「ブクブクアワー地中海リゾート」

 「東急ハンズ」をブラブラ歩いていたら、チョット面白そうな入浴剤が目に入りました。「ブクブクアワー 地中海リゾート」という泡風呂を作る入浴剤です。「ブクブクアワー」キャラクター10周年目の新シリーズです。お風呂はゆったり楽しみたいけど、お肌のケアもしたい。そんな願いを叶え、自然の恵みに包まれる泡の入浴料。自然由来のエキスがお肌のお悩みにアプローチして、自然のオイルで潤いをしっかり保つことができます。硫酸系界面活性剤をはじめ、防腐剤、鉱物油、シリコン、4つのフリーでお肌に思いやり!地中海の恵みが心とお肌をクリアに導きます。

クリアに導く秘訣はこれ!
○地中海レモンエキス(ツヤ肌成分)
○地中海ソルト(整肌成分)
○ショウガエキス(保湿成分)
○ローズマリーエキス(整肌成分)

包み込むオイル美容
○オリーブオイル(保湿成分)
○アーモンドオイル(保湿成分)

天然香料使用
○レモン果皮油
○ショウガ根油

 浴槽の湯(約200L)に1包(40g)を入れ、軽くかき混ぜます。シャワーでお湯を勢いよく注ぐと見事な泡風呂の完成です(写真上は八幡家のお風呂)。張りたてのお湯で使用するとより泡立ちます。封を開けるとかなり強めの香りがします。スパイシーシトラスの香りなんですが、癒されますね。かなり細かい粉だと思います。泡風呂を作る入浴剤や機械をいくつか購入したことがありますが、面倒臭くて定着しませんでした。これは、1袋が1回分なので計る手間もなくて手軽にできるので便利です。とても気に入ったので、大量に購入しました。♥♥♥

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「WOW salad stand」

◎週末はグルメ情報!!今週はサラダ 

 松江に初めて、サラダテイクアウトの専門店ができたと聞いて、先日出かけてきました。「WOW salad stand ワゥ・サラダスタンド」というお店で、松江駅近くのホテル「アルファワン」の道路を挟んで斜め向かいの伊勢宮町にあります。テイクアウト専門店なのですが、東京の方ではかなり流行っているそうです。かなりボリュームたっぷりのサラダで、自分好みにカスタムができるんです。松江では珍しいサラダ専門店です。サラダのサイズが大きくて驚きました。営業時間は午前11時から午後8時までです。米子の帰りに、夕方お邪魔しました。

 お店は、すごくシンプルな外観で、パッと見は美容室かとも思ってしまいます。イケメン店長さんは(出雲出身)、東京でサラダ専門店に勤めていた経験を活かして、昨年の4月にここにオープンしました。初めてお邪魔したので、どう注文して良いか分からず、店長さんにおすすめを聞いて、お任せでお願いしました。「ポークン・イートコブ 」が一番人気ということで、オススメのドレッシング(バターミルクランチ)を添えてもらって、持って帰りました。注文のあった後に、目の前で店長さんが野菜・フルーツを細かくチョップしていかれます。ロメインレタス・ローストポーク・アボカド・ホワイトチェダー・トマト・ボイルドエッグが細かく刻んで混ぜ合わせてあります。こんなに美味いサラダを食べたのは初めてです。副菜どころか、主食と言ってもいいくらいです。なにせボールに一杯サラダが入っているので、一度には食べきれません。小食の人は、2、3人でシェアしてもいいかもしれませんね。

 ぶつ切りにした野菜やフルーツの中に、肉類や穀物を加えることで、主食としても楽しめるチョップド・サラダの専門店です。レタスやホウレン草をベースに、旬の野菜を取り入れたレギュラーメニュー9種類をラインナップしています。そのほかにも、29種類の食材から好みを指名することもできますよ。ドレッシングも11種類用意されています(各100円)。大晦日にもお邪魔して、同じ物をいただきました。ものすごいお客さんで、次から次から入って来られます。予約もいっぱいだとか。松江にこのようなお店は他にありませんから、支持されているのだと思います(オンリーワン)。大好きな「だんだん」ポテトサラダのようなものを、ぜひ作ってもらいたいとお願いしておきました。

 お正月は市場が休みで野菜が入手できないのでずっと休んでおられました。1月6日から営業ということで、行ってきました。今日は、私の大好きなレーズンアップルの入ったサラダを作ってもらいました。なにせ大量にボールに入っているので、ドレッシングも2つ添えてもらうことにしています。実にさっぱりとした味で、これまた気に入りました。♥♥♥

