「飛梅」

 1月26日(日)NHKテレビ「今夜も生でさだまさし~幸か福岡バリさだナイト」でさだまさしさんは、全国の受験生の健康と合格を祈願しながら名曲「飛梅」を歌われましたね。夜中の1時半に、あのキーの高い曲を歌われるのは、とても勇気の要ることでした。この歌が歌われる太宰府天満宮は、私のお気に入りのスポットで、博多を訪れる度に出かけています。心が落ち着くというか、霊験あらたかというか、心字池三年生を担任すると必ずここでご祈祷をしていただき、お札を持ち帰って教室に飾ったものです。歌は「心字池にかかる 三つの赤い橋は  一つ目が過去で 二つ目が現在 三つ目の橋で君が転びそうになった時 初めて君の手に 触れた僕の指…」で始まります。現在、過去、未来というのは、いうまでもなく、過去世・現在世・未来世、つまりは前世・現世・来世の三世のことを指しています。「心」の字の形をしたこの心字池も大好きな場所です。帰り道に梅ヶ枝餅を食べるのも楽しみの一つです。さださんは、5万本のうち最初に咲くこの「飛梅」をモチーフにこの歌を書き上げました。太宰府天満宮の権宮司さんとさださんは友人同士です。

 901年(昌泰4)、時の右大臣であった菅原道真は、藤原氏の陰謀により突如大宰権帥に左遷されることになりました。いよいよ故郷である都を離れる日、幼い頃より親しんできた紅梅殿の梅に、
    東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ
飛梅と詠いかけました。あるじ(道真)を慕った梅は、道真が太宰府に着くと、一夜のうちに大宰府の道真の元へ飛んで来たといわれています。これが有名な飛梅伝説です。

 この「飛梅」が入っているアルバム『風見鶏』(1977年)はグラミー賞の凄腕アレンジャーのジミー・ハスケルさんがアレンジしたアルバムで、イントロのさださんのバイオリンが堪らなく好きです。

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