「ニデック京都タワー」

 京都の玄関口のランドマーク、JR京都駅の前󠄂にそびえ立つ「京都タワー」の名前が、4月1日から「ニデック京都タワー」に変わりました。「京都タワー」は、地上131メートルの京都市街で最も高い建物で、京都の街を照らす灯台をモチーフとした独特なフォルムと、立地の良さから、およそ60年前の1964年12月の開業以来、京都のランドマークとして長年親しまれてきました。建設時は、景観を守るためということで、京都人から批判も続出し、物議を醸した建造物ですが、今ではすっかり京都に馴染んでいますね。陣この「京都タワー」を運営する京阪ホテルズ&レゾーツは、京都市に本社を置く「ニデック」(昨年までは日本電産)とネーミングライツ契約を結んだと発表しました。京都を盛り上げようと、ゆかりのある両社が合意しました。

 この締結により、4月1日から、およそ60年にわたり続いた「京都タワー」の名は、「ニデック京都タワー」に変わりました。 ネーミングライツの契約金額について京阪グループは非公表としています。 契約金はタワー下部にあるビルの再整備費用にも充てられます。「ニデック」は、1973年創業の総合モーターメーカーとして知られ、創立から半世紀を迎えた去年「日本電産」から「ニデック」に社名を変更しました。 ニデックは、「京都発祥のグローバル企業なので、京都を代表する企業を目指していきたいと考えています。京都タワーは京都市で一番高い建物なので、ニデックが目指す姿に重なるものがありました。京都タワーのように皆様に親しまれる企業を目指していきます」とコメントしています。

 JR京都駅の目の前にそびえ立つ、古都・京都のシンボル的存在となっている大展望塔で、1964年12月に誕生しました。一切鉄骨を使用せず、厚さ12mm~22mmの特殊鋼板シリンダーを溶接でつなぎ合わせた円筒型の塔身でdsc00524す。「モノコック構造」と呼ぶのだそうで、世界に先駆けて採用され、台風や大地震にも強い安全設計なんだそうですよ。タワーの土台は、地下3階・地上9階のビルの屋上。約800トンもの重さがビルにかかりますが、この構造の工夫によって、建物の機能を損ねることはないんだそうです。高さは先端の避雷針を含めると131mあり、地上100mの高さにある最上階・展望室5階からは、ぐるり一周京都の街を一望することができます。いつもは白く輝く「京都タワー」ですが(照明50基)、テーマに合わせて年に数回、ピンクや赤・オレンジ・青・紫・緑などの色を変える日があります。展望室最上階には人気のマスコットキャラクター“たわわちゃん”をモチーフとした「たわわちゃん神社」があり、京都の新しいパワースポットとして注目されています。あのタワー独特の形状は、京都伝統の和ろうその形を模したものとか、海のない京都の街を照らす灯台をイメージしたもの、などと諸説があるようです。私は京都観光をすませて、夜の買い物(東急ハンズ・大丸)を終えてから、展望台に上がってみました。京都タワーホテル」に泊まっているので、割引券で300円で上がることができました。京都の美しい夜景が四方から見渡すことができて、ずいぶん癒されました。「東京スカイツリー」などに比べると低いタワーですが、建物の高さ規制のある京都市街では最も高い建造物ですから、京都の街並みをまるで地図のように見渡すことが可能なんです。

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dsc00495dsc00503dsc00520 「京都タワー」の地下3階には、広々とした造りの「大浴場~YUU~」(朝7時~夜8時半、料金750円)があります。私は今回の旅行では「京都タワーホテル」に泊まったので、無料で利用することができました。約130㎥の広さがある男湯は、浴室のほぼ中央にある大きな浴槽が印象的です。中心部分にある噴水からは、たっぷりのお湯が涌き出ています。かなり熱いお湯でした。心臓に悪いかな、と思いすぐに出ました。壁には大文字山京都タワーが影絵のように浮かび上がり、地階にいながら京都の風景に思いを馳せることができます

 翌朝は、ホテル3階の広いレストラン「タワーテラス」で朝食をいただいたんですが、新鮮な京野菜や京都の食材などをふんだんに使った料理を、ビュッフェスタイルで、洋食・和食・スイーツまで幅広く楽しむことができました。湯豆腐はやはり名物だけあって美味しかったですね。それからお味噌汁がたまらなくいいおだしでお代わりをしてしまいました。そして何よりも真正面に見える京都駅の建物のガラスに、「京都タワー」が写りこんでいる姿がとってもきれいでした。❤❤❤

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