▲イケメン店長さんです

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「いのちの歌」

 私は特定の歌い手(小田和正・さだまさし・髙橋真梨子など)を除いては、テレビの音楽番組は一切見ません。あまりにも下手くそな、歌を聞くに耐えないレベルの芸能人が多いからです。私の幼い頃は、日本で一番権威のあった「レコード大賞」も、今ではおよそ信じられないレベルで選考が行われています。今年の選考結果を聞くにつけ、あり得ないと感じるのは私だけではないでしょう。権威の失墜もやむを得ませんね。歌で感動させてくれる歌い手たちに、賞は上げて欲しいものです。年末、小田和正さんの「クリスマスの約束」という音楽特番が、深夜帯にもかかわらず常に高視聴率を収めていることは、歌い手たちが徹底的に歌い込み、猛練習をして、高いレベルでの歌が聴けることが支持されているのです。ただ芸能人にとっては、この賞を取ったり、紅白歌合戦に出場すると、ギャラが莫大に跳ね上がるということですから、みんな必死なんでしょうね(そのために芸能事務所は必死になるとか)。

 そんな歌番組は見ない私が、今年は「紅白歌合戦」だけは一部見ました(視聴率は過去史上最低の37.3%)。水森かおりという歌い手が、世界的マジシャンのメイガスと共演して、大イリュージョンを披露するということで、マジック好きの私もここだけはスイッチを入れて見ていました。すごいスケールのイリュージョンでした。「スポーツ報知」に細かな時間刻みの出演者表が載っていたので、10時34分過ぎの竹内まりやさんの「いのちの歌」にも注目していました。特別企画「未来へつなぐ命のメッセージ」として、緑のドレス姿のまりやさんが、NHKのスタジオから生中継で登場し、綾瀬はるかさんがMCを務めます。デビューから40年の軌跡を振り返る映像には、夫で歌手の山下達郎さんと一緒に写った写真もあり、夫婦で“紅白初共演”するサプライズで観客・視聴者を沸かせました。穏やかな笑みを浮かべながら、新緑の森の舞台セットに立ち、「いのちの歌」を圧巻の歌唱力で聴かせました。こういう歌の上手い人の歌を聞くと、うっとりしますね。まりやさんは、左手で胸を押さえた後、両手を組んで祈りを捧げるポーズ。スタジオで見守った紅組司会の綾瀬はるかさんが、「生で聴けてうれしかったです」と目を潤ませると、まりやさんは「生で緊張しましたけども、この歌に込めた思いが全国の皆さんに届けばいいな、と歌わせていただきました」とにっこり。「令和という時代が、皆さまにとって素晴らしい時代になることを祈ります」と語ると、綾瀬さんと握手を交わして静かに舞台袖に消えていきました。私と同い年の64歳とは思えない神々しい美しさでした。

 その竹内まりやさんが、1月1日元日に、シングル「いのちの歌(スペシャル・エディション)」をリリースしました。スタジオワンダーで早速購入してきました。この曲は、2008年のNHK連続テレビ小説『だんだん』で(松江北高校が舞台になったテレビロケの模様は、最近このブログでも「だんだんの想い出」として紹介しましたね⇒コチラです)、主演の三倉茉奈・三倉佳奈が劇中歌として初披露し、2012年にはまりやさん自身がセルフカバーしたものです。家族や友人、もう会えなくなってしまった大切な人たちに、「出会えた喜び」を、「命への感謝」を歌った名曲として知られています。卒業式、結婚式など様々なイベントで歌われ、昨春には道徳の教科書に歌詞が掲載される⼈気曲になりました。全国の学校で合唱曲として歌われていますね。

 初出場の紅白でこの曲を歌ったことで、2012年に既発のシングルの初回限定盤に名曲「人生の扉」のライブ映像(souvenir the movie~Mariya Takeuchi Theater Live~より)を収録したDVDをセットにした、完全生産限定盤のスペシャル・エディションでの発売です。まりやさんの歌、聞かせますね。なおこのCDが、1⽉7日発表の最新「オリコン週間シングルランキング」では、週間売上0.7万枚で第1位を獲得しています。1955年3⽉20日生まれの竹内さんにとっては、「64歳10ヵ月」での1位となり、昨年、桑田佳祐さんが記録した62歳11ヵ⽉を上回り、シングル1位歴代最年長記録」で歴代1位となりました。また今回の1位は、1998年11月30日付で「カムフラージュ/WinterLovers」が1位を獲得して以来「21年1ヵ月ぶりの1位」となり、シングル1位インターバル記録」でも、松任谷由実さんが1993年8月9日付で記録した「17年7ヵ⽉ぶり」を26年5ヵ⽉ぶりに更新し、歴代1位となりました。私と同い年の竹内まりさんのご活躍、同郷人として非常に嬉しく思っています。♥♥♥

