「つばめグリル」

◎週末はグルメ情報!!今週はハンバーグ

 東京駅「大丸」の最上階レストラン街(12階)にある、1930年創業の日本屈指の欧風レストラン「つばめグリル「つばめ」という名前の由来は「特急つばめ」にちなんでつけられたそうですよ。絶品ハンブルグステーキは必食です。お店の窓からは、東京を象徴するビル群が立ち並ぶ圧巻の眺望が自慢で、駅直結のビル内でアクセス抜群なところが人気です。古きよき味を今に伝える、伝統の技とおもてなしの心が溢れるレストランです。大丸東京」12階にあるお店は、東京駅や高層ビル群など、東京の景色を間近に眺めながらのお食事やお酒を愉しめるテーブル席、ソファー席など多彩な席を用意しています。

 名物のハンバーグ(このお店では「ハンブルグ」と呼びます)は、大人から子供まで楽しめる絶品で、産地指定のお肉を自社工場にてカットし毎日直送しています。お店でその日の分だけを挽き肉にし、手捏ねするのが、美味しさの秘訣とか。伝統の味とは、レトロな味付けや調合の意味ではなく、目指すのは100%手作り!美味しさの為には手間を惜しまない。それが「つばめ」の伝統に基づく選択です。また安心安全のための防腐剤・化学調味料は一切使用していません。

 「ハンブルグステーキ」に使用する肉は牛肉・豚肉ともに一頭丸ごと仕入れ、使用します。肉の鮮度を守るために当社のセントラルキッチンは重要な役割を果たしています。セントラルキッチンにはその日に使用する量だけの肉が納品されます。肉の味や品質を検査し、合格したもののみを受け入れ使用します。肉は不要なスジや脂を取り除き、8cm角程度の大きさにカット、複数頭の肉をブレンドします。セントラルキッチンでの加工はここまで。これには理由があります。それは肉を挽肉にすると鮮度が急速に劣化し、味が落ちてしまうから。挽肉にするのは店舗で行うのが鮮度を保つ上で最もよい条件。だから、店舗で挽肉にしやすい大きさにカットするのがセントラルキッチンの仕事なのです。また、店舗においては、一日に何度も肉を挽いてパテにします。重要なことは、挽肉は時間が経つにつれて味が落ちてしまう、という事です。朝挽いた肉をその日の夜まで使用したのでは何の意味もありません。挽いた肉を出来るだけ早く使いきるため挽いたらすぐにパテにします。そして保存する間もなく焼いてお客様の許へ。つばめグリル」ハンブルグステーキ」は挽きたて・合わせたて・焼きたて。鮮度を保つための努力を日々続けています。こんな美味しいハンバーグは久しぶりでした。♥♥♥

 

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大堀精一さんの想い出

 私が島根県立大田高等学校で進路部長を務めていた頃、西のカリスマを屋木達信(やぎたつのぶ)さん(長く駿台予備校神戸校の校舎長を務め、現在は近畿大学、何度も講演にお呼びして親しくさせていただいています)とするなら、東のカリスマは大堀精一(おおほりせいいち)氏だというもっぱらの噂でした。小論文」の指導では、この人の右に出る人はいないという評判でした。学研に入社以来、高校生を対象にした雑誌・進路情報・小論文などの分野でご活躍されました。月刊情報誌「学研・進学情報」の編集長。小論文入試問題分析プロジェクトチーム編集長を兼務しておられました。以前から人を介して講演をお願いしていたのですが、なかなか忙しい方で日程調整がつかない。ようやく2日ほど空きができたということで、島根県に初めてお呼びすることができました。真夏の盛りに400人が体育館に集まってお話を聞きました。講演後、進路指導室前に長蛇の行列ができました。質問に並ぶ生徒達です。こんな経験は初めてのことでした。生徒の質問に対して、学研の本社へ電話をかけて、関連する資料がすぐにファックスで送られてくる、そんな応対でした。聞くところでは日本一の小論文指導で当時有名だった徳島県の脇町高校で、夜8時から始まる「小論文講演会」の後、夜中の1時、2時まで生徒の質問行列ができると聞いていたので、やはりなるほどな~と感心したものでした。大堀さんとは、これがご縁で、以来数々の有益な情報を届けていただいています。

