ねずみ男駅

 鳥取県を走る境線は、山陰本線のターミナル駅であるJR米子駅と境港駅の18kmを結ぶ地方ローカル路線です。その境線の始発駅である「米子駅0番ホーム」は、境港市出身である水木しげる先生の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターが散りばめられた空間となっています。この米子駅を妖怪の世界では、「ねずみ男駅」と呼んでいます。鬼太郎と対極的な立場であり、守銭奴で外れた行動をしては戒められる役を担っています。ちなみに本名は「ペケペケ」と言うそうです。 そんな境線では、各駅に妖怪の名前が付けられています。もちろん終点の境港は「鬼太郎駅」です。

 ちなみに妖怪の世界で「米子駅0番ホーム」は、「ねずみ男駅霊番ホーム」と呼ばれています。階段を使わずにホームをそのまままっすぐに進むと、既に列車が止まっています。0番ホームは間もなくです。しかしその案内や列車のイラストを見ると、青白い顔をした子供と手足が生えた目玉、階段にはネズミの形相をした中年男。停車している列車のイラストには、「鬼太郎列車」と書かれています。今は亡き水木しげる氏の代表作、「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公、墓場鬼太郎が描かれています。自動販売機までが、ねずみ男仕様となっています。

 米子駅と境港駅を結ぶJR境港線を走っているのは「ゲゲゲの鬼太郎」のラッピング車両、「鬼太郎列車」です。現在は、鬼太郎列車、ねこ娘列車、ねずみ男列車、目玉おやじ列車、砂かけばばあ列車、こなきじじい列車の計6種類の車両が、「ゲゲゲの鬼太郎」仕様になっています。これらの車両は外装だけでなく内装まで妖怪だらけで、座席や天井、壁、トイレ入り口など至る所に妖怪が描かれているのが特徴です。またこれらの車両が止まる境線の各駅にも妖怪の駅名標が設置されており、境港駅は「鬼太郎駅」、米子駅は「ねずみ男駅」と呼ばれています。JR米子駅からすでにそんな妖怪たちの世界は始まっています。境港線のホームへと続く階段にはすでにねずみ男が描かれています。ホームに降りると鬼太郎の銅像と天井の一旦木綿がお出迎えをしてくれます。ベンチや駅名表示にも妖怪たちが描かれています。米子駅と境港駅以外は駅名表示板が水木しげる先生仕様になっているのみですが、どれも降りて写真を撮りたくなってしまいますね。私がいつも乗り降りをする博労町駅は「コロポックル駅」です。

 0番ホームは御覧の通り賑やかな構成となっています。誰が主役かわからない位、妖怪たちが乱立してお出迎えしてくれます。お疲れ様です。その中には、主人公鬼太郎の銅像もありました。今にも語り掛けそうな顔で、「妖怪の国へようこそ」という旗を持たされいます。人手不足が問題になっているとはいえ、妖怪にまで労働させるとはねえ〔笑〕。

    山陰本線では、2000年代に高速化を果たして新しい列車が入りましたが、境線は国鉄時代の列車がそのまま妖怪化しました(キハ47&キハ40)。やはりこの霊番ホームという領域には空間をゆがませる何かがあるのでしょうか。

 鳥取県境港市は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる氏の故郷として知られています。米子市の米子駅と境港駅を結ぶJRは境港線で、その間18km程を約45分かけてのんびり走っています。しかし、その列車はただの列車ではないのです。車体に鬼太郎、ねずみ男、ねこ娘、目玉おやじと馴染みの妖怪たちが描かれた「鬼太郎列車」なのです。列車のラッピングだけでなく、駅のホームの案内や階段、いすまでが妖怪一色なのです。JRがここまでやるかっていう感じです。全線に乗って妖怪の町に行ってみたくなりますね。♥♥♥

▲鬼太郎列車


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