    初めての紅白で歌わせていただいた「いのちの歌」が、沢山の方々の心に届いたことを何よりも嬉しく思います。この記録を励みにして、これからも末永く歌い続けていきます。本当にありがとうございました!(竹内まりや談)

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センター試験不正行為

 「大学入試センター試験」が近づいてきました。昨年は全国693の会場で行われました。昨年の試験では、4人の受験生がスマートフォンを使うなどの不正行為」をしたということが、大学入試センターより報道されています。この頃は終了後すぐに、いち早く大学入試センターが会見を開き、明らかにされるようになりました。以前なら、こういった情報は公表されず、全く表に出てこなかったんですが、馳 浩文科大臣の時から、全部すぐに情報開示されるようになりましたね。

 内訳は、宮城県三重県の会場で、2人が理科の試験中にスマートフォンを使った不正をしていました。1人はスマホの検索機能を使い、ウェブサイトで用語を調べていました。もう1人は電卓として使っていたということですが、外部と通信した記録はなかったということです。さらに、東京都の会場で、国語の試験において、問題文を読む際に、使用が禁止された定規を当てて読んでいた受験生と、試験が終わっているのにマークシートへの記入をやめない受験生に、試験監督が注意した後も解答をやめなかったとのことです。今までで一番多い「不正行為」がこれなんですね。注意しないといけないよ、と私は生徒たちに警告しています。かつて島根県でも経験しています。大学入試センターによりますと、全員が不正行為を認め、試験結果はすべて無効とされました。スマートフォンを使った不正は、過去の試験でも起きていて、大学入試センターは「何が不正行為にあたるかは受験案内に書いてあるので注意して受験してほしい」と呼びかけています。

 試験中に使用してはいけないものとして、要項には定規、コンパス、電卓、そろばん、グラフ用紙等の補助具、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末、電子辞書、ICレコーダー等の電子機器類」と明記されています。問題用紙の図形は正確に描かれているために、数学や物理、地理は定規があれば答えが分かってしまうこともあるからです。図形問題を定規を使って精密に描けば答えが出ることもあるでしょう。かつては、定規に英単語などを書き込んで、カンニングペーパーとして悪用する例もあったと聞きます。そういうわけで、定規は全教科で使用禁止となっているんです。

 メガネがカメラ兼ディスプレーで、問題を外部に自動送信して、ディスプレーに解答が表示されたり、小型の骨伝導イヤホンで解答を聞くなんてことが可能ですよね。外部への通信が遮断されても、ディスプレーに電子辞書機能があり、シャーペン型マウスで検索できるとか。すでにメガネに装着した超小型プロジェクターから網膜に直接映像を投影する技術は開発されていますし。

 今後は、IT技術の進化によって、カンニング行為」は巧妙化の一途をたどりそうだ、とIT事情通は予測しています(「大阪スポーツ」より)。すごい時代になったものです。私が今までに経験したカンニング行為の中で、感心(?)したのは、鉛筆の芯の部分を上手にくりぬいて、そこに小さな字で書き込んだカンニング・ペーパーをくるくる巻いて仕込んで試験中に見ていたというものです。そんなことに膨大な手間暇をかけるくらいなら勉強しろよ、と言ったのを覚えています〔笑〕。

 以下は、「大学入試センター」が公表している「不正行為」の例です。気をつけましょうね。日頃の模擬試験でも、①のケに関しては、特に注意を喚起しておきたいですね。

①  次のことをすると不正行為となります。不正行為を行った場合は,その場で受験の中止と退室を指示され,それ以後の受験はできなくなります。また,受験した大学入試センター試験の全ての教科・科目の成績を無効とします。
ア  志願票,受験票・写真票,解答用紙へ故意に虚偽の記入(受験票・写真票に本人以外の写真を貼ることや解答用紙に本人以外の氏名・受験番号を記入するなど。)をすること。
イ  カンニング(試験の教科・科目に関係するメモやコピーなどを机上等に置いたり見たりすること,教科書,参考書,辞書等の書籍類の内容を見ること,他の受験者の答案等を見ること,他の人から答えを教わることなど。)をすること。
ウ  他の受験者に答えを教えたりカンニングの手助けをすること。
エ  配付された問題冊子を,その試験時間が終了する前に試験室から持ち出すこと。
オ  解答用紙を試験室から持ち出すこと。
カ  「解答はじめ。」の指示の前に,問題冊子を開いたり解答を始めること。
キ  試験時間中に,定規(定規の機能を備えた鉛筆等を含む。),コンパス,電卓,そろばん,グラフ用紙等の補助具を使用すること。
ク  試験時間中に,携帯電話,スマートフォン,ウェアラブル端末,電子辞書,IC レコーダー等の電子機器類を使用すること。
ケ  「解答やめ。鉛筆や消しゴムを置いて問題冊子を閉じてください。」の指示に従わず,鉛筆や消しゴムを持っていたり解答を続けること。

