The Deck That Shuffles Itself

 八幡家の1階と2階の間にある中2階の「蔵」には、世界中から収集したマジック・グッズのコレクションが眠っています。数えたことはありませんが、値段にすると5千万円を超えることだけは間違いありません。中でも特に力を入れているのが、カードマジックにおける「トリック・デック」というジャンルです。蔵の一角には「トリック・デック」というラベルの収納ボックスがひときわスペースを占めています。最近、よく蔵の中に入って、このジャンルのデックを眺めています。 よくもまあ、これだけ集められたものだ、と自分でも感心してしまいます(笑)。

 今日はその中から、フランス人鬼才マジシャンのDominique Duvivierさんの”The Deck That Shuffles Itself” (ひとりでに切れるデック)をご紹介してみたいと思います。この人の作品には傑作が多いのですが、中でも私の大好きなトリック・デックがこれです。♠♣♥♦

 カード・ケースから、一組のトランプを取り出します。裏と表をスプレッドして確認し、ごく普通のデックであることを示します。イメージの中で、半分を表に、半分は裏でごちゃ混ぜにしてしまいます。すると本当に裏・表が入り混じってしまっていることをはっきりと示します。ここでおまじないをかけると、いっぺんに表向きに揃ってしまいます。さらにここで、おまじないをかけると、全部のカードが「ハートのQ」に揃ってしまいます。またおまじないをかけると、元通りの普通のデックに戻ってしまいます。裏面も元通りのままです。ここで机の上に置いてあったカード・ケースを見ると、トランプの印刷が縮んでしまっているのです。非常に不気味なデックですね。

)

カテゴリー: マジック紹介 パーマリンク

コメントを残す