しじみ

 私の住んでいるのは、宍道湖に沈む夕日が美しい城下町、島根県松江市です。水の都・松DSCN3218江の朝の風景。朝もや煙る湖上には、しじみ漁の小舟が浮かびます。しじみを掻く鋤簾[じょれん]の音が、静寂な空気にリズムを奏でています。全国一のシジミの漁獲量を誇る宍道湖の北岸、湯量豊かな松江しんじ湖温泉の中央に「宍道湖しじみ館」はあります。宍道湖産のヤマトシジミを、様々な角度から科学的に説明する資料が揃うシジミ展示館です。また、獲れたてのシジミを販売しているシジミ直売コーナーもあります。観光客の方だけではなく、地元の方も購入しています。松江は言わずと知れた御菓子処。老舗の銘菓も数多く販売しています。水の都・松江を代表する「宍道湖七珍」など、松江のおいしいものを満喫できるお食事処や、宍道湖しじみ館オリジナルご当地バーガーも食べることができます。館入り口には、無料のしんじ湖温泉源泉100%の足湯もあり、旅の疲れをゆっくり癒すことのできる、くつろぎの場所となっています。

DSCN3217 宍道湖しじみ館」ウェブサイトでは、宍道湖しじみ館オリジナルの「学ぶ」「買う」「食べる」「癒す」「歩く」の5つのカテゴリで様々な情報を発信しています。⇒コチラです

 若い頃、肝臓を壊して病院通いをしたことがあります。数値が「貴乃花並みだ」と医者から脅されて、節制をしていた時期があります。そんなときに同級生の同僚が、心配してシジミのエキスを飲めといって持ってきてくれました。だまされたと思って飲んでみると、みるみる間に回復したんです。そのときに、私はシジミの効能を実感しました。以来できるかぎり、シジミの味噌汁を飲むようにしているんです。

 津軽半島北西部の十三湖もシジミの名産地です。ここには「シジミ貝殻伝説」と呼ばれる逸話が伝えられています。江戸時代中期、巡礼中の僧侶が寒さと空腹のために津軽の村で行き倒れになりました。村人たちの献身的な看病のおかげで一命を取り留めた僧侶は、その恩返しにと村人たちの悩み事を聞いたと言います。すると体の不調を訴える酒飲みが多かったといいます。そこで僧侶は、十三湖のシジミ貝殻を炭で焼き、粉末にして飲ませたところ、村人はたちまち元気を取り戻した、というものです。弘前大学医学部の研究チームが、分析したところ、シジミ貝殻を500度前後の高温で燃焼すると、「カルサイト」という有用成分に変化し、この燃焼シジミ貝殻を継続的に摂取することで、体内の働きを高め、飲酒した後の素早い排出をサポートする、というのです。今までは廃棄されていたシジミの貝殻にも健康食品としての需要が高まっています。

 しじみのパワー恐るべし、です。 

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