②  上記①以外にも,次のことをすると不正行為となることがあります。指示等に従わず,不正行為と認定された場合の取扱いは,①と同様です。
ア  試験時間中に,定規(定規の機能を備えた鉛筆等を含む。),コンパス,電卓,そろばん,グラフ用紙等の補助具や携帯電話,スマートフォン,ウェアラブル端末,電子辞書,IC レコーダー等の電子機器類,教科書,参考書,辞書等の書籍類をかばん等にしまわず,身に付けていたり手に持っていること。
イ  試験時間中に携帯電話や時計等の音(着信・アラーム・振動音など。)を長時間鳴らすなど,試験の進行に影響を与えること。
ウ  監督者の指示に従わず,IC プレーヤーを操作したり,IC プレーヤーの不具合について虚偽の申出をすること。
エ  IC プレーヤー,イヤホン及び音声メモリーを試験室から持ち出すこと。
オ  試験に関することについて,自身や他の受験者が有利になるような虚偽の申出をすること。
カ  試験場において他の受験者の迷惑となる行為をすること。
キ  試験場において監督者等の指示に従わないこと。
ク  その他,試験の公平性を損なうおそれのある行為をすること。

 もう一つ触れておきましょう。毎年センター試験の会場で、突飛な行動をする受験生が必ずいます。このことにも注意喚起しておいてやるといいでしょう。時にそういう生徒がいる、ということを伝えておいてやってください。私は毎年事前にこの話をして、過去の受験教室での例を紹介します。そして、そういう場合にはどうするか、ということにまで踏みこんで指導していました。するとセンター試験終了後、職員室に「こんな変な生徒がいました」と報告に来てくれます。以下はその実例です。

・貧乏ゆすりをやめない
・ブツブツ物を言いながら解答している
・突如として奇声を上げる
・「あー、簡単だった!」と言って早々に教室を出て行く(現在は時間まで出られません)
・「必勝」鉢巻きをしている
・教室内の暑さにたまらず服をどんどん脱いでいく生徒
・あたりをキョロキョロと目線の定まらない生徒
・試験監督者がうたた寝していた。いびきがうるさかった

 私は毎年、センター試験が終わった翌日の授業で、受験を終えた生徒たちに、後輩たちにぜひとも伝えておきたいことを書いてもらっています。実際に受験を体験した生徒ならではの細かな注意事項が挙がってきて、とても参考になります。昨年の補習科・現役の生徒たちが書いてくれた資料を「ダウンロードサイト」に登録しておきました。参考にしてくださいね。最新の『週刊ポスト』1月17/24日号(小学館)が、「大学入試センター試験笑いと涙満点のドラマ」という特集記事を組んでいて、面白く読みました(大学入試センター試験31年の歩み/ふりかかった難題/受験生を悩ませた!?珍問・奇問/試験監督の耐えがたい“憂鬱”と“絶望”)。♥♥♥

・「賢者は歴史に学ぶ~センター試験先輩からのアドバイス」 島根県立松江北高等学校 八幡成人  ⇒コチラで読むことができます

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「穴熊校長は学校を潰す」?

 若い頃は将棋が好きで、のぼせてやっていた時代もあります。引退された加藤一二三(かとうひふみ)先生が大好きで(今や「ひふみん」としてアイドルになってしまわれましたね!)、「矢倉」を一生懸命勉強したりもしていました。すると、田中寅彦(たなかとらひこ)先生が登場して居飛車穴熊」戦法を駆使して勝ちまくりだしました。王将を自陣の隅に囲い込んで、金、銀、桂馬、香車で守る鉄壁の陣形ですね。ちょっとやそっとでは、王手がかからず、数ある将棋の守備陣形の中でも最も堅牢と言われています。故・大内延介(おおうちのぶゆき)先生が愛用された王囲いです(2017年にお亡くなりになりました⇒コチラです)。当時は私も真似をして結構勝っていました。もう最近は、将棋を指すこともほとんどないので、ずいぶん弱くなりました。常勤で現場復帰して、松江北高将棋部の顧問を務めましたが、生徒たちに全く勝てませんでした。序盤はいいところまで行くんですが、終盤は全くダメです。さて、今日の本論は穴熊社長は会社を潰す」です。