 出雲空港へお送りする車に、2人の熱心な生徒が乗り込んでまだ質問しました。この意欲!おかげでこの小論文を使った推薦入試では県で最高の記録を樹立しました。もちろん学校始まって以来の合格者数でした。この話を聞きつけて、島根県でもずいぶん多くの学校が、大堀さんを講演会にお呼びすることになったそうです。生徒曰く「思うように上手に小論文が書けないのですが、どうしたらいいですか?」大堀さん曰く「君、勘違いするな!上手く書けないのではなくて、書く内容がないだけだよ。もっと情報を仕込みなさい」と。鋭い切込みでした。本や新聞をしっかり読むことから準備を始めたいものですね。大堀さんは今も精力的に全国を飛び歩いておられます。♥♥♥

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『ZARDよ永遠なれ』

 2007年の5月27日に、3年生の授業を終えて英語研究室に帰ってきたら、机上のパソコンに、同僚の英語科の先生からメールが入っていて先生、ZARDの坂井泉水さんが亡くなりました!!とあり、愕然としました。病気(子宮頸がん)だったことも全く知りませんでした。手すりに乗っていて3メートル下に転落、病棟脇の非常階段で倒れているのが発見されました。脳挫傷でした(自殺説も流れましたが、事故死だったとの疑いが強いです)。まだ40歳の若さでした。ZARDの歌は大好きで、昔はファンクラブにも入って応援していたものです。私は2012年には、東京・鳥居坂で開催された「Zard Gallery」(~5月末)に、お別れに行ってきました。坂井泉水さんが長年愛用したキーボード、ギター、ペン、作詞ノート、直筆原稿、ジーンズやベストショット写真をじっくり眺め、特別上映されていたフィルムを鑑賞して当時を懐かしく思い出していました。入り口のショップで、写真集、ポスター、しおり、ノート、ファイルなどを購入して、名残惜しい会場を後にしたのを覚えています。アシェットから発刊された『ZARD CD&DVD COLLECTION 〜永遠のスタンダード・ナンバー〜』は全部揃えました。昨年は『ZARD 30周年YEAR』企画、『2004年全国ライブツアー映像フルHD化、47都道府県上映』、ZARD初にして、唯一の全国ライブツアー「What a beautiful moment Tour」に映画館まで行ってきました。⇒私のレポートはコチラ

▲東京・鳥井坂で開催された「ZARD GALLERY」

 ZARD坂井泉水の歌はどう生まれたのか?なぜ彼女の言葉は人々の心を捉え続けるのか?を正面から取り上げて、昨年NHK BSプレミアムで放送され、大反響を呼んだZARDスペシャルドキュメンタリー番組「ZARDよ 永遠なれ  坂井泉水の歌はこう生まれた」が(⇒私の紹介はコチラです)、デビュー30周年となる2月10日に、特別編集版で待望のパッケージ化されました。私は会社から発売日に届けていただきました。特典は「A4版特製クリアポスター」でした。

 坂井泉水〈言葉を紡ぎ出す天才〉と語るのは、彼女を見いだし、ZARDとして育て上げてきた長戸大幸プロデューサーその人です。「坂井は思っていることを会話で上手く伝えられるタイプではなく、いつも自分の中に溜めているような人でした。デビューに向け、〈自分の言葉で歌うため、自分で作詞すること〉という僕からの提案を受け入れたその日から、溜め込んだものをコツコツと、猛然と、書き綴るようになりました」と振り返っています。

 1991年2月10日に、「Good-bye My Loneliness」でデビューを果たしてから、今年で30周年を迎えたZARD負けないで」「揺れる想い」「マイ フレンド」など、実に多くのヒット曲を飛ばし、その知名度の高さに関しては疑いようがありません。しかし、テレビなどメディア露出の少なさも影響してか、楽曲以外の話題は神秘のベールに包まれていました。これまでシングル売り上げ1773.3万枚、アルバム売り上げ1990万枚を記録し、1990年代女性ソロアーティストとして最も多くのCD売り上げ枚数を誇り、オリコン平成30年ランキングアーティスト別セールスでは第8位を獲得。坂井さんが、2007年5月27日に逝去した後も、その人気は衰えるところを知りません。それどころか、「親の影響で自分もファンになった」という10代や20代の若いリスナーも増えているようです。それを裏付けるかのように、昨年「NIKKEIプラス」から発表された「10代から60代に聞いた、今こそ聴きたい、元気になれる歌15選」では、数ある名曲の中からZARD「負けないで」が第2位にランクイン。様々な困難に直面する度に、日本中に元気と勇気を与えてきた不朽の名曲の数々は、今もなお、世代を越えて多くの人々の心の支えになっているということでしょう。負けないで」は高校の英語教科書(三省堂)にも載った名曲で、人生の応援歌として理解されることの多い曲ですが、坂井さんの真意はもっと別の所にありました。知らない人が多いので、私は解説しておきました。⇒コチラです

