these days

 マーク・ピーターセン『実践 日本人の英語』(岩波新書)はもう読まれましたか?25年前のベストセラー『日本人の英語』(岩波新書)も英語教師必読の書でしたが、今回の新著も大変勉強になりました。日本人がどこでつまづくのか、代表的IMG_2113な誤りを取り上げての解説文なのですが、同時に英語の本質・論理構造に迫る記述が多々見られます。書評はコチラ。高校生・大学生が間違える典型的な英語、どこでつまずくのかを、私たち英語教師が予め知っておくことは英語指導においても重要なことです。教育実習に来た学生のみなさんに強調したのも、このポイントでした。マーク・ピーターセン先生の、日本人の英語に関するインタビューをご覧下さい。そこから先生の興味深い「冠詞講座」(計4回)に飛べるようになっています。⇒コチラ

 定期試験や模擬試験で生徒達が間違えるポイントを本校のALTがメモしてくれていたものを参考にして、私の今までの経験と照らし合わせながら、ALTと議論して研究紀要にまとめてみました。参照しやすいようにアルファベット順にリスト化してあります。ダウンロードサイトに登録しておきますので、作文指導にご利用下さい。

  • ナディーン・ライト 八幡成人「日本の高校生の間違いやすい英語」島根県立松江北高等学校『研究紀要』第47号(2012年3月) 

 さて、元のピータセン先生の本に戻ります。この本には新しい発見がいっぱいありましたが、その中の一つがthese daysという表現に関するものです。先生の指摘の重要部分は次の2つです。

①日本人は機械的に「この頃」という意味でThese days, …と文頭に置く傾向が強いが、これは文頭に置くべき表現ではない。

②these daysの語感は「この頃」や「最近」というよりも、「今どき」に近く、批判的な意味を含んで使われることが多い:Politicians these days lack core beliefs.(今どきの政治家は信念に欠けている)  College professors these days seem more interested in doing their own research than in teaching students.(今どきの大学教授は、学生に教えることよりも、自分の研究をすることに関心が高いようである)

特にこの②の部分に注目したいですね。辞典や参考書のどこを見ても書いてない指摘です。他にも、practicially,  and so on,  I think,  as a resultなど、数多くの勉強になる解説が見られます。ぜひ読んでおきたい1冊です。                                                                       

カテゴリー: 英語語法 パーマリンク

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