プラバホールこけら落とし

 約2年半をかけて耐震補強など大規模な改修工事が行われていた「松江市総合文化センタープラバホール」が、4月1日にリニューアル・オープンしました。そのリニューアルオープン事業として市民創作音楽劇「ヘルン・愛の軌跡 ~春の日に花と輝く愛の物語」が上演されましたので出かけてきました。床のカーペットが全て貼り替えられ、カーテンも新しくなりました。ホールに入ってまず目に入ったのが真新しいシート。これまでの紫色から夕暮れの宍道湖をイメージさせる「夕日色」(赤)に変わりました。座席数は744席で、座席の幅が4センチほど広くなり、ゆったりとステージを鑑賞することができます。座席プレートには松江城の伐採木が再利用されており、あるプレートには特別なマーク・うさぎなども付いているということです。 座席番号のプレートには松江の伝統工芸・八雲塗が施され、落ち着きのあるしつらえです。中四国の公共ホールでは唯一のパイプオルガンは、今回新たにパイプが85本追加され、今までにはない魅力的な音色を響かせることができるということです。 1986年の開館当時に設置されたパイプオルガンは、全てのパイプを取り外して点検、修理するオーバーホールが今回初めて、行われました。 パイプが追加されたほか、音色の記憶装置を更新。 1万通りの組み合わせで音を記憶できるようになり、演奏の幅が広がるということです。可愛い小鳥のような音色からオーケストラのような壮大な音まで響きが今までと変わっているそうですよ。

▲プラバホール入り口まで長蛇の列が!

 音楽劇「ヘルン・愛の軌跡」ヘルン(小泉八雲)の愛した松江、ヘルンを愛した松江の人々の温かい触れあいを描いた音楽劇でした。開場は午後1時半でしたが、建物の外にはもうすでに大行列ができあがっていました。満員のホールで、松江北高で英語を教えた高橋泰臣(たかはしやすおみ、東京藝術大学卒)くんが西田教頭役で出演し、歌声を響かせました。彼の舞台を見るのは昨年の9月のオペラ以来2回目です。立派な歌い手になりました。♥♥♥

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