 番組のテーマであった〈なぜこんなにも長きに亘りZARDの楽曲は愛され続けるのか?〉に対する各々の回答は、色鮮やかなメロディー」、「こだわり抜いたサウンド構成」、「唯一無二の歌声」、「心くすぐられるビジュアル」(=美人)などいろいろあることと思います。でも中でも一番なのは、やはり坂井さんがが大切にしてきたと公言している「歌詞」だと思います。では、〈どうして彼女の〈言葉〉はこれほどまでに人々の心を惹き付けて止まないのか? そして、あれほど多くの名曲をZARDはどのようにして生んできたのか?〉その答えを導くために、今回のNHKのドキュメンタリー映像は、坂井さんの生涯を振り返りながら、彼女が17年間どのように楽曲制作と向き合い、ZARDに人生を賭けてきたのかを、様々な側面から探求している。とりわけ、膨大に残された直筆メモから読み解く〈言葉〉へのこだわりは、ZARDファンならずとも見るに値するだろう(DVDの特別冊子には直筆メモの一部が鮮明な写真で掲載されている)。

 また、念願のシンガーになるきっかけとなったB.B.クィーンズのコーラス・オーディションを受けた時の歌唱音源(アンルイスの“六本木心中”)や、製品になっていない“負けないで”の英語バージョン、“揺れる想い”の制作途中の音源(製品とはメロディーが違うヴァージョン)など、初公開を含む音源が次々に登場するのも貴重です。さらに、生前は表に出ることのなかったレコーディングの舞台裏、ロケ現場での素顔などから、坂井さんの人間性にも深く踏み込んでいます。そして関係者の証言では、デビューから3作目までのミュージックビデオを手掛けた岩井俊二、ZARD初期のコーラスを多く担当し、同じ時代を過ごしたレーベルメイトの大黒摩季、坂井への取材経験もある音楽ライターの伊藤博伸、ZARD楽曲に幾度も助けられてきたというお笑い芸人のチャンカワイ、坂井さんと一緒にZARD作品を制作してきた身近なスタッフにより語られるエピソードにも、実に興味深いものがありました。

 ドキュメンタリー映像作品とはいえど、もちろんZARDの楽曲も楽しむことができます。放送ではワンコーラスのみだったミュージックビデオを可能な限りフルサイズで収録し、また特典には、本編でナレーションを担当した山本 彩さんによる「負けないで」の朗読を収録していました。

 2001年2月に体調不良のため約1年間の休養に入った坂井さん。その間、ファンクラブ会員に向けて、どんなときも前向きに考えたいと思っていますので、坂井泉水をどうか見守っていてくださいね」とメッセージを送っています。いかなる状況になっても、自ら選んだ道を後悔することなく、常にポジティブに歩み続けた坂井泉水さん。コロナ禍で塞ぎがちな今、彼女から発せられた〈言葉〉、〈歌〉に勇気づけられる人がたくさんいることだけは間違いありませんね。♥♥♥

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エーッ!!

 私は『賢者は歴史に学ぶ』(ビスマルク)という言葉が大好きです。先生・先輩・両親・知人の何気ない一言から自分の生活へのヒントをつかむということがよくあります。ほんのちょっとしたことで、成績が上がったり、下がったりという実態をたくさん見てきました。ここに面白いデータがありますので、紹介してみたいと思います。若い頃、担任をしていたときにはずいぶん使わせてもらった資料です。松江南高校の補習科という所のデータです。補習科」という言葉に聞き慣れない人も多いと思いますので、ここでちょっと補習科をご説明しておきますね。どういうところか知っておいてください。数字は全て当時のものです。


▲残念ながら受験に失敗したり、合格はしたもののもっと上を目指したいという生徒のために、島根県では「補習科」という浪人生のためのクラスを作っている学校があります。松江北高(2クラス)、松江南高、松江東高、出雲高(2クラス)、浜田高の5つがあります。都会の予備校へ出るとずいぶんお金がかかるので、また現役生徒と同じように早朝から晩まで厳しく鍛えてもらえるので、生徒・保護者にはずいぶん人気があるところです。一年間の経費はどこもわずか約30万円です。予備校では100万円以上かかります。ただし定員が少ないので英・数・国の入学試験があり選抜されます。どうしても他校の生徒は不利です。