 経営コンサルタントの大御所、一倉 定(いちくらさだむ)先生は、穴熊社長は会社をつぶす」という名言を残しておられます(私は一倉先生の残された数多くの名言を愛唱しています)。組織のリーダーが穴熊のように社内に閉じこもり、部下に指示するばかりでは、組織の衰退は間違いなしだ、と言うのです。お客さんや世間のニーズは、会社の中にいては絶対に感じ取ることはできません。常に会社内・現場・世間をしっかりと観察して、現場の問題点を洗い出しておかねば、会社のさらなる発展は見込めないでしょう。自社製品がどのように陳列されており、お客様が手に取っているのか、いないのか、手に取っているとしたらどういった客層が多いのか、といったことを細かく観察することが必要です。加えて、自社のライバル商品をチェックし、価格面、外観、性能面など、比較すべきポイントは山のようにあることでしょう。時には自らユーザーとなって使ってみて、体感する事も重要です。経営者が社内に穴熊のようにこもっていては、お客さんのことや現場は絶対に分からないということを、厳に戒められた言葉がこれです。環境変化やお客様の動向、現場での状況を経営者が見極めることは、企業の「方向づけ」をする上でとても大切なことです。また、現状が上手くいっているかどうか、あるいは逆に現場での問題点を見極めるためにも、お客様の意見や現場がとても重要です。それは、社長室にで~んと座っているだけでは分かりません。社長室の外へ出て、現場を見る、お客様を訪問するといったことを行わないと分からないことです。

 私の尊敬する経営コンサルタントの小宮一慶(こみやかずよし)さんのお話によると、小宮さんの会社(東京・麹町)のすぐ近くに、セブン&アイホールディングスの大きな本社ビルがあり、それに併設して、傘下のファミレスのデニーズがあります。小宮さんが、お客さんやスタッフとときどきデニーズで食事をとっていると、そこで何度か、創業者の伊藤雅俊さんをお見かけしたことがあるそうです。もう90歳を過ぎてご高齢なんですが、ご自身で階段を上り、2階のお店にやって来られるのだそうです。売上高6兆円もの会社の創業経営者ですから、デニーズの料理を食べたいのなら、秘書に言えば名誉会長室まですぐに届けてもらえると思うんですが、ご自身でお店に出かけて食べられるのです。味だけなら、名誉会長室で食べても分かりますが、お店の雰囲気や、サービスの状況、そしてお客さんが何を食べ、満足されているかどうかは、お店まで出ない限り絶対にわかりません。やはり、一代で会社を大きく伸ばす経営者は、お客さんを直接見ることや現場を大切にされるのですね。名誉会長でもあり、高齢であるので、そこまでしなくてもと思われるかもしれませんが、その「一歩の踏み込み」を自然にできるところが、一般の人と違うところなのでしょう、と小宮さんは観察しておられました。なるほど!

 長年教育現場に勤め、よ~く考えて見たら、このことは学校現場にも言えることでないかと感じるようになりました。松江北高・元校長泉 雄二郎(いずみゆうじろう)先生(現・島根大学 教育・学生支援機構アドミッションセンター教授)は、朝早くからいつも校内を歩き回って、学校内を鋭く観察をしておられましたね。今学校がどうなっているのかを、ご自分の目で確かめるべく、暇があると校内を歩いて細かなところまで目を光らせておられました。廊下で生徒に声をかけ、先生方の授業をしょっちゅう見に来られていました。学校外部の多くの方々とも太いパイプを持っておられ、その方々から絶えず情報を仕入れられ、北高を客観的な立場で俯瞰しておられました。我々教員に、朝礼や職員会議で、それらをフィードバックしてくださっていました。一方、対照的に、校長室に引き籠もって本ばかり読んでいる校長先生もおられましたね。東大の合格人数にしか興味のない校長も。研究授業に顔を出したことのない校長も。夜遅くまでみんなで頑張る高校入試の採点当日、さっさと帰ってしまった校長も。生徒・学校の成績に全く興味のない校長も。穴熊校長は学校を潰す」と言えるかもしれません。

 やはり一倉 定先生の言葉に、「良い会社とか悪い会社はない、あるのは良い社長と悪い社長である」というのがあります。私はこれをもじって、「良い学校とか悪い学校はない、あるのは良い校長(教師)と悪い校長(教師)である」と言っています。❤❤❤

            *********

 補足です。一倉 定先生は、1918年4月群馬県前橋市に生まれ、1999年3月に80歳でお亡くなりになりました。5000社を超える企業を指導し、多くの倒産寸前の企業を再建しました。徹底して、現場実践主義とお客様第一主義を標榜。経営コンサルタントの第一人者とされ、苛烈なまでに経営者を叱り飛ばす姿から、「社長の教祖」「炎のコンサルタント」との異名を持つ指導者です。中小企業の社長さん方には絶大な人気で、二日間で7万8千円のセミナーには、千人もの社長さんたちが押し寄せました。それを年に6回、30年間も続けておられたのですから、人気のほどはお分かりでしょう。「ダメな会社はTOPがすべて悪い、人のせいにするな、部下のせいにするな、環境のせいにするな」が基本方針。空理空論で経営する社長や、利益だけを追求する社長に対しては、烈火の如く怒り叱り飛ばすとされ、「こんなに叱られるのは生まれて初めてだ」「講義と聞いて来たが、これは講義ではない、落雷だ」との感想を述べる経営者もいたそうですよ。事業経営の成否は、社長次第で決まるという信念から、赤字会社の社長だけを対象に、情熱的に指導した異色の経営コンサルタントです。社長を小学生のように叱りつけ、時には、手にしたチョークを投げつける反面、社長と悩みを共にし、親身になって対応策を練る、まさに「社長の教祖」的存在でした。「経営者として成功したければ、電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、全部自分のせいだと思いなさい」という言葉もありましたね。「社長が知らないうちに起ったこと」でもすべて社長の責任なのだ。会社の中では、何がどうなっていようと、結果に対する責任は、すべて社長がとらなければならないことを述べた言葉です。自分は知らなかった、部下がやったことで、と言い訳する社長がいかに多いことでしょう。指導者はそれぐらいの覚悟を持ってあたらなければ、成功はおぼつかないということでしょう。そのような指導者がいかに少ないことか!♠♠♠

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センターの過去問

 いよいよ最後の「センター試験」が間近に迫ってきました。今日の話題はこの「センター試験」です。

 私が教えている米子東高校内の「勝田ケ丘志学館」では、冬休み、お正月も返上で9回(!)の「パック模試」を行っています。この時期は、こうした本番並みの演習をやるのが一番効果があるんです。もちろん「やりっ放し」にせずに、間違えたところを自分なりに振り返っておく必要がありますが。以前の松江北高で、「模試→1日休み(自分なりに見直す)→フォロー講座(苦手な大問別に講座を開講)」という3日間を1セットで、最後の演習を行っていた頃が懐かしく思われます。

 チョット懐かしい話を。私がまだ若い30代の頃、島根県立松江南高等学校で、冬休みに自分のクラス担任の生徒たちが、点を取るために休み返上で頑張るというので、知り合いの模試業者にお願いして、すでに終わった(あるいは昨年の)古い模試を譲ってもらって(当時はまだ「パック模試」などという教材は全くありませんでした)、本番の時間帯通りに演習をやろうと思い立ちました。業者の中には私の熱意に、ご好意で無料で提供してくれた所、安く譲ってくれたところもあり、自腹で生徒人数分を調達しました。保護者からはお金を取ってくれと言ってきてくださった方もおられましたが、私が勝手にやることなので、やりたいようにやらせてもらいました(当時は辞典が売れて印税がたんまり入っていましたから。「利他の精神」です)。すると他クラスの熱心な生徒の中にも、ぜひ参加したいという者も出てきて、約100人が冬休み返上で毎日頑張りました。この生徒たちがものすごい結果を残してくれたので、翌年度から学校全体で「直前模試演習」というものが始まったのでした。我ながら、良いアイデアだったと思っています。

 この時期は、「センター試験」本試験・追試験にあたって、本番に少しでも慣れていくことと、一種の「勘」のようなものを培わなくてはいけません。実際に出題された問題に数多く触れることで、現在の自分の実力を把握することが必要なんです。一生懸命に市販のセンター問題集を解くのはこの時期にやることではない、というのが私の持論です。中にはヒドイ問題もたくさんあって、そういういい加減な問題で、本来養うべき力が削がれるのが一番怖いんです。特にこの時期、配点の高い長文問題で、「本文」「正解選択肢」の言い換えの『間合い』のようなものをしっかりと体感しておくことが重要だと思っています。私は、松江北高補習科・勝田ケ丘志学館で、秋口から「センター試験」の過去問演習を始め、現時点で、2019年~2010年の本試・追試まで10年分(20回)を解き終わり、解説をしました。もちろん、各大問の解き方のコツを最初に指導しておかねばなりません。年末に米子東高の現役生徒たち(⇒詳細はコチラです)に指導した「センター試験のツボ」資料を、「ダウンロードサイト」に登録しておきました。ご参考にしてください。

