柴田淳ニューアルバム

 9枚目となるオリジナルアルバム、『あなたと見た夢 君のいない朝』をリリースしたばかりのシンガーソングライター柴田 淳さん。最近、私の仕事部屋には、毎日このアルバムが流れています。私が入手した初回盤(下の写真)には、今回レコーディング中のオフショットなども織り交ぜた、素敵なオリジナル・フォトブックが付いていました。前作の『COVER 70’s』で新たな一面を披露してくれたばかりですが、本来のシンガーとしての声の魅力だけでなく、ソングライターとしての力量も、原点から見つめ直した渾身の一作となっています。デビュー以来、揺るがない音楽性を持っている数少ない歌い手だと、私は感じて応援しています。業界でも評価の高い、透明感のあるボーカル、歌唱力とメロディライン、女性の情念を繊細に描いた詞の世界で、彼女の独自の世界観を存分に発揮しています。アレンジャーの羽毛田丈史さん(この人の編曲大好きです)も、彼女の魅力を十二分に引き出しています。「今回はストレートにしか書けなかったし、ヌード写真集みたいに自分を全部さらけ出しています(『月刊ローソンチケット』)「これを聴いて1人になってわんわん泣いてほしいと思います。それと男の人には容赦ない部分もあるので、男性は覚悟して聴いてください(『月刊Song』) このアルバムに込めた彼女のさらなる思いは、インタビューをご覧ください。⇒コチラ

 今回のレコーディングは、一曲一曲、今まで以上にじっくり作った気がします。制作が進むにつれて顔が変わるっていうか。好きな曲も制作過程によって変わっていきました。…毎回、どの曲も好きってなるんですけど、自分の中でアルバムを作るということでバランスをとるために、こういう曲も入れなきゃとか、自分の好きとは別の感覚でジャッジして入れることもあるんですが、今回は全部好きな曲を入れたから、私の中では重量感があって、今まで一番好きな作品になったかも。今までは自信がない部分もあったけど、聴いてほしいって本当に言えます。

 さらに、待望のミュージックビデオが完成しました。ミュージックビデオとしては「Love Letter」以来、約3年半振りの作品となりますか。アルバム収録曲の「あなたの手」を題材に制作された今回の映像は、とにかく切ない、失恋IMG_1626の傷がまだ癒えぬ女子心を、極限までシンプルなカタチで表現しています。そして柴田さん本人の歌詞に込めた想いをダイレクトに表現するために、イントロとアウトロの描写以外、ワンカットのみという大胆な映像であること、曲中のところどころで本人の気持ちの赴くまま歌唱をするという、かなり斬新な作品となっています。彼女の切なすぎる表情が、楽曲の持つ世界観により深みを与え、シンガーソングライター・柴田淳」を強烈に印象付けています。

 撮影は3月中旬、新潟県津南市にて行われました。まだ深い雪が積もる高地でのロケが敢行され、神秘的な雪景色の中、さらには日没間際ということもあり、極々わずかな撮影タイミングでの奇跡的な作品の完成となりました。前作「Love Letter」同様、今作も35mmのフィルムで撮影されています。ご覧ください。

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