を書いておりましてね、今校正が出始めたところなんです。「試行テスト」の問題を解けば解くほど、思考力判断力に基づいた「英語の力」が試されているなあ~と、感心させられるいい問題揃いです。ぜひみなさん、「試行テスト」の問題を解きましょう。そして公表されている問題の狙いと正答率をチェックしてみると、いろんなことが見えてきますよ。⇒コチラでダウンロードできます   私は8月31日(土)東京で、そんなお話をさせていただこうと思っています。ご案内はコチラです(仙台・名古屋・大阪・博多に同時中継)。たくさんの先生方にお会いできるのを楽しみにしているところです。私からのプレゼントも?❤❤

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relative

 relativeという単語を、『ユメタン』などほとんどの単語集が挙げているように「親戚、親類」という訳語だけ覚えて済ませていると、困ったことになります。 ふつう日本語で「親類」という場合、「家族」に比べるとより距離があり、より広い範囲の人(「おじさん・おばさん」「いとこ」など)を指して使うものではないかと思います。親類」の定義を国語辞典などで見てみると

– 血筋や結婚など婚姻などでつながった人のうち、自分の家族以外の人びと
– おじ・おば、いとこやおい・めいなどの血縁関係や婚姻関係でつながりのある人で、別の世帯に属する人

-血縁や婚姻によって結びつきのある人

 私の大好きな『新明解国語辞典』(三省堂)の「親類」には「おじ・おばやいとこやおい・めいなどの血縁関係や婚姻関係でつながりがある人で、別の世帯に属する人。「親戚」とも。」とあります。ここで「親戚」を引くと、「「親類」のやや改まった表現」と出ていました。

 先日、トランプ大統領が来日した際に、面会した拉致被害者の家族会において、大統領はrelativesという語を、「娘、兄弟、母親」に関して使っていました。

 私が、その語義の正確さに全面的に信頼を置いている英英辞典のLDOCEでその定義を引いてみると、“a member of your family”とあっさりしたものです。「family の一員・構成員」というそのものずばりの説明です。「親類」に限らず、「家族」にも relative が使えるということをはっきりと示しています。 relative=親類・親戚ではないのです。むしろ「親族」の方が近いかもしれません。

 書店に並んでいる英和辞典の relative の項を見比べてみたら、次のような違いが観察されます。

(1)「親類」「親族」「親戚」「身内」と、関係ありそうな訳語を並べた(だけの)もの

(2)「親類」とその同義といえる「親戚」しか書いていない辞書

(3)親・子・兄弟について使えることをしっかりと説明しているもの

(4)「親族」「身内」だけを載せ、家族や肉親について使えることまでは明記していない辞書

 中でも次のものは特筆すべきと思います。

★relativeには家族も含まれる。(『システム英単語Basic』)

(家族も含めて)親戚 a close relative「親、兄弟など」 a dsitant relative「遠い親類(大叔父など)」(『必携英単語LEAP』)

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