 この補習科で、必死に勉強する生徒の成績の一年間の「伸び率」をさまざまな角度か ら分析をしたところ、面白いことがわかってきたのです。ここに紹介された 数字は、何も浪人生だけに当てはまるというのではなく、現役の生徒の皆さんの道しるべにもなるはず、と思っています。日頃のチョットしたことが、いろいろな波及効果を生むことがある、という典型的な例ですネ。まだ5教科800点満点だった頃の数字です。


●体育系部活動の生徒 ⇒ 5教科偏差値の伸び  +34.3点              
●部活動なしの生徒  ⇒ 5教科偏差値の伸び  +29.3点
◆座席の最前列にいた生徒 ⇒5教科偏差値の伸び +32.0点
◆座席の前2列目にいた生徒⇒5教科偏差値の伸び +30.0点
◆座席の最後列にいた生徒 ⇒5教科偏差値の伸び +23.5点
◆座席の後2列目にいた生徒 ⇒5教科偏差値の伸び +23.5点
▲無遅刻の生徒 ⇒ センター試験平均点  568.7点
▲遅刻した生徒 ⇒ センター試験平均点  517.5点


 どうです?面白いでしょ?この数字の裏にも、それぞれもっともな理由が隠れています。それを考えてみてください。♥♥♥

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北高大幅定員割れ!

 先日、島根県の2021年度公立高校一般入試の出願状況が発表になり、衝撃が走りました。県内屈指の進学実績を誇る(?)松江北高普通科(定員240人)に、200人しか志願者が集まらず、競争率が0.83倍とかつてないほどの低倍率に落ち込んだのです。考えられないことです。新聞でも一面で大きく報道されました(写真上)。松江市内の3校(松江北、松江南、松江東)では、長らく「通学区制度(住んでいる住所で出願できる高校が決まってしまう)を維持してきましたが、生徒数減少による学習意欲の低下や、選択の公平性の観点から、今年の入試から廃止が決まっていて、動向が注目されていたんです。市内の3校をガチンコで競争させて、それぞれが特色ある学校づくりを進めて学力の向上につなげようというのが狙いでした。

 ほぼ1クラス分の定員割れです。見たことのない数字です。松江北高の常松 徹(つねまつとおる)校長が、『山陰中央新報』にコメントを寄せておられます:「ショック、びっくり。北高の取り組みや成果を十分伝えきれていなかったと真摯に反省している」 選択の自由度が増して、合格難易度が高まるとの警戒感や、前例のない合格のボーダーラインが読めない情勢が相まって敬遠する動きが強まった、学力にそこまで自信がない受験生が安全策をとったため、というのが報道各社の分析でした。「思ったより北で勝負にいっていない。確実に合格を狙ったのではないか」という松江市中学校長会長の分析や、「難しい進学校に挑戦しようという生徒が減っているのは残念だ」「普通科から実業高校に進路を変えた生徒もいた」「学校も塾も確たる数字が示せなかった」といった塾関係者のコメントも載っていましたね。この後、志望変更もできるので、影響を与えるとして県教育委員会のコメントは出ていません。

 今度の出願自由化に際して、「北高の一人勝ちだろう」という楽観的な見方をする人がほとんどでしたが、私はそれ程事態は安易なものではない、と繰り返してきました。すでにその兆候は、最近の高校入試に現れていました。市内の優秀な生徒が抜けている実態があります。私は最近の北高を見ていて、今から15年前を知る者として物足りなさを感じています。私の教科である英語は抜群の成績だったものが、近年低下の一途をたどっています。進学実績も然りです。もしかすると、北高にNOが突きつけられているのではないか、というのが私の深読みです。かつては100人を超えた松江北高の補習科も今年はたったの14人しかいません(昨年は23人)。私が転勤してきた頃の北高とは全く別の学校になってしまっています。

 北高が国公立大学合格者数で日本一だった頃の校長・鞁嶋弘明(かわしまひろあき)先生の講演記録を、最近二回にわたって公開しました。⇒コチラコチラです  当時は当たり前のことを当たり前にやるという原点が徹底されていました。♥♥♥