・「センター試験のツボ」 (編)八幡成人 ⇒コチラで読むことができます

 尊敬する竹岡広信(たけおかひろのぶ)先生(駿台予備校・竹岡塾)が、「センター過去問」の有用性について、『Q&A即決英語勉強法』(教学社、2016年)に、こんなことをおっしゃっておられました。私が『間合い』と呼ぶものを、逆の視点から、竹岡先生『濁る』と表現しておられますね。全面的に賛成します。

 センター本試験の切れ味のある問題に対処するには過去問以外は考えられません。よくある質問に「古い傾向の問題をやる意味はありますか?」というのがあります。これに対しては「センター試験の根幹は変わっていない。すべてやりなさい」と答えることにしています。また「過去問2週目が終わりましたが、次はどの問題集をやればいいですか?」という質問を受けたときには「変な問題集をやると、『濁る』からダメ。ひたすら過去問を繰り返せ!予想問題集よりも過去問。ひたすら過去問。しみじみ過去問!」と言います。すると「過去問を5周もやったので答えを覚えてしまいました」なんて言う生徒がいるので、そんな場合には「僕なんか、問題文を覚えているけど、それでもやり直すと新たな発見があるよ。とにかく、ぶつぶつ文句を言わないで過去問をやること!」と言います。「書き込みを一杯して使えなくなりました」なんて言う生徒には「2冊目を買いなさい。1年浪人すれば生涯賃金を含めて1,000万円ぐらいの損害が出る。1,000円もしない過去問の本が高いというのはcrazyとしか言いようがない」と言っています。センター試験は良問ですから、高校1年からやるべきです。センター試験という枠にとらわれずに、良質な問題集として使えばいいのです。直前期だけにやるなんて「なんてもったいない!」 (p.142)

 「センター試験」の本番の問題は、非常によく練られていて(稀にひどい問題もありますが…)、私たちがつけるべき英語の力の指標をはっきりと提示してくれています。これを利用しない手はありません。過去問を解く度に、大問ごとに得点率を一覧表に記入させていましたが、こうすることで自分の弱点分野がはっきりと現れてきます。そこを集中的に征服することで、得点力をアップさせることができます。大切なことは、本番の問題を使って、今の自分の「立ち位置」を正確に知ることなんです。それに対して、市販の問題集の中には、本文そのままの表現が正解選択肢に使われていたり、どうしてそれ一つに正解が絞られるのかが疑問なものや、なぜそれが正解なのか根拠すら不明瞭な問題も数多く見られます。やはり長文問題(第3問~第6問)は本番のもので、「本文」とは違う形で言い換えられた「正解選択肢」を見抜く「間合い」のようなものを磨いておきたいですね(「原文典拠の法則」にしたがって「同一内容異表現の法則」を練習するのです)。特に、第1問と第2問の知識問題では、「お色直し」が頻繁に起こりますから、余計に過去問をさらいながら本番に備えておく必要があります。

 私が勤務していた松江南高校では、「二次の力をつければセンターの勉強などはしなくても大丈夫」という教育方針で、伝統的に二次試験の指導ばかりをやっていました。私もまだ若かったので、物も言えずに方針に従って指導していました。ただこれではセンターで取りこぼす生徒も多く、欠陥が生じていました。勤務13年目の最後の年に、私のわがままを言わせていただいて、8月からセンター試験の準備を始めました。福崎伍郎先生『決める!』(学研)を夏休み前に配布して、私がそれまでに指導で溜めてきたセンター試験の資料を整理してプリントにまとめ、少しずつ「センター対策」を計画的に始めたんです。この時のプリント資料が、後の私の「センター対策本」(14版まで改訂版を出しました)となっていきます。今では信じられないかもしれませんが、

▲松江北高で最後に使った黒本

松江南高校時代の若い頃は、過去問の問題集などは出版されていませんでしたから(やって来る出版社の営業の方に片っ端からお願いしていましたが、どこも作ってはくれませんでした。絶対に売れますからと保証したんですが…今では考えられないことです)、自分でセンター本番の問題を縮小コピーして、切り貼り編集をして、版下を作り、印刷屋さんにお願いをして印刷・製本をしてもらって、「過去問題集」として生徒に配布し、演習を行っていました。大変な手間暇をかけましたが、生徒たちは平均180点を取ってくれましたから、やはり効果は絶大であったと言わねばなりません。今は、各社からこぞって「過去問題集」が出版されていますね。松江北高では例年(今は買っていません…)、河合塾『センター試験過去問レビュー』(河合出版)[通称「黒本」]を全員購入して、センター対策のフォローに使っていました。どこの会社よりも解答・解説が詳しいところが魅力の本です(写真上)。「志学館」の生徒たちは現在この本を使って、振り返り学習をしています。

 親しくさせていただいている中川右也先生(三重県鈴鹿高等学校)から、「センター試験」にまつわる詳細な最新データをお送りいただきましたので、「ダウンロードサイト」に登録しておきました。中川先生、いつもありがとうございます。

・「センター試験データ」 三重県鈴鹿高等学校 中川右也先生 ⇒コチラで読むことができます

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「引きこもり」

 日本語の「カラオケ」「オタク」が、英語圏でもそのまま通用するようになって久しくなりますね。英国オックスフォード大学出版局の英語辞書Oxford Dictionary of English (改訂3版, 2010年)に、当時新たに収録された新語約2,000語の中に、日本語の「引きこもり」hikikomoriとして収録されたことが話題になりましたね(第2版には日本語起源の「オタク」「過労死」「ラーメン」「昆布」などが収録されて話題になりました)。「えーっ、英語として通じるんですか?」と、今日も話題になりました。「引きこもり」が英語として認定されたのは、欧米では若者による「引きこもり」自体が、日本のようには社会問題化しておらず、英語で正確に表現できる言葉がないことが背景にありました。またゲームやアニメといった日本のサブ・カルチャーと、「引きこもり」がイメージ的に重なる点も指摘されました。「引きこもり」は、「社会との接触を異常なまでに避けることで、一般的には思春期の男性に多い」と説明されています。原文はこうです。

[mass noun] (in Japan)  the abnormal avoidance of social contact, typically by adolescent males.

[count noun]  a person who avoids social contact.

ORIGIN   Japanese, literally ‘staying indoors, (social) withdrawal’

 この「引きこもり」を表すとされる英語表現には、幾つかのものが考えられます。Homebodyは、週末に外出したりするでなく、家で読書したり、テレビをみたりゲームをして過ごすのがすきなひとを指す軽い言葉です。homebodyは決して悪い言葉ではないですが、自分自身を紹介する時に言います。I, myself, am actually a homebody sometimes.(時々家で引きこもったりするときがあるんだ。)

 couch potatoは、怠惰な人のことを指します。これは、外に出ないで、ソファの上にずっといる人のことを言います。

“You see James over there? He hasn’t had a job in over a year and just stays home and plays video games all day….what a couch potato
(あっちにジェームズがいるだろう?一年以上働かないで家でずっとテレビゲームだって。すごい引きこもりだよな。)

これでわかる通り、couch potatoには否定的な意味合いがあるので、使う時は気を付ける必要があります。

 anti-social は単純に、会話や社交的に振る舞うのが嫌いな人を言います。この言葉も少し強い言葉なので、誰に対してどのように言うかは気を付けるべき言葉です。友達同士でジョークを言う時に使えますが、状況次第ですね。

 和英辞典には、social withdrawal/ withdrawal from societyと訳されているのを目にしますが、米国ではこの言葉をあまり聞かないらしく、「ひきこもり」という”状態”を示す表現を英訳したものではないかとのことです。心理学や精神医学など専門領域では違うのかもしれませんが。

 cocoonはかいこなどの「繭;繭ごもりする」という意味で、そこから cocoonerが「外出せずに家にこもる人」を言うようです。

 引きこもりのことをhermitと呼ぶアメリカ人もでいました。ドキュメンタリー番組で見たときに、hermitと呼ばれていました(部屋に引きこもっているのはbedroom hermit、自分の世界を作っているのは、ただのhermitと認識していました)。

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 このような英語になった日本語の研究をしておられたのが、もうお亡くなりになってずいぶんが経ちますが、故・山岸直勇(やまぎしなおとし)先生でした(大阪府立工業高等専門学校、奈良大学)。「英語の辞書・百科事典の誤りについて」という論文を毎年書かれ、私も送っていただいていました。英米の辞典や百科事典に見られる 定義や説明の不備を(特に日本語起源の英語の) 、ライフワークとして細かく検証し続けておられた先生です。⇒例えばコチラで読むことが出来ます  こういうユニークな研究に生涯を打ち込まれた立派な先生でした。お手紙をよくいただいたあの先生の独特の文字を思い出します。♣♣♣

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