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鈴木孝夫先生亡くなる

 言語社会学者の鈴木孝夫先生(すずき・たかお、慶応義塾大学名誉教授)が、2月10日、老衰のため東京都内の施設でお亡くなりになりました。94歳でした。慶応大文学部で言語哲学者の井筒俊彦に師事。米エール大など欧米各国の大学で研究、客員教授を務め、慶応大教授、杏林大教授を歴任。1973年刊行のデビュー作『ことばと文化』(岩波新書)で、言語が文化や社会構造に強く規定されていることを論証、日本語と日本文化の特質を示し、ベストセラー&ロングセラーとなりました。自然環境にも造詣が深く、環境保全を訴え、「日本野鳥の会」の顧問も務められました。また、英語教育について、詰め込み型をやめて発信型の英語が身につく教育に改めるべきだと主張し、こうした考え方を実践しようと慶應大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)の設立に関わったほか、新書『日本人はなぜ英語ができないか』など、英語教育をはじめとしたことばの教育に関する書籍も多数執筆されておられます。言語と文化をめぐる深い洞察に基づき、米国模倣・英語万能のグローバル化を批判。日本語の国際化と日本文化の発信強化を主張されました。環境保全に関心を払い、資源の浪費や物の使い捨てを戒めて「ミニマム生活」を提唱しておられます。

 私が大学生の時に読んだ デビュー作『ことばと文化』(岩波新書)は、日本語が日本の文化や社会構造といかに切り離しがたく結びついているかを、世界の諸言語と比較しながら平易に説いたものでした。ことばの問題を文化と関係づけて幅広く扱うような類書が、それまでありませんでした。ちょうど国際化ということが言われ出した時代状況もあって、需要とうまく合ってベストセラーになったものと思います。今も版を重ねています。私が英語とその文化に興味を抱くきっかけを与えてくださった運命の書でした。虹の色は何色?、太陽の色は?象は物を忘れない?鼻の描写など、ページをめくる度に、興味深い英語の世界へと引き込まれていったものです。みなさんも、是非読まれることをオススメします。鈴木先生は以下のように述べておられます。

この本が出てからもう40年以上になります。日本は、世界で最も恵まれた国の一つになりました。ただ、欧米の文化と何でも同じにしなければと考える人がいまだにいるのは残念なことですね。日本人はもう少し、自分たちは欧米の文化と違う、だからいいんだ、という見方も世界に対して出していくべきだと思います。

 松江北高では、校長先生がご退職になる際には、図書館に多額の寄付をされる伝統があるんですが、それを活用して、鈴木先生の過去の著作を全部購入したのもいい想い出です。言語の勉強に興味を持ってくれる生徒たちには、格好の入門書となりました。合掌。😢😢😢

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「共通テスト分析講演会」のご案内

 びっくりしました。昨日、本日の地震で被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。10年も経ってから余震ということがあるんですね。

 昨年11月27日(土)、「大学入学共通テスト」における低学年で求められる指導について、私はオンライン講演会を実施しました(ラーンズ主催)。⇒レポートはコチラです  幸い好評だったようで、第2弾が行われることになりました。2月27日(土)「2022大学入学共通テストに求められるチカラとは~大学入学共通テストの問題分析のご報告と指導事例のご講演~」の指導方法配信です。この企画は、「Zoomでの配信による具体的な指導方法の解説(講演)を視聴いただける」というもので、来年の「2022年大学入学共通テスト」を見据えた早期からのご指導のヒントにしていただければ幸いです。また、ご質問はチャットでお受けし、私が回答することになっています。

 初めての「共通テスト」を終え、試験問題内容を分析する中で、今後の指導に大きな影響を与えそうなものが幾つか見えてきました。私なりにそれらを整理してお伝えできればと思っています。たくさんの先生方にご視聴いただき、参考にしていただければ嬉しく思います。前回の講演後、先生方から寄せられましたご感想のごく一部を挙げておきますね。先生方のこういった一言一言がとっても励みになります。どうもありがとうございました。極めつきの資料を用意して、先生方のご期待に応えたいと思っています。

【先生方から寄せられたご感想】
●八幡先生の誠実な余すところない教育哲学に基づいた教科指導の素晴らしさが
伝わりました。そして緻密な指導を丹念になさっていること、そしてすべてを伝
えてくださいまして、ありがとうございました。

●英語のみならず、生徒の学習指導全般、教師としての指導についてもご講演い
ただき、たいへん勉強になりました。

●共通テストに向けて、様々な教材の実物を提示して頂きながら、八幡先生がこ
れまでの教員生活で築かれてきた指導方法を知ることができたため。

●本日はありがとうございました。今は高校2年を担当しているのでとても参考
になりました。国宝級の貴重な「プレゼント」、ありがとうございました。いつ
も温かいご講演に感謝でいっぱいです。

●受験対策だけでなく、教師として、人生の先輩として、本当に学ぶところが多
くて、尊敬しています。本日もありがとうございました。おすすめいただいたこ
とを活用していきたいと思います。

●共通テストに変わることで、授業のやり方や、模試への取り組ませ方に迷いが
ありましたが、先生のお話を伺って、今後の進め方がはっきりしましたので。

●八幡先生のお人柄がにじみ出る語り口に引き込まれ、1時間半があっという間
でしたよ。

●気づかずに無意識にやっていることを、意識できるようにする。なんとなく、
というごまかしを排除し、きちんと英語を読むという先生のお考えには毎回新し
い気づきがあり、そして、やる気をいただいています。本日は貴重な講演大変あ
りがとうございました。

●八幡先生には、9年前のセンター試験対策本を使って験指導した時から、様々な
自費出版本やブログを拝見し、勉強させていただいております。数年前に札幌で
の講演会にも出席し、ご挨拶もさせていだきました。今回の講演も、八幡先生の
日頃の研究、分析の成果を惜しみなく紹介していただいて、大変参考になったと
同時に、改めて共通テストに向けた指導の準備をしていかなくてはという危機感
を持ちました。また、八幡先生の英語教育に対する熱い思いも拝聴することがで
き、あっという間の90分でした。今教えている生徒は感覚的に英語を理解し、表
現しようとしている傾向があるので、八幡先生が強調されていた「なぜ」を考え
る指導、根拠を示す指導を根気強く行っていかなくてはならないと感じておりま
す。先生の講演を聴き、元気とやる気がわきました。これからもご指導いただき
たいのと、お体を大切になさって、日々のご指導にあたられることをお祈りいた
します。本日はありがとうございました。

●基本を忠実に繰り返しやることの価値と大切さを改めて再認識しました。先生
のこれまでのご経験と教育の財産を享受させていただく、貴重な時間となりまし
た。札幌はコロナ感染者急増でこの三連休、自宅自粛を余儀なくされる只中です
が、今日、元気と明るい光をいただきました。ありがとうございました。

●具体的なことをたくさん示していただき、大変参考になりました。参照すべき
サイトをご紹介いただけたり、ご自身で作成されたものを惜しみなくご提供いた
だけたりと、大変有り難かったです。

●共通テストに必要な情報が大変まとまって伝えられました。現3年生の今後の授
業に活かせて行けそうです。また情報だけでなく、教育とは、教師としての姿勢
など、立ち止まって再認識する機会にもなりました。「結果で自信をもたせる」
に大いに共感しました。

●八幡先生のお話は数回聞きましたが、毎回新しい発見があります。センター試
験との違いや、共通テストと授業の連携の必要性など、現場では気がつかないこ
とが多数ありました。

●八幡先生の長年の御経験と実績に裏付けされたわかりやすく、温かい語り口が
心に響きました。やる気がでました。

●改めて英語教員としての心構えを意識することができたこと、不易とは何かに
ついて再確認出来たこと、自分のアプローチを振り返ることができたことについ
て大変意義深い時間でした。

●本日はありがとうごさいました。八幡先生のVSOPが満ち溢れているご講演
でした。私はもちろんですが、全国の先生方が、八幡先生からエ-ルをいただい
たのではないかと思います。声のト-ンが優しいので、す-っと素直にお言葉が
入ってきます。しかし、同時にお尻を叩かれたような気もしています(笑)。

●長年の熱心なご指導の経験、深い深い知識・洞察に裏付けられた理論と、日々
の実践のあり様を具体的に教えていただき、ありがとうごさいました。「共通テ
スト」に向けて、目の前の生徒に対し、何をどうしたらいいのか、少し見えてき
ました。先生の資料、是非使わせていただきます。リモ-トで、短い時間でした
が、楽しかったです。ありがとうございました。

●ラーンズ主催の講演会でありながら、ラーンズ以外の商品を推すところは、さ
すが八幡先生というべきか、ラーンズが太っ腹と言うべきか。自社製品の宣伝が
当たり前の昨今で、教師が本当に知りたいことが聞けるのはありがたい事です。

 この講演は、2月27日(土)東京の多摩センターからオンラインで生配信されますが、当日どうしてもご都合の悪い先生方のために、後日、録画配信されることにもなっています。前回も「後日録画が見られるということで、再度確認したい部分を見直すことができてよかった」というお声をいただいています。ぜひご利用ください。

◎前回に続き特製おみやげも!!

 今回もこの配信をお申し込みいただいた先生方には、私からのおみやげ資料をお届けすることになっています。私なりに「共通テスト」を詳細に分析して、現場で今後の指導に気をつけたいポイントをまとめたものです。今一生懸命、突貫工事で作っております〔笑〕。

★2021年2月27日(土)14時30分~16時10分 

★(オンライン講演)「2022大学入学共通テストに求められるチカラとは~大学入学共通テストの問題分析の報告と指導事例」(東京多摩センターより)

⇒「生配信」も「録画」もいずれもお申し込みはラーンズのホームページ「研究会情報」から コチラです

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8番らーめん

◎週末はグルメ情報!!今週はラーメン

 金沢の有名なラーメンチェーン店「8番ラーメン」金沢駅のお店に入ってみました。石川県内に51店舗、全国には120店舗あまりを展開する「8番らーめん」の中でも、金沢駅構内の「あんと」にある金沢駅店は、観光客にも人気の店舗。一日に600杯を売り上げ、開店を前に行列ができることもあります。「8番らーめん」は、創業からのこだわりの味わいをそのままに守りながら、システム化された効率的な経営を可能にしたフランチャイズ・チェーンです。メニュー構成は、時代の要請とともに変化し、現在ではファミリー・ニーズに対応したメニュー・バリエーションで地域の食文化に貢献しています。

 昭和42年(1967年)2月11日、加賀市国道8号線沿いの田んぼの真ん中に、掘っ建て小屋同然の粗末な店構えのラーメン店が開店しました。炒めた野菜をたっぷりのせたこの店のラーメンの評判はすさまじく、開店当初から大勢のお客様が行列をつくり、25席の店で、1日1,300杯のラーメンを売切るような繁盛ぶりでした。店の名前は、国道8号線にちなんで「8番らーめん」と名付けられました。

 麺へのこだわりは、水へのこだわりから始まります。雪どけ水が地中深く染み込んだ白山連峰からの伏流水。ハチバンフーズパーク(本社工場)で作られる8番の「麺」にはこの水が欠かせません。小麦粉と練り上げて熟成させることによって独特の「コシ」を生み出しています。野菜らーめんには、豊富な野菜と一緒に食べる「食感」とスープがほどよく絡む「ちぢれ」が特徴の「太麺」を使用しています。8番のラーメンにもっとも合うキャベツを常に追い求めています。日本全国の農家の方々と野菜らーめんに合うキャベツをテスト栽培しています。この「8番ラーメン」の特徴は、独特の触感を持つ太麺で、そのスープの味は塩味、味噌味、しょうゆ味と自由に選ぶことができます。加えてどのラーメンにもたっぷりの野菜炒めが上に載っているのが特徴です。独特の触感の太麺と一緒にシャキシャキ感がまだ残るキャベツの触感がぴったりマッチしています。地元で育った人達には、手軽に食べるラーメンで、しかも野菜をたっぷり食べることができる美味しいラーメンです。川北町にある自社工場で作られる麺は、厳選された小麦粉と霊峰白山の伏流水でこね上げられ熟成されることで、独特のコシとシャキシャキの炒め野菜と一緒にほおばっても負けない食感が生み出されるのだそうです。スープの味の決め手である塩は、久米島沖の海洋深層水から生まれた球美の塩に沖縄の塩をブレンドした特製。野菜らーめん塩だけでなく、すべてのメニューを支える立役者です。炒め野菜は100%国産、中でもキャベツは、野菜らーめんの主役のひとつとして、全国各地で農家とテスト栽培を繰り返し選定したものだとのこと。これがなければ「8番らーめん」は完成しないとまで常連客に愛されているのが、丼の中央に鎮座するカマボコ。通称「ハチカマ」。白地に赤い色で8と描かれたハチカマは、創業の翌年からの「8番らーめん」のトレードマークです。材料のスケソウダラは、魚の皮の混入が少ない白い部分を厳選して8の時の赤を際立たせます。赤い色はトマトやパプリカなどの野菜から抽出した天然素材を使っています。2.5㎜に統一された厚みは、ハチカマのぷりぷりした食感を存分に楽しめるように計算されたものだそうですよ。

 チャーハンはいまいちだったかな。「8番らーめん」の創業からの歴史は、次の動画で詳しく知ることができます。♥♥♥

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「キュービック・クイック・チェンジ・バッグ」

 私はルービック・キューブを用いたマジックが大好きで、結構集めています。一番のお気に入りは「Rubik Predicted」です。これは初めて見たときさっぱり分からなかった不思議な演技でした。⇒私の紹介記事はコチラです 今日はちょっと変わったルービック・キューブのマジックです。

 コメディ・マジックとして人気のカメレオンバッグ(私も幾つか持っています)が、ポピュラーなルービック・キューブをイメージに「キュービック・クイックチェンジ・バッグ」(Qubik’s Quick Change Bag by Lee  Alex)として新登場です。バッグの色が、繰り返し繰り返し鮮やかに変わっていきます!最初のバッグの表面・裏面共はキューブが混ざり合ったデザインで、まさしくルービック・キューブをそのままイメージしたカラフルなバッグです。

 キューブマジックを始める前に、冒頭で、バッグを見せて中からルービック・キューブの実物を出すことで、よりキューブをイメージでき親近感を持たせることができますね。さて、本題はこのバックです。キューブの色を最速で揃えますね。先ずは1面ずつ。」と、話して、色の混ざり合ったデザインのバッグの内側を外側にくるっとひっくり返すと、バッグの色は綺麗な赤色になっています。もう一度、バッグの内側をひっくり返すと、今度は綺麗な全面黄色のバッグです。さらにバックを内側からひっくり返すと全面白色のバッグになります。このようにバッグの色が赤→黄→白→青→オレンジ→緑→ミックスカラーの7色のデザインで、都合計6回のチェンジが行われます。繰り返し、バッグの内側をひっくり返すと、その都度異なる色が現れ、バッグは毎回、表面・裏面をクリーンに見せることができるから不思議です。バッグサイズは約25㎝×25㎝の正方形型で、パーティからビッグ・ステージにも使える鮮明な色彩の布バッグです。サイズもルービック・キューブを入れて置くのに十分な大きさを保っています。作りも非常に綺麗です。私のお気に入りの作品です。実際の演技を動画で見てみましょう。♠♣♥♦

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イギリス英語の出題~見事的中!

 私は、昨年8月25日のブログにて、「大学入学共通テスト」における「イギリス英語の出題」の可能性について、次のように書いています。


 8月23日(金)に、「大学入試センター」から「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト英語におけるイギリス英語の使用について」という重要な発表が行われました。⇒全文はコチラです。ぜひお読みください   そこではリスニングのみならず、「リーディング」においてもイギリス英語を取り上げることもある可能性が銘記されました。具体的には次の発表です(下線は大学入試センター)。

共通テストでは現在国際的に広く使用されているアメリカ英語に加えて、場面設定によってイギリス英語を使用することもある。
(補足説明)
○ 高等学校学習指導要領に示された、国際的に広く日常的なコミュニケーションの手段として通用している「現代の標準的な英語」には語彙、綴り、発音、文法などに多様性があることに気付かせる指導を踏まえ、出題の場面や内容にふさわしい英語表記とするため、現在国際的に広く使用されているアメリカ英語に加えて、場面設定に応じてイギリス英語を使用することがある。

 語彙・綴り・発音・文法に関する英米差が、問題に取り上げられる可能性が出てきました。もちろん、日頃の勉強に大きな変更は必要ありませんし、これによってテストの難度が大きく動くこともないでしょうが、指導者が頭に入れておかねばならないポイントです。特に、英米における単語の語尾の綴りの違い、英米で単語の意味の違い、単語そのものが異なる場合など、その都度生徒に注意喚起をすることが必要でしょう。


 「大学入学共通テスト」の「第一日程」が終わり、やはり予告通りイギリス英語」が出題されました。リスニング」では、アメリカ人話者、イギリス人話者、日本人話者が登場しました。リーディング」においても、イギリスを舞台にした第2問・第3問に、語彙・綴り・文法においてイギリス英語が登場しています。第一日程の問題では、次のようなものが目にとまりました(「第二日程」の出題でも、同様の形でイギリス英語が出題されました)。

(1)イギリス英語特有の「語彙」

Posted,  post, Head Student, Head Teacher(校長), underground(地下鉄), brilliant(素晴らしい)

(2)イギリス英語特有の「綴り」

realise, Centre, centre, organise, learnt

(3)イギリス英語特有の「文法」

suggest that ~should V, 15 March 2021

 昨年出版された『直前演習 2021共通テスト 英語(リーディング)』(ラーンズ)別冊付録「攻略BOOK」の最後のページには、「コラム アメリカ英語とイギリス英語」が掲載されていました(写真上)。そこにはアメリカ英語との「語彙の違い」「綴り(スペリング)の違い」「発音の違い」「文法の違い」として、主なポイントが分かりやすく簡潔に解説してあります。この中から、underground, centre, realiseが出題されていました。見事的中です!!

 このような形でイギリス英語の出題が行われましたが、特にそれを意識することなくても、英文の理解に支障を来すことはありませんでした。来年度に向けては、授業の中でこういった教材を使った際に、イギリス英語特有の表現・綴り・文法が出てきたら、チョコット触れておいてやる程度の準備でよさそうです。♥